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E46 のち ぎんびー時々ナナエフ

腰痛おやぢのつれづれ日記

5月に読んだ本

2025-06-03 12:25:35 | book
5月最初、今年24冊目は、夏見正隆スクランブルシリーズ「空のタイタニック」


なかなか発売順には読めませんね。(^^;
それでも楽しく読めます。
600頁位あるんですが、ペロリです。
漆沢美砂生は、レンジャーに入って逞しくなって帰ってくるし、相変わらず鏡黒羽はクールだし・・・・でもちょっと色気がでてきましたね。
ただ、描かれる中国の地方の人々の会話がなんで東北弁訛り?(^^;
自衛隊機がやられそうになった時、敷石空将補が上官に「お尋ねしますが。竹島はどこの領土ですか?」と聞き、上官が「それは我が国の固有の領土である。」と回答したのを基に、
以前までは法に則ってと言っていた敷石空将補が、「竹島上空に領空線を引け!」って言ったときは、思わずウルっときてしまいました。(^^;
小説とは言え、かっこいいなぁ・・・・なんて(^^;


続いて今年25冊目は黒崎視音(くろさき みお)「交戦規則-ROE」

 
この作品はですねぇ・・・・
夏見さんの「空のタイタニック」だったと思うんですけど、同じ徳間書店から発売している本の紹介があって、そこに載ってたのがこの本で、面白いかな?って思って取り寄せた本。
北朝鮮の特殊工作員30数名と自衛隊とが新潟県内で交戦する話です。
自衛隊は初めての交戦。どうやって戦うのか。
世論は?マスコミは?
展開はスクランブルみたいに速くはありませんが、自衛隊、警察、工作員等々展開して、面白かったです。
この方は警察ものが有名みたいですね。


26冊目は真保裕一「防壁」
 
 
「防壁」「相棒(バディ)」「昔日」「余炎」の短編からなる短編集
「防壁」は警視庁警護課員、「相棒」は海上保安庁特殊救難隊、「昔日」は自衛隊の不発弾処理隊員、「余炎」は消防隊員の話で、それぞれ女性が絡み、ん~~~と考えさせられる?(^^;作品。


27冊目は、夏見正隆スクランブルシリーズ「不死身のイーグル」
 

るぱんじいさんのコンプリート一覧表によると、2015年の作品ですね。
本当に発売順には読めなくて、先日2013年の「バイパーゼロの女」を手に入れたので、も少し先で読むことになりそうです。
この本は、普通の文庫本の厚みで(^^; 読むのも時間がかかりませんでしたね。
米国機との練習試合・・・的な話でしたので、次の「荒鷲の血統」あたりが本チャンなんでしょう。(^^;


28冊目は、原田マハ「ランウェイ・ビート」
 
 
ファッション好きの高校生の甘く切ない青春ラブストーリー
この方は感動させるの上手だなぁってつくづく思う。
昔映画にもなったみたいですね。
今、話題?(少し前か(^^;)の 田中圭あたりも出てたみたい。
ま、見ませんけど。


29冊目は、行成 薫「スパイの妻」
 
 
第二次世界大戦前、国民全体が監視しあうような時代、自由を求めた夫、それを支えた妻。
結果的には、夫にも裏切られるような形になるんですけど・・・・。
森村誠一の「悪魔の飽食」に出てきた関東軍による悪行を、それとは知らず見てしまった福原勇作。
正義に駆られた福原は、機密をもってアメリカへ渡るが・・・・。
蒼井優、高橋一生主演でベネチア国際映画祭で銀獅子賞を獲得しています。
面白いですけど、福原勇作はキレイにというか上手に描きすぎのような気がしました。


30冊目は、黒崎視音「警視庁心理捜査官KEEP OUT」
 
 
この作品は、5月2冊目に読んだ「交戦規則-ROE」を購入する際、他に4冊まとめて買ったうちの1冊です。
他に「警視庁心理捜査官(上下)」「六機の特殊 警視庁特殊部隊」があって、早速読む順序を間違えたみたいです。(^^;
多分「警視庁心理捜査官(上下)」から読むべきだったのかな?と。(笑)
この本は、連続短編集で最近、何か長編ばかり読んでいたので、刑事物のテレビドラマを見てるようで楽しかったです。
って、ググってみたら、本当にTBSでドラマになってたんですね。(^^;
知りませんでした。(見たことあったかもしれませんが)


31冊目は、夏見正隆スクランブルシリーズ「バイパーゼロの女」
 
 
面白いですねぇ(^^;
割鞘忍三佐も良いキャラクターじゃないですか。
ただ個人的に久留米出身の漆沢美砂生に期待してるだけに、脇にやられてる感じで、ちょっと寂しい。(笑)
しかし、教導隊をやっつけるって、スカッとするじゃないですか。
オモシロ。(^^;
ただ・・・・今度はどれよみゃいいんだ?
まだ「イーグル生還せよ」は読んでないみたいだな・・・・読んだ?
わからん。(^^;


32冊、33冊目は黒崎視音「警視庁心理捜査官」の上巻、下巻。
 
 
 
やはり、30冊目に読んだ「警視庁心理捜査官KEEP OUT」の前の物語です。
今では一般的になりつつあるプロファイリング専門?の捜査官、吉村爽子と上司の柳原明日香の物語はここから始まる。
よくできているとは思いますが、終盤に爽子は犯人に鉄の棒で殴られ気絶し、目が覚めたら殴られ、蹴られ、首を絞められ・・・・という感じで痛めつけられるんですが、
最後犯人に手錠をかける場面があり、オイオイ、そんなに痛めつけられたんなら実際は立てんやろ!って思っちゃいました。(^^;
TVでは、柳原明日香を泉ピン子、吉村爽子を菊川怜が演じたそう。
でも、私は、吉村爽子は真木よう子、柳原明日香は藤原紀香かな?(^^;と思います。


という事で、5月は10冊。
5月はGWで時間があったのと、結構面白いのばっかりで・・・・読んじゃいましたね。
さて、6月はこんなには読めないでしょう。
さて・・・・何から読むかな?



4月に読んだ本

2025-05-02 12:20:38 | book
4月に読んだ本です。

今年17、18、19冊目は、高村薫「レディ・ジョーカー」の上中下巻。
BOOK-OFFで、上下巻が各100円だったものだから題名に惹かれて購入。
よく見たら「オイオイ、中巻がないやん!」って感じで、中巻を高い送料を出して購入。(^^;




グリコ・森永事件をモチーフにしながら(本作品では大手ビール会社を脅迫する)、その関係する犯人、警察官、新聞記者等々一人一人の心理を細かく描写してあります。
表現もなかなかどうして(^^;
例えば、老いることの描写。
「年を取るというのは、何かしらぞっとするようなことだ。一つ一ついろいろなものを失っていくのは仕方ないにしても、失ったあとを埋め合わせるものがないのが老いだ。」
どうです?(^^;
読み終わって最初、横山秀夫の「64-ロクヨン-」を思い出しました。
でも、そのあとでレディ・ジョーカーをネットで検索してみたら、ある評論家が、高村薫の事を「現代のドストエフスキー」って書いてました。
あぁ・・・・そういえば・・・・・って感じです。(^^;
渡哲也主演で映画化されていたようで、ちょっと探してみてみたいです。


20冊目は辺見じゅん「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」


終戦後ソ連の捕虜となり、シベリアの厳しい収容所生活の中で、帰国に希望を持ち続けた人々のノンフィクション。
強制収容所内で死んだ山本幡男の遺書は持ち帰ることができない、遺書は山本を慕う仲間達が各パートを丸暗記したり、隠し持ったり(見つかると刑期が伸びる)して、帰国を待ちわびる遺族のもとへ届けられた。
この作品もテレビドラマや「ラーゲリより愛を込めて」と名前を変えて二宮和也主演で映画化されているようです。
ただ「ラーゲリより愛を込めて」は、本と別物になっていそうで怖いな。(笑)


21冊目は、湊かなえ「リバース」


「深瀬和久は人殺しです。」
脅迫状を受け取ったサラリーマンの深瀬が、大学生時代に起こした事件(事故)?をめぐり、その過去に起きた事件に向き合い、亡くなった友人の事を調べていくと、全く知らなかった友人のことが徐々に明らかになっていき・・・・・おぉ!っていうラストの展開に。
なかなか面白かったのではないでしょうか。(^^;


22冊目は、夏見正隆「尖閣の守護天使」


主人公の風谷修・・・・本当に、ついてないというか、この人は試練しかない。(笑)
F15の女性ドライバー鏡黒羽はクールですね。
未確認戦闘機が尖閣諸島に出現、スクランブル発進した風谷と鏡、未確認戦闘機を排除することはできるのか・・・・。
とにかく、自衛隊上層部、政府の対応にイライラさせられます。(^^;
面白いです。


23冊目、東山彰良「路傍」


2009年第11回大藪春彦賞を取った作品。
船橋に暮らす腐れ縁のどうしようもない二人の日常?(^^;を描いた作品。
読み始めて「何か下品だねぇ」って思ってたんですけど・・・・・
途中からは面白い面白い。(^^;
色んなこと想像して笑う、笑う。(^^;
しかし、話の中に色んな社会問題を折り込んで・・・・・
解決しようとか、そういうのじゃなくて、チクッと風刺する位の感じなんですけど・・・・・
考えさせられます。
最後の書評に馳星周氏が、この人(東山彰良)は、間違いなく数年後には大きな賞を受賞するような作品を世に送り出すだろう的なことを書いていました。
この路傍から6年後「流」で直木賞を受賞されてますね。
スバラシイ(^^;


しかし、○○子さん・・・・・せっかくサイン貰ったんだから、持っときましょうよ。(笑)


という事で、4月は7冊、5作品でした。



3月に読んだ本

2025-04-02 10:01:04 | book
なんかあったかくなったり、寒かったりで体調管理が大変ですね。
桜も満開でいい感じなんですけど、まだちょっと寒い。
早くあったかくならないかな。


今年11冊目、3月最初に読んだのは、原田マハ「本日は、お日柄もよく」
 

友人の結婚式でスピーチした女性に興味をもち、その女性の職業、スピーチライターを目指すハートウォーミングな、ポジティヴになれる小説。
恩田陸、重松清の作品みたいな感じで、あったかい気持ちになれる一冊。
テレビドラマにもなったみたいですね。
面白かったです。


今年12冊目は、スティーヴン・キング「1922」
 
 
あれ?この人、こんな一人語りの作品しか書かんの?って。
たまたまこの前読んだのが「ドロレス・クレイボーン」で、それと同じような感じでしたね。
1922年のアメリカ中西部の農家でおこった妻殺害から自身と息子の凋落、自殺するまでをホテルの一室で書き記す・・・・・。
この本、「1922」ともう一遍「公正な取引」っていう二編からなってます。
こっちは、すぐ頭に浮かんだのは「笑ゥせぇるすまん」喪黒福造。
どっちがパクった?って感じ。
「1922」は映画化されているみたい。


13冊目は、東山彰良「ライフ・ゴーズ・オン」
 
 
筆者と年齢が近いせいか、興味深く読める。
少し前のちょっと表現が悪いかもしれませんけど、底辺を生きる若者の青春小説。
若干表現(メタファー?)が難しく読むのは難しい。
切なくて、悲しくて、時には面白可笑しく、あぁ若いころこんな感じだったな・・・とか思わせてくれる。


14冊目は原田マハ「翔ぶ少女」
 
 
阪神淡路大震災で両親を亡くした3兄妹と奥さんを亡くした心療内科の先生が共に支え合いながら、そして周りの人に助けてもらいながら成長していく物語。
話し言葉が関西弁で、その辺りもニュアンスが伝わってきてジーンときます。


15、16冊目は、夏見正隆「復讐の戦闘機(上)」「復讐の戦闘機(下)」スクランブルシリーズです。
 
 
 
諸外国の対応とかちょっと表現がオーバーすぎじゃない?って思うところもありますが、単純に面白いです。
何が面白いって・・・
専守防衛をめぐっての物語自体も面白いんですが・・・・
登場人物が結構多いんですが、どの人達にもちゃんとストーリーがあって、それが何処かで繋がっている。
恩田陸の「ドミノ」に通じる?ものがあるなと。(^^;
とにかく、どの登場人物も主人公としてスピンオフが撮れるんじゃないかと。(^^;
るぱんじいさんがおっしゃってた通りだなと思いました。
しかし、私は発見しましたよん。
敵の攻撃にさらされることになる原発の高レベル放射性廃棄物中間貯蔵施設に関する表記!

 
「天井のコンクリートの厚さは、他の事務所棟と変わらないわずか3センチだ。」
まず、天井にコンクリートを設置することは聞いたことがなく、屋根の間違いかな?
しかも厚みが3センチしかない!(笑)
30センチの間違いかな?
まぁ、建築の専門でもない人がしゃべった内容だから問題ないといえば問題がないんでしょうけど。(^^;
あぁ、嫌ですねぇ職業病。(笑)


ということで、3月は6冊という結果でした。
早くあったかくなれ!(^^;



2月に読んだ本

2025-02-28 17:19:06 | book
2月は逃げる・・・・・
はやっ!(^^;
まだ何もできてないのに・・・・




今年6冊目は、五木寛之「風の王国」

 

海外を流浪してきた主人公が、日本に戻りフリーライターとして出版社から奈良県の二上山の取材を依頼されます。
そこで山を翔ぶように歩く女性と法被を着た集団と出会う。
興味をもった主人公は、調べていく中で自らの出自に触れ、自分の生き方、方向性をみつけだす。
なーんか、読んでて感動して、ウルウルしちゃうんですよね。
どーも私、五木寛之作品好きみたい。(笑)
今度「青春の門」探して読んでみよ。


7冊目は渡辺裕之「斬死」

 

オッドアイという言葉に惹かれて読んでみました。
元自衛官特殊部隊に所属していた主人公は、自衛隊を辞めて警察官として、離島の駐在所に勤務しています。
この斬死というのはオッドアイシリーズ3作品目で、1作品目からの続きのようでした。
なので、読むなら1作目から読んだ方がわかりやすい・・・ですね。
グアムのアメリカ海軍と空軍基地内部でおこる殺人事件にNICSの一員として関わり、解決していくのですが、アメリカ、日本両国共に主人公の扱いに困る・・・という。
設定の場所や立場などちょっとわかりずらくて、そのあたりがわかっていると面白いかも。


8冊目は東山彰良「僕が殺した人と僕を殺した人」
 
 

直木賞受賞作「流」も面白かったんですが、この作品も面白かったです。
「流」と同じ昔の台湾が舞台で、同じ人物、車が出てきたりします。
最後の方になって、「エッ?」って。
やられた―って感じ。
なかなか面白いです。


9冊目は夏見正隆「要撃の妖精」
 
 

るぱんじいさんおすすめの作品ですね。
スクランブルシリーズ「イーグルは泣いている」をまず探したんですが、無かったのでシリーズ2作目のこの作品です。
読み始めてすぐに、だんだん腹がたってきて・・・・
「小説だと割り切りなさい。」とパイセンから注意を受けました。(^^;
確かにちょっとオーバーに描いてあるかな?とは思いますが、優柔不断な日本政府、その政府に翻弄される自衛隊、中国はじめ韓国、北朝鮮の理不尽な要求等々。
実際はそうでないと思いたい。
警察と自衛隊の距離感もオーバーに描いてあると信じたい!
そう思わせられる。
ま、それがメインテーマではないんですけどね。(^^;
F-15パイロットの漆沢美砂生は久留米市出身(笑)
この設定だけで親近感がわきます。
しかし、F-15イーグルやスホーイ24フェンサーの挙動は読んでても、ちょっと想像力が乏しいのでゴマカシながら読んでます。(^^;
でも面白いです。
私も徐々に買ってコンプリート目指す・・・・かな。(^^;


10冊目は、豊田正義「消された一家」北九州・連続監禁殺人事件
 
 

1996年北九州市小倉北区で発生した監禁、連続殺人事件のノンフィクションです。
本を探しているときに見つけて、「あぁ、そんな事件もあったな。」と手に取ってみたんですが・・・・
それが凄惨で・・・・。
ことの始まりは、監禁されていた18歳の少女が祖父母のところへ逃げ出したことで事件が発覚。
その少女の父親を含め7人もの犠牲者を出した殺人事件です。
ところが、私も当時のことを思い出すと、最初の頃は新聞も大々的に取り上げていたと思うんですが、途中から何となくフェードアウトしたように思います。
それは、「あまりにも残酷な事件内容のため表現方法が極めて難しいこと」や「家族同士が殺しあった事件の性格から、被害者遺族がメディアに積極露出をして被害を訴えづらいこと」ということだったそうです。
なので、全国的には興味が高かったそうなんですけど、さほど報道されてないそうです。
内容は気分が悪くなるので書きませんが、主犯は自分では何も手を加えずすべて内縁の妻にDVでコントロール下において7人も殺めているんです。
当然主犯の男は死刑、内縁の妻は無期懲役で、現在も服役しているそうです。
ちょっと違うな?って思うのは、この人たちの息子が、今「Mの息子」としてYouTubeで動画配信している・・・っていうんだから・・・・そこんとこ怖い。(^^;
私思うんですけど、少し前北海道であった、首を持ち去った事件とか、橋から突き落とした事件とかも怖い事件だなって思いましたけど、この事件と比べれば、全然生易しいというか、史上最悪みたいに感じます。


ということで、今月は5冊でした。
いやー消された一家の後味が悪くて・・・・夢に出てきそう。
ちょっとほっこりする本読むことにしましょう。(^^;



要撃の妖精

2025-02-15 09:09:07 | book
昨日、水月郁見の本を探しにブックオフに行ったんですが・・・・

ありませんでした。

読んだことがないので、期待してたんですが、ないものは仕方ない。(^^;

本棚を見て廻り・・・・

おぉ、あるじゃないの。

スクランブルシリーズ!(^^;

るぱんじいさんおすすめ!

ですね。

「イーグルは泣いている」を探したんですが、無い。

なので、次の「要撃の妖精」がありましたのでゲットしてきました。



今読んでるのを読み終えたら読もうと思います。

楽しみです。