ビルの崩壊アニメーション
Blenderを連日触ってきて、私はチマチマと頂点を触ってモデルを作っていく操作よりも、エフェクトをかけたり、物理演算を使って豪快に動く動画を作る方が好きなことに気が付いた。ダイナミックな動きができるとワクワクしてくる。
今日はビルが崩壊する場面を作った。世界ではイスラエルの進攻とかロシアの戦争などがあって、建物や病院の崩壊が現実世界で報道などで目にする。そんな荒々しいことを想像してほしくはないよ。だから荒野にビルをセッティングして、アニメ調にしてみた。それもビルのかけらが飛び散るというアニメの世界観を大げさに表現してみた。
制作過程
最初はビルの1つの壁から作っていった。
窓と窓枠ができたら、今度は崩れていくかけらを用意する。クイックエフェクトのCell Fractureを使った。これはアドオンを挿入しておいた。部品の数を1側面に対して400個を設定した。しばらく待った。おもしろいよ。かけらがどんどん作られる様子がわかる。最終的に赤く表示された。
これをリジットボディのアクティブ追加としておく。再生すると、この壁は崩れていくのだが、どんどん下へ落ちてしまう。そこで受け止める平面を追加した。
壁が崩れたとき通過してしまわないように厚みを付け、リジットボディのパッシブにする。再生すると平面の上に崩れていった。
1面のアニメーションはできた。ここだけでも400個もあるのでコレクションにまとめておく。次はこの側面を複製して3つの壁を作った。本当は4面と天井が要るが、ここまででかなりパソコンが重くなっているので、3面だけにした。見え方を工夫すれば何とかなるだろう。
複製するのはよいが、ここで面の向きに注意がいる。窓が全部外向きになるように調整した。ここまででほぼ完成である。しかし、全部がいっぺんに崩れてしまってはリアリティーにかけると思い、今度はかけらの一部を選択してそれを「パッシブ」に設定しなおした。最終ではCyclesエンジンで書き出した。2時間半かかった。
この動画の最後の方に少し残った部分があるよ。それに気が付いてほしいなあ~。ただ少しの部分だけなのでわかりにくいかもしれない。
さあ、派手なビル崩壊のアニメーションです。最後あたりの残骸に注目してください。岩とビルの色が似ているので非常にわかりにくいです。かけらの上に少し飛び出ているコンクリートがあるよ。自分ではどこらへんのかけらたちとわかっているのであるが、他の人は「間違い探し」の感覚で探すしかないかも・・・。
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