6月初日の今日は晴れ。今朝は上空に大きな綿あめのような雲がいくつも浮かんでいるものの、雲の合間から青空が垣間見えていて、朝日が射し込んでいる。今朝の気温は16℃で、北よりの風が吹いている。昨日の深夜に降った雨で濡れた路面はほぼ乾いていたが、道路の所々にシミのように濡れた部分があった。
ベランダの外に出てみると、強い日射しが降り注いでいて、陽光が熱いくらいに感じられる。湿度が高いものの、空気がヒンヤリと涼しく、風が涼しく感じられた。団地の前庭には既にムクドリが数羽飛んできていて、エサをついばんでいる。木々の茂みからは鳥のさえずる鳴き声が聞こえた。
今日は午前中4時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもより少し遅い時間にすると、湯を沸かしてドリップコーヒーを淹れる。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませた後、髭を剃って顔を洗った。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始する。
仕事をしていると、次第に上空の雲が減って青空が広がってきた。昼過ぎに業務を終えると、職場に業務終了の連絡のメールを送付し、端末をビジネスリュックサックの中に入れて、家を出る。日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かった。
新宿駅に着くと、改札を抜けて外に出た。緊急事態宣言が延長になったにもかかわらず、先月とは異なり、明らかに人の流れが変わった気がする。駅前は結構人出があって、地下道は混んでいる。お昼を食べて職場に向かおうとしたのだが、どこも混んでいて、すぐには店に入れなさそうである。
京王モールアネックスを抜けて、都営新宿線新都心口改札直近の6出口から地上に出た。日中は晴れて、上空には青空が広がった。ところどころに雲が浮かんでいるものの、強い日射しが降り注ぐ、初夏の陽気である。昼間の最高気温は26℃で、5日連続の夏日となった。強い南よりの風が吹いていて、少し蒸し暑いくらいに感じられる。
地下鉄の出入口を出て左に曲がると、左手に以前「千吉カレーうどん」を食べたカレーうどん屋「千吉 新宿甲州街道店」が見える。この店の手前の角を左に曲がって代々木方面に向かおうとしたのだが、カレーうどん屋「千吉 新宿甲州街道店」のあるビルの南隣のビルの地下1階に中華料理屋「香港料理 皇記 新宿店」の看板が目に入った。
時間も無いので、今日はこの店に入ることにして、ビルの地下に向かう階段を降りた。店に入る。
入口を抜けると、店員が出てきて「お好きな席にどうぞ」と言われた。店内は入口からみて右手奥に厨房があり、その手前右手には4人掛けのテーブル席が3卓設けられた個室がある。左手には奥から6人掛けのテーブル席が1卓据えられた個室と12人掛けのテーブル席が1卓配された個室があり、その左手のスペースに6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が6卓、2人掛けのテーブル席が1卓設けられている他、奥の個室に4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が1卓設けられている。
奥の個室の中の4人掛けのテーブル席に座ると、店員がお冷やの入ったポットを運んできた。卓上には3つのコップが重ねられて置かれている他、箸の入った箱がコップの隣に置かれ、箱の上に醤油とコールボタン、紙ナプキン、楊枝が置かれている他、箱と仕切板の間にメニューが挿してある。
コップを1つ手に取り、ポットから冷水を注いで、まずは1杯飲んだ。それから更にコップに冷水を注ぐと、メニューを眺める。ラミネートされたランチメニューには各種定食と麺・飯セットが記載されている。
この他に、日替わりメニューがある。
また、刀削麺のメニューもあった。
コールボタンを押して店員を呼ぶと料理を注文する。注文したのは「香港風エビワンタン刀削麺」のセットである。セットは麺類と半チャーハン又はミニマーボー丼の組み合わせにミニ杏仁豆腐が付く。セットの飯物はミニマーボー丼とした。
料理を注文すると、お冷を飲んで料理ができるのを待つ。しばらくして、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。
さっそく紙ナプキンと箸を取ると、料理を食べることにする。まずは「香港風エビワンタン刀削麺」を食べることにした。「香港風エビワンタン刀削麺」はきしめんを思わせる幅広の刀削麺が透き通った塩スープに浸かっている。
麺の上にはエビワンタンが4個とチンゲンサイ、モヤシが載っていて、緑色のチンゲンサイが刀削麺に彩りを与えている。スープの上には刻みネギが少量浮いている。
レンゲを取ってスープを飲んでみる。コショウのきいたスープは旨味が詰まっていて美味しい。続いて箸を取って麺を食べる。太い麺はもちもちとした歯応えのある食感とつるつるとした喉越しが美味しい。麺にはたっぷりのスープが絡まって口の中に入ってくる。1本1本の麺が食べ応えがあって、全体的になかなかのボリュームである。
麺を食べながらレンゲでエビワンタンを掬って口に運ぶ。ツルンとした皮の中には刻んだ海老と豚挽肉で作った餡が詰まっている。プリプリとした食感の餡はジューシーで、甘くて美味しい。餡の中には刻んだタケノコが入っていて、シャキシャキとした食感がアクセントになっている。チンゲンサイも食べながら、麺を食べた。
麺をあらかた食べ終えたところで、ミニマーボー丼を食べる。ミニマーボー丼は小さな丼にご飯を盛り、その上からマーボー豆腐をかけてある。マーボー豆腐は茶色い餡に小さな豆腐のダイスカットが5個ほど入っている。
刀削麺に添えられたレンゲでミニマーボー丼を食べる。
マーボー豆腐はそれほど辛くないものの、口に入れると唐辛子を中心とした各種香辛料のじんわりとした辛さに花椒の香りが鼻腔を抜けていく。豆腐の優しい味わいがマーボー豆腐にアクセントを与えている。マーボー豆腐をライスに絡ませてレンゲで口に運んだ。ほどよい辛味が美味しい。
マーボー豆腐が残り僅かになったところで、レンゲで刀削麺のスープをライスに注ぎ入れて、雑炊風にしてライスをかき込む。スープの旨味に僅かに残ったマーボー豆腐の唐辛子の辛味が加わって、なかなかの食べ応えである。サラサラとライスをかき込むようにして食べてしまった。
ミニマーボー丼のお碗が空になったところで、刀削麺のスープを飲む。丼を傾けてスープを飲み干すと、体が熱くなって、額から汗が滴り落ちた。
最後にデザートのミニ杏仁豆腐を食べる。杏仁豆腐は小さなガラスの器に入っていて小さじが添えられている。3つの小さな杏仁豆腐の脇には桃の小さなカットが添えられている。
スプーンで杏仁豆腐を食べた。杏仁豆腐は舌触り滑らかな食感で、優しい甘さが美味しい。杏仁豆腐に載せられた桃はジューシーで、食感のアクセントになっている。
杏仁豆腐を食べてしまうと、最後にコップに残った冷水を飲み干して完食した。
食事を終えると、身支度を調えて席を立つ。伝票を持って店の入口脇のレジに進むと代金を払った。精算にはペイペイ又は現金のみ使えるとのこと。代金を現金で払うと店を出た。外に出ると強い日射しに頭がクラクラとする。再び地下道に入ると職場に向かった。途中の売店でアイスコーヒーを買って行く。
午後はデスクワークである。今日はテレワークをしている職員が多くて、職場は静かだった。おかげで、仕事に集中することが出来て、だいぶ仕事もはかどった。とはいえ、ふと顔を上げると、既に空は暗くなっている。時計の針も午後8時にさしかかろうとしていたので、帰り支度をすると職場を後にした。
建物の外に出て空を見上げると、南から雲が流れてきているのが見えた。次第に上空に雲が広がってきている。地下道を歩いて新宿駅に出ると、中央線下りホームに滑り込んできた通勤快速電車に乗って帰宅の途についた。
電車が日野駅に到着すると、電車を降りてホームに立った。強い南よりの風が吹いていて湿った空気が冷たく感じられた。
今日は曇り時々晴れ。今朝は上空に雲が広がっているものの、西の空は雲が切れて青空が垣間見えた。雲はゆっくりと東に流れていて、次第に空が明るくなってきている。東の空に広がる襞のような雲の合間から朝日が射し込んでいた。
今朝の気温は14℃で、弱い西よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面は、だいぶ乾いてきていたが、まだ所々シミのように濡れていた。ベランダに出てみると、日射しが弱々しいこともあって、湿った空気がヒンヤリと感じられる。風が冷たく、涼しい朝である。
今日は朝2時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもより少し遅い時間に起床すると、インスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら簡単に朝食を済ませると、髭を剃って顔を洗う。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。
日が昇ってくると、次第に外が明るくなってきた。窓から外を見渡すと、東の空の雲も切れて上空には青空が次第に広がってきた。メールをチェックしたり、資料を見ているとあっという間に2時間が経過した。テレワーク終了のメールを職場に送付すると、端末をビジネスリュックサックに入れて家を出る。
日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かう。車内は比較的空いていて、シートに腰を下ろすとビジネスリュックサックの中から読み物を取りだして、記事を読み始めた。電車はしばらくして新宿駅に到着した。
新宿駅に到着すると改札を抜けて外に出た。日中は上空に雲が広がって、スッキリしない空模様である。太陽は雲に隠れているが、薄日が射して空は明るくみえる。昼間の最高気温は26℃で、再び夏日となった。強い南よりの風が吹いており、湿度が高めで蒸し暑い陽気である。
職場に向かう前に、お昼を食べていくことにした。先日、「から揚げ定食」を食べた牛丼屋「吉野家 新宿京王モール店」の隣にラーメン屋「どうとんぼり神座 新宿京王モール店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店の正面右手にタッチ式の券売機があって、ここで食券を購入する。
券売機はタッチパネル式になっている。
食券を購入すると、店の左手にある入口から店内に入った。入口には店員が待ち構えていて、まず、入口にある機械で体温測定と手指の消毒をする。その後、案内に従って、店内のカウンター席に座った。
店内は入口からみて右手奥に厨房があり、厨房を囲むようにしてカウンター席が16席L字形に配されている他、左手手前の壁際にカウンター席が8席設けられ、奥に8席分のカウンター席が設けられている。更に通路に面してカウンター席が6席設けられている。
席に座るとお冷が運ばれてきたので食券を渡す。注文したのは当店人気No1メニューの「小チャーシュー煮玉子ラーメン」と「餃子」「ライス」である。注文を終えると、お冷を飲んで料理ができるのを待つ。
卓上には餃子のタレとラー油、豆板醤、おろしニンニク、辛ニラといった調味料や薬味の他、箸と楊枝、紙ナプキン、冷水のポットが置かれている。
しばらくして、料理が運ばれてきた。
さっそく箸と紙ナプキンを取って、食べることにする。
最初に餃子の皿に餃子のタレを入れることにした。餃子は四角い器に5個並べられている。
この器の端に窪みがある。ここに餃子のタレを入れ、更にラー油を垂らした。
いよいよ「小チャーシュー煮玉子ラーメン」を食べることにする。口縁の大きな丼に入った「小チャーシュー煮玉子ラーメン」の麺は中細のストレート麺で、透き通った黄金色のスープに浸かっている。スープには唐辛子が浮いている。
麺の上にはたっぷりの白菜と薄切りの豚バラ肉が載せられた上にチャーシューが6枚表面を埋め尽くすように並べられていて、味玉が1個載せられている。
まずはレンゲを取ってスープを掬って口に運ぶ。上質な香りを持つスープはあっさりとした味わいの醤油スープで具材の白菜の甘味とさまざまな旨味が溶け込んでいるようだ。続いて箸を取って麺を食べる。麺は1玉120gあり、なかなかのボリュームがある。もちもちとした食感でスープとたっぷりの白菜が麺に絡まって口の中に入ってくる。
白菜は奈良産のものを使用しているとのこと。スープを吸った白菜はジューシーで美味しい。豚肉はイタリア産の銘柄豚「ドルチェポルコ」を使用しているとのこと。脂の甘味に赤身の旨味にスープが絡んで、ジューシーな味わいが楽しめる。
麺を食べながらチャーシューを食べる。チャーシューの厚さは薄めながら、広げると大きいチャーシューは脂身と赤身が半々で、ハムのような食感が味わえる。チャーシューもスープと同様、こだわりの醤油ダレを使用し、口溶けの良い食感を目指しているとのことで、赤身は柔らかく、ジューシーで美味しい。
ふとチャーシューでライスを巻いたら美味しいのではないかとひらめいた。そこでライスを食べることにする。ライスは小さめのお碗の中に盛られている。ちなみにライスは国産米を使用しているとのことで、米粒が艶々としていて美味しそうである。
ライスをチャーシューで巻いて口に運ぶ。スープをたっぷりと吸ったチャーシューに巻かれたライスは予想以上に美味しかった。スープがライスに染みこみ、スープの旨味とチャーシューの肉の旨味の二重奏をライスがしっかりと受け止めている。残りの4枚のチャーシューもライスを巻いて食べてしまった。
再びラーメンを食べる。今度は味玉である。箸で持ち上げると、弾力を感じる味玉にかぶりつくと、濃い味わいの黄身が口の中に溢れ出してきた。黄身の濃い旨味を淡泊な旨味の白身が受け止めている。これにスープが絡んで、一層旨味が加わって食べ応えがある。味玉を食べながら麺を食べた。更に白菜を頬張りながら麺を食べる。
麺があらかた無くなったところで、今度は餃子を食べることにした。一口大の餃子の白い皮の表面にはこんがりとしたキツネ色の焼き色がついている。
餃子を餃子のタレにたっぷりと浸して、口に運んだ。
もちもちとした食感の皮の中には豚挽肉に刻んだキャベツとニラ、ニンニクを練り込んで作った餡が閉じ込められている。豚肉の旨味にニンニクのコクが加わり、ジューシーな食感が美味しい。
餃子を食べながら、お碗に残ったライスをかき込む。餃子を贅沢に食べながらライスをかき込むと、餃子が無くなる頃にはライスも無くなってしまった。最後にラーメン丼を持ち上げると、丼を傾けてスープを飲む。白菜の甘みと醤油の優しい旨味が絡まったスープを飲み干して完食。満腹である。体が熱くなって、額から汗が滴り落ちた。
ビジネスリュックサックの中からタオルを取りだし汗を拭うと、コップに残った冷水を飲み干して席を立つ。身支度を調えると、店を出た。
地下道を歩いて職場に向かう。地下道から外に出て歩いていると額から汗が滴り落ちた。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭う。汗だくになりながら歩道を歩いていると、風が涼しく感じられる。途中の売店でアイスコーヒーを買い、職場に向かった。
午後は職場でデスクワークを中心として仕事をこなす。夕方に事案が舞い込んできて、その対応に追われている内に窓の外は暗くなっていた。気が付くと、既に時計の針は夜8時を廻ろうとしていた。
案件もようやく一段落して、職場を後にする。建物の外に出て空を見上げると、上空に薄い雲が広がっていた。外は昼間よりも気温が下がってきていて、湿った南よりの風がヒンヤリと冷たく感じられる。地下道を歩いて新宿駅に到着すると、通勤快速電車に乗って帰宅の途についた。
日野駅に到着すると、改札を抜けて甲州街道に出た。弱い風が吹いていて、少し涼しく感じられた。
今日は曇りときどき晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、東の空が少し明るくなっていた。今朝の気温は15℃で、北よりの風が吹いている。ベランダの外に出てみると日射しが無く、風が涼しく感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをして出勤することにしている。いつもより少し遅めに起きると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出すと、新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませる。その後、髭を剃って顔を洗い、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始した。
日が昇ってくると、次第に空が明るくなって薄日が射して来た。メールのチェックをしたり、資料を作成したりしている内に2時間が経過した。テレワークの業務を終了して職場に連絡を入れると、端末をビジネスリュックサックに入れて家を出る。
日中は曇りで、上空にはどんよりとした雲が広がっている。時折、薄日が射す時間帯があるものの、日射しが無くて、薄暗く感じられるような空模様となった。昼間の最高気温は21℃で、昼過ぎから南よりの風が吹いてきた。比較的、風が涼しく感じられた。
職場に向かう前に、お昼を食べていくことにした。西新宿一丁目商店街の三番街通りと国際通りの丁字路の角にあるビルの1階にラーメン店「日高屋 西新宿1丁目店」がある。
今日はこの店に入ることにした。店の入口を入ると、左手にローテーブルがあって、その上にアルコール消毒液が置かれている。
消毒液で手指を消毒すると、店員に案内されるままに店の奥に進んだ。店内は1階と地下1階があり、店員に1階の奥のカウンター席に座るように案内された。1階は入口からみて正面奥に厨房があり、厨房に面してカウンター席が5席配されている他、手前の左手壁際にカウンター席が6席設けられており、右手の壁際に6人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が3卓配されている。
席に座ると店員がお冷を運んできたので、冷水を飲みながら卓上に置かれたメニューを見る。
グランドメニューは3つ折りになっている。表紙には「キリン一番搾り(生)(中ジョッキ)」「餃子(6個)」「五目あんかけラーメン」「バクダン炒め単品」が掲載されている。裏面はテイクアウトの冷凍製品である。
メニューを開くと、餃子や各種セットメニュー、おつまみ、ドリンクが掲載されている。
更に開くと、各種麺、定食、飯もの等が掲載されている。
卓上にはグランドメニュー以外にもラミネートされたメニューが置かれている。最初に目に入ったのは季節限定メニュー「チゲ味噌ラーメン」である。
1枚めくると、「五目あんかけ」「キムチ炒飯」の単品やセットメニューが掲載されていた。
更に1枚めくると、各種麺のセットメニューが掲載されていた。
次も各種セットメニューが掲載されている。
次は「ミックスW餃子定食」「冷麺」である。
更にめくる。今度は各種テイクアウト用の冷凍食品と「酸辣きのこ湯麺」が掲載されている。
次は「五目あんかけ」の単品とセットメニュー、テイクアウトの冷凍バジル餃子である。
最後の見開きには各種テイクアウト用の冷凍食品と3種類の定食メニューが掲載されていた。
さっそく、カウンターの壁に設けられたコールボタンを押して店員を呼び、料理を注文する。注文したのは季節限定メニュー「チゲ味噌ラーメン」の餃子セットである。これに「大盛ライス」を追加することにした。
お冷やを飲んで料理が出来るのを待っていると、しばらくして「チゲ味噌ラーメン」の載ったトレーが運ばれてきた。トレーの上には「チゲ味噌ラーメン」の他、「ライス」と小器、レンゲが載せられている。少し遅れて、「餃子」が運ばれてきた。
さっそく箸と紙ナプキンを取って、食べることにする。
最初にレンゲを紙ナプキンの上に退避させると、小器に醤油とラー油を垂らして、餃子のタレを作った。
続いて「チゲ味噌ラーメン」を食べる。「チゲ味噌ラーメン」の麺は中太麺で、赤いスープに浸かっている。麺の上には刻んだ豚肉とニラ、白菜、タマネギを玉子でとじたものが載せられている。
レンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。ドロリとしたチゲ味噌のスープはじんわりとした辛さで、濃厚な味わいが美味しい。続いて箸を取ると、麺を食べる。中太の手もみ麺にはスープがたっぷりと絡んで口の中に入ってきた。麺はもちもちとした弾力のある歯ごたえにつるつるとした喉越しが美味しい。
スープの上に載せられた野菜はしんなりとしていて、ジューシーな歯応えに豚肉の食感がアクセントになっている。玉子がスープの辛さを緩和するように、優しい味わいで全体をまとめているかのようである。
「チゲ味噌ラーメン」を食べていると、額に汗が浮かんだ。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながらラーメンを食べる。次第に体が熱くなってきた。
麺をあらかた食べ終えたところで、餃子を食べることにした。こんがりと焼き色の付いた餃子は、皿の上に6個並べられている。
餃子を1個取ると、タレにたっぷりと浸して、そのまま口に運ぶ。
弾力のある歯応えの皮の中には豚挽き肉に刻んだキャベツとニラを混ぜた餡が詰まっていて、ジューシーで美味しい。
餃子を食べながらライスを食べる。大盛りのライスはお碗に心持ち山盛りに盛られている。
ひたすら餃子にかぶりつきながらライスをかき込んだ。やや固めに炊かれた大盛りのライスはなかなかのボリュームである。餃子の皮の中の餡から肉汁が口の中に溢れて、その旨味を楽しみながらライスをかき込む。
6個の餃子を食べ終えるころには、お碗の中のライスも半分くらいに減った。残ったライスには「チゲ味噌ラーメン」のスープをレンゲで注いで、雑炊風にしてライスをかき込む。スープの刺激的な辛味はライスで多少緩和されて、旨辛な雑炊になった。サラサラと雑炊をかき込むと、あっという間にライスが無くなった。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干す。スープはだいぶ冷めてはいるが、それでもまだ熱々で、しかも辛くて美味い。スープを飲んでいると、全身の毛穴が開いて汗が吹き出すかのように感じられるものの、それがまた気持ちいい。タオルで汗を拭いながら、スープを飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。
最後にコップに残った冷水を飲み干すと、卓上に置かれた伝票を持って席を立った。店の入口脇にあるレジで代金を払うと、店を出る。外に出ると、外気が涼しくて心地よかった。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後は職場でデスクワークである。資料に目を通したり、メールの確認をしたりしていると、あっという間に窓の外が暗くなってきた。時計を見ると既に定時を廻っている。仕事にひと区切りをつけたところで、机上を整理して職場を出た。
夜になって上空を見上げると薄く綿を広げたような雲が上空を覆っていて、暗い空が透けて見える。電車に乗って帰宅の途につく。混雑を避けて乗った快速電車は、比較的混んでいて、結局立川駅まで座ることができなかった。荷物も重かったこともあって、足がしんどく感じられる。
家に着くと、熱い風呂に浸かって足をもみほぐした。ひと汗かくと、スッキリした気分になる。
深夜、ゴミ出しのために外に出た。上空を見上げると、再び雲が厚くなってきていた。
2月初日の今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に所々に穴が空いたような雲が広がっていて、穴からは暗い夜空が顔を出していた。今朝の気温は1℃だが、未明に氷点下の気温だったため、4日連続の冬日となった。冷たい北よりの風が吹いていて、空気が冷え冷えと感じられた。ベランダの外に出ると足下から冷気が迫り上がってくるような寒さである。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。朝5時に起床すると、髭を剃って顔を洗い、昨日淹れたコーヒーを飲みながら簡単に朝食を摂る。玄関のドアポストに投函された朝刊を読んでいると、雲の合間から朝日が射し込んで、次第に空が明るくなってきた。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れ、仕事を開始した。
日が昇るにつれて、雲の間から青空が次第に広がってきた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出た。
日野駅から乗った中央線特別快速電車は立川駅で全席が埋まった。新宿駅に到着すると、電車を降りて新宿駅西口の中央西改札を抜ける。新宿副都心4号街路地下道を抜けて中央通りに出ると、雲の合間から日射しが燦々と降り注いでいた。
日が射していたのも束の間、すぐに太陽が雲に隠れて日が陰ってしまった。日中は雲が多い空模様で、弱い北よりの風が吹いている。昼間の最高気温は9℃で湿度が低く、空気がヒンヤリとしていて、風が肌寒く感じられた。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。中央通りから新宿住友ビルに入ると、今日は1階の三角広場西に面した中華料理店「京鼎樓 新宿住友ビル店」に入店することにした。
店に入ろうとして、店員に入口脇のレジに置かれた消毒液で消毒をするように案内されて、手指の消毒をする。更に体温を検温された後、店内に進んだ。店内は入口から見て右手に厨房があり、左手奥に6人掛けのテーブルを1卓配した個室が2室設けられている他、その手前と通路側に4人掛けのテーブル席が5卓と2人掛けのテーブル席が11卓配されている。ちなみに店の前にはテラス席が設けられていて、4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が5卓配されていた。
店員に案内されて2人掛けのテーブル席に座る。卓上には箸とレンゲ、紙おしぼりの入った木の箱が置かれている他、小さな湯呑みが重ねられて置かれており、その脇に白酢、醤油、黒酢が置かれている。卓上にはメニューが広げられている。
席に座ると店員が温かいウーロン茶の入ったポットと刻み生姜の載せられた小皿を運んできた。
この刻み生姜は小籠包を食べるための薬味である。
湯呑みを1つ手に取ると、ウーロン茶を注いで、まずは喉を潤した。再びウーロン茶を湯呑みに注ぐと、ウーロン茶を楽しみながらメニューを眺める。見開きにはランチセットメニューが掲載されている。ランチセットメニューは「選べるランチセット」「彩華ランチセット」の2つがある。
その裏はメニューの表紙と各種点心及びドリンク、杏仁豆腐が掲載されている。
注文したのは「選べるランチセット」である。このセットは「京鼎小籠包」又は「季節の三色小籠包」と各種麺類又はチャーハン類の組み合わせとなっている。そこで、「京鼎小籠包」と「坦々麺」の組み合わせで料理を注文することにした。更に「ライス」があればいいのだが、メニューには無い。そこで思い切って店員に聞いてみると、別途料金がかかるが、注文出来るとのこと。「ライス」は「大」「中」「小」の3つのサイズがあるということなので、「ライス大」で注文することにした。
最初に「京鼎小籠包」が運ばれてきた。店員が丸い蒸籠を運んできて、蓋を取ると、蒸気が立ち上った。中には小籠包が3個入っている。
卓上の「小籠包の美味しい召し上がり方」を見ると、「坦々麺」が来る前に、熱い内に食べてしまうのが良さそうである。
そこで、さっそく木の箱の中から箸とレンゲ、紙おしぼりを取り出すと、「京鼎小籠包」を食べることにした。
最初に刻み生姜の載った小器に黒酢を垂らす。
急いで紙おしぼりで手を拭くと、小籠包を箸で持ち上げた。卓上の「小籠包の美味しい召し上がり方」によると、この店の小籠包は皮が薄いのが特徴で、横をつまむと破けてしまうため、アタマを箸でつまんで持ち上げる。
卓上の「小籠包の美味しい召し上がり方」を見ながら、小籠包のアタマを箸でつまみ、小器の黒酢に浸けた。
それを今度はレンゲに載せて、プニプニとした皮を箸で破り、レンゲに流れ出たスープを少し飲む。小籠包の中は豚挽肉の餡がたっぷりと入っていて、豊潤なスープはコラーゲンたっぷりで美味しい。
更に小籠包の上に刻み生姜を載せてそのままツルンと口の中に入れた。ジューシーな豚挽肉の餡は柔らかくて美味い。黒酢のコクが餡の旨味を引き立てるかのようである。薄い皮はモチモチとして喉越しが良くて美味しかった。
夢中になって小籠包を食べる。小器の中の生姜も食べてしまうと、それを見計らったように、小籠包の蒸籠が下げられて、「坦々麺」と「ライス大」が運ばれてきた。
「坦々麺」の麺は極細で、赤いスープに浸かっている。麺の上には豚挽肉の肉味噌とほうれん草、刻みネギが載せられていて黒胡椒が振りかけられている。
「ライス大」はラーメン丼より一回り小さいお碗にご飯が盛られている。
紙エプロンを勧められたので、紙エプロンを着けて「坦々麺」を食べる。まずはレンゲでスープを掬って飲んだ。香ばしいゴマの風味が感じられるスープはクリーミーで、マイルドな味わいが美味しい。じんわりとした辛さが舌の上を程よく刺激して、旨辛くて美味しい。
続いて箸を取って麺を食べる。極細の麺はシコシコとした食感でつるつるとした喉越しが美味しい。麺にはたっぷりのスープと具材が絡まって口の中に入ってきた。赤いスープに緑色のほうれん草は、「坦々麺」に彩りを添えているだけで無く、シャキシャキとした歯応えで、「坦々麺」に食感のアクセントを与えている。食べている内に、じんわりと額に汗が浮かんだ。ハンカチで汗を拭いながら「坦々麺」を食べた。
麺をおおかた食べ終えたところで、「ライス大」を食べる。黒酢を垂らした生姜が小器に少し残っているので、これを黒酢ごとライスにかけて、ライスを食べる。生姜のシャキシャキとした食感と黒酢の濃厚な甘みで、ライスが美味しい。このまま黒酢をかけて、ライスを食べてしまおうかと思ったくらいである。
生姜が無くなったところで、レンゲで「坦々麺」のスープを注ぎ入れ、雑炊風にしてライスを食べる。担々麺の香ばしいゴマの風味をまとったライスは、やみつきになりそうな美味しさである。肉味噌の食感がアクセントになっていて、いくらでも食べられてしまう。
サラサラとライスを食べてしまうと、あっという間にライスのお碗は空になった。最後に丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。しかも満腹である。大満足である。湯呑みにウーロン茶を注ぎ、口の中のゴマの風味を洗い流すようにウーロン茶を飲むと、伝票とコート、ビジネスリュックサックを持って立ち上がった。
店の入口に進んで、代金を精算する。店の外に出ると、外気が冷たくて心地よかった。「坦々麺」を食べて熱くなった体を少しクールダウンさせると、職場に向かう。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
日中は雲が多かった空も、西の方から青空が広がってきて、日が傾くにつれて日射しが降り注いできた。今日は夕方、会議があった。会議が終わる頃には、既に日は沈んで、窓の外はすっかり暗くなっていた。
仕事を終えると、夕食を新宿で食べていくことにした。夕食は新宿センタービルの中地階にある定食屋「大戸屋 ごはん処 新宿センタービル店」で食べていく。緊急事態宣言でどの飲食店も夜8時には閉店してしまう。ということはラストオーダーは夜7時とか7時30分とかである。夕食を食べていこうとすると、仕事を終える時間もあるが、ほとんど選択の余地は無い。
夕食を食べると、新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。電車が日野駅に到着して電車を降りると、改札を抜けて甲州街道沿いに家路を歩いて行く。公園の脇を歩きながら空を見上げると、暗く澄んだ空に星が瞬いているのが見えた。
2月に入り、そろそろ花粉症対策も必要な時期となる。今日から寝る前に花粉症の薬を飲むことにした。
連休明けの今日は曇りときどき雨。今朝は上空の8割くらいを雲が覆っていたが、雲と雲の合間から暗い空が見えていた。今朝の気温は0℃を下回り、13日連続の冬日となった。弱い北よりの風が吹いていて、湿った空気がシャーベットのように冷たく感じられる。外に出ると、吐く息が白く見えた。
今日は8日ぶりに朝から出勤する。緊急事態宣言が発令されて最初の週明けの平日の電車の車内はいつもより若干空いている。電車に乗って新宿駅に到着すると、東の空が白々と明るくなってきた。コンビニで朝食を買って職場に向かう。新宿駅西口ではスノボを抱えた若者の集団を見かけた。こんな状況でもスキーに行く若者が多くいることに違和感を覚えた。
日中は上空に厚い雲が広がっていて、みぞれのような小雨がぱらつく生憎の空模様となった。昼間の最高気温は6℃で、冷たい北よりの風が吹いている。今日は昼前に都心で初雪が観測されたとの報道があった。外に出てみると、風が氷のように冷たく、手の指がかじかむほどに寒い陽気となった。
今日は1日職場で仕事をした後、夕食を食べて帰ることにした。とはいえ、緊急事態宣言が発令されて、飲食店は午後8時には閉店してしまう。ということは店によってはラストオーダーは午後7時あるいは7時30分である。当然、立川や日野に着く頃には店は閉まっているので、新宿で食べていくしかない。
明日は自宅で終日テレワークをする予定としている。端末をビジネスリュックサックに入れ、机上を整理して職場を出ると、新宿駅西口中央通りを渡って新宿住友ビルに入った。地下1階に下りるといくつかの飲食店が営業をしている。今日はその中からラーメン屋「AFURI 新宿住友ビル店」に入店することにした。
店に入る。間口の広い店内は厨房の廻りにカウンター席が20席L字形に配されている。入口は店の両脇にあるが、左側の入口の左手にタッチ式の券売機が設けられている。
店に入り、券売機の脇に置かれたアルコール液で手指の消毒を済ませると、席に座った。卓上には両隣の席との間に透明なパーティションが置かれていて、各席には胡椒と酢、七味といった調味料と箸、楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている。着席してお冷やと冷水のポットが出された。
お冷やを飲みながらメニューを見る。
メニューは各種らーめん、つけ麺、トッピング、ごはんもの、ドリンクで構成されている。
メニューには「お席でのご注文承ります」と書かれていたが、店員に言われて入口脇の券売機の前に進んだ。最初に「店内」「お持ち帰り」のボタンから「店内」のボタンを押して先に進んだ。券売機に表示されるメニューは卓上に置かれているメニューと同じメニュー以外に「限定・セット」「おみやげ・グッズ」というカテゴリーが設けられている。
この中から「限定・セット」のタブをタッチして、セットメニューを注文することにした。
注文することにしたのは「柚子塩らーめん+炙りコロチャーシュー飯」である。AFURIおすすめメニューのらーめんと一番人気のごはんものメニューの組合せである。メニューを選ぶと、「鶏油(チーユ)の量をお選びください」と表示される。「淡麗」と「まろ味」が選べるが、初めて来た店ということもあり、おすすめと表示された「淡麗」を選んだ。ちなみに「まろ味」は「淡麗」よりも少し多めと表示されている。
次に「チャーシューをどちらかお選びください」と表示されて「炙りチャーシュー」か「鶏チャーシュー」が選べるようになっている。ここはやはりおすすめと表示された「炙りチャーシュー」を選んだ。
この店の支払いには「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券が使えるが、一旦、食券を買い、更にその料金の範囲で「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券を出して、その分の現金をキャッシュバックするという方式を取っている。タッチ式券売機ではクレジットカードが使えた。代金を払って食券を受け取ると、その食券と「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券を店員に渡し、現金を受け取った。
気を取り直してお冷やを飲んでいると、最初に「柚子塩らーめん」がカウンターの中から出された。その後、少し間を置いて「炙りコロチャーシュー飯」が運ばれてきた。
卓上に置かれた箸と紙ナプキンを取ると、さっそくラーメンを食べることにする。「柚子塩らーめん」の麺は細麺のストレート麺で、黄金色のスープに浸かっている。麺の上には炙りチャーシューが1枚とメンマ、水菜が載せられ、中央に半個分の味玉が置かれて、白身の縁に柚子皮がトッピングされている。更に海苔が1枚置かれている。海苔はスープの熱気で次第に形が崩れてきた。
まずはレンゲを取って、スープを飲んでみる。
大山(阿夫利山)の天然水を使用し、国産の丸鶏、魚介(煮干)、香味野菜などから丁寧に旨味を抽出したというスープは、柚子の爽やかな酸味が繊細なスープの輪郭を強調し、あっさりしながらもコクのある旨味が感じられる。鶏の上質な脂に香味野菜の香りをじっくりと閉じ込めた鶏油がスープにコクとまろやかさを添えている。塩の甘さに鶏の旨さが口の中に広がった。
レンゲを置いて箸を取ると、麺を食べる。北海道産最高級小麦「春よ恋」の全粒粉を使用しているという細麺は国産全粒粉とライ麦を配合していて、シコシコとした食感にスープがたっぷりと絡まって美味しい。ほのかな麦の香が、上品に感じられる。
麺を食べていると、水菜とメンマが麺に絡んで口の中に入ってきた。麺と同じ太さに刻んだメンマはオリジナルの出汁醤油でじっくり煮込んでいて、味が良く染みこんでいる。産地直送の水菜とメンマのシャキシャキの食感が、麺に歯応えのアクセントを与えている。
麺を食べながら炙りチャーシューを食べる。脂身が少ない肉質系の炙りチャーシューは厚めで存在感がある。丁寧に炙られたチャーシューはスープをたっぷりと吸って、ジューシーな歯応えである。炭火ならではの香ばしい風味に、肉の旨味とスープの旨味が感じられた。
半熟煮玉子は無添加の卵を半熟に煮込み、和風の魚介出汁で味つけしているとのこと。濃厚な黄身のとろみと旨味がラーメンと相性抜群で美味しい。厚めの海苔は淡路島産の高級海苔とのことである。スープを吸って、ジューシーな味わいで美味しい。
麺をあらかた食べ終えたところで、「炙りコロチャーシュー飯」を食べることにする。「炙りコロチャーシュー飯」はラーメン丼より一回り小さい丼にご飯を盛り、その上に刻み海苔と刻みネギを散らしてダイスカットした「炙りチャーシュー」をたっぷりを載せ、中央に大根おろしを載せて、柚子醤油ダレをかけ、柚子皮をトッピングしている。丼の一隅には刻んだきゅうりの醤油漬けをトッピングしてある。
大胆に丼を左手で持ち上げると、ご飯をかき込んだ。炙りチャーシューはジューシーで美味しい。ご飯が進む。炙った脂の甘みに柚子風味の大根おろしがあわさって、さっぱりとして美味しい。ひたすらご飯をかき込んでいると、あっという間に丼が空になってしまった。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。
コップに残った冷水を飲み干すと、帰り支度をして席を立つ。既に店はラストオーダーの時間を過ぎている。滑り込みセーフといったところである。夕食を楽しめて良かった。
店を出ると、新宿副都心4号街路地下道を歩いて新宿駅に向かう。夕食を食べて火照った体に夜の冷気が心地よく感じられた。
帰りの電車はそこそこに混んでいたが、うまい具合に中野駅で目の前のシートが空いて、席に座ることができた。お腹もいっぱいになったこともあって、まどろんでいると、電車は日野駅に到着した。駅に着くと、改札を抜ける。
日野は雨は降っていなかったが、路面はしっとりと濡れていて、湿っぽい空気がヒンヤリと冷たく感じられた。空を見上げると、暗い空に綿を広げたような薄い雲が広がっていて、雲の合間から暗い空が顔を覗かせていた。夜も更けて、ぐっと冷え込んできた。