
少しでも抜きん出てやろうとか、何をやってもあいつには勝てなくて辛いとか、優劣に敏感な人は意外と多いように思います。自分自身、これまで勉強や運動で評価されてきたことに縛られているのでしょうか、ふと我に帰った時、人を見くだしたり、逆に劣等感を抱く自分がいます。そんな私ですが、不安や心配に気を取られずに生きていきたいとは思っているので、気持ちの持ち用をどのようにするか、試行錯誤の連続です。
子どもが小さい頃の話です。あまり勉強できなくて叱咤多かった時がありました。この子はこれから大丈夫だろうか、いま勉強しないと大変なことになるのではないだろうか、そう思った頃がありました。でもその心配をよそに、子どもは成人して結婚し、周りの皆さんに大切にされております。彼の成長ぶりから、何よりも人柄こそが生きていく上で大切な事だと思うようになりました。
実際子育ては色々あり過ぎでしたし、これからも色々なことが起きると思っています。まだ途中なので子育てについて大きな口は叩けませんが、「待つ」「えこひいきしない」「結果ではなく過程を喜ぶ」は子育てでとても大切なことだと思って意識していました。
そう、この三つは「人柄」「素直さ」「優しさ、「思いやり」の根を育てるために必要不可欠だと思うのです。
あと大切にしたのが、子どもの尻を叩いて何かをさせるよりも、親自身が自分のやることをちゃんとやるということです。
子どもは親のする事を観察していますし、親のすることを真似しようとします。親自身が素直で優しく思いやりがあれば、子どもはそれを真似るのではないかと思っています。
親も人の子、この小さな背中が果たして子どもの成長にどう役立つか、それを問われたら自信が無くなってしまいますが、その辺りは大目にみてもらいつつ、これからも子どもと向き合っていきたいと思っています。
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