石巻&東松島&女川復興情報 “石巻地域Again”

『復興に向けて頑張る地元企業』や『石巻地域の復旧状況』といった地元密着情報などを発信していきます!
〈本文は、敬称略〉

女川からつながる絆の“わ” 女川高校商品開発!

2013年09月18日 | 地域情報

女川高校生徒会では,東日本大震災後から地域復興のために
売り上げの一部を支援金として寄付する「支援金付きお菓子」の開発に,株式会社大沼製菓と協力して,取り組んでいます!

 

第1弾としての取組は,女川高校の生徒と震災後ボランティアとして石巻へ来た明治学院大学の学生が
「被災地が元気になる企画はないか」と一緒に考えたのがきっかけで「支援金付きお菓子」の商品化が発案され,
2011年,女川高校,一般社団法人Colabo(当時は,学生団体),(株)大沼製菓と共同で「たまげ大福だっちゃ」として商品開発されました

 

「たまげ大福だっちゃ」は,「笑顔・幸せ・楽しい」をコンセプトに,

甘酸っぱい餡が特徴の「レモンあん」を使用したオレンジ色,
甘~くとろける「トロチョコ」を使用したピンク色,
サクサクした食感が楽しい「きなこクランチ」を使用したグリーン色の

三色の色鮮やかな美味しい,楽しい一口サイズの大福となっています!

これまでに出品した県内外の高校文化祭や復興イベント等での販売も大好評で,
(株)大沼製菓でも8万個を売り上げる大ヒット商品となっているそうです! 

(株)大沼製菓の店頭・インターネットで販売しているほか,復興イベント等でも販売しているそうです。
 (株)大沼製菓のホームページはこちら⇒http://www.onuma-seika.co.jp/

 

そして現在,第2弾となる商品開発が進行中です!

 

今回は「女川からつなげる絆の“わ”」がコンセプトとなっています。
「ありがとう・感謝・これからもよろしく」という想いを込めたお菓子の開発を目指すそうです

 

第2弾も(株)大沼製菓と共同で行われており,開発へ向けすでに企画会議が重ねられ,
去る8月26日(月),試作品の試食会が行われました。

 


2013年,第2弾に向けた開発中商品の特徴は,
宮城県ならではの食材を使うことで,サクッとサラッとした,今までにない食感のお菓子だそうです!

 

 
こちらが今回の試作品。


(株)大沼製菓が事前に用意したいろいろな種類の試作品を試食し,
どの味にするか,パッケージやネーミングはどうするかについて検討しました。

 


いろいろな種類の試作品が用意されました!

 


生徒の「せ~のっ」のかけ声で,参加者は一つ一つ味や食感を確かめながら試食していました。

 


味を忘れないうちに,すぐに試食した感想をメモします。

 


その後,みんなで味,大きさ,食感などの感想・意見を出し合います。

 

試食後,パッケージのデザインや梱包方法,価格,ネーミングについても検討しました。

パッケージについての検討では,コンセプトである「女川からつながる絆の“わ”」をどう表現するか,
またネーミングでは,女川らしさのあるネーミングはなにか,といった課題が出されました

とても難しいように思えましたが,生徒さんからは次々とユニークなアイデアが出されていました!

 

黒板がアイデアでいっぱいになっています

 

 

今回の企画会議を踏まえ,さらに試作を重ねていくそうです。

 

商品の発表は,11月に開催される文化祭を目指していて,完成へ向けて着々と進行中です!

今回参加した先生,生徒さんたちと当部のスタッフ。

 

また,女川高校は2014年3月に閉校を迎える予定となっており,
今回の商品開発には一層の思い入れが感じられます。

 

今回の商品開発は,女川高校や関係者の皆さんにとって,記念となる商品となることでしょう

どんなお菓子が完成するのか,とても楽しみです!

 

(haru)