笑おう♪~Laugh and grow fat~

毎日が終わる前に今日幸せだったことを書こう。遅咲き院生Sonoの前向きプライベートブログ。

ハーゲンダッツ。

2005-06-27 22:41:17 | 人♪
夏。アイスクリームの季節。先日、実習の説明会のために集まった同級生に、アイスの差し入れをした。うぉ~!という喜びの雄たけび(大げさではなく本当にそんな感じで、、)と皆の恍惚の表情を見て、やはり夏の差し入れはアイスに限ると思った。甘いものは人の心と脳を感じさせる。冷たくとろけるのどごしは、弱った体にも受け入れやすく、高カロリー。そう、やはりアイスしかない。

私にとって、特に思い入れの強いのは、ハーゲンダッツだ。あの、少量のカップで250円、タイでも70B(つまり普段の昼ごはん代の5倍)もするハーゲンダッツには、他のアイスクリームにない力がある。つぎつぎに新商品を出すハーゲンダッツだが、迷ったときにはいつもクッキーアンドクリーム。

私がまだ社会人1年生、ペーペーの新米だったとき、私の置かれた状況は過酷だった。あの日の夜も、ただ一人、ずっしりのしかかる責任と、永遠に終わらないと思われる仕事の山に埋もれて仕事をしていたとき、恩師の先生は現れた。手には、ハーゲンダッツのバイント(500mlサイズ)。忘れもしないクッキーアンドクリーム。これなら食べられるでしょ、とおっしゃって置いていかれた。
午前3:00、その日の睡眠もあきらめた頃、急におなかがすいて、いただいたアイスをでかいボックスごと抱えて食べた。食べているうちに泣けてきた。先生の心遣いに泣けて、こんなに追い込まれている状況に泣けて、仕事をうまくこなせない自分に泣けて、昨日の授業の失敗にも泣けて、ともかく泣きながら食べた。
先生は、厳しいことで恐れられていたが、私は今まで、あれほど細やかに人の心を気遣う先生を見たことがない。それ以来ハーゲンダッツは私にとってとても特別なものになったんだ。

前にもいったが、私は師に恵まれる。人生のうちで、一人でもそんな先生に出会うのは難しいことよと、母に言われたことがある。そう思う。私は幸運なんだ。
現在も、私はとても信頼できる先生に恵まれている。いつか私もそんな教師になれるだろうか。