セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

猫旅2013 その4~佐柳島へ~

2013-10-15 20:34:27 | 猫旅2013
朝から雨が降っていて、お出かけするのやめよっかな、ってなっちゃったセツです。


台風26号は、明日の朝は東海・関東方面に来るとのこと、ネットでは『10年に一度の勢力』との文字が。

困りますねぇ。

皆さまどうぞお気をつけ下さいね。




さて、今日も猫旅、書いていきましょう。




可愛い柄のお船に乗り、とうとう多度津港を離れます。

あっという間の四国滞在でしたね。


これから行く佐柳島はまだ一応香川県なのですが。

離れちゃった感じがすごくしました。



船が入り江から出て行くと、さっき見えていた造船所が目の前に現れました!!

二回も見られちゃった。ラッキー


パーツごとに作っている様子がよく見えます。








ひとつづつのパーツがすっごくでっかいですね。

実は1枚目の写真、釣り人が左に写っているのですが、それでパーツの大きさ、分かるでしょうか。


置いてある機械などにみんなカラフルなペンキを塗っていますね。

きちんとした印象を受けます。



大きなお船です、長いですね~~~。





大きさがよく分かる、普通の小さな船との対比。





手前の船がマレーシア、奥の船がパナマのもののようです。




ひとつの大きな建物がのっている感じですね。



美しい船たちを見送ったあとは、広い海が目の前に広がります。


海にできた模様が美しいです。




遠くにお船が、また外国から来たんでしょうか。




じーっと見ると、『DAIO PAPER』の文字が。日本の会社でした。





船尾から後ろを見ると、船の後ろから伸びる独特な波がずっと見られます。

これが私、いつも好きでずっと見ています。


海の上の動画をひとつ、入れておきますね。

向こうには、遠ざかっていく造船所のクレーンが見えています。


船の音が入っています、どうぞ音量にお気をつけ下さい!






リンクはこちらです。



船は高見島を過ぎて、佐柳島へと向かいました。



今乗っている船の名前は、『新なぎさ』というそうです。





多度津港→佐柳島航路は、三洋汽船という会社が一日に4往復運行しています。





可愛い小島をいくつか通り過ぎて、とうとう佐柳島が見えてきました!!




とっても綺麗な海岸線ですね。

あそこを歩いていけるんだなぁ……。

山の緑も美しい!!


左側には、墓地が見えています。





ここ佐柳島では、古来からの風習で『両墓制』と呼ばれる埋葬方法が現存しているそうです。

埋め墓と詣り墓があるようです。

私たちは時間がなくて見に行けなかったんです。

残念でした。



それでは、本浦(ほんうら)港に到着です。




50分の船旅、のんびり楽しかった~~~!!



島の方たちと一緒に船を降りると、この景色です。

すっきりとしてすごく綺麗~~~!!!




振り返ると広々とした景色。





なんだこれ、楽園に来たのかな……。

なんだかほっとする感じの場所でした。



こんもり見えている二つの島は、見覚えのある形。


そう、この島の景色を、私は少し知っていたのです。

見て下さっている方々の中にも、この小島をすでに見ておられる方がきっといらっしゃいます。



え、どこでって?

それはですね……。



岩合光昭さんの『世界ネコ歩き 瀬戸内海編』です!!!

すでにご存知の方もいらっしゃいますよね~。

坂本美雨さんと一緒に、まったりと猫たちと過ごしておられた、あの回です。







家で、旦那とあの回の放送を見ていて、いつか行きたいなぁって話をしていたんです。





少し時を遡りまして。



旦那の休暇が近づいてきて、どこに旅行に行くか決めようとした時のことです。

行き先の候補を私がいくつかあげたのですが。


私 :「○○でしょ、△△でしょ、それから、こないだ見た島で猫とまったり、どれが……」

旦那:「それ! 猫!!!」

……、間髪入れずのお返事でした(笑)。


ということで、この佐柳島へ、行き先は決まりました。

出発前、目に焼き付けてきたのが、写真に写る二つの小島でした。

この島の見える位置で、岩合さんたちがどの辺りを歩いておられたのか、割り出せると考えて。


無事に見られてほっとしました。




あ、猫です!! 猫がいたよ~~~!!!


第一島猫。




まだ子猫ちゃんのようです。

美猫ちゃんですね~~~。

緑がかった瞳がとても美しいです。



あ、余談ですが、この回からは旦那の写真も混ざっています。

私と違って絵心がある人なので、使いたい写真がいっぱいで、うれしいやら嫉妬するやら……。

この猫の写真も旦那撮影です。




さっそく旦那と猫に近づいて行くと、横を歩いていた女性がぱっとカバンからなにやら袋を取り出しました。


猫の前にザラザラザラと何か置いています。


カリカリご飯だ~~~!!!





すごい、ちゃんとご飯もらってる!!!

良かったねぇ、猫ちゃん。


食べているところをしばらく眺めていると、猫ちゃんがこちらに歩いてきました。

いきなりの距離の近さにこちらがあれ、あれ、と緊張します。


みゃ~~~~ん。

こすりこすり。


なんと、とっても人懐っこい猫ちゃんだったのでした。





なでてなでて!と、必死でアピールしてきます。




寂しいのかなぁ、かまってもらおうと必死な感じでした。


旦那のカメラについている人形をちょいちょい。





おしりとしっぽをピタッ!!




これ、かなり好き好きのポーズですよね。


そして旦那、足をゆっくりと置き直しています……。




あたたたた……。


猫を撮影するのに、私のカメラは液晶をパッタンと倒せるので低い位置も楽に撮れるのですが、旦那のカメラはそうではなく。

ファインダーを覗くには体をとっても低くしなければいけません。


……この日だけで、旦那の両膝は曲げるのも辛いほどのダメージを受けるのです……




この日の夜の会話。


私 :「次に猫島に行く時はさぁ、こっそりズボンの下にサポーターを仕込んでいくほうがいいねぇ」

旦那:「そうやなぁ」

私 :「私のバレーのやつ、貸したるわ」


膝のあたりがちょっとぷっくりした姿を想像して、ちょっとぷくくく……。

ダボッとしたズボンを履かないとだめですねぇ~(笑)。




それではそろそろ、次回につづく、と締めましょうか。






お外を眺めるのが大好きな、うちの猫たちの写真で、今日はおしまいです。


まあるい後ろ姿のしろちゅさん。




何を見ているのかな……。


仲良く一緒に見ていることもよくありますよ~。




二人できゅっと振り向かれると、もうメロメロになっちゃう私です



それでは、また次回です!




猫旅2013 その3~多度津港より~

2013-10-13 22:03:00 | 猫旅2013
昨夜より、夜が急に寒くなりました。

猫たちのために開けた窓から、ひんやりとした空気が足元へ流れてきています。


やっと季節相応の気温になったのかな。

でも確か、また台風が来ているはず。

今度も暑くなるのかなぁ。

あ、今テレビで、今度の台風26号は今年最大になるって言ってました。

気をつけなきゃですね。



今がどのくらい寒いのか暑いのか、体がよく分からなくなっている気がします。

けれど、裸足の足首が痛いほど冷えてきたので、むくむく靴下を出してきましょう。。。はきはき。

でも上はまだ半袖。。。




さて今日も、旅の続きを書きましょう。

タクシーで出発するところからでしたね。



後ろに荷物を乗せていただき車に乗り込むと、「どちらまで?」と運転手さんに聞かれます。

「多度津港(たどつこう)までお願いします」と答えると。

「ああ、猫島ですね」

「!? そっ、そうです……(恥)


完全にバレています。

それだけたくさんの猫好きさんたちが、島に渡っているということなのでしょうね。


運転手さんも猫を飼っておられるとのことで、すっかり猫話で盛り上がりました。

なかなかワイルドな猫ちゃんのようで、ネコパンチにやられた話をしていただきました(笑)。



「着きましたよ~」

え、どこ、どこ??


見えるのはただ船がたくさん停まっているだけの小さな入り江。

んん?よく見ると一本、桟橋が見えます。


こっ、これが港ですか……。




島以外でここまでシンプルな港は初めてです。

たいてい今までは、何らかの建物があって、こう、観光マップが置いてあったり特産品が売っていたり……。


カルチャーショックです。


少し寄る辺ない気持ちになりましたが、これも旅情というものでしょう。





行き先はちゃんと合っていますしね。





目的地は、佐柳島(さなぎじま)です!!

約50分ほどの船旅です。

お船だおふね、楽しみだなぁ~~~


潮風を感じる瞬間が待ちきれません!!



港をぶらぶら楽しもうとちょっと早く来たので、少し港町を歩いてみましょう。


とりあえずこっち行ってみようか。

わあ、すごい電柱! 太くて長い木でできてる!!




昔はみんなこんな電柱だったのかなぁ……。


まっすぐ歩いて行くと、なんとも味のある大衆食堂がありました。




この町の住人や島へ渡る人たち、海の男たちの心の拠り所となっているんじゃないかな。

温かいどんぶりやうどんが、心まで暖めてくれそう……。



風情のある町並みが続きます。





いい感じです。





あ、向こうは海なんじゃないかな?

行ってみましょう。



味のあるサビと美しい螺旋階段が左に見えて。





海だ~~~!!!





素敵な道!!向こうは造船所かなぁ、大きなクレーンがたくさん!!





この上をてくてく歩いたり、ごろんとしてお昼寝してたい~~~!!!





なんて気持ちいい場所なんだろう。






青い空、青い海。

出発前からこんなにも美しい景色が見られるなんて、思ってもみませんでした。





ん~~~~、気持ちいい!!!


ずうっとこうしていたい、離れたくない。

けれど、船の出発時間が近づいてる。


あとで後悔しないよう、いっぱいパシャパシャ。


名残惜しいけれど港へ戻りましょう。



帰り道、船のレンタルができるお店を見つけました。





免許の取得などもしているとか。

別の世界のようですねぇ、レンタカーみたいに船を借りられるのでしょうか、免許があれば。


自分で船を操縦して瀬戸内海に繰り出す姿を想像し、ブルブルと震えました。

きっと他の船にぶつかっちゃう!!!

いや、岸壁かもしれないな……(遠い目)。




それにしても、空がびっくりするほど青いですね。

これが秋の空、なんでしょうか。



けっこう出航時間がせまってきました。


パタパタパタパタ……!!

小走りで港へ戻ってきました。


あ、船が近づいてきてる!!





おー、着岸した。





桟橋で切符を買って、さあ乗り込みましょう。





ペンキがとっても綺麗に塗ってあるだけでなく、すっごくおしゃれな模様が書いてある!!!

すご~い、凝ってるなぁ、こんなの初めて。


ばあん!と行き先の名前が見えるようになっている。




これじゃ間違いようがないですね、すごい。



中まで蔦が這うように模様が続いてます。





旦那:「猫がおるで」

えっ、どこ、どこ!?


ああっ、ここにちっちゃく……!!





こっちにもあった。





船にもこんなに可愛らしい猫柄が描かれるくらいだから。

猫島、有名なんだな。



船尾にいいベンチがあったので、ここで潮風を感じましょう。





ベンチに乗っているのは、私が持って歩くカバンです。

ペットボトルが入るポケットが2つもあるんですよ。

辺境を歩くには、水分は欠かせません。

都会のように自販機やコンビニはそうありませんからね。



きつい日差し。

暑くなってきました。


とうとう出航です。


海の上の様子は、また次回お伝えしますね。



次回につづく。





これを書いている横で、イブちょがお座りしてくう~~んって言ってます。

まったく、犬のようですよ。

どうもパソコンの前に私が座っていると、何かおねだりしたくなるようで。


ごはんで呼ばれ、遊びで呼ばれ、ブラッシングで呼ばれ……。

疲れるよ、イブちょ。



そんなイブちょ、ひとりでも楽しく遊びます。


テレビの音が入っていますので、音量にお気をつけ下さい!






リンクはこちらです。




ふふ~~~ん、ごきげんになったも~ん。





くあ~~~~。


おやすみなさ~い。







それでは、また次回で~す。


猫旅2013 その2~月と太陽~

2013-10-11 18:31:51 | 猫旅2013
キンモクセイの甘い香りに誘われる、素敵な季節になりましたね。

香るたび、ふわ~んといい気分にしてもらっています。



さて、今回は、始まったばかりの旅のお話の続きです。

残念ながらまだ猫は出てきません。


タクシーに乗って向かったこの日の宿、オークラホテル丸亀にて素敵な体験をしたことを聞いて下さいね。


それでは、ご覧下さい。





口コミ評価はだいたい☆4つくらい。

それでもこのホテルを選んだのには、理由がありました。


ひとつは大浴場があるということ。

大きなお風呂にゆっくり浸かりたくって。


そしてもうひとつは。


このホテルから、瀬戸大橋が見えるということ、でした。









見えました~~!!

瀬戸大橋は、土日祝日に夜のライトアップがあるのです。


部屋の窓からは、宇多津にあるプレイパークゴールドタワーもとっても素敵に見えました。




月が登ってきたようです。


期待以上に美しい場所で、二人で大感激!!




一時間以上、部屋の電気は消されたままでした。

そんなお客も珍しいですよね(笑)。






景色を大きくみせてくれるピクチャーウィンドウ。

ありがたいです。

ちょっとだけ開けて、カメラを外に出して、たくさん撮影しました。


特に最後に集中したのは、私が大好きでどんどん上がっていくもの。




今までで一番、月のあのざらついた表面に、近づくことができたように思います。


クタクタになるまで撮って、やっと部屋の電気が付けられます。


ここで、あきれて「いつまで撮っとんねん」と言うような旦那であれば、とっても残念だけれど。

お互いの撮れた写真に嫉妬し合い、ちくしょーもっと上手に撮ってやる!!とねばれる相手でほんとに良かったなぁって、この時思いました。



おおきなおふろ、おおきなおふろ。

スキップしたい気分で大浴場のある3階へ向かいます。


ん?展望大浴場??


でも夜だしなぁ~、橋のライトアップも終わっちゃったし。

曇って見えずに終わるパターンだな。


そう思ってガラリと浴場に入る扉を開くと。


天井まで届きそうな大きな窓がドーン!

真っ暗なお外にひとつの光が。


月だ!!!


なんと、お風呂に入りながらも月がくっきりと見えたのです。


遅い時間なので、入っているのは私だけ。

とても静かです。



体を流し、湯船にゆっくりと手足を伸ばして。

ふう、と見上げると、月。

高く高く登っていく。


服を脱ぎ捨てて温かいお湯に体を預け、ただ凛とした月を見上げる。

それがどんなに幸せな機会であるか。

ありがたい、と思いを噛みしめながら、お風呂を堪能しました。



遅くまで楽しんで、ゆっくり温まって。

あとはぽてっと寝るだけですね。


各種充電を済ませたら、電気を消して、おやすみなさ~い。



      

  





カタカタ、コトコト。

物音で目が覚めました。


部屋は真っ暗。

音の主は旦那です。


「ちょうど朝日が見えるかも」

旦那にそう言われ、重いカーテンをしゅるしゅると開けると。





しばらく声が出ませんでした。

何てきれい。






月が目の前から上がってくるんだから、確かに太陽も上がってくるよね。

それでも、なんてロケーションのホテルなんだろう。

この場所にホテルを建てて下さった方に、感謝!!!



空の色がどんどんと変わっていきます。








街の上に漂う朝もやがいい雰囲気ですね。


右の奥に見える形のいい山は、讃岐富士(さぬきふじ)と呼ばれる飯野山です。

富士と呼ばれるだけあって、美しいですね……。


素晴らしい日の出を見せていただきました。




さて、7時になりました。

1階の朝食会場へ向かいましょう。



鳥の可愛い鳴き声とともに、ピアノやギターの音が絶妙な音量で流れています。

こういう生楽器のヒーリングミュージック、好きだなぁと耳を澄ませながら、案内された席に着くと。


カナダのB&Bで見た中庭を思い出すような、素敵なお庭が見えました。




ハクセキレイが遊びに来ていました。




のどかだなぁ……。


朝食はバイキング形式なので、取りに行ってきました。

朝からあんまり入らないほうなので。




そして、嬉しいものがありました!!




おかいさん(おかゆ)だ!!!


洋食は好きだけど、やっぱり和食が体になじむわぁ……。


染み入る甘さのおかいさんと、大根おろしがかかったしらす、癒されますねぇ~。

焼き魚を頬張ると、さすが海のそばだけあってびっくりするほどの美味しさでした。

お豆腐のナゲット、なんて変わったメニューもありました。

これ、美味しかったですよ。

(ポテトの左横に写ってます)


音楽、ごはん、景色に癒されて、もう毎日ここで朝食食べたい~~~!!!と身悶えしちゃいました。


すると旦那が。

「これでジュースが100%だったら、もう言うことないんやけど。おしいなぁ……」


あー、……ほんとだ。

ヨーグルトやフレークなど、外国人向けのメニューもすごく気を配っておられる感じがしたのに。

もったいない。


でも、おかいさんがあったことで、私は充分。

ホテルさん、癒しの朝食、ありがとうございました!!!




お部屋に戻ると、自然と窓の景色を見に行きます。




すっかり日が昇ったなぁ。

楽しい一日の始まりです。

瀬戸大橋はちょっとかすんでいました。





さて、出発の準備をしましょう。

一番大変なのは、日焼け止めを塗りまくること。

苦手なんですよ~日焼け止め。

でもがまんがまん。

旅を楽しむためだもの。



予約しておいたタクシーに乗り込み、ついに出発です!!

行き先は、多度津港(たどつこう)!!

新たな景色との出会いの予感……。



次回につづく。



猫不足を補うため、彼に登場してもらいましょう。

垣根を剪定して足元をすっきりさせたとたん、猫道からまたやってくるようになりました。


それではシンバさん、どうぞ!!!






リンクはこちらです。


イブちょ、シャーしてましたね(笑)。

シンバはううう~~~ってうなってました。

彼はいつもあんな声なんですよね。

ニャーって鳴くこともあるのかしら。

聞いてみたいなぁ。

シュンシュンは相変わらず言ってますね。


2日に1度くらいやってくるのですが、気づかないでいると、急にぎゃおおおん!!ってイブちょが叫び出すので、びっくりします

もうちょっと、ニコニコと穏やかに会いなさい、あなたたち。


イブちょ、ぎゃおおおん中。





こっす~~ん。




かわいいおめめだなあ。


ほっぺた、どうしたのかなぁ。

自然に治ってくれるといいけれど。



それでは、また次回です~~~



猫旅2013 その1~丸亀へ~

2013-10-10 00:05:19 | 猫旅2013
台風が……、通り過ぎましたね。

日本海を通過して行ったので、こちらは特に被害はありませんでした。


家にいると、まず風がゴ~~ッと吹き寄せて、雨がズザーーーッと気持ちよく降り、やがてカラッと極彩色の世界になるのが見えて。

ああ、通り過ぎて行ったんだなぁ~って、すごく分かりました。


日本海側にお住まいの方、大丈夫でしたでしょうか。


台風が近づいたせいか、はたまた旅行などの疲れが溜まっていたのか。

ここのところ、ちょっと臥せっておりました。

しかもこの暑さ!!!

なんなんだ!!真夏じゃないか!!

また連日の30度超えに湿気もすごい。

こないだまで長袖長ズボンじゃないと手足が冷えて困るほどだったのに……。

今は半袖半ズボンでも汗がジワジワ……。


この夏、あの暑さにずいぶんといじめられたのが抜けず、体と心が暑さに拒絶反応起こしてます。。。


あ、暑さはさておき体の方は、だいぶ回復してしゃんとしてきましたので大丈夫です。





すみません、愚痴はこのくらいにして、今回より旅行のお話を始めたいと思います。


9月22日夜から25日夜まで、2泊2日の旅。

甘えん坊のイブちょと寂しがり屋のしろちゅを置いて、後ろ髪引かれまくりの出発です。


ううう、つらい。。。



この日は、後の2日間を朝からしっかりと回るための前日泊をしました。

行き先は、四国の香川県丸亀市です。

まずは新幹線に乗るため新大阪へ。


この日の夜ごはんはちゃんと予定していたのですが、新大阪駅には美味しそうなものがいっぱい!








松阪牛入りカツサンド!!

買っちゃうでしょう、これは。

ポテトサラダが入っているほう、すごく美味しかったです。

旦那と半分こしてペロリと食べちゃいました。




ふと車窓に目をやった旦那が、太陽が落ちていくと教えてくれて。

なんとか捕まえられました。




沈む直前の太陽は、大きくてとっても赤くて。

非日常の世界に入ってきたなぁってちょっと感じました。



岡山で特急『しおかぜ』に乗り換えて丸亀まで一本。

四国って、遠そうに思うけれど大阪からはけっこう早く行けるんですね。


カッコいい電車だったので、撮っておきました。









床などあちこちが木製で、なんとも落ち着くインテリア。

この特急、好きだなぁ……。


電車が動き始めると、ワクワクしながらiPhone4でマップを表示させます。

どうしてか。


それは、これから瀬戸大橋を渡るから~~~~!!!


せっかくの橋からの景色、楽しみたいけれどもう真っ暗。

せめて地図で渡っている感を味わおうというわけです。


渡り始めた~~~!!!




少しずつ自分の位置が動いていくので、本州から四国に、今まさに渡ってるんだぁって思えて嬉しかったです。

ありがたいですねぇ、文明の進歩。



対岸に光が見えて、それからしばらくすると、あっという間に丸亀に到着です。

乗り物に長く乗りたい私としては、もう着いちゃったのか~とちょっと残念な気持ち。


すると旦那が。

「なんか着くの早過ぎる。旅行って感じせーへんわ」とポロリ。


私、吹き出してしまいました。


最寄り駅からここまで3時間以上かかってて。

本来なら充分旅行って距離なのに、毎年私に僻地ばかり連れて行かれているせいで手応えが感じられなくなっちゃってるんですよ(笑)。

それを伝えると、本人も「そーやわ、きっと」納得していました。


丸亀駅南口。




北口。こちらは裏側って感じで静かです。







それでは夜ごはんを食べるお店に向かいましょう。


ものすごく久しぶりの香川訪問、しかも一泊のみの滞在で。

『うどん県』の名が全国に浸透してずいぶん経つというのに。

向かう先はうどん屋さんではありません。


うどんが嫌いなのではありません。

むしろ毎日食べたいくらいのうどん好き。

けれど、どんなに素晴らしい打ち立てのうどんでも、夜にはねばりが出てしまうとネットで読み。

ガイドブックでうどん屋さんをずいぶん物色していた私は泣く泣く諦めたのでした。


ネット先生はこう書いていてくれました。

『うどんが食べられないなら、とりあえず<一鶴>行っとけ』


その言葉を信じることにしました。




一鶴(いっかく)。それは、骨付き鶏のお店とのこと。


丸亀駅北口からわずか徒歩1分という素晴らしいアクセスの良さ。

もう着いちゃった。。。






ちょうど店の前にカッコいいバイクが停められていて、絵になりました。

薄暗くてちょっと入りづらく、こわごわのれんをくぐります。


内装はいたってシンプル。

でもどこか品があって素敵なお店でした。


連休中でしたが、すぐに座ることができてラッキーです。


テーブルの上には。





なんとも美味しそうな写真!!

これよこれ、食べたかったのよ~~~。


ネット先生の多くが、『親鳥サイコー!ビールとメチャ合う!』と書いておられたので。

私は噛み応えがある親鳥を、旦那は雛鳥を注文しました。

もひとつ美味しいと評判の鶏ご飯も半分こで注文。


さあ、出てきましたよ~~~~。


親鳥。




雛鳥。




見た目ぜんぜん違いますね。


どちらも一口づつパクリ。


雛鳥がふわっふわの柔らかさなのに対し、親鳥は噛み切るのが大変なほどの弾力があって。


「何これ、めっちゃ固い~~~!」と最初は戸惑いましたが。

塩こしょうががっつりと効いている肉をコリコリと噛んでいると、次第にその歯ごたえに病み付きになってきました!!!


うま~い!!!





今まで私は、鶏肉といえばいかに柔らかくてジューシーかが重要だと思ってきたのですが。

完全に、目からウロコでした。




もちろん雛鳥は、一口目から旨味がぶわっと広がり、親鳥に負けない美味しさです。


あ~~~、ビールとか飲みた~い!!!

しかし案内する私がしんどくなってしまってはいけないので、ここはガマンガマン。。。


ものすごい料理との出会いでした。

ちなみにこのお店『一鶴』は、関東は横浜、大阪は北新地と難波あたりに出店しているようです。

もう一度、食べに行こうっと。




すっかり満足して、駅に戻ります。

途中に見えた商店街。




レトロでいいですね。



駅前にあったベンチ代わりの石のオブジェ。




溶岩か焼いた炭みたいに光っています。

点々とこれが並んでいて、すごいセンスだなぁとびっくりしました。



駅のコンビニで飲み物を買おうと歩いていると、不思議な絵が貼ってあります。




なにこれ、かわいい……



その近くには、かの有名なくまもんやバリィさんに似ているゆっぴ~さんと記念撮影している写真が展示されていて。





どうやらこの子はじゅうじゅうというご当地ゆるキャラのようです。


丸亀では骨付き鶏がもともと有名だったのですね。


汗をかいているのがまたかわゆい。





ゆるキャラって、癒しですよね~~~。




飲み物をゲットして、宿に向かいます。


この日の宿は、オークラホテル丸亀というところ。


交通の便はよくないので(バスがあるけれど早い時間に終わってしまっている)、タクシーで向かいました。


日頃の旅は、なるべくタクシーを使わず公共機関で組み上げる私ですが、今回の旅は無理でした。

あちこちでタクシーを使うことになるのですが、短い日程で見たいところをしっかり回るには仕方がない。

時間、体力、金額を比べっこして、考え抜いて決定したことです。


昔一人旅していたころとは訳が違うし。

なるべくゆったり楽しい旅にしてあげたい。


この宿も、そういう思いで選びました。


展望大浴場があり、評判も悪くなく。

そして。


なにより素晴らしいロケーションなのです。



そのことはまた次回、書きたいと思います。

この日の夜はまだまだ終わりません。




おいっ!『猫旅』って題しておいて猫がまだ出て来ないぞ!!


すみません、猫に出会うまでもうしばらく……お待ち下さい




次回へつづく。。。



最後に、しろちゅの動画を一個、ぺたっと貼っておきますね。

たぶん初めての。。。。。。。。。








リンクはこちらです。




それでは、また次回~~~


御所・五條の初秋

2013-10-06 01:32:41 | 猫+撮影散歩
こんばんは。

iPhone5sを無事ゲットしたセツです。

今まではiPhone4を使っていました。

当時はブラックしかありませんでしたが、今度はいろいろ選べるので、ゴールドにしました!

可愛いなぁ……ゴールド……。


まだ自分のものになった実感はまったくありませんが、これから2年間、いっぱい可愛がろうと思っています。

お世話になります、とiPhone5sにぺこり。




さて、今日は1年ぶりに行ってきた御所・五條の写真をアップします。


行ったのは、9月20日ぐらいと、29日の2回。



今年はちょっとお天気がおかしかったし、ネットでちらほらと『咲き始めています』という文字が出始めたので。

もう咲いてしまっているかも!と、ちょっと焦り気味で駆けつけました。


運転しながら、時折ちらりと見える赤い色にドキドキ。

もうすっかり咲いているんじゃ?!


御所市にある九品寺に到着。

細い坂を駆け上がると、日陰にすっと差し込む光に彼岸花がキラキラと咲いていました。





やっぱりけっこう咲いちゃってる……?


たくさん咲いている一画に着くと、ほおおおっ、大丈夫、まだつぼみがいっぱいでした。






のどかな大和平野を眺めながら、ゆっくりと見渡します。





時折花を揺らす風の感触と、緑の匂いをゆったりと満喫して。


この場所、まだこれから伸びてくる彼岸花の茎がいっぱい足元にあって、踏んでしまいそうで慎重に足を進めます。

地面をずっと見て歩いていると、ピンクのお花を発見!

アザミかな?






可愛いつぼみですね~。


彼岸花は、何度見ても恐いくらい美しい花です。





田んぼのあぜ道に昔から植えられていたのは、実はモグラ対策なんだとか。

彼岸花の根っこには毒があるそうなので。。。



昨年に撮った彼岸花の記事があります。

こちらのほうがたくさん撮っていますので、よろしければご覧下さいね。


葛城古道 秋の花散歩 その2

葛城古道 秋の花散歩 その3




さて、一回目は偵察だったので、これで帰りました。


車に乗る前に美しい葛(くず)の原っぱをパシャ。


山などどこにでもあるこの蔓植物、葛ですね。

この辺りでは地名にもその名が使われています。

御所市葛(ごせしくず)や、葛城(かつらぎ)などです。

吉野のあたりでは国栖(くず)という漢字の地名もあります。


元々は山に住む非稲作民を象徴する呼称であったらしいとネット先生に教えてもらいました。

葛、クズ、屑……、言葉にこだわる昔の人たちの意図が見えるようで、これも歴史かなぁと思います。


真っ青な空を遠く眺めながら、そんなことをふと考えていました。




さて、二回目の訪問は9月29日になりました。

御所や五條の素敵な景色を見ていただきたいなぁと、旦那のご両親をお連れしたのです。


日程がうまく合わず、こんどは彼岸花は終わりかけ。

なんとも残念ですが、それでも中には美しく咲いてくれているお花もあり、それらを眺めながらのんびりと歩いていただきました。


と、その前に、お昼に食べた絶品オムライスおば。




見事な薄さの卵に感動!そしてその優しい味にも身悶えして。


こんな風に作れたらなぁと、お母さんとお話していました。


葛城古道を歩いていると、遠くに小さな姿が!!




第一村猫発見!(笑)




まだちょっと子猫ちゃん。

高くて可愛い声で鳴いてくれました。





時々雲がきつい日差しを和らげてくれる、最高のお散歩日和でした。






葛城古道の後は、五條にある古い町並みが残る『五條新町』へ。


お天気が良すぎてちょっと雰囲気が出なかったので町の写真はパスさせて下さい。

代わりに、可愛く顔を覗かせてくれた大きなワンちゃんを。




飼い主さんを待っているのかな??



風情のある町並みと平行して続いているのは、吉野川です。




奈良県民の水がめとなってくれている、とっても大事な川です。


この日もずいぶんと暑かったので、川の音を聞きながら日陰でちょっと小休止。




高い空は、ため息をつくほどの透明感。





太陽の光にキラキラと輝く川面が、ずっと見たかったんですよ…。




お天気でほんと良かった。



そのあとは、夜ご飯まで時間が余ったので、カフェで休憩をして。

ぬくぬくの作りたてワッフルに、バニラアイスと生クリーム、そしてイチゴジャム!!




柔らかくてあったかくて冷たくて、たまらない食感でしたよ~!!


大きな胃袋をしているのでまだまだ入りますよ~(笑)


このあとは、前にも行ったマグロ丼が美味しいお店にお連れして、中トロの素晴らしい旨味とマグロの唐揚げに舌つづみ。


もっといろいろ、いいところを知っていたらなぁと、余った時間を考えるとちょっと残念でしたが、これが今の私の精一杯。


楽しんでもらえたかしら…。


彼岸花の開花時期は本当に短くて、タイミングが難しいです。

来年は、また新たに、赤く染まる景色を歩いてみたいなぁと思っています。




最後に、しろちゅのしゃくしゃく動画をアップしておきますね。

しゃくしゃくしている顔がもう、たまりません!!






リンクはこちらです。


どうしても体がぴゅっと逃げを打ってしまうのですが、この時はわりあい長くもってくれて、ラッキーでした。



それでは、また次回です~~~