童謡の?!
紅白の曲目発表、というのをわくわくしながらクリックしたものの、
あまりの意外な、というか思ってもみなかった曲名に、ちょっと呆然。
「ん?一覧表、間違ってない?」と思っちゃったよ。
見なれた曲名が記されていなかったことが驚きで。
それでも一瞬「えーまだ聴いてない曲でこんなタイトルのがあったんだ?!」とも
思ってしまったけれど。(最近トリビュートもので古い感じの曲名を目にしてたからか)
童謡「ふるさと」だとわかって、さらに動揺。
同様に思われた方もいるかもしれません。

「一筋の軌跡」で、客席まきこんでラララ~指差しやってほしいけど
やっぱり本命は「Platinum」?なんて思っていたから…。
がっかりしたのも事実。
出し物コーナーで歌える歌なんじゃない?…とも思ったけど。
でもここは、ゴスペラーズとして紅白で歌います、に、意義があると思うことにしました。
由紀さおりさんと安田祥子さんご姉妹が出ないから、の役回りだとは思いません。
ゴスが歌うからこそ、30代のゴスが歌をつないでくれることで、
ゴスマニアや、「あ、ゴスペラーズだ」と思うレベルの人、ゴスを知らない人まで
日常縁遠くなってしまった「うた」に興味を引くきっかけになるかもしれない。
ほんの、大みそかの一瞬であってもいい。
ふるさとの光景だとか、改めていい曲だよね、なんてことを思ったりだとかの
きっかけをゴスが担うなんて、それは素敵なことじゃないだろうか。
そして「合唱」という道を選ばなかった5人が、その手の代表的な歌唱曲を歌うということ。
この「場」が「ある」、というのがゴスの陽のあたる坂道の一本だと信じてみよう。
今年の歌を歌わないことで、あまり知らない人には「新曲出してないんだ、この人たち」と
思われたらすごくシャクだけれど(他の歌手には、私が毎年感じることなんだけど)。
あえてそれを選んだゴスには、今年だけにこだわらない、ちょっと大きなスケールで
自分たちと歌い続けることの関係を描きはじめたようにも思えたりして。
去年のスキウタの影響もあるのかな…なんて、勝手な憶測にすぎないけどね。
持ち歌じゃない歌をも歌いこなせるのが、本当の歌い手なんだ。
誰もが口ずさめるメロディーを、誰もが情景を思い描ける詩を、ゴスが歌うんだ。
きっとストレートに変化球に、やってくれますよ、彼らは。
5人の声だけ、もいいけれど、島健さんにピアノを弾いてもらえたら嬉しいな~。

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