遥か彼方へ

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秩父の和銅遺跡に~日本最初の銅発掘で通貨ができた

2022年03月06日 | 一般旅

日本最初のおカネ・和同開珎

 

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3月3日(木) 【続き】

 

稲穂山で秩父紅を見たあと、次に向かったのは・・

国道140号ぞいを右手に入って山を上っていくと

 

▲ 和銅採掘露天掘り跡 だ。

ここが秩父にあることは知っていて、前から見にいきたいと思っていた。

この細い道を下ればいいのか。

 

▲ 和銅遺跡とは

・秩父が史上で有名になったのは、奈良時代に続日本書紀に和銅奉献の記事が著わされてから

・この地で初めて帰化人により自然銅が発掘されて、元明天皇に献上された。708年のこと。

・喜んだ天皇は年号を「和銅」と改めて、日本最初の通貨の「和同開珎(わどうかいちん)」が発行された。

 

細い道を5分ほど下ると

▲ 出たッ!!

「和同開珎 日本通貨発祥の地」

 

 

▲ 和銅が発掘されたのは、この橋を渡って、山の上部の方だ。

行こう。

 

▲ この右横の上部が自然銅発掘の地だという。

この先に、もう1カ所発掘跡があるはずだが、現在通行止めになっている。

 

 

 

▲ 上部を見渡しても・・

武蔵風土記の「大岩がにょきにょきそびえ立っている。その色は銅色がかっている」

というのがどこかは分からない(笑)。

まあそこは想像で補って「ここの銅で和同開珎ができたのか・・」と、感心した。

 

想像には限界があるので、戻ることに。

 

▲ 上ってきた道を下って、モニュメント前に戻る。

 

 

 

▲ 和同開珎モニュメント

直径4m、四角穴1m

円形は天を、四角の穴は地をあらわす「天地和同」というとか。

 

 

▲ けっこう分厚いよ

コンクリート製かと思ったが、叩いてみるとカンカンと金属音がした。

誰が置いたのか、賽銭みたくコインが載せてあるので、その一つを取って

 

 

▲ 現在の通貨、5円玉と比べてみたまえ。

これは亜鉛が4割入った黄銅だが。

 

たいして変わんねえな、昔も今もやってることは(笑)。

 

 

▲ 和同の代が見えてくる・・

 

 

再び山を下ると国道140号に出る手前に神社がある。

 

▲ 聖(ひじり)神社

聖神社の創建は和銅元年2月13日。

朝廷が銅算出を祝して建てた。

 

▲ 本殿

我が国最初の自然銅の一部がご神体として祀られている。

 

和同開珎ゆかりの神様であることから、「銭神様」とも呼ばれ、

「お金儲けの縁起の神様」として注目されている・・と説明看板があった(笑)。

皆さんの絵馬の文言にも当然、お金にまつわるものが多い。

 

「今年はパパの給料が上がり 生活に困らず 暮らせますように」

 

と奥さんらしい方が書いたのがあった。子供が「犬がかえますように」と書き加えていた。

おい、とうちゃん、がんばれよ。

 

そのまま、国道140号を秩父市中に進んで

▲ 道の駅ちちぶ へ着いた。

武甲山も迎えてくれた。

秩父散策の拠点で、何度も泊まっている。

 

ここはショッピングモールが隣接していて便利だ。

▲ 自宅と同じ地場スーパーのヤオコーもある。

夕食、朝食を買って。

 

 

▲ 今日はお雛さん ♬

ちらし寿司と味噌ポテト、豚汁で。

市の中心だから地デジも全局入る。なぬ、原発が危ない?

ムカムカエヴリバディ!!

 

それはともかく、今晩はゆっくり寝て、明日の昼に帰ろう。

 

END