石巻市北上十三浜の白浜海水浴場が,8月10日(土),11日(日)の2日間限定でオープンしました!!
白浜海水浴場を再開するため北上地区復興応援隊や地元有志で組織した「白浜海水浴場再開実行協議会」が,
この日のために浜の清掃や案内表示,各種資材の準備や海水浴場の運営を行いました。
安全祈願祭では協議会佐藤代表が
「東京のボランティアの方々など,海水浴場再開に携わっていただいた皆さんに感謝したい」
「海でたくさん泣いたけれど,この2日間で少しでも取り戻したい」
と語りました。
また,本部テントには発砲スチロールなどで作成した「白浜の低平地整備模型」が展示され,将来の白浜地区を考える場も設けられました。
初日は石巻市の最高気温が34.7℃とこの夏一番の暑さとなり,
3年ぶりとなる海開きに地域の家族連れなど多くの方々が訪れ,浜は歓声に包まれました
水色のサーフボードに「2日間だけの海開き」の文字。
地域の方々の復興への想いが込められた2日間です!
白浜海水浴場は,北上川河口の「追波湾」を望むところに位置します。
首都圏のボランティア団体の協力により綺麗な砂浜が蘇りました!
本部の設置作業など海開きの準備が,実行協議会メンバー等により朝早くから行われました。
海の家の準備に大忙し!
朝から気温が上がっており,スタッフからは「暑くなりそうだね」と期待に笑顔がこぼれます
かつて数十戸の家が立ち並んだ白浜地区のこの場所には,約8mの防潮堤が設置される予定です。
完成時の防潮堤の高さや位置を示す木製の設置物(写真左側)。
海開きの神事が執り行われました。
東日本大震災で犠牲となった方々への供養と海水浴の安全祈願を行いました。
あいさつする佐藤代表。
「海水浴場を開くことでみんなを笑顔にしたい」とこの海開きへの想いを話されました。
スタッフ,関係者一同の「2日間だけの海開き」が地域の方々へ元気を与え,
訪れた方々に楽しい思い出を作って欲しいとの強い想いが感じられました。
待ちに待った海水浴。ボディーボードや浮き輪,砂遊び道具と準備万端です!!
待ち切れないとばかりに,海開きと同時に海へ駆け込んでいく若者たちも見られました
砂浜で寛いだり,海に入ったり,波打ち際で貝さがしなど,思い思いの過ごし方で海水浴を楽しんでいました
久々の海水浴。この日は石巻でも最高気温が32℃まで上がるこの夏一番の暑さとなりました!
砂浜には,色とりどりのビーチパラソルやテントなどが並び,水と戯れる歓声が響いていました。ライフセーバーが待機しているテント。
訪れた方々が安心して海水浴を楽しんでいただけるように,多くの方々が関わり運営していました
海の家では,「かき氷」「生ビール」など海の定番商品が販売されました。
本部テント周辺では,馬車の運行も行われました!
「白浜の低平地整備模型」は,日本建築家協会宮城復興支援委員会が製作しました。
鹿嶋神社。地元の方は「ビール神社」と呼ぶそうです。
東日本大震災の津波により社殿は流されました。
砂浜からは約200m山側に入った丘の上に,白浜地区を見守るように鎮座しています。
(uchi)
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