この世界で生きてゆくために

ありふれた毎日を繰り返し、時は過ぎていってしまう。
でも、どんな小さい事でも、優しい瞳で世界を見つめたい

ITを使った交通事故取締り。

2006年02月15日 23時02分48秒 | 車、ドライブ
飲酒運転は、未必の故意による殺人。または殺人未遂。
ただ、罪状を重くしても、逆にひき逃げなどを増加させる。
一理あるでしょう。

しかし、ITがここまで普及した社会。ITを使わない手はありません。
まず、運転免許証。ICカードにして、偽造を防ぐ。
そして車は、ICカードの免許証を差し込まないと、エンジンがかからない。
つぎにドライブレコーダーの導入。
一部タクシーには、すでに導入済みですが、ドライブレコーダーとは、
フロントガラス上部にカメラを取り付け、有る程度の衝撃が加わると、
その衝撃の前数秒と、衝撃の後数秒を記録できます。

交差点での死亡事故の場合、死亡した側が「加害者」になり、
生き残ったドライバーが「被害者」になるケースが多いです。
信号無視で交差点に突入して、衝突、死亡させた「犯罪者」が
目撃情報が無いことをいいことに、自分は青信号で進入したと供述。
死亡した家族は、事実を隠蔽され、加害者として泣き寝入りです。
こんなことも無くなるでしょう。

そして、最後の切り札が、携帯電話の高速通信網を利用した
GPSと同期の、事故判別システム。
車に上記のシステムを乗せ、それをGPS情報と共に、
随時、警察や、道路設備に送信する。
車に衝撃がかかった瞬間に、その映像と、GPSによる場所を
警察のコンピューターへ瞬時に送信する。
いまの技術で十分出来ることばかりです。

装置の値段も、日本を走る全ての車に搭載義務付け、
車検が通らなくすれば、一台あたりの単価は、非常に安くなるでしょう。
万一事故が起きた際の、処理の税金や保険会社の手間の費用を考えれば、
経済的に非常に安価で、またひき逃げなどの悪質な犯罪者の抑制につながり、
社会安定の基礎が築けます。
もし、自動車工場でその装置を外したら、主な国道や主要県市道に
ETCのようなゲートを設け、通過時にチェックする。
違反車両は、即時写真を撮り、違反した所有者、運転者、工場に
重い罰則を科す。
プライバシーの問題は含むかもしれませんが、現在でも
主要道路には、警察のカメラがあり、車を24時間監視しています。
集めたデータは、違反車両や事故を起こした車両以外は消すことで
プライバシーは保護されるでしょう。

なにより、ひき逃げという、悪質な犯罪をなくすには
非常に有効な手段であり、現在のIT技術で十分対応できます。

より安全で便利な車社会のために、みなさん、一緒に考えませんか?

危険運転致死罪

2006年02月15日 22時17分00秒 | 社会、政治、経済
横浜地裁で、今日ある事件の公判が開かれました。
サレジオ学園に登校する生徒に、飲酒で暴走した車が突っ込み
9人を死傷させた「事件」です(「事故」とは呼ばせない)

法廷で、学校前の監視カメラの映像が、証拠として映し出されました。
生徒の列に突っ込む車、撥ね飛ばされて宙を飛ぶ生徒、
ボンネットの上から、転がり落ちる生徒。
遺族も傍聴する中、地獄絵は映し出されたのです。

容疑者は、100km/hは出していないと、罪状を否認しています。
反省の言葉も、傍聴席の遺族に対して、頭も下げなかったそうです。
まあ、酔っ払って車運転して、制御できない程のスピードを出すような奴。
人間性のカケラも無いのでしょう。

危険運転致死傷罪は、道路交通法でも新しい罰則です。
以前までは、無免許であろうが、酔っ払っていようが、信号無視しようが、
どんなに無茶苦茶な事をしても「故意」でなければ、何人「殺しても」
業務上過失致死傷罪で(酒飲んで車運転するのが過失かよ?オイ)
懲役5年の求刑に8割判決が一般的ですから、懲役4年の判決。
刑務所で、素行がよければ、数年で仮出所してしまいます。

危険運転致死傷罪が出来たのは、飲酒運転の常習者で、
高速道路をその日も飲酒運転していたトラックの運転手が、
前の車に突っ込み、子ども二人の命を奪ったのに、
「業務上過失致死」罪が適用され、最高刑で懲役5年の判決しか出せない
その事に、世論が盛り上がり、道路交通法が改正されました。
現在では最高刑は20年。減刑せず懲役20年の判決が出たケースも有ります。

故意に人を殺せば、刑法が適用され、罪状は殺人。何人も殺せば、
間違いなく死刑か、よくても無期懲役です。

私は、飲酒運転は、未必の故意による「殺人」だという考えです。
被害者はなんの落ち度も無い。まさに通り魔による殺人で殺されたも同然。
だから、飲酒運転で人を「殺したら」すくなくても、無期懲役。
何人も跳ね飛ばして「殺した」者には「死刑」の判決が出ても良いと思います。

先に、お断りしておきますが、私はこう見えても死刑廃止論者です。
ただ、人の命を奪う犯罪に対し、抑止力として「制度」は残さずにはおけない。
そういう立場です。
あと、死刑廃止された場合、外国のように、飲酒運転事故で一人殺したら
懲役50年。二人殺したら100年。けが人一人につき10年とか合算して、
サレジオ学園のケースでは二人「殺し」7人「負傷」ですから、
懲役170年の判決が出て欲しいです。

まあ、この容疑者の場合まだ20代です。おそらく判決は20年。
良くても18年でしょう。出所したときの年齢は40歳代。
危険運転致死傷罪の適用を恐れて、弁護士と相談し、
あわよくば「業務上過失致死傷罪」にもっていき、30前に出所したい。

自分の「エゴ」で酒を飲み、その上車を無茶苦茶なスピードで運転。
そんな奴に、甘い制裁をかけても、また同じ過ち、交通事故という犯罪を
繰り返すのは、目に見えています。厳罰を望みます。


ウサギを蹴り殺した少年たち

2006年02月15日 21時32分56秒 | 社会、政治、経済
今日の夕刊に、ウサギをサッカーボールのように蹴りあい、
殺した後、川に捨てた少年たちが、動物保護条例により補導された。
少年たちは、小学校の飼育小屋から、ウサギ一匹を盗み出し、
まるでボールのように蹴りあっていたという。
うち一人は同小学校で飼育部に所属していたため、
泣いて止めに入って、彼だけは、補導を免れた。

新聞の記事に載る事件などは、文字数だけで伝えられるため、
どこまでが真実で、何が事実なのかは、私にはわかりません。
私は、自分に「影」の心を持っています。それは非常に攻撃的ですが、
自分よりはるかに力の無いウサギを蹴り殺す神経は、持ち合わせていません。

専門学校時代、経営者のご子息の生徒がいて、彼は成績優秀な私と私の友人以外、
他の生徒を見下していました。これには抵抗がありましたが、ひとつだけ、
彼の主張に同調できることがありました。
「こいつらバカだから、知的な遊びは理解できない。
脳髄を直接、刺激するような遊びでしか、わからないんだ」
人を「バカ」呼ばわりするのは、問題ですが「脳髄を直接刺激すること」
のみに反応する生徒は、確かに多かったです。
これはテレビゲームの影響を、無視できないでしょう。

テレビゲームの元は、パソコン、それも昔20年以上前のパソコン。
理系で英語が理解でき、電気知識のある人間でしか使えなかった地代。
ようするに「大人」の遊びとしての「ゲーム」だったわけです。

ところが、ファミコンが発売され、いまでは小学校行く前の幼児でさえ、
テレビゲームに夢中です。

頭の出来上がった、知的なコンピュータ利用層が、どんなゲームをしても、
心理に影響などは出ないでしょう。ま、例外はあるにしても。

ところが、言語中枢さえ、まだ未発達な幼児が、画面から発せられる情報を、
ただ鵜呑みにして、両手を使い、ゲームの世界にのめりこむ。
これは、幼児体験として、非常に成長心理に多大な影響を与えてしまいます。
最近では、ゲーム脳と呼ばれる、脳の発達障害も報告されています。

ウサギを蹴り殺した少年が、過激なゲームをしていたか?それは不明です。
しかし現在 10代の少年がゲームをまったくしないとはいえない。事実でしょう。
攻撃的なゲーム(例えば、ファイテンング、剣で斬りあう、ガンシューティング)
よりも、RPG(ドラゴンクエストやファイナルファンタジー)のようなゲームが
より子どもを攻撃的にすると、言われています。
敵を倒し、倒すと経験値とお金が手にはいる。
まったくもって「非現実的」ですが、ゲームの世界ではそれで楽しめる。

大人なら、別にいいんです。「ゲーム」の世界です。疲れた日常を離れ、
遊んでいるだけですから。
ところが、まだ未発達というより、これから発達する脳に、
RPGゲームが及ぼす、脳の危険性は、否定できないのが事実。

ゲーム好き、とくにRPG隙の私には、残念です。