津駅に戻り、名古屋行きのチケットを購入したとき、事態がさらに悪化していることに気が付いた。
鈴鹿サーキットの予選が終わった時間にぶち当たり。
上下線とも15分ぐらい遅れて運行しているようだ。
しかも鈴鹿からこっちに向かってくる車両は一様に超満員。
私の乗る列車は、鈴鹿方向へ向かう。
遅れて到着した列車になんとか座れたことが何よりの救いであった。
鈴鹿駅。
何人もの人が乗り込み、もう乗 . . . 本文を読む
地ビールを飲み干し、時計に目をやると10分前になっていた。
これを乗り過ごすと後一時間待たねばならない。
まだ汗の残る体を扇風機の前でDODA!状態で乾かし。
↑
真っ裸で、手を腰にやり、ふんぞり返った状態です。
送迎バスの出る本館前まで急いだ。
黒板に白字で書かれた歓迎の文字を見て気が付いた。
「歓迎 ××市役所F1観戦ご一行様」
そうか、ここは鈴鹿サーキットの近く。
明日はF1の . . . 本文を読む
山のなかにぽつんと怪しげな美術館。
駅前には温泉への送迎用のバスやタクシーがいるだけ。
地図をみると温泉地はここから五キロほど行ったところにあるようだ。
まずは美術館だな。
それが今回の旅の主目的。
駅の向こうに建物は見えるが交通手段はないらしい。
荷物を預けるコインロッカーも小型しかなくキャリーバックを引きづりながら歩く。
入場料1500円。奥にある世界一でかい金の仏 . . . 本文を読む
朝ご飯でビール、昼下がりの温泉地でビール。
至福の時間だね。
あぁ、空の青さと鮮やかな緑が目に痛いよ。
久々の完全オフ。
大阪発東京行き。
単なる出張帰りのこの行程がちょっとした一人旅になった。
いつもの飛行機をやめて、ぶらり途中下車の旅。
きっかけはルーブル彫刻美術館。
その話はまた次に。
起きて一週間世話になった部屋をかたずけチェックアウトしたところから旅は始まっていたのです . . . 本文を読む
「おれ新幹線で帰ってもいいか?」宮田がポツリという。
「ええけど金あるんか?」
「・・・ないけど・・・」
「ないんなら仕方ないじゃん」なぜか一日で東京弁になった私が、ちょっとむっとしていう。
「はあ。もう二度と・・・」
「いうないうな。わしもおんなじこと考えよるよ」
そんな険悪なムードになったときだった。
「おー探したよー。お前ら、ここにおったんか。」
振り返るとそこにオジンがたっ . . . 本文を読む
東京駅午前4時過ぎ。
そんな時間に着いてもまだ山手線は走っていない。
ホームのベンチに座って時が過ぎるのをじっと待つ。
山手線は「やまてせん」と読むのか「やまのてせん」と読むのか誰も知らず、恐る恐る「やまのてせん」と呼んでいた。
僕らにとっては環状線は都会の象徴。
間違ってもそのまま乗ってれば廻ってこれる。
しかも待たずにすぐ来る。
「さて、今日はどう動く?」そういってはみたものの僕 . . . 本文を読む
さっさとでよう。
そう思った瞬間、全身和柄のおじさんが話しかけてきた。
「風呂ん中でさわぐんじゃない。」ちょっとドスのきいた声。
「あ、すいません」宮田が先に謝った。
「まあ、元気で結構。ところでどこからきたんや?こっちの言葉じゃないな」怒るどころか話好きの方のようだ。
よかったー。
人は見かけによらないものだ。
「広島から・・・」と今朝から明後日までの話を安心した僕が調子にのっては . . . 本文を読む
案の定、快諾だった。
そして、宮田と私は山陽本線岡山行き始発に乗るため、広島駅のプラットホームに立っていた。
彼はギター、僕はベースを肩に下げて。
家から持参した弁当を食べ終わるころには岡山についていた。
ここから姫路までまた乗り換え。
ほんとうにこのキップのことを駅員さんは知ってるのか。
最初は不安だったが、魔法のパスは見せるだけでスルーでき、僕たちはどこまでもいける気がした。
昼 . . . 本文を読む
「ねえ、オジン。東京行くのにいくらかかるの?」
僕はオジンにそう聞いた。
「どうやっていくつもりなんや。それによって違うわ。」
「できるだけ安ういきたいのお。」
「金がないんか。」オジンが笑った。
「そうじゃないんよ。向こうでのお小遣いにするんよ。」僕はそういった。
東京ではコーヒーが千円近くすると聞いている。
ハリウッドランチマーケットの服とか、音楽雑誌の裏に載ってる楽器の店とか、 . . . 本文を読む
高校野球で流れる涙と感動を見てるうち、甘酸っぱくてしょっぱい僕の青春時代を思い出した。
青春18キップ。
高校時代にこのキップを使って旅した3日間。それが私の東京初上陸だった。
そう、あれは。18の夏のこと。
オジンは高校生のくせにやたらと老けた顔をしている。
旅が大すきで、列車オタクである。
高校になったら誰も持たなくなった黒い革の学生カバンの中には分厚い時刻表が常備されている。
. . . 本文を読む
ちょっと今泣きそう。
こんなに放置してしまってたのにチェックしてくれてる人がたくさんいてくれたことにびっくり。
本当にごめんなさい。
お盆前のお話なのですが、ネット界のアイドルsin goto氏と蒲田で初顔合わせ。
このニュースに「春乃れぃ。」さんファンが驚愕した。
私も行きたい!でも遠い。(大阪在住Aさん)
いってみたいが怖いのでやめときます。(千葉在住Bさん)
柱の影から . . . 本文を読む
夢で体験した物語。
数千人の群集が登場するような壮大なスケールで、、、
ワクワクするような展開で。。。
はらはらするような戦いのシーンの連続。
そして、どきどきするようなロマンスもあり、、、
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由美かおるの入浴シーンでもしずかちゃんのそれでもない。
でも、いいところで「続く」となって目が醒める。
続きが見たくて、もう一度目をつむるとオンデマンドで続きが始まる。
何回アンコールを . . . 本文を読む
ゴンドラで駐車場に戻り、着替えて新幹線組と別れを告げた。
往復券を購入していたため、車にも人員余裕はあったのだけど、そのまま新幹線で帰るとのこと。
「Tぞう、またのもーね。」
「KNちゃん、次ぎはピンフラのライブだね。」
「Yくん、元気でね。またいきましょう。」
新幹線組それぞれにご挨拶をすまし、車組はマンションに戻る。
体は動かないけど、部屋のかたずけをし、荷物整理。
マンションの . . . 本文を読む
彼は親切にも見ず知らずの私に携帯を貸してくれた。
何度も何度もチャレンジ。
Kさんや、TぞうやSくんにコールするも留守番電話や圏外案内。
向こうの携帯も圏外のよう。
とりあえず留守番電話に駐車場で待つといれて一安心。
何度も御礼をいい、携帯を返した。
重い足取りで準備をし、もう一度何とか下まで滑り降りたところでSくんに遭遇した。
Sくんもボードはじめてから4、5回目。
皆はどんどん . . . 本文を読む
初級者コースは昨日の雪よりもさらにふかふかで、人も少なく、気持ちよく滑ることができた。
ただ、コースの最後がほとんど平坦になっているので、勢いをつけて滑ってこねばならず、角度を利用して何とか滑る私を困らせた。
ようやく下に降りて、帽子を探したが見つからない。
親切な人がリフト乗り場や、レスキューに届けてくれてるかもしれないと歩きづらいブーツで山を歩きまわった。
結局、親切な人など存在せず? . . . 本文を読む