セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

猫旅2013 その24~鞆の浦てくてく~

2014-01-19 01:17:30 | 猫旅2013
毎日寒いですね。

インフルエンザや胃腸炎などなど、各地で猛威をふるっているようですね。

どうぞお気をつけくださいね


ノロウィルスだけは、二度と感染したくありません……。

あれは辛いですよね……

私もしっかりと手洗いうがいをしようと思います。





さてさて今日の記事は、鞆の浦の観光としては最後の回となります。

次回からはむふふな話題となりますので、お楽しみに!



鞆の浦にはとても古い歴史を持つ神社があります。


『沼名前(ぬなくま)神社』です。







京都にある八坂神社の元宮だそうです。


鞆の浦という名前の由来は、1800年前?くらいに、神功皇后がこの神社を造り、鞆と呼ばれる弓を射る時の武具を奉納したところから来ていると言われています。


瀬戸内海の島々にも広く信仰されているのか、真鍋島でも玄関にお札を貼っているおうちがありましたよ。





素敵な石碑です、書いてある漢文はどういう意味なのかなぁ……。




右側の下は、化之首って書いてあるんですよ……、なんか怖い。



山を背に、かっこいい眺めですね~~~。





階段を登りきると。

本殿。








旅の無事を祈りました。




振り返ると。





仙酔島が真正面ですね。

大きな建物ができる前は、もっと海が見えていい眺めだったでしょうね……。



素敵な彫り物の灯籠。







この神社には、豊臣秀吉が愛用していた組立式の能舞台が置いてあります。







バラして持ってったんでしょうかね、あちこち(笑)。


この沼名前神社の名前は、ポニョにもちらっと出てきます。

ヒントは、赤ちゃんに出会うシーン、です

これから見られる方は、よければ探してみて下さい




さて、また歩いて行きましょう。



町中を歩いていたら、保命酒のお店を発見しました。




鞆の浦の名産の薬用酒です。


りっぱな看板……、すっごく大きいです。




いろんな味を試飲させてもらって、ピンク色の箱の杏味を購入しました。




10種類以上の生薬が入っていて、すごく身体に良さそう……


ちょっと飲んだだけで、血行が良くなったような感じがしました。


保命酒を製造販売しているお店は全部で4軒あるそうですので、時間があればハシゴをして味比べも楽しいかもしれませんね。

お口に合う味を探してみて下さい。






常夜灯(とうろどう)に戻ってきました。




せっかくなので、旦那に記念写真を撮ってもらいました。

ぱしゃ。





コンクリートの塀を見事に覆うお花。




すそが海についちゃいそうです。







お昼ご飯を食べようと、お店を探しました。

とうろどうの近くにもこじゃれたお店があるのですが、もうちょっとシンプルに食べたいなぁと。


ほんとうは、深津屋というお店の名物、ハヤシライスが食べたかったんです。

でも定休日で。


それなら『いろは』という喫茶に行ってみようと歩いて行ったのですが、なんとここも定休日!!

どちらも火曜日が定休日だったんだ……(泣)。





赤く塗られた格子がとても美しいですね。


いろはという名前は、かの坂本龍馬が乗っていたいろは丸というお船から名付けたそうです。

前回の記事で少し書いたNPO法人が、古民家再生をしたそうです。

なんと、ガラス窓のデザインは宮崎駿監督が!!




かわゆい……


ぜひ中から見たかった……。


ちなみに、いろはの名前も、ポニョのさっきのシーンのあたりに出てきます。

こちらはちょっと難しいです(笑)。

見つかるかな??






気軽にお昼を食べられるお店は他に知らなくて、まあパンを食べたし我慢するかと、お店探しは断念しました。


とにかく歩こうと、次の目的地へ出発したところ。


ついにニャンコを発見!!!





どなたかが置いていってくれたらしい牛乳を、美味しそうにペロペロしていました。



口からどぼどぼ(笑)。





ぺろんぺろん。




かわゆいなぁ……。


おなかが大きいみたい?ママかな??





まだお口に白いのついてるよ。





お目目がちょっと涙ヤケしちゃってるけれど、どうか元気で、いい子を産んでね。

綺麗な毛並みの、大人しいニャンコちゃんでした。


この牛乳、鞆の浦によく行かれているしまじろうさんのブログでも載せて下さっているのですが、どうやらニャンコたちに牛乳や煮干しを配る方がいらっしゃるようで。


尊い行為だなぁと、頭が下がります。


牛乳や煮干し、今では猫の身体にはあまり良くない成分があると言われていますが、昔は普通にあげていましたね。

カルシウムにタンパク質、水分と、野良猫にとっては大切な栄養が詰まっていて。

優しい人のおかげで、こうして元気なんだよね、良かったねとニャンコに話しかけました。


この方に、カリカリもしくはウェットフードとお水に変えて下さい!!とお伝えできれば最高なのですけれど……。

う~~~ん、伝わるといいなぁ……




やはり猫は、人の愛情とともに生きてるんだなぁと、感じました。





それでは次回は、むふふな写真をアップしますね~~~


猫好きがむふふと言えばもう……、1つしかありませんね!!



お楽しみに~~~~




猫旅2013 その23~旅先での出会い~

2014-01-13 02:25:33 | 猫旅2013
やっとちょっと寒さがゆるみましたか?

昨夜も寒かったですね。


最近、飼い猫ちゃんが近くで行方不明になったというニュースが入って来て。

お外は氷点下の寒さで、分厚い氷が張っていて。


暖かいところにいるイブちょたちを見るたびに、その子がどうしているか気になって。

早く見つかりますように、見つかるまで元気でいますようにと八百万の神様に祈り。


そんな日々がここのところ続いています。





のっけから暗い話ですみません。


残暑厳しい鞆の浦に戻っていきましょう~~~。



阿伏兎観音さんまで来てくれたタクシーの運転手は、笑顔が素敵なおじさんでした。

とりあえず、鞆の浦を見下ろせる高台まで行ってもらいます。



おじさんは、のっけからすごい話を聞かせてくださいました。


「私ねぇ、あの宮崎さんを何度も車にのせたんですよ~~」



……、鞆の浦で宮崎さんといえば!!


まさかジブリの宮崎駿監督!?

え~~~!!!




着きましたよ~と言われて外に出ると。

横にまず美しいお花が見えました。








キョウチクトウが二種類。

青空に向かって高く高く咲き誇っていました。


それから、テレビの撮影で使われたそうな、夕陽が美しいスポット。





それじゃあ鞆の浦の眺めは~~っと。

うわっ!!





すご~~い!!

高いなぁ、めっちゃ綺麗やなぁ……


海の上を走る船が、海に白い線を書いていくのが見えました。



それでは、次は鞆の浦の町までお願いしま~す。



おじさんは、あの宮崎監督とは知らずに、何度も呼ばれては乗せていたそうです。


宮崎監督はとても健脚で、遠くまで歩いていっていたそうです。

ある時は山の上へ、ある時は橋を渡って別の島へ。

阿伏兎観音までも徒歩で行くこともあったとか。


そうして歩きながら、ポニョの構想を練っておられたのでしょうね。


監督の滞在が終わる頃、おじさんは同僚から、よく電話をかけてくる『宮崎さん』というお得意さんが、アニメ界の巨匠宮崎駿監督であると聞かされて、腰を抜かしたそうです。


分かってからも、騒ぎ立てたりせず、静かで快適なドライブになるよう心がけておられたそうです。

プロですねぇ~、かっこいいなぁ……。




バスの本数が少なくて苦肉の策で選んだタクシー。

それがまさか、宮崎監督を乗せた運転手さんになるなんて……!!

すごい出会いになりました。





停めてもらったのはパン屋さんの前。




宮崎監督がよく買いに行っておられたといううわさのお店です。

そういえばパン屋さんと運転手さんの名前がおんなじだなぁと思ったら、お身内なのだとか。

これまたすごい偶然!


一緒に写真を撮ってもらって、たくさんお礼を言ってわかれました。


それでは、パン屋さんに入ってみましょう。

ポニョの町ですねぇ~。




中には、アンパンにクリームぱんに揚げパンなど……、見慣れた種類のパンが並んでいて、なんだかホッとします。





お店の奥さんに、勇気を出して、宮崎監督がよくお食べになっていたパンはどれですか?と聞くと。

いろいろあるけれど、これ、かしらねぇと。

アンパンでした。


なのでそれと、他にもいくつか買って、お店を出ようとしたら、良かったら奥で食べて下さいと、親切に勧めてくださいました。


おうちの中を歩いて行くと、土間を通り抜けてしまい、なんと、海、です!!




この景色を見ながら食べていいんですか!!





奥さんは、なんと冷たいお茶まで入れて下さり、こんな幸せな感じに!!





なんて優しいんだろう……(涙)。


すごいなぁ、嬉しいなぁと感動しながら、宮崎監督と同じく私の大好物、アンパンをいただきます!!





うむむむ……、なにこれ、むっちゃおいしい!!!




今まで食べたことがないほど、素晴らしく美味しい生地のパンでした。

うちの近所にもおいしいパン屋さんはいくつかありますが、こんなに柔らかくて旨味のあるパンは初めてでした。


これは、飛騨高山で食べたフィレステーキに匹敵するぞと、真剣に考えました。

旦那と二人、むさぼるようにパンを食べました。


キンキンに冷えた麦茶をいただいて、ほおっと満足のため息をひとつ。

改めて海をよく見てみると。

足元に、ポニョが乗ってきたクラゲさんがプカリ。




残念、ポニョはいなかった。


右のほうには、宗介が通っていた幼稚園のモデルかも?と言われている幼稚園が見えました(右側の建物です)。





すごいおもてなしをしていただきました。


いつもこうして中へ通していただける訳ではないと思うので、ほんとうにありがたかったです。


(注:これを読んで観光に行かれる方へ。無理に中に入れさせてとかお店で言わないで下さいね!!ご迷惑になりますので……



海の眺めを堪能させていただき、これからは徒歩で町中観光に出発です!





こんな石碑があったり。




小さな公園でちょうちょが飛んでいたり。





宮崎監督は、お肉屋さんのコロッケの袋を持って、手を振ってタクシー会社の前をしょっちゅう通り過ぎておられたそうです。


教えてもらったお肉屋さんを発見。




コロッケとメンチカツを購入。




コロッケ、甘くてものすごく美味しい!!!

監督も、このコロッケに舌鼓を打っておられたのかもなぁ……。



江戸時代とレトロな大正時代が混ざったような、セピアとアンニュイが混在する空間。







町の中を歩くだけで、タイムスリップしたような気分になれる鞆の浦。


この町並みをなんとか残そうと、地元のNPO法人の方たちが頑張って活動をされていて。

映画監督の宮崎駿さんや大林宣彦さんもそれに協力なさっているそうです。


残したい、残ってほしいという心が、よく伝わりますね。




山中鹿之介さんの首塚があったり、ものすごくちっちゃい『ささやき橋』という橋を見たり。

そう大きくない町なので、のんびりゆっくり見て回ります。


そろそろ猫にも会いたいんだけどなぁ……、意外と見つからない。

お昼ご飯もどこかお店を見つけないと……。



キョロキョロと辺りをチェックしながら、歩いて行きました。




次回につづく……。






もうそろそろ1週間くらいになるでしょうか。

夜、なにげなくしろちゅの顔を見たら。


わあ、目が!!!




どないしたん!?




まぶたが腫れてしまって、上のほうに赤い傷も見えます。



もしかして、イブちょ、ガリッとやったか??


ぷ~ん、ボク知らないも~~ん。





爪痕にしちゃあ、傷の形が三角形だし、どこかの角にぶつけたのかもしれません。

こんなこと初めてで、焦りました。


とにかく次の日から動物病院も開くので、朝まで待って連れて行くことにしました。



次の朝。

相手はあのしろちゅです。

捕まえるだけで一苦労。


ひっかかれ、ニャーニャー言われ、シャーシャー言われ、噛むぞと威嚇され……。

イブちょは「ど~したの、しろちゅ、いじめんといてよ~~」と、しろちゅと私の間に入って来て。

しかしいじめっ子と言われようともなんとしても病院に連れて行かねば!!!


引っ搔き傷もなんのその、頑張って捕まえましたよ~~~。



捕まっちゃったのニャ。




彼女にまともに触ったのは、たぶん2年……ぶりぐらい??

いや、一度ノミ取りの薬を首につけるのに一瞬だけ捕まえたなぁ……。

そのくらいぶりでした。


うっとりと撫でるその背中は、毛の量は少なく、イブちょより少し小さくて。

そおっと持ち上げるとくるんと丸まったまま固まってました。



しろちゅを抱っこした~~~っていう感動と一緒に、なんか丸まってて土の中の幼虫みたいなんてことを考えてしまって。

だって不自然な丸まり方なんですもん~~~。


どんなに優しくなでなでしてカリカリしても、たくさん声をかけても。

リラックスしてくれないのは悲しいなぁって思いました。



イブちょもついでにワクチンを打ってもらおうとカゴに入れ。

うまく入ってくれずに脱走して、2階まで追いかけっこ。


ようやく2匹ともカゴに入れて両手で持ち上げると、2匹が交互にニャ~ニャ~と鳴きます。

いつもの甘えた声ではなく、困ったなの声。

それをずっと聞きながら、車で動物病院へ向かいました。


「ごめんね~~、すぐ着くからね~~、頑張ろうね~~」

声をかけ続けます。



獣医さんは、とっても優しいベテラン先生。

しろちゅがもがいて大変だったのですが、辛抱強く待って、診て下さいました。


アミから出ようとしちゃうので、頭まで袋の中に押し込まれてしまいます。

可哀想だけれど、仕方がない。。。


しかし面白かったのが、しろちゅの目を診ようとアミの入り口をちょっとだけ開けて、そこにしろちゅの顔を持ってきたいんですが。

なかなかうまくいかずにアミを空中でころん、ころんと回されて。

しろちゅがそれに合わせて中でころりん、ころりん。


しろちゅからしたらものすごく災難だと思うのですが、見ているほうは可愛くて可愛くて。

吹き出しちゃった。ごめん、しろちゅ。



眼球も充血していたので、まぶたをめくって見ようとして下さったのですが、傷がだいぶ上のほうなのでよく見えず。

爪でひっかかれたなら貫通してるかもしれないんですが、確認はできませんでした。


塗り薬がつけられない子なので、傷が化膿しないように抗生物質を注射してもらい、様子見となりました。


おかげさまで、今はだいぶ腫れもひき、綺麗な青い瞳も澄んだままで大丈夫でした。

全快したら、またきれいになったおめめをアップしますね。



イブちょは健康診断とワクチンとをお行儀よく耐えて。

2匹とも完了。


また困ったにゃぁな声を交互に聞きながら帰ってきました。



『しろちゅ、抱っこしましたよ~~』な写真を撮ろうとしたのですが、顔だけ出そうとアミを少し開けたらあっという間に抜け出されまして。

泣く泣く諦めました。。。

ほんと、器用な子です……。


あれだけなでなでしたり抱っこしたりしたんだから……、という淡い期待もむなしく。

数年前に戻ったかのような警戒心だけが、彼女と私の間に残っただけでした。


久しぶりに触られたと思ったら病院に連れて行かれたんですものね……。

そりゃそうですよね、いいイメージは残りません。


いいんだいいんだ、嫌われたって、病院は連れて行かなくちゃだもん……っていじけること一週間。


昨夜、やっと「ウェットフードください」って近づいてきてくれました!!

嬉しかったなぁ……。


触られたり近づかれたりするのが苦手なだけで、ほんとはとても優しくていい子のしろちゅ。

一度も噛まないでいてくれたね。

なかなか縮まらない距離ですが、これからも根気強く、もっと仲良くなれるように頑張ります!!!




あ、そうそう、イブちょですが、あれからだいぶおデブさんになっただろうなぁと思っていたのに。

体重は変わらず4.8キロ!!

まったく変わっていませんでした。

ホッとしました~~~。


ちなみにしろちゅは4.2キロ。

やっぱりちょっとだけ小さいですね。



それでは、また次回!!



鼻炎がひどくてしんどいため、絵文字を入れる元気が出ません……、すみません。

文字ばっかりの黒々とした記事になってしまい、読むの大変でしたよね。


読んでいただき、いつもありがとうございます。ぺこり。



猫旅2013 その22~観音様のおわす場所~

2014-01-04 18:56:08 | 猫旅2013


新年、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。ぺこり



年末年始のドタバタもちょっと落ち着き、それでは新年の一発目!!

はりきっていきましょう~~~!!




前回に続き、野良猫ちゃんはちょっとお休みです……






今日はまず、バスに乗って阿伏兎観音(あぶとかんのん)と呼ばれている場所に行こうと思います。


バス停って、いつもどこか味がありますね。





風雨にさらされて、ちょっと錆びたり薄くなったり、ボロっとしていて(笑)。

しかし旅先では、なくてはならない大事なお役目を担っています。


田舎のバス停、好きです。



さてさて、そんなマニアックな話をしている間に、バスは鞆の浦の民家の間をすり抜けて。

どんどんと進んで行きます。


それにしても道が狭い!!!

車の行き違いがほんとうに大変で、見ていてヒヤヒヤします。

江戸時代からの道がそのまま残っているのだとか……、それは狭いですよね。


道の端に、猫もたまに見かけます。

心配だなぁ……。



『崖の上のポニョ』が公開されたころ、この町がその舞台の元となったようだと聞き。

いろいろとネットで調べていて分かったことですが。

港を少し埋め立てたりとか、常夜灯のうしろに大きな橋をかけて、新たな道路を作る計画があったそうなんです。


観光する私たちからすれば、あの風情ある街並みを壊して、海の眺めを一変させて、道路を作るなんてありえない!!って思います。


けれど、こうして大きなバスで、なんども相手の車にバックしてもらいながらすり抜けるという大変さを見てみると。

地元の方達の不便さ、改善してほしいと思う気持ちも分からなくないなぁと思ったのでした。


バスや車は、地元の、特にお年寄りには重要な足です。

景観を壊さずにどうにかうまく便利になってほしいと、虫の良いことを考えてしまいました。


Wikipediaで読む限りですが、2012年頃には、海の埋め立ては中止、山側にトンネルを掘る方向に向きつつあるのかなぁ……、という感じです。



そんな鞆の浦の古き良き町並みを通り過ぎると、やっと大きな道に出ました。


しばらく進み、降りる場所は阿伏兎停留所。

と思って降りようとしたら、バスの運転手さんが。


「阿伏兎観音に行くなら、次の停留所まで乗って行って下さい」


と教えて下さいました


乗って行くと、次の停留所はまさに『阿伏兎観音』……。

教えてもらってよかったです。



降りてしばらく歩くと、右側にはものすごい透明度の海が見えました。





綺麗だなぁ……


こんな景色を右側に見ながら、参道をゆっくりと歩いて行きました。





小さな子供を連れた、ファミリーとおぼしきグループとすれ違いました。

阿伏兎観音さんは、子授けや安産の御利益があるそうなので、きっとそのお願いか、子宝を得たお礼に行っていたのだろうなぁ……。



到着しました~~。


本来の名前は盤台寺(ばんだいじ)観音堂というそうな、その中へ入って行くと。

風情ある低い塀の上の瓦飾り。





こういうの、尾道でも見たなぁ……。



一応説明書きもパシャと。




1000年以上前に祀られた、とても古い歴史がある場所のようです。


にょきりと伸びた木の幹がすごい迫力です。





それでは、観音堂へ登って行きましょう~~~~、うわぁ!!


きれい~~~!!!




一気になんだか神域の気配になりました。


観音さまがここを、長い衣を擦りながらすうっと上がっていく姿が見えるようです。





昔から見慣れているはずの赤と緑の建築なのですが、どうしてでしょうねぇ、ものすごく感動しました。


後ろから観光客が来たので、登って行きましょう。


緑の枠がら外を見ると、海辺に立つ何か、塔のようなものが見えました。




あそこまで行けるようですので、あとから降りてみましょう。



靴を脱いで、入って行きます。




すっごい見晴らしの良さです。





すぐ下は海。





どちらを向いても、海。






それにしても、床がなぜか外側に向かって下るように傾いていて、すっごく怖いです。





柵はやたらと低いし。


怖くて内側をそおっと歩きます。


お堂の中を覗き込むと……。


おっぱいがいっぱい


手作りのおっぱいと安産祈願の文字。


びっくりですが、この観音堂にはこれを奉納してお祈りするそうです。


リアルなものもあるので、とても写真には撮れませんでした……


見たい方は、ネットで検索するとでてきますので……。



奈良県でも、古い神社ではいろいろと、直接的すぎるものが奉納されているのを見かけますが。

昔の信仰というものは、とてもストレートだったんだなぁとびっくりします。



海の眺めを堪能して、降りて行きました。





下の道を歩くと、すごい岩の浸食が見えました。





その上には、ずうっと崖を登って、観音堂の素晴らしい姿が。




すごいところに造られているのですね……。




美しいです……


昔からここで、月見やご来光を楽しむ人たちがいたんだろうなぁ……と、とっても羨ましく思いました。



かわゆいお花が岩の横に咲いています。





寄せては返す水の美しいこと!!





すごいものをいっぱい見せてもらいました。


やっぱり来て良かったなぁ


振り返り、振り返り。




名残惜しいけれど帰ることにしました。



前に見える建物の前辺りに、タクシーをお願いしていました。




バスの本数が少なくて、苦肉の策です。


前の花壇が見事で、パシャパシャ。




9月のひまわりが、元気いっぱいに咲いていました。



ドライバーさんがやってきて。

自分もお花を見るのが大好きなんだと、携帯に保存している綺麗な写真をたくさん見せて下さいました。


福山の駅の近くに、薔薇が素晴らしい公園があるそうで、親切に教えて下さいました。

昨年は5月中頃にばら祭りが開催されたそうですよ。



車に乗り込もうとしたとき、案内板を見つけましたので、アップしておきます。







昔歴史の授業で聞いたような名前、『十返舎 一九』さんの名前が書かれていました。

この阿伏兎観音は、志賀直哉の『暗夜行路』にも書かれていたらしいです。


有名な場所だったんですねぇ、何にも知りませんでした



それにしても、ここで発見したのは絵に描かれているほうの阿伏兎の文字。

『兎』が『鬼』になってるんです!!


昔は鬼って書いていたのかなぁ……。

そもそも、鬼と兎ってすごく形が似ていますね。


ふふふ、おもしろいっ!


謎をひとつ、持ち帰ることにしました……。





バスの便がなくて仕方なく頼んだタクシー。

それが意外といい出会いになったのでした。

そのお話は、また次回に~~~







さて、イブ散歩です。


ポカポカした日も、寒い日も。


イブちょはお散歩に行きたくてたまりません。


私は、しっかりとダウンジャケットを着込んで、それに付き合っています。



これ、なあに?




それは車の前が見えるカメラだよ。


この穴は~~~??




こらこら、バッチィよ。



興味津々のイブちょ、イブちりチエックに余念がありません。



ふう~~~、チェック終了。





納得したかい?



ツツジの木の香りと同じくらい、車の匂いも好きなイブちょです。

へたするとお隣の車に飛び乗りそうで、気をつけないと。。。



いろんな匂いをかいで、音を聞いて、木登りもして。


イブ散歩はいつも、ワクワクがいっぱいです




それでは、また次回です~~~~