あの世からこの世へ －輪廻転生までの時間－

あの世には、時間がないとよく言われますが、あの世からこの世を見て、この世の
時の経過と照らし合わせることで、大体あれから（自分が亡くなってから）何時
間、何年経ったということを把握することができるようです。
また、科学的研究の中では、退行催眠（前世療法、過去生療法）によって、被験者
が語った証言より、中間生にいた期間を知ることができます。




では、どのくらいの間、私たちは、「あの世」と呼ばれる精神世界、死後の世界、
非物質の世界、死後の世界、中間生にいるのでしょうか。


＜宜保愛子氏＞
日本の霊能者の代表的存在であった故：宜保愛子氏は、「生まれ変わりの秘密」講
談社の書籍の中で、

「ほとんどの霊が、５０年から１００年ほどのあいだ、ひたすら霊界を歩みつづけ
る」と言っておられました。


＜江原啓之氏＞
ＴＶオーラの泉で活躍中の江原啓之氏は「いのちが危ない」集英社の書籍の中で、
幽界で内観して暮らし、「この世へのこだわりや後悔の念は浄化していき、たまし
いはいよいよ『霊界』に進みます。そこまでに通常、死後３０年から５０年ほど
かかるようです。」と述べています。
江原啓之氏は、死後→幽現界（概ね４９日間。ずっとこの世に未練があり彷徨う
霊もある＝自縛霊、浮遊霊）→幽界下層部→幽界上層部→「第２の死（幽体をも脱
ぎ捨てる）」→霊界。ここまで来ましたら、輪廻転生出来る。
霊界よりも高次には神界があるとおっしゃっています。
江原氏は、死後→霊界に進むまでの間だけでも３０年～５０年はかかるという見解
です。

＜トロント大学精神科主任教授　ジョエル・Ｌ・ホイットン博士＞
飯田史彦教授の生きがいの夜明けの論文では、飯田教授は「肉体に宿らないでいる
期間、つまり中間生にいる期間が、この世の尺度でどのくらいの長さになるのか
は、人により、またそれぞれの生涯によって、かなりの開きがある。」と述べてい
ます。

ホイットン博士の退行催眠の被験者たちの場合、死んでから次の転生までの間は、
最短で１０カ月、最長では８００年以上にも及んでいるが、平均すると４０年程度
だそうです。

ただし、この間隔は、過去数百年の間に確実に縮まってきており、短期間の休養で
次々に生まれ変わらなければならなくなっている事態は、世界的な人口増加の推移
とも一致している。例えば、被験者のうち数名は第二次世界大戦で死んだ後、すぐ
に転生してベビーブーム世代に加わったことを催眠状態で証言しているのだそうで
す。

亡き彼女といつか必ず逢いたいと思う気持ちから、どのくらい「あの世」にいるの
かなぁと思い、調べてみましたが、よくよく考えると、死にかけて意識不明の時に
祖父母と出会ったなどの証言も多いことから、少なくともこの世に生きたときにい
た人たち（身内で言うと３世代前）くらいにはほぼ確実にあの世が存在したならば
「必ず逢える」のだと思いました。