E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

美術館、博物館・・・からの

2024-02-05 12:40:03 | アート・文化
柳川市にある柳川古文書館へ行きました。
 

 

 
企画展「有明海と柳川の缶詰史」を観てきました。
 

 
かつて(本当は過去形で言いたくはありません)宝の海と呼ばれた有明海。
 
柳川には、その有明海の魚介類を原材料とする缶詰製造が盛んに行われた・・・・って話なんです。
 

 
明治末期に創業し、柳川周辺に15社ほど製造会社があり、全国でも有数の魚介類缶詰製造地域となったそうです。
 
大正にはいると、製缶大手、東洋製罐の高碕達之助(当時社長)のすすめもあり、北米へ輸出もし成功を収めます。
 
しかし、日米関係の悪化から輸出は難しくなり、第二次世界大戦が始まると軍需向けに切り替わり、終戦後は昭和30年頃までは盛んに製造されたという事です。
 
今では、海産物から他の産物、筍とかミカンとかに軸足を換えたり、異業種へ業種転換しているのではないでしょうか。
 
しかし、柳川で缶詰製造が行われていたことを全く知りませんでした。
 
柳川でとれるアサリや赤貝などは、魚屋へ行けば売ってるもので、缶詰など買ったこともありませんでしたから。
 
今では、アサリや赤貝なども捕れなくなり、タイラギは全く捕れません。
 
小さい頃は、船に乗って有明海へ潮干狩りに行ったり、あげまき貝をとりに行ったりしたものです。
 
ビアガーデンで食べるあげまき貝はサイコー!・・・だったんですが、今では、なかなかありつけません。(^^;
 
あの「ギロチン」(諫早干拓の潮受け堤防)がなかったら・・・・
 
国は、因果関係はないと言ってますが、絶対ありますね。(^^;
 
温暖化などの影響もあるので一概には言えませんが。
 
写真が撮れなくて、画がありませんが、缶詰のラベルが展示してあって、そのラベルがレトロでいい感じでした。
 

 
解説には、今ではコンプライアンス的には絶対アウトでしょ!(アサリって表示しているのに、アサリと一緒に他の貝も混ぜる(^^;)っていうのもあり、あぁ、大らかな時代だなって思ったり。
 
しかし、この企画展も・・・無料。
 
我々観覧者には助かりますけど・・・・
 
100円でも取って、もっと色んな企画展をやってもらいたいな・・・・って思うのは私だけでしょうか。
 
ちなみに、缶詰ラベルの缶バッヂも頂きました。(^^;
 

 
ただ・・・・この古文書館・・・・位置がわかりづらく道路が狭いし、駐車スペースも数台分しかありません。
 
公共交通機関を使ったほうがいいかもしれません。
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