突然の初デート

運命の再開から瞬く間に展開して
お食事へいくことになり、
待ち合わせ場所にやってきた彼は
2度ほどお仕事でお会いしたときと同じく
仕立ての良さそうなステキなスーツに
ピカピカの靴、そして手ぶら。
センスのいい鞄など小物でおしゃれしている
男性も素敵だけど、私は昔から手ぶらの人に
惹かれる傾向にあり。
それで靴とか時計とか趣味のいいものを
きれいにさりげなくつけてると
ホント魅力的に感じてしまうんですよねー。

とにかく、目の前にやってきた彼は
どこから見てもやっぱりタイプでした！

そして私は、慌てて会社から駆けつけて、
おまけに目の前に突然超タイプの人がいる
シチュエーションはかなりのドキドキ状態なわけで、、、
彼に「何食べたいですか？」と聞かれても
まったく何も思い浮かばず。

いい年してドキドキしている場合じゃありませんが、
恋する乙女に年齢は関係ないってことですね。

ドキドキしてきっとご飯なんて喉に
通らないだろうし、
「軽く食べられるとこでいいです」と伝えると、
じゃあ●●にしよう
と近くのお店を決めてくれました。

わかります？！
このくだりも全部ポイントアップしてます。
恋する乙女（しつこい？）としては
決断力はにぶっているわけですし、
お店をきめてくれるのはポイントが高いのです。

そして、お店に到着して座るとますます緊張が高まり
もう絶対に固形物は喉に通らない！と思い、
私はスープを注文しました。
食いしん坊の私とは思えない行動です。
ジムなんて通わなくてもダイエットがはかどりそうです。
あ、でもジムに行かなければ彼との再会はなかったですが。

彼はワインを飲みながら私の夕食につきあってくれ
ここから約2時間くらいお話をしました。

ドキドキしながらお話したのですが、
目の前に本当にタイプな人がいるのは
幸せなはずです。
そう、間違いないはず、、、、



ところが、、、


つまんない！！！

お話しててもまったくおもしろくないんです。
お話したのは主に仕事がらみのこと。
出会いがお仕事関係だったので
そういう話題になってもおかしくはありません。
おまけに、彼のお仕事の経歴はユニークで
興味深いはずなのに。
なのに、なのに、とにかくつまらなかったんです。

最後のほうはそろそろ帰りたいなーとまで
思う始末。

彼のお家は私のお家から5分くらいのとこで
ほんとにご近所さんでした。
じゃあまた、と別れた後、なんとも言えない
モヤモヤとした気持ちになりました。

だって、とにかくビジュアルや雰囲気、お仕事、
お誘いからお店にいくまでのちょっとした行動、
すべてばっちりだったんです。
それが、まさかお話してつまらないなんて
想像できませんでした。


運命の出会いなんてものは、
やはり転がっているものじゃないのでしょうか。


さらにつづく。