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今日のラーメン(真鯛特製濃厚らーめん@麺屋 翔 みなと)

2021年08月19日 | ラーメン(23区)


今日は曇りのち晴れ。今朝は上空に雲が広がっていたが、東の一角が切れて、朝日が射し込んで明るくなっている。今朝の気温は22℃で湿度が高く、南よりの風が吹いていた。空気がシメシメとしていて、昨日の暑さの余韻が漂っているかのように、少し蒸すような陽気である。
今日は午前中2時間のテレワークをしてから出勤する予定となっている。平日と同じ時間に起床すると、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を取り出して、新聞を読みながら、簡単に朝食を済ませる。髭を剃って顔を洗い、定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れた。

職場にテレワーク開始の連絡メールを送付し、仕事を開始する。仕事を始めると間もなく、窓の外からセミの鳴いている声が聞こえてきた。上空の雲は崩れるようにしてばらけて、雲と雲の合間から青空が広がってきた。次第に窓の外は明るくなってきて、強い日射しに団地の前庭の木々が濃い木陰を作っていた。
仕事を始めてから2時間が経過し、職場にテレワーク終了を告げるメールを送付する。それから出勤の準備をして家を出た。外に出ると温風のような風が吹いている。ここ数日休息をとっていた真夏の太陽が復活して、灼熱のような日射しが降り注いでいた。駅までの路面が眩しく、頭がくらくらするようである。

日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿駅に向かう。新宿に到着すると、改札を抜けて駅の外に出た。上空には綿をちぎったような雲が浮かんでいるものの、青空が広がっていて、容赦なく強い日射しが降り注いでいて、うだるような暑さである。日陰を求めて、地下道に入った。
時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。地下道から新宿センタービルを抜けて新宿野村ビルに入った。新宿野村ビルの地下二階フロアの一角にラーメン屋「麺屋 翔 みなと」がある。この店は10年以上も前に「塩そば」を食べたラーメン屋「麺屋 翔 西新宿本店」の支店のひとつである。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口の外側右手に券売機が設置されていて、ここで食券を買う。


間口の広い店内は厨房の周囲に19席のカウンター席がL字形に配されている。カウンター席は2席または3席毎にカウンターテーブル上に置かれた仕切板で区切られていた。店員の案内に従って席に座ると、冷水を注いだ金属製のコップがカウンターの中から出された。カウンターの上に食券を並べて料理を注文する。
注文したのは「真鯛特製濃厚らーめん」と「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」である。

料理の注文を終えるとまずはお冷やを一杯飲んだ。空になったコップに卓上に置かれた冷水のポットから冷水を注ぐ。卓上には冷水のポットの他に混合香辛料「愛媛いよかん八味」、箸、楊枝、紙ナプキン、紙エプロンが置かれている。
冷水を飲みながら、料理が出来るのを待っていると、最初に「真鯛特製濃厚らーめん」がカウンターの中から出された。やや間があって、「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」が出された。



さっそく「真鯛特製濃厚らーめん」から食べることにする。「真鯛特製濃厚らーめん」の麺は細麺で濃厚な薄い黄土色のスープに浸かっている。麺の上には味玉と肉団子が1個ずつと4種類のチャーシューが1枚ずつ、メンマ、刻みネギが載せられている。ラーメンにはレンゲが添えられた。


あらためてお冷やで喉を潤すと、まずはラーメン丼に添えられたレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。


大量の真鯛カブトと少量のモミジをじっくりと炊きあげて作ったスープはこってりとしていて、濃厚なスープである。鯛の旨味が詰まったスープはクリーミーな飲み口で、飲み応えがあって美味しい。
箸を取って麺を食べる。菅野製麺所製の細麺は「春よ恋」「きたほなみ」「ゆめちから」の3種類の小麦粉をブレンドした北海道産小麦100%の麺に羅臼昆布塩を添加した麺とのこと。シコシコとした歯触りに弾力のある歯応えが感じられる麺は旨味の際だっていて美味しい。麺にはたっぷりのスープと刻みネギが絡んで口の中に入ってくる。

4種類のチャーシューの内訳は茨城県産常陸牧場の「橅豚」の煮豚と肩ロースの燻製、宮城県しまざき牧場の「デュロックマンガリッツア」の肩ロース低温調理のチャーシュー、鹿児島県産のさつま純然鶏のむね肉の低温調理のチャーシューとなっている。
「デュロックマンガリッツア」の肩ロース低温調理のチャーシューも厚身がある。脂身が少ないチャーシューは、生ハムのような鮮やかな桜色をしている。チャーシューにかぶりつくと、柔らかいながらも歯応えが有り、肉の甘みと濃い肉の旨味が感じられる。生ハムのような味わいと食感が溜まらなく美味しい。

さつま純然鶏むね肉のチャーシューは脂身が無く、淡泊な鶏の旨みが感じられる。スープを吸ったチャーシューは柔らかく、ジューシーな味わいである。口に入れると鶏肉の旨味にスープの旨味が重なって、食べ応えがあって美味しかった。
「橅豚」の煮豚は厚みがあって、存在感がある。スープに同化したような薄い黄土色のチャーシューは脂身の少ない肉質系で、赤身はスープを吸ってジューシーな味わいで美味しい。濃厚な肉の旨味と鯛の旨味が絡まって、食べ応えがある。脂身は甘くトロトロとしていて、舌の上でとろけるような味わいである。肩ロースの燻製は香ばしくて歯応えが有り、他の3種類の豚肉のチャーシューに比べると、比較的歯応えがあって食べ応えがあった。

味玉は弾力があって、箸で持ち上げると箸の合間からツルンと落ちてしまいそうである。味玉にかぶりつくと、中の黄身はきめが細かく、絹のような食感で味が濃くて美味しい。白身は淡泊な旨味で、黄身の甘さを引き立てている。太いメンマは、短くカットされている。スープを吸ってジューシーな味わいである。肉団子は鶏肉の団子で、軟骨のコリコリとした食感がアクセントになっている。スープを吸ってふんわりと柔らかく、ジューシーで美味しい。
麺の量は1玉140gあり、なかなかのボリュームである。麺をあらかた食べてしまったところで、「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」を食べることにする。「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」はラーメン丼よりもやや小ぶりな丼にご飯を盛り、その上に2枚の「橅豚」のチャーシューが2枚と角切りにした10切れの豚肉が盛られていて、その上に刻んだ青ネギがたっぷりとトッピングされている。


ガーリックバターを塗って炙った豚肉の表面には、熱が入ってトロトロになったニンニクが浮かんでいる。豚肉の表面には焦げ目があって、それがまた食欲をそそる。
豚肉にかぶりついた。炙ったチャーシューは余計な脂身がほとんど無く、赤身に脂身が適度に入っていて、香ばしい味わいである。豚肉の旨味と甘みがストレートに感じられる。一方、角切りの豚肉は脂身が多めだが、甘くて香ばしく美味しい。舌の上でとろけるような味わいで、ご飯が進む。刻みネギのシャキシャキとした食感とニンニクのコクのある旨味と甘みが豚丼にアクセントを与えている。

しばらくは豚肉を頬張りながらご飯をかき込んでいたが、このご飯にスープを注ぎたい衝動に駆られた。レンゲでラーメンのスープを適量注いで、再び豚丼をかき込む。思った通りの味わいである。スープの旨味が一粒一粒の米粒に絡んで、ご飯が美味しい。サラサラとした食感に鯛の旨味が重なって口の中に広がる。これに香ばしい豚肉が加わって、至高の味わいである。あっという間に「橅豚ガーリックバター炙り焼き丼」の丼が空になった。
最後に最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。お腹もいっぱいになった。

コップに残ったお冷やを飲み干すと、食器を全てカウンターの上に上げ、席を立って店を出た。
ビルの外に出た。再び頭上に降り注いできた強烈な日射しが、目が眩むように感じられる。昼間の最高気温は34℃で、都心では2日連続の真夏日となった。湿度が高めで、強い南よりの風が吹いている。湿った空気が重く感じられて、不快な陽気である。風が温風のように感じられた。職場に行く途中で売店に寄り、アイスコーヒーを買って行った。

午後は職場でデスクワークである。今週は飛び石ではあるが2日お休みをもらったこともあって、机上の書類は山積しているし、午前中処理しきれなかったメールもまだ大分残っている上に、職場への移動中に新たに届いたメールで、メールボックスが埋まっている。1つ1つ確実に処理をしていると、刻々と時間が過ぎていく。日が傾いてくると、西の空に広がっていた雲に太陽が隠れて、急速に暗くなってきた。 
どうにか、未処理の書類とメールを片付けて、更に予定していた仕事を終える頃には、外は日も沈んで暗くなっていた。仕事を終えて机上を整理し、職場を後にする。

新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着して空を見上げると、夜になって薄く綿を広げたような雲が上空の所々に浮かんでいて、雲の合間から月が煌々と光っている。湿度が高くて空気がシメシメとしているものの、夜風が涼しく感じられた。


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