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セツの 日々つれづれ日記

猫たちの様子や感動した景色など、日々のささいな出来事をアップしています。

かぐや姫とお月さま

2014-09-10 18:58:58 | 小話
十五夜の素敵なお月さま、皆さんご覧になれましたか?


大きく、明るかったですね。


こちらでは、前日当日と晴天になってくれて、見事に見ることができました。






長雨もそろそろ終わりのようで、綺麗な秋晴れの雲が広がっています。



月見と言えば、だんご。




スーパーで買った可愛らしいお団子は、口触りがよくてあっという間におなかに収まりました。


特にこのうさちゃん団子が、ものすんごく柔らかくて。




う~ん、赤ちゃんのほっぺのよう……。




綺麗な満月を見ていると、かぐや姫を思い出す私です。


昨年公開されたジブリ映画『かぐや姫の物語』も、もちろん見に行きました。


いくたび読んでも不思議で仕方がないお話ですね。竹取物語。



冒頭部分は暗記しています。


今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。

野山にまじりて竹をとりつつ、よろづのことにつかひけり。

名をば、讃岐の造(さぬきのみやつこ)となむいひける。





光る竹から生まれて、5人の貴公子から求婚され、無理難題をふっかけてみんな断り(笑)、そして最後には月へ……。


SFが溢れる現代でもかなり奇想天外なストーリーですよね。





普段からよく、『月』とは何の暗示なのだろうか……と、考えてしまうんです。


『月』を奉じる一族の娘だったとか……、海を渡った大陸の国を月に例えたとか……。


まさか人が月まで飛んで行けることを、作者はすでに知っていた……!?


空想は尽きません。。。




さてその竹取物語ですが、このあいだネットでいろいろ調べていたところ、偶然広陵町役場のホームページに行き当たりまして。


そこには衝撃の事実が書かれていたんです。


なんと、この町には、かぐや姫を拾い育てたおじいさん『讃岐の造』さん一族にゆかりの『讃岐神社(さぬきじんじゃ)』があるんですって!!!


行きましたよ、行ってきましたとも。








神社自体は地元にある一般的な形でしたが、かぐや姫についての案内板がありました。





俄然、興味が湧いて、さらに先ほどのホームーページをじっくりと読み進めました。


すると、竹取物語という本には、実在した人物がたくさん登場していたということが分かったんです。


一番はっきりしているのは、5人の貴公子、

石作皇子
車持皇子
右大臣阿倍御主人
大納言大伴御行
中納言石上麻呂足


この5人は、奈良時代の壬申の乱の頃に、朝廷の中心にいた人物としてちゃんと文献に残っているそうです。


そして、おじいさんの『讃岐』という姓を探すと、古事記にあり、

九代開化天皇の孫の名前が『讃岐垂根王』で、なんとその姪の名前が『迦具夜比売命』

かぐやひめのみこと、って読めますよね……!


これを読んだときは、もう、天地がひっくり返るような驚きでしたよ……。


迦具夜比売命は、系図には11代垂仁天皇の妃となったと書いているそうです。

月には還らなかったようですね。

しかし<伝説>として、帝に嫁ぐのをこばみ、自害したというお話も残っているとか……。



詳しくお読みになりたい方は、こちらのホームページをご覧下さいね。



かぐや姫のお話は、こちから順番に読むことができます。



童話としてほや~んと読んでいたお話が、とってもリアルな人間模様としてせまってくる感じがしました。


日本最古の文学である竹取物語、その作者はいったいどんな気持ちで清らかなかぐや姫を月へと還したのでしょうね……。




いろんな思いを込めて、月を見上げました。





今日はなんだかしみじみとまじめなお話でしたねぇ。


それでは最後に、


秋を感じさせてくれた、アオマツムシちゃんと、





お疲れさまだったイブちょさん。





どうしてお疲れだったのか、それは次回お話ししますね……。


カリカリを食べているイブちょの背をなでながら、口ずさむ歌は。


今日は『かぐや姫の物語』の挿入歌です。



  まわれ まわれ まわれよ 水車まわれ

  まわってお日さん 呼んでこい

  鳥 虫 けもの 草 木 花
  
  春 夏 秋 冬 連れてこい

  春 夏 秋 冬 連れてこい


いい歌ですね。

ひろみちゃんも網戸越しに、目を細めて聴いていてくれました。


それではまた次回です~~ 食欲の秋~~~(←いや思いとどまれ、私!)





<追記>

夜中になって、また雨が降り出しました~~~。

秋晴れって書いたのに、訂正します~


東京も大阪も集中豪雨。。。

いったいどうなってんでしょうね……、皆さんどうぞお気をつけ下さいね

ご連絡

2014-06-16 08:34:41 | 小話

いつも見にきて下さっているみなさん、コメントを下さっているみなさん、ありがとうございます。




今朝、私のブログに、こちらの事情も知らずに長文で誹謗中傷するコメントが書かれました。


起き抜けからものすごいショックを受け、ぼうぜんとしています。





私の至らないところ、それはたくさんあると思います。


しかし、それぞれのスタンス、事情というものもあると思うのです。



私はこのブログを、自分が撮った写真や思った事を書いた文章を読んでほしいな、と思い、始めました。


みなさんにいただく優しいコメントを心からありがたく思い、ブログって楽しいなって思っていたんです。



しかし思い返してみれば、コメントのお返事を書くのは遅いし、気まぐれに更新しているし。


たくさん失礼なことをしてしまったと思います。


しっかりと毎日ブログ活動をされている方とはとても対等に交流できているとは思えません。


猫への接し方についても、いろんな考え方を持つ方がいらっしゃいます。




そんなことを、これからも指摘され、怖い思いをさせられるかと思うと、とてもこれ以上交流はできません。





優しい言葉をたくさん下さったみなさま、今までありがとうございました。



ブログは続けていきますが、これからはコメント、読者登録、ブックマークはなしでいこうと思います。



どうぞご登録くださった方々には解除をお願いいたします。





いきなり勝手な事をして、ほんとうにすみません。




インターネットで不特定多数に読まれるのだから、いつかこういうこともあるとは思っていました。


しかし、ダメージは思っていたより大きかった。


長く交流があっていろいろ気を遣っていた方からも便乗して中傷があったので。



そんな風に思われていたんだと。








私のすることがいやなら、読みにこなければいいだけのこと。



コメントを書かれるのがもういやなら、削除するなりそのむね伝えてくれればいい。




たまたま私のブログを見つけて読みにきて、気に入らないから中傷する。


自分の考えとは違うものは、文句を言っていいと本気で思っている。



世の中にはそんな人もいるのですね。



今までコメントをくださったたくさんの方々がとても優しかったから、ショックでした。






こちらの地域は、東京などの猫ボランティアが進んでいる地域とは違って、野良猫に対するケアはまったくされいてません。


わたしひとりでは、なかなか野良猫一匹捕まえるのもできません。



旦那に「協力して」というのも言いだせない、小さい人間です。




そんな人間でも、怪我したりして庭にやってきた猫くらいは、せめて飢えないように、寒くないように、してあげようと思っていました。


避妊手術も、チャレンジしてみようと思っていました。



ひとり悩んでいる人間の気持ちを考えられない人は、最低です。






すみません、涙が止まらないし文章も止まらなそうなので、このあたりで終わりにします。



不快なことをたくさん書いて、すみませんでした。



今まで、ほんとうにありがとうございました。








ワルプルギスの夜(ちょっと遅れ)

2013-05-03 04:21:30 | 小話
ちょっと小話です。




アニメで見た、恐ろしい魔女が襲いくる夜。

ほんとうにある日なんだと知りました。


ヨーロッパ、中欧や北欧などで、春の祭りが行われる日の前夜(4月30日か5月1日)、魔女たちが跋扈すると言われているそうです。

まさにそんな月が、真夜中の丑三つ時に上がって来ていたので、写真に収めました。

大きく赤い月は、なんとも言えず不気味ですね。
月の影から、バッサバッサと悪魔が舞い降りてきそう。

こんな月の夜だから、そういう信仰になったのかな、とちょっと考えました。


何かの本で読みましたが、古代ケルトの一日は夜から始まり、月の光を浴びたハーブは強い効力を持つと信じられていたそうです。

夜に魔女が跋扈する、というのは、そういう文化の人たちの行動を指していたんじゃないなぁ、と考えました。


地域によっては、この夜はちょっとしたイタズラをしてよかったり、または生者と死者の国の境が曖昧になると考えられたりしたそうです。


そんな夜にとても近い、5月2日の月でした。





今回書いた話は全て推察ですので、頭から信じないで下さいね~!