「そのイケメン黒服スカウトのファンなのか?それとも単なる嫌がらせか?判然としないのですが、最寄のベンチに女子高生数人が陣取り、「そんなんぢゃねぇだろ?ほら!もっと、喰い下がれよ?」トカ、「ほら!ほら!もっと、声を張って!相手に聴こえてねぇーぞ?」トカ、「ほら、あれ!あれ!あれ!あれ!あっちに行ったあの女ァ!モロキャバヅラ(← キャバ嬢FACE)してたぞー?追っ駆けなくていいーのかァ~?」トカ。野次とも声援とも区別のつかない、互い抱き合いながら道化ているようで一心不乱に相手を弄んでいるような。そんな、ジャレ合っている様で実は思いっきし嬲ってい、愛情と憎しみと哀しみと憐れみと日和見が渾然一体となって混沌とした空気を醸し出してる光景が、駅前で夕暮れ黄昏時に現れる。そんな街です。我が街は。」(二十四歳 / モブ・ディラン)
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