カムイ伝ではない

「カムイ外伝」をみました。

いろいろ突っ込みどころもありましたが私は気に入りました。

飯綱落としと変位抜刀霞斬りもありましたからね。

白土三平の重厚なストーリーが描かれていない。との批評もありますが
それは「カムイ伝」であって「カムイ外伝」はどちらかといえば
カムイ＝ダークヒーローのエンターテイメント作品でしょう。

だから、忍びの追っ手から逃げる、戦う、勝つ。そして逃げる。の繰り返しでいいんです。

馬のお腹に隠れて乗る乗り方や空蝉の術、土遁の術など
白土三平漫画そのもので嬉しかったです。

マイナスは飯綱落としを得意とするカムイは森の中の戦いが得意だから
もっと森林戦が見たかった。
海や空、サメなどの生物のＣＧが不自然すぎる
(あまりにも惨いから作品そのものの価値を落としてしまっている、もったいない。)
ストーリーが中だるみする、もっとアクションをいれた方が良かったのでは？
と感じました。

役者さんはみんな上手でした。土屋アンナを除いて。

カムイの松山ケンイチは言うまでもなく伊藤英明にも正直、驚きました。

この俳優、なかなかやる！

おそらく続編があるだろうから
今度は手裏剣の業にもこだわって欲しいです。