節分の日の今日は晴れときどき曇り。今朝は南の地平上に雲が広がっているが、東の地平上が心なしか白く見える。上空には澄んだ暗い空が広がっていて、金星と木星が明るく輝いていた。朝の気温はー2℃で風は無く、冷たく乾いた空気が周囲を包み込んでいる。しんしんと冷えるような陽気である。
今日は職場の清掃立ち会いで出勤する。いつもと同じ時間に家を出たのだが、土日の朝の電車は平日よりも早く新宿駅に到着する。いつも朝食を買うコンビニのあるビルは、今日は保守点検のために休館となっており、ビル内のショップやレストランも休業している。そのため、いつもと異なるコンビニで朝食を買って、職場に向かった。
午前中は澄んだ青空が上空に広がっていたが、昼過ぎになって上空の所々に薄い雲が広がってきて、日射しが弱々しくなってきた。午後になって南風が吹いてくると、気温がぐっと上昇して昼間の最高気温は13℃と、春のような陽気となった。
立ち会いは昼前に終わった。今日は午後2時まで職場で仕事をすることになっている。定時を回り、後片付けをしたところで職場を出た。
お昼を食べて帰ることにして、職場のあるビルの隣のNSビルに入った。エレベーターで29階に上がり、スカイレストラン街のフロアに到着した。フロアにある飲食店のうちのいくつかは遅い時間までランチ営業をしている。今日はその中のイタリアンレストラン「ラ・パウザ 新宿NSビル店」に入店することにした。
店内に入る。店は入口から見て左手前に厨房があり、右手と正面奥の窓際に4人掛けのテーブル席が15卓と2人掛けのテーブル席が4卓配されている。店員の案内に従って、奥の4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
席に座ると店員がお冷やを運んできた。テーブルの上には籠が置かれていて、その中にスプーンとフォーク、紙おしぼりが入っている他、卓上には紙ナプキンとハバネロソース(大辛)、メニュー、コールボタンが置かれている。ランチメニューは卓上のメニューブックとは別に卓上に広げられていて、お冷やを飲みながらメニューを眺めた。
ランチメニューはランチパスタセットとして「日替わりランチパスタ」「ちりめんじゃことオクラのペペロンチーノ」「キノコの和風バター醤油鰹節のトッピング」「ベーコンとブロッコリーのトマトソース」「めんツナ(明太子ツナ)クリームソース」「茄子のミートソース」「温泉卵のカルボナーラ」の7種類のパスタと、期間限定として「ジンジャークラムチャウダースープパスタ」がある。全てのパスタセットにはドリンク(コーヒー、紅茶、カフェラテ、ジンジャーエール、コカ・コーラ、ウーロン茶、オレンジ)が付いている他、オプションとして「ランチミニサラダ」「ランチミニポテト」「ガーリックトースト2枚」「ミニフローズンプリン」「ミニパンナコッタ」「ミニガトーショコラ」が用意されている。
注文したのは「温泉卵のカルボナーラ」のパスタセットである。パスタはWサイズとした。ちなみにWサイズにすると、麺、ソース、具材全てが2倍になる。パスタの量は1人前100gということなので、200gになるという訳である。
ドリンクは「アイスカフェラテ」とした。更にオプションを1つ付けることにして「ランチミニサラダ」を注文する。
注文を終えると、お冷やを飲みながら料理ができるのを待った。
しばらくして、最初に「アイスカフェラテ」が運ばれてきた。グラスに入った「アイスカフェラテ」には氷が浮かべられていて、ストローが既に挿してある。「アイスカフェラテ」にはガムシロップが添えられた。
続いて「ランチミニサラダ」が運ばれてきた。「ランチミニサラダ」は楕円形の皿にちぎったレタスが盛られて、ちぎったレッドキャベツが1切れ彩りを添えている。更に普通のカイワレと紫キャベツのカイワレ、千切りのニンジン、コーンが盛られていて、フレンチドレッシングがかけられている。
最後に「温泉卵のカルボナーラ」「Wサイズ」が運ばれてきた。大きな皿に盛られた「温泉卵のカルボナーラ」「Wサイズ」はパスタの上にダイスカットのハムがちりばめられ、中央に削りたてのパルメザンチーズが山盛りに盛られていて黒コショウが振りかけられ、温泉玉子が2個落とされている。
最初に紙おしぼりで手を拭くと、フォークで「ランチミニサラダ」を食べる。今日も比較的乾燥していることもあって、みずみずしい生野菜が美味しい。シャキシャキとした食感の生野菜にはちょっとオイリーな優しい酸味のドレッシングがかかっていて、食べ応えがあって美味しい。
「ランチミニサラダ」を食べてしまうと、続いて「温泉卵のカルボナーラ」を食べる。まずはパスタの皿の底に溜まっているクリームとパスタを絡ませるようにフォークで軽くかき混ぜた。かき混ぜていると、温泉卵の濃い黄身が溶けだして、ソースやパルメザンチーズと絡まる。やがて、パスタにソースが満遍なく絡まると、パスタを食べる。
デュラムセモリナ粉100%のパスタはもちもちとしていて、ソースやチーズと絡まって口の中に入ってくる。パスタに絡まったソースは甘くて美味しい。ダイスカットのハムが柔らかい歯応えで、食感のアクセントになっている。クリーミーな中にチーズのコクと温泉卵の甘みが感じられる。量もたっぷりとあって、なかなか食べ応えがある。
パスタを食べてしまうと、最後にスプーンで皿の底に溜まったソースを掬って口に運んだ。パスタを満喫したところで、最後に「アイスカフェラテ」を飲む。ガムシロップを入れて、ストローで「アイスカフェラテ」を飲んだ。冷たい「アイスカフェラテ」はミルキーな甘さで美味しい。口の中がスッキリとするようである。
午後もだいぶ過ぎて、窓の外には柔らかな日射しが降り注いでいる。このままどこかに行きたい気分である。「アイスカフェラテ」を飲み干すと、最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。
卓上に置かれた伝票を持って席を立つと、店の入口脇のレジで代金を払って店を出た。
エレベーターでビルの1階に降りて、新宿駅に向かう。新宿駅から運良く中央線特別快速電車に乗ることができた。更に中野駅で座ることができたので、そのまま爆睡して日野駅に到着した。
既に日は傾いていたが、気温はまだ高めで乾いた空気がすがすがしく感じられる。家に着くと、眠気が襲ってきた。