Blender 柱の破壊アニメーション
物理演算を使って破壊のアニメーションを作った。物を落として砕けさせるというアニメーションを以前に作ったことがあるが、今回はその一部を破壊するというシチュエーションを作ってみたかった。
最初に、砕けるところを指定しなければならない。アドオンのCellFractureを使い、砕けるパーツ(ピースといった方がいいかな)を250個と設定した。直方体に砕きたいところを「アノテート」のペンで印をつけておく。水色のところだよ。
次に250個あるcell(パーツ)の1つを選んで、物理演算のリジッドボディのアクティブを付ける。後はcellの全部を選択して「アクティブからコピー」をすると全体に物理演算の設定ができる。そうするとこの直方体は下へ落ちるが、今度は地面を付け、パッシブを入れなければならない。そのために平面を追加した。
これで再生すると直方体が落ちてきて全部がバラバラになった。しかし今回は一部が砕けて、残す部分も作りたい。ここが今までとは違う難しいところだった。 物理演算の「力学処理」で「非アクティブ化」「開始時に非アクティブ・・」をオンにする。すべてにこれをかけておく。
次はここに衝撃を与える物体を作る。球を入れた。
ここでアニメーションを付ける。球の位置を決めてキーフレームを打つ。私はBlenderのバージョン4.1で作成しているのでKキーを使う。4.0までは「iキー」だった。球には物理演算・リジッドボディのアクティブを入れる。そして「アニメ」にチェックを入れる。これで再生すると、球が柱に当たって崩れた。
次に、崩れてほしくないところを選択して「パッシブ」を入れる。そうすると球が当たっても残る部分ができるという訳だ。
さて、これを作るにあたって参考にしたのは「3D にゃんさん」の動画である。球の代わりに人がこぶしで叩いて柱を壊すという発想であった。面白いと思った。早速Mixamoからダウンロードした。これをBlenderにインポートした。
真ん中に入った。これを大きくして位置を整えた。
Mixamoのフィギュアには動くアニメーションがついている。これを今回の動画の動きに合わせるようにキーフレームを動かした。再生してよかったら、あとはいつものように背景・カメラ・レンダー設定をして書き出す。
このようにしてアニメーションが完成した。
Blender 柱の破壊アニメーション