「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

素直さや優しさ、思いやりをもっと評価したい

2018年10月21日 | 子育て

少しでも抜きん出てやろうとか、何をやってもあいつには勝てなくて辛いとか、優劣に敏感な人は意外と多いように思います。自分自身、これまで勉強や運動で評価されてきたことに縛られているのでしょうか、ふと我に帰った時、人を見くだしたり、逆に劣等感を抱く自分がいます。そんな私ですが、不安や心配に気を取られずに生きていきたいとは思っているので、気持ちの持ち用をどのようにするか、試行錯誤の連続です。

子どもが小さい頃の話です。あまり勉強できなくて叱咤多かった時がありました。この子はこれから大丈夫だろうか、いま勉強しないと大変なことになるのではないだろうか、そう思った頃がありました。でもその心配をよそに、子どもは成人して結婚し、周りの皆さんに大切にされております。彼の成長ぶりから、何よりも人柄こそが生きていく上で大切な事だと思うようになりました。

私はとても小心者だし不安や嫉妬に苛まれることが多々あるのですが、うちの奥さんは大らかな人なので、母親の懐の深さにその人柄の根が育ったのではないかと思っています。この気持ちを奥さんに面と向かって言うのは難しいですが、とても感謝をしています。

確かこの子が高校生の頃だったでしょうか「この子は人柄だけで十分生きていけるからね。大丈夫だよ、よかったね!」という親戚の言葉。今となっては本当にそうだと思うのです。

実際子育ては色々あり過ぎでしたし、これからも色々なことが起きると思っています。まだ途中なので子育てについて大きな口は叩けませんが、「待つ」「えこひいきしない」「結果ではなく過程を喜ぶ」は子育てでとても大切なことだと思って意識していました。

そう、この三つは「人柄」「素直さ」「優しさ、「思いやり」の根を育てるために必要不可欠だと思うのです。

あと大切にしたのが、子どもの尻を叩いて何かをさせるよりも、親自身が自分のやることをちゃんとやるということです。

勉強して欲しいと思ったら、自分自身が勉強をする姿を見せるとか、子どもに目標を持ってもらいたいなら、自分自身が目標を作ってそれに邁進するとか、自分の後ろ姿を見せる方がはるかに子どもの背中を押すことができると思います。

子どもは親のする事を観察していますし、親のすることを真似しようとします。親自身が素直で優しく思いやりがあれば、子どもはそれを真似るのではないかと思っています。

親も人の子、この小さな背中が果たして子どもの成長にどう役立つか、それを問われたら自信が無くなってしまいますが、その辺りは大目にみてもらいつつ、これからも子どもと向き合っていきたいと思っています。


「素直さはこの世の中で生きていく最も大きな財産です」 加藤諦三

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