今日は晴れ一時雨。今朝は上空の所々に雲が浮かんでいるものの、青空が広がっていて、朝日が射し込んでいる。今朝の気温は25℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いていた。外に出てみると、強い日射しがじりじりと照りつけていて、既に蒸し暑かった。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。今日は少し寝坊して午前7時くらいに起床した。インスタントコーヒーを淹れて、簡単に朝食を摂った後、髭を剃って顔を洗った。その後、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始する。
昼前から南よりの風が吹いてきて、気温がぐんぐんと上昇してきた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落とす。端末をカバンに入れると、出勤の支度をして家を出た。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿に着いたのは昼前だったが、雲が多くなってくると、次第に日が陰ってきた。日中の最高気温は34℃と5日連続の真夏日となった。日射しが無いこともあって蒸し暑く、風が生温く感じられる。
時計の針は昼前を示していたので、職場に行く前に、お昼を食べていくことにした。上空には灰色の雲が広がっていて、雨が今にも降り出しそうな空模様である。職場の近くのビルのレストランで食べることにして、新宿NSビルに入った。展望エレベーターで29階のレストランフロアに上がる。
このコロナ禍で、店が2店ほど閉店したようである。少し閑散としたフロアを歩いていると、フロアの西側に居酒屋「築地食堂 源ちゃん 新宿NSビル店」の看板が見えた。今日はこの店に入ることにした。
店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、その右手と窓際に10人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が11卓、2人掛けのテーブル席が1卓配されている他、厨房に面してカウンター席が5席配されている。出てきた女性の店員に窓際の4人掛けのテーブル席に案内されて席に座った。
卓上には丸大豆醤油と塩分控えめ丸大豆醤油、七味唐辛子、中濃ソース、焼塩といった調味料の他、塗り箸と楊枝、紙ナプキン、紙おしぼり、冷麦茶のポット、メニューが置かれている他、コップと醤油小皿が重ねて置かれている。席に座るとコップに冷麦茶を注いで、まずは1杯飲んで喉を潤すと、再び冷麦茶を注ぎ、メニューを眺めた。
ランチメニューは各種定食と海鮮丼、サイドメニュー、丼用のトッピング、ランチドリンクで構成されている。また「日替わりランチメニュー」として、「海鮮4色丼」「魚河岸フライ定食としらすの食べるラー油」「薬味たっぷりしらす丼とカレーグラタンコロッケとミニ刺身」「うな重とウニとろろ」「秋刀魚の塩焼き定食と鶏の唐揚げ」があった。ちなみにご飯は全て大盛り無料となっている。
店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「うな重とウニとろろ」である。ご飯大盛りで注文することにした。
お冷やを飲みながら外を眺めていると、雨がパラパラと降ってきたのが見える。幸い、ビルから職場までは濡れずに歩いて行けるので、特に困ったわけでは無かったが、大気の状態がかなり不安定であるのが見て取れる。
やや間を置いて、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「うな重ご飯大盛り」と味噌汁、ウニとろろ、山椒、漬物が載っている。味噌汁はお替わり可能とのことである。
「うな重ご飯大盛り」と味噌汁の蓋を開ける。「うな重ご飯大盛り」は重箱にご飯を盛り、その上に甘辛いタレをかけた上に玉子を2切れとカットしたウナギを4切れ半載せ、おろしワサビを添えている。
味噌汁はアオサの味噌汁である。
ウニとろろは小鉢に入っていて、刻み海苔が添えられている。
山椒は小器にひとつまみほどが入っていた。
漬物はキュウリの紫蘇漬けである。
まずは紙おしぼりで手を拭くと、味噌汁を飲む。アオサがふんだんに入った味噌汁は熱々で美味しい。たっぷりのアオサが味噌汁にボリューム感を与えていて、空腹の胃袋に染み渡るような味わいである。味噌汁を飲んでいると、体が熱くなってくる。
味噌汁をお椀の半分くらいまで飲んでしまうと、さっそく「うな重」を食べることにした。「うな重」に山椒を全て載せる。
まずは「うな重」の端の山椒がかかっていないうなぎを1切れ箸で持ち上げて口に運んだ。ふっくらと焼かれたうなぎの白身は甘さを感じさせる淡泊な味わいで、甘辛いタレが絡んで美味しい。皮も香ばしく、1切れでご飯が進む。2切れ目のうなぎには山椒がかかっていてピリリとした舌が痺れるような辛さがアクセントになって美味しい。3切れ目のうなぎにはおろしワサビを載せて食べた。ワサビのツンとした辛味がうなぎをサッパリと食べさせてくれる。うなぎにかぶりつきながら、ご飯をかき込んだ。
途中で玉子を食べる。大きめにカットされた玉子は、甘くてジューシーな味わいで美味しい。あっという間にうなぎが1切れ半になってしまったが、ご飯も結構減ってしまった。残ったご飯にウニとろろを注いで、ご飯に絡ませるようにして食べる。
ウニの甘さにとろろのサッパリとした味わいがご飯に絡んで美味しい。出来ることなら、ご飯を別に注文して食べたいところだ。そのアイデアが浮かんだ時には既に手遅れだった。とろろご飯を食べながら、漬物のキュウリの紫蘇漬けを食べる。パリパリとした食感とほんのりとした塩気で、ご飯が進む。
あっという間にご飯と漬物が無くなってしまった。お重に残ったうなぎを味わうようにして口に運ぶ。たっぷりとおろしワサビを載せたうなぎは、暑い夏があと僅かで過ぎ去ってしまうその余韻を感じさせてくれるかのような味わいである。うなぎの旨みがおろしワサビの風味と一緒に喉の奥に消え去るのが惜しいほどに感じられる。
うなぎを食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干す。せっかくなので、味噌汁をお替わりすることにした。お替わりの味噌汁は別のお椀で運ばれてきた。
2杯目の味噌汁もたっぷりとアオサが入っている。アオサの食感と旨みを味わいながら味噌汁を飲む。味噌汁を飲み干す頃には体が火照るように熱くなっていた。コップに残ったお冷やを飲み干してクールダウンしたところで、卓上の伝票を持って店の入口に向かった。
レジは店の厨房の入口脇に設けられている。クレジットカードで代金を支払うと、再び展望エレベーターで1階に下り、ビルを出た。雨は降っていなかったが、路面が濡れていて、通り雨が降ったことを物語っていた。気温はいくらか下がったようだが、ムッとするほどの湿気で空気がムシムシと感じられる。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後は仕事である。特に打合せ等は無かったが、夕方に急な仕事が入って、帰るのが遅くなってしまった。このまま仕事をしていても、いつ目処が付くか分からないので、適当なところで、区切りを付けて帰宅することにした。
夜、電車に乗って帰宅の途につく。電車が日野駅に到着すると、改札を抜けて家路を急ぐ。夜になっても気温はまだ高く、団地の草むらからは虫の音が聞こえて、秋の気配を感じるものの、湿度が高くて蒸し暑い。
上空には暗い空が広がっているが、所々に薄い雲がかかっているようである。南の空には明るく光る半月が浮かんでいたが、薄雲に隠れて、雲が淡く光っていた。月の周囲には星が瞬いていた。
今日は晴れ。今朝は東の空に薄い雲がかかっているが、上空に雲ひとつ無い青空が広がり、朝日でオレンジ色に染まった東の空から西の空へのグラデーションが美しい。地平線近くに朝日が上っていて、日射しが柔らかく感じられた。今朝の気温は25℃で、週の前半に比べてめっきりと涼しくなった。弱い北よりの風が吹いていて、湿度が高く、空気が湿っぽく感じられる。
今日も通常出勤のため、朝、家を出ると、日野駅から電車に乗って新宿駅に向かう。新宿に到着すると、上空にはほとんど雲はなく、力強く降り注ぐ日射しが熱いほどである。残り少ない夏を鳴き急ぐかのように、街路樹からはセミの鳴き声が聞こえた。
今日は午後から現場調査があり、時計の針が正午を廻ったところで外出した。日中は快晴で、上空に雲ひとつ無い青空が広がった。外に出ると、目眩を覚えるほどに強い日射しが降り注いでいて、日射しを照り返すアスファルトの路面が眩しく思える。昼間の最高気温は36℃で、4日ぶりの猛暑日となった。日中は湿度が低く、サウナのような暑さである。
現場は有明で、新宿からは埼京線とりんかい線を乗り継いで行く。国際展示場駅に到着すると、有明で遅いお昼を食べることにした。駅前のロータリーを挟んで駅の真向かいにある有明パークビルに入る。ビルの2階にはいくつかの飲食店が営業をしている。今日はこの中にある和食ダイニング「がぜん 有明店」に入店することにした。
店に入る。広い店内は左手に厨房があり、右手に4人掛けのテーブル席が19卓配されたメインスペースがある他、個室がいくつか設けられているようである。店員に案内されてテーブル席に座る。各テーブルに箸と紙おしぼりの入ったカゴと紙ナプキン、醤油、楊枝、メニュー、コールボタンが置かれている。
席に座るとお冷やが出された。既に汗だくになっていたこともあり、先にカゴの中から紙おしぼりを1つ取り出すと手指を紙おしぼりで拭った。そしてお冷やを飲みながらランチメニューを眺める。
メニューは「豪華九種盛り海鮮丼」「六種盛り海鮮丼」「まぐろねぎとろ丼」「いくらサーモン・ねぎとろ丼」「二種のサーモン丼」「いくらサーモン丼」といった各種海鮮丼、「刺身三種盛りと焼き魚ご膳」「マグロ小丼ご膳」「焼き魚ご膳」「厚切り牛たん焼きご膳」「黒カレーご膳」「カツ玉とじご膳」「牛焼き肉ご膳」「豚の生姜焼きご膳」といった各種定食膳、各種ビール、チューハイ&サワー、ハイボール、焼酎、日本酒、果実酒、ワイン、ソフトドリンクで構成されている。各種海鮮丼と「寿司十貫」のセットは蕎麦付きのそばセットにすることもできる。その場合は、蕎麦の他に香の物、小鉢がつく。
注文したのは「六種盛り海鮮丼」のそばセットである。お腹が減っていたので、丼と蕎麦は大盛りにして注文した。セットの蕎麦は冷たいかけそばとのことである。
料理を注文すると、お冷やをグッと飲み干した。冷水のポットはスペースの所々に置かれた台の上に置かれているので、台まで行って、冷水のポットからコップに冷水を注ぐ。それから再びテーブル席に戻ってくると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。
トレーの上には海鮮丼と冷かけそば、2種類の小鉢と香の物、醤油皿が置かれている。
醤油小皿に醤油を垂らすと、さっそく冷かけ蕎麦を食べることにした。冷かけ蕎麦は中細の蕎麦が濃いめの冷たいダシに使っていて、天かすとワカメ、刻んだ九条ネギが載せられている。
蕎麦はコシがあって、つるつるとした喉越しで美味しい。ダシを吸った天かすはジューシーながらも、サクサクとした食感が残っていて、食感のアクセントになっている。ワカメのツルンとした食感が涼しげでもある。蕎麦を食べてしまうと、ダシを飲み干した。
続いて「六種盛り海鮮丼」を食べる。「六種盛り海鮮丼」は丼にぎっちりと詰められた酢飯の上に刻み海苔が少量散らされていて、その上に大葉を1枚敷き、マグロの赤身とサーモンがそれぞれ3切れずつと、玉子が2切れ、カンパチと穴子が1切れずつ、ボイル海老が1尾載せられていて、その脇にネギトロがこんもりと1玉載せられている。丼の一隅にはガリが添えられている。
空になった蕎麦のお碗に海鮮丼の上のネタを移し、穴子だけを残して穴子でご飯をかき込んだ。やや薄い穴子はふっくらと焼かれた白身に甘いタレが付けられている。穴子の白身の旨みを味わいながら、ご飯をかき込んだ。
ここで、マグロの赤身を食べようとして、何かが足りないことに気付いた。それはおろしワサビである。さっそく店員を呼んで、おろしワサビをお願いする。おろしワサビは別の小さな小皿に盛られて出された。
このおろしワサビを醤油に適量落とし、ワサビ醤油を作って、これにマグロの赤身をたっぷりと浸けると、口に運ぶ。小さめにカットされたマグロの赤身は筋が入っていて、ちょっと歯に挟まる感じがするが、マグロの赤身のもっちりとした食感に濃厚な味わいが美味しかった。マグロの赤身を片付けると、今度はサーモンを食べる。サーモンも切り身も少し小さめで、トロリとした食感にサーモンの旨みが美味しい。
カンパチはマグロの赤身やサーモンと比べると、やや大きめにカットされている。もっちりとした歯応えに淡泊な旨みが美味しい。ボイルした海老の身は甘く、尾まで食べてしまった。ここで玉子を食べる。しっとりとした食感の玉子はダシの甘味が感じられて美味しかった。最後にネギトロにワサビ醤油を少しかけて、ご飯をかき込むようにして食べる。ねっとりとした食感のネギトロは程よい脂の甘味にマグロの旨みが感じられて美味しかった。
残りのご飯は小鉢と漬物で食べる。2種類の小鉢の内1つはひじきの煮付けで、ひじきの他に切り干し大根のような千切りのダイコンとニンジンの千切り、ワラビが入っている。
ひじきを食べながらご飯をかき込む。ひじきの優しい味わいにダイコンのジューシーな食感の組み合わせが美味しい。ニンジンの千切りとワラビが彩りのアクセントになっていて、見た目にも飽きが来ない。
もう1つの小鉢はエリンギのナムルで、ネギと鷹の爪が入っていた。
柔らかい食感のエリンギはちょっと甘辛く、これだけでご飯が進む。エリンギはボリュームもあってなかなか美味しかった。
最後は香の物である。白菜とキュウリの浅漬けに野沢菜を絡めたものが小器に盛られている。
漬物はジューシーで美味しく、口の中がサッパリとするようである。小鉢と漬物が無くなったところで、海鮮丼の丼も空になった。最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。満腹である。
卓上に置かれた札を持って、入口脇のレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。有明パークビルの建物を出ると、目が眩むような日射しが襲ってきた。思わず日陰を探しながら、現場に向かう。
午後の現場調査を終えた頃には、既に日も大分傾いていた。職場に電話で連絡を入れて、帰宅の途につく。今日はいろいろと歩き回ったこともあって、かなり疲れた。国際展示場駅から埼京線直通のりんかい線に乗ると、空いている席に座る。急に瞼が重くなり、ウトウトとしてしまった。気がつくと、電車は新宿駅に到着するところだった。
新宿駅で中央線快速電車に乗り換える。中央線の車内は決して混んではいなかったが、なかなか座ることができなかった。ようやく吉祥寺駅で席が空いて、シートに座り込んだ。席に座ると、今日の1日の疲れが不意に襲ってきた。疲れに抗うようにして読み物を読んでいたが、なかなか集中できない。やがて、電車が日野駅に到着したので、読み物をカバンにしまい込んで、ホームに降りた。日野駅で下車すると、駅改札を抜けて家路を急ぐ。
道の脇の草むらからは虫の音がうるさいほどに聞こえる。気温は昼間に比べるとだいぶ下がって、風が涼しく感じられた。湿度が高く、空気がしっとりとしていて、少しムシムシとしている。上空には暗い雲が広がっていて、星が瞬いていた。
今日は晴れのち曇り。カーテンの外が明るくなっているのに気付いて、目が覚めたのは9時過ぎである。カーテンを開けると、上空には大きな雲があちこちに浮かんでいるものの、青空が広がって強い日射しが燦々と降り注いでいて、外の風景が眩しく感じられた。
午前中に比べて、午後は少し雲が広がってきたようだ。昼間の最高気温は31℃で、2日連続の真夏日となった。北よりの風が吹いていて、午前中よりも湿度が下がってきている。太陽が雲に隠れて、日射しが幾分弱まってきたものの、蒸し暑くて厳しい暑さとなった。
今日は1人で夕食を食べることになっている。家で何か作ろうという気にはなれないので、外に食べに行くことにした。午後になって、電車に乗って一旦、豊田駅に行き、イオンモール多摩平の森に寄った後、再び電車に乗って、今度は立川駅に行く。
今日は土用の二の丑の日だが、一応、先日これを先取りしてうな丼を食べた。だから、今日は別に鰻を食べなくてもいいか、とは思ってみるものの、やはりあらためて今日は鰻を食べたい気持ちにそそられる。
何の気なしに、駅北口にある伊勢丹 立川店に入った。エレベーターで8階に上がり、レストラン街「イートパラダイス」に入る。レストラン街の中の一角にある風流日本料理「歌行灯 立川店」の店先には「【夏の土用の丑の日】7月21日(火)・8月2日(日) 歌行灯の国産「鰻」」と書かれた看板が設けられていて、国産「鰻重」、国産「鰻丼」のメニューと写真が掲げられている。
この看板に吸い寄せられるように店の前まで来てしまった。これはもう食べるしか無いだろう。今年の夏はたっぷりと滋養を付けて、夏バテだけでなく、新型コロナウイルス感染症にも打ち勝つ必要がある。意を決して店の中に入った。
店内は入口から見て右手に厨房があり、左手に小上がりが設けられていて、4人掛けのテーブル席が設けられた座敷の個室が2室と、4人掛けのテーブル席が1卓と2人掛けのテーブル席が1卓設けられた個室が1室、4人掛けのテーブル席が2卓設けられた個室が1室ある。厨房のある右手奥には4人掛けのテーブル席が2卓配された半個室が3室ある他、4人掛けのテーブル席が5卓配されている。
出てきた店員に案内されて、半個室のテーブル席に腰を下ろした。新型コロナウイルス感染症対策で、4人掛けのテーブル席の内、対角線上の2席にそれぞれ敷紙が置かれていて、その上に箸置と箸が置かれている。テーブルの隅にはコールボタンが置かれていた。
席に座ると、温かいほうじ茶ととうもろこしの煎餅、温かいおしぼり、マスク入れの紙袋が置かれ、更にメニューが置かれた。もう心は決まっているのだが、一応メニューを開く。
メニューは「松阪牛すき焼き膳」「松阪牛すき焼き」「松阪牛しゃぶしゃぶ」「松阪牛すき焼きコース」「松阪牛しゃぶしゃぶコース」といった各種松阪牛の料理やコースに加え、「彩菜御膳」「海鮮ちらし御膳」といった各種セットメニューと各種「揚げ物」「お刺身」「サラダ」「お手軽一品」「松阪牛料理」「季節メニュー」といった一品料理、ハイボール、ビール、日本酒、レモンサワー、焼酎、梅酒、ワイン、ソフトドリンクで構成されている。
これに加えて、8月限定「8月ゑびす膳」、夏期間限定商品「穴子せいろご飯膳」「紅ズワイ蟹いくらせいろご飯膳」の他、桑名の「蛤」フェアとして「焼蛤「蛤天ぷら」「蛤フライ」「蛤と伊勢芋磯部揚げ」「蛤うどん」「すだち香る蛤と真鯛の冷やかけ」「蛤ゑびす膳」「蛤会席」があり、その他に「鰻ひつまぶし御膳」「鰻重」「鰻丼」がある。
メニューを見ていて、迷いが生じた。食べようとしていた「鰻重」は「鰻重」の他に小鉢、肝吸、香の物がつく。また、今日までの期間限定でワンドリンクサービス中となっている。一方、「鰻ひつまぶし御膳」は「鰻ひつまぶし」の他に出汁、酢の物、茶碗蒸し、薬味、漬物、肝吸い、甘味が付く。なんだかこちらの方が充実している。
そこで、予定を変更して「鰻ひつまぶし御膳」を注文することにした。ひつまぶしのご飯は大盛に出来るとのことで、ご飯大盛で注文する。更にスマホにぐるなびの「カンパイ!ワンドリンクサービス」クーポン券を提示してドリンクをサービスしてもらうことにした。このクーポンで注文できるドリンクは「グラスビール」「ウーロン茶」「オレンジジュース」の内から1品とのことなので、「グラスビール」を注文する。「グラスビール」は料理と一緒に持ってきてもらうことにした。
しばらく待っていると、料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの中央には「鰻ひつまぶし」のお櫃が置かれていて、その手前に3種類の薬味が置かれている。薬味から時計回りにレンゲの入った空のお茶碗、小鉢、甘味、茶碗蒸し、山椒、肝吸いが置かれている。更に、グラスビールと出汁が運ばれてきた。
出汁は土瓶に入っていて、民芸コンロに載せられている。火が消えたら、皿に下ろして下さいとのことである。
さっそく「鰻ひつまぶし」のお櫃の蓋を開けてみる。お櫃の中にはご飯が盛られていて、その上に鰻のタレが適量かけられて、愛知県産の鰻の蒲焼きを刻んだものが6切れほど入っている。
薬味は左からミツバを刻んだもの、あられとおろしワサビ、刻み海苔である。
小鉢は酢の物で、キュウリとワカメの酢の物に鰻の蒲焼きの小片が2切れ載せられていて、スライスレモンの一片が添えられている。
茶碗蒸しは中に鶏肉と椎茸の小片、焼き蒲鉾のスライスの小片が2切れずつと小エビ、銀杏が入っていて、表面に刻んだミツバを散らしている。
肝吸いは鰻の肝が入っていて、刻んだミツバが散らしてある。
甘味はわらび餅で、黒蜜がかかっている。
山椒は竹の容器に入っている。
まずはおしぼりで手と顔を拭いた。そして、グラスビールで独り乾杯。ビールはサントリー ザ・プレミアム・モルツのようだ。外でビールを飲むのは5ヶ月ぶりである。家の中でもアルコールを飲んでいなかったので、アルコールを飲むのは3ヶ月ぶりである。久しぶりのビールは胃袋に染み渡るように、冷たくて美味しい。
酒の肴に酢の物を食べることにした。箸を取って、酢の物の上に載せられた鰻を食べる。鰻は少し身が薄めだが、甘酢を吸ってジューシーで美味しい。鰻の白身の淡泊な旨みにタレと甘酢の甘さが加わって、あっさりとした美味しさである。塊に見えたキュウリには隠し包丁が入っていて、やはり酢をたっぷりと吸って、ジューシーで美味しい。ワカメも肉厚で歯応えがあり、酢の物にボリューム感を与えている。レモンのスライスも食べてしまった。
更に茶碗蒸しも食べる。
茶碗蒸しに添えられた匙を使って茶碗蒸しを食べた。ふわふわの食感の茶碗蒸しは滑らかな舌触りで、玉子の甘みにダシの旨みが加わって美味しい。茶碗蒸しの中に入っている鶏肉は柔らかくて、ジューシーで美味しい。プリプリとした食感の小エビに銀杏の柔らかい歯応えがアクセントになっている。椎茸と焼き蒲鉾が脇役を固めていて、美味しかった。
茶碗蒸しを食べてしまうと、ビールの入ったグラスも空になった。ここで、肝吸を少し飲んだ。ダシが濃い肝吸は、アルコールが染み渡った胃袋を優しくリセットするかのようだ。旨みが濃くて、どっしりとした味わいである。中に入っている鰻の肝は、柔らかくて美味しい。肝吸いを半分ほども飲んでしまった。
いよいよ「鰻ひつまぶし」を食べることにする。セオリーに従って、まずはお櫃の中のご飯を3等分すると、まずは3分の1のご飯を茶碗によそった。鰻は6切れあるので、2切れをその上に載せる。そして、まずはそのまま鰻を味わうことにした。
愛知県産の鰻ということだが、先日の鰻に比べると、身が少し薄いようだ。甘辛いタレがかけられたウナギはそれだけでも存在感があって、しかもご飯と一緒に食べると美味しい。ご飯は少し硬めに炊かれていて、口の中でパラパラとほどけて、タレと絡み合い、鰻の身と手と手を取り合うようにして喉の奥に消えていく。お茶碗の中はあっという間に空になってしまった。
空になった茶碗に再び3分の1のご飯を茶碗によそい、更に鰻を2切れ載せる。これに山椒をたっぷりとかけて、再び、鰻を食べる。
ふっくらと焼かれた鰻は、白身の甘さに甘辛いタレが絡み合う。山椒のピリリとした辛味がアクセントになっていて、鰻の旨みを引き立てているかのようだ。思わず、ご飯をかき込み、鰻を食べる。2杯目のご飯もあっという間に空になってしまった。
空になった茶碗に残りのご飯を全て投入する。ご飯の上に鰻を載せると、鰻の上におろしワサビを載せ、鰻の周囲に3種類の薬味を配した。
これに土瓶に入った出汁を注ぐ。土瓶の蓋を取ると、茶色い出汁が湯気を立てて入っている。
これをワサビの上からゆっくりと注いだ。ミツバの緑色につぶつぶとしたあられが出汁に浮かんでいる。
鰻の出汁茶漬けを食べる。旨みの濃い出汁を吸った鰻はジューシーな味わいで、しかも鰻の旨みを引き立てるかのように出汁の旨みがいい役回りを演じている。あられはほどよく出汁を吸って、ジューシーな食感とサクサクとした食感が入り交じっている。ミツバの風味に出汁を吸った海苔がご飯に絡み、おろしワサビの辛味がアクセントになっていて、なかなかの食べ応えである。
お茶漬けはあっという間に無くなってしまった。空になったお茶碗に土瓶に残った出汁を注ぐ。
薄い茶色の出汁をそのまま飲み干した。出汁の濃い旨みが口の中に広がった。続けて肝吸を飲む。鰻の余韻がまだ感じられる中でのフィニッシュである。残った肝を食べてしまうと、お吸い物を飲み干した。
最後に甘味のわらび餅を食べることにする。湯呑みの中に入っていたほうじ茶は無くなってしまっていたので、ほうじ茶のお替わりをお願いする。すると、ほうじ茶の入った土瓶が運ばれてきた。
土瓶からほうじ茶を湯呑みに注ぐと、最初に食べ忘れていたとうもろこしの煎餅を食べることにした。小器に入ったとうもろこしのせんべいは小さいものの、厚みがあって、1枚でなかなかのボリューム感である。北海道十勝産の生とうもろこしを国内産うるち米100%のせんべい生地に練り込んでいるとのこと。軽い食感ながらも、とうもろこしの甘味がほんのりと感じられて美味しい。
続いて、わらび餅を食べる。
わらび餅は歯にまとわりつくようなねっとりとした歯応えで、わらび餅にかけられた黒蜜の甘さが口の中に広がった。わらび餅を食べると、最後に熱いほうじ茶をもう1杯飲んで完食。美味かった。満足である。
卓上に置かれた伝票を持って、席を立ち、入口脇のレジで代金を払う。ふと、レジ脇の看板に目が行った。看板には「鰻ひつまぶし」の写真と料理内容が書かれている。その中に「漬物」の文字が入っている。考えてみれば、今日食べた料理の中に「漬物」は無かったな。しかし、会計の際にそれを指摘するのも気が引けた。結局、見なかったことにして、店を出た。
伊勢丹立川店を出ると、立川駅から中央線に乗って日野駅に向かう。既に日没の時間は過ぎているはずだが、まだ空は少し明るかった。上空には雲が広がっていて、雲の切れ間は見えなくなっていた。駅から家路を歩いて行くと、近くの幼稚園の園庭に生えている木からセミの大合唱が聞こえた。
家に着くと風呂を沸かして、湯に入った。この土日は仕事を家に持って帰ってきて、いろいろと仕事を進めるつもりだったが、結局あまり出来なかった。明日は忙しくなりそうだ。
今日は曇りのち雨。今朝は上空に雲が広がっていて、雲を通して朝日が弱い日射しを投げかけている。今朝の気温は24℃で風はほとんど無く、湿度が高くて少し空気が蒸すように感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定となっている。今朝は平日と同じ時間に起床すると、インスタントコーヒーを淹れて朝食を摂った。その後、髭を剃り、顔を洗って出かける準備をしてから、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れ、業務を開始する。
午前中は日が射す時間帯もあったが、次第に雲の厚みが増してきて、日が陰ってきた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れ、業務端末の電源を落として出勤の準備を整えて、家を出た。
日野駅から中央線快速電車に乗って新宿に向かう。久しぶりに乗った昼間の中央特快は比較的空いていたとはいえ、全てのシートが埋まっていた。幸い、1つだけ空いていたシートを確保できたものの、緊急事態宣言発令中の電車の混み具合を思うと、ガラリと状況が変わった気がする。
新宿に到着すると、上空には厚い雲が広がっていて、日射しは無かった。昼間の最高気温は29℃で夏日となった。真夏日からは解放されたものの湿度が高く、昼前から南よりの風が吹いていて、湿った空気が肌にまとわりつくように感じられる。歩いていると、額から汗が滴り落ちるくらいに蒸し暑い。
時計の針は昼前を示していた。職場に行く前に、お昼を食べていくことにして、西新宿一丁目商店街のプラザ通りを歩いていると、うどん屋「はなまる 新宿西口店」のあるビルの隣のビルの1階にある立ち食い寿司屋「魚がし日本一 新宿西口店」の店の前に「海鮮丼」の看板が見えた。そこで海鮮丼を食べるつもりで店に入った。
店に入る。店内は入口から見て右手に寿司カウンターがあって、その周囲にコの字形にカウンターが配されている。立ち席は10席分あって、それぞれの席毎に箸と紙おしぼりが置かれている他、醤油小皿と醤油が置かれている。席と席の間にはビニルシートで間仕切りが作られていた。店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、入口に近い立ち席に着いた。すぐに奥の厨房から緑茶が運ばれてきた。
壁に掲げられたメニューを見る。各種にぎりの他にランチメニューとして「旬(10貫)」「魚がし(13貫)」「葵(中トロ・赤えび・いくら入り10貫)」「華(9貫)」があるのだが、肝心の海鮮丼が無い。板前に聞いてみると、海鮮丼はテイクアウト専用とのこと。よく看板を見ずに早とちりをしてしまったようだ。
ここで店を出る訳にはいかないので、寿司ランチを食べることにした。注文したのは「魚がし(13貫)」である。料理を注文すると、すぐに奥の厨房からお椀が運ばれてきた。お椀はアオサと刻みネギの味噌汁である。
カウンターの上には笹の葉が2枚敷かれて、その左端にガリが置かれた。みるみるうちに寿司が7貫置かれていく。
右から「マグロ」「アイナメ」「サーモン」「イカ」「ウナギ」「マグロのユッケ風」「たこのポン酢」が並べられ、更に「玉子」が置かれている。
醤油小皿に醤油を垂らし、まずはお椀の味噌汁を飲んだ。アオサの入った味噌汁は、空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。続いて、握り寿司を順番に醤油に浸けて、口に運ぶ。
「マグロ」はもっちりとした食感で、濃い味わいで美味しい。「アイナメ」はもちもちとした食感で、あっさりとした味わいながら淡泊な旨味が美味しかった。「サーモン」はトロリとした食感に皮をバーナーで炙っているのか、少し香ばしい味わいである。「イカ」は厚みがあって歯応えが感じられる。淡泊な旨味が味わえた。
お椀の味噌汁を少し飲んで、少し気分を整えると、今度は軍艦巻きの「ウナギ」を食べる。「ウナギ」はタレに浸けて焼いた鰻を刻んでシャリの上に載せたものに、白ゴマを振っていて、ユズコショウを添えているとのこと。口に入れるとウナギの歯応えがコリコリとしていて、少し固く感じられる。板前に聞いてみると、身の端の方を刻んでいるとのこと。甘いタレにユズコショウがアクセントを与えている。
「マグロのユッケ風」は刻んだマグロの中落ちに玉子の黄身を少しトッピングしている。ねっとりとした舌触りのマグロの中落ちは脂がのっていて美味しい。マグロの濃い味わいに玉子の黄身が絡まって甘く、美味しかった。「たこのポン酢」は刻んだタコの上にジュリー状のポン酢を載せ、刻みネギをトッピングしている。タコはやや固く、歯応えがある。タコの旨みに爽やかなポン酢の酸味が絡まって美味しい。刻みネギが食感のアクセントを与えている。「玉子」は厚みがあって、玉子の甘みが美味しかった。
7貫の寿司を食べ終わった頃に、残りの6貫の寿司がどんどん並べられていく。右から「カツオ」「ビンチョウ」「みずだこ」「シメサバ」「生げそ」の順に置かれた。
ガリを食べて、口の中をサッパリとさせると、あらためてお椀を飲む。不覚にもお椀が空になったので、ここでお椀を追加で注文した。
運ばれてきたお椀は1杯目の味噌汁よりも多めのアオサが入っている。アオサがたっぷりと入った味噌汁を少し飲むと、味噌汁の水分をたっぷりと吸ったアオサが優しく胃袋に染み入るようである。アオサがたっぷりと入った味噌汁はボリュームがあって美味しい。
醤油小皿に醤油を継ぎ足すと、再び寿司を食べる。「カツオ」はタタキのカツオだろうか。寿司の上におろし生姜を載せ、小さく刻んだ大葉をトッピングしている。「カツオ」はあっさりとした味わいで美味しい。「ビンチョウ」は身が柔らかく、あっさりとした味わいである。
「みずだこ」は厚めにカットされていて、歯応えがある。タコの旨みが感じられて美味しかった。「シメサバ」は大きめにカットされている。シメサバは旨みが凝縮されているような味わいで美味しい。最後に「生げそ」を食べる。「生げそ」はコリコリとした歯応えが美味しかった。
寿司を全部食べてしまうと、お椀の味噌汁を飲む。口の中の魚の味わいの痕跡を洗い流されるのを感じながら、味噌汁の旨味を味わった。最後に湯呑みに入った緑茶を飲み干して完食。美味かった。意外にお腹も満腹になって、満足である。
店の奥にあるレジで代金を払う。支払いにはクレジットカードを使った。精算を済ませると店を出る。途中、冷たいアイスコーヒーを買って、職場に向かった。
午後は夜まで職場で仕事である。テレワークではなかなか進まない仕事も、職場に来ると資料が揃っているので、一気にカタが付くものもある。そういった業務を片付ける頃には、定時を廻っていた。
今夜は雨が降るとの天気予報に、いつもよりも少し早めに帰宅することにした。来週の月曜日はテレワークの予定なので、端末をカバンに入れて職場を出る。
新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。混雑を避けて、通勤快速電車の1本前の電車に乗り込んだのだが、なんとか吊革には掴まれたものの、車内はかなり混んでいた。結局、立川駅まで座ることが出来ず、立川から日野まで1駅区間だけ座ったものの、日野駅に到着する頃には、だいぶくたびれた気分である。これもテレワークに慣れて、体力が衰えたためだろうか。
日野駅に到着すると弱い雨が降っていた。
今日は曇りときどき雨。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は19℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。雨は降っていないが、空気がシメシメと感じられて、風が涼しく感じられた。
今日は1日自宅でテレワークの予定となっている。平日と同じ時間に起きると、コーヒーを淹れて朝食を摂った。玄関のドアポストに投函された朝刊を開き、記事に目を走らせながら、コーヒーを飲む。それから、定時よりも少し前の時間になって端末に電源を入れると、業務を開始した。
午前中は雨が降ったり止んだりの空模様となった。昼に一旦、雨が上がったものの、上空には厚い雲が広がっていて、いつまた雨が降ってもおかしくないような空模様である。昼間の気温は18℃と昨日の夏日から一転して、朝よりも気温が下がり、肌寒く感じられた。湿度が高く、水分をたっぷりと含んだ空気がヒンヤリと感じられる。まだ梅雨に入っていないが、梅雨寒のような陽気となった。
正午になったところで、お昼を食べに外出する。今日は天気も悪く、さっさと食べて、家に戻りたいところである。そこで、今日は、以前、独り飲みをした居酒屋「鳥貴族 日野店」や居酒屋「豊後高田とり酒場 日野駅前店」のあるビルの1階にある定食屋「やよい軒 日野店」に入ることにした。
店に入る。換気のために開け放たれた入口の正面にはタッチパネル式の券売機があって、ここで食券を購入する。メニューは各種「お肉と野菜の定食」「お肉の定食」「揚げ物の定食」「丼」「朝食」「サイドメニュー」で構成されている。食券を購入すると店の奥に進んだ。
店内は右手奥に厨房があり、その手前に5人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が2卓、2人掛けのテーブル席が6卓の他、壁に面してカウンター席が4席設けられている。奥から出てきた店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、4人掛けのテーブル席に座った。
さっそく、お冷やと冷水の入ったポットが運ばれてきたので、購入した食券を店員に渡して料理を注文する。注文したのは「ねばとろごはんととり天の定食」である。ご飯は白米(おかわり自由)とした。これに先日、自宅のポストに投函されていたやよい軒のチラシに掲載されていた「玉子焼き無料券」のクーポンを切り取って、「玉子焼き」を併せて注文する。店員に「ご飯を大盛にすることもできます」と言われて、ご飯大盛で注文することにした。
料理の注文を終えると、お冷やを飲んで料理が出来るのを待つ。テーブルの上には醤油と七味唐辛子、箸、楊枝、紙ナプキン、メニューが置かれている他、卓上に「お客様各位」と書かれたラミネートされたシートが置かれている。それには「1.定食の白米 大盛ご希望の際はお気軽にお申し付け下さい。」「2.漬物 全ての定食・丼・朝食に小皿で提供いたします。漬物のおかわりは、お気軽に従業員までお申し付け下さい。」と書かれている。
確かに以前来たときにあった、漬物の容器が卓上に無い。更に、厨房の手前左手に設けられているおかわり処にはご飯をおかわりするための炊飯器も撤去されている。全て、新型コロナウイルス感染症対策によるものである。安心といえば、安心だが、ちょっとシステムが変わったのが寂しい。
しばらくして、最初に「玉子焼き」が運ばれてきた。長方形の皿に載せられた「玉子焼き」は長さ12センチ幅6センチほどの大きさで、厚みが1センチほどもある。「玉子焼き」にはマヨネーズが添えられていた。
続いて、料理一式が載ったトレーが運ばれてきた。トレーの上にはとろろの他に5種類の食材の入った器ととり天、卵黄、特製醤油だし、おろしワサビ、漬物、ご飯、味噌汁が所狭しと並んでいる。
さっそく箸を取ると、味噌汁を飲む。味噌汁はワカメの味噌汁で刻みネギが浮かべられている。たっぷりとワカメが入っていて、なかなかボリュームがある。空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。
ご飯は小さめのお碗に盛られている。大盛にしたということもあって、なかなかの盛りである。
まずはとり天でご飯を食べることにした。とり天の皿にはとり天が3個載せられていて、その脇に千切りにしたキャベツとレッドキャベツ、ニンジンが盛られていて、白ゴマが振られて、フレンチドレッシングがかけられている。とり天にはタレがかけられている。
まずは千切りのキャベツを食べてしまうことにした。ふんわりとした食感の千切りキャベツは、ドレッシングが適度に絡まっていて、シャキシャキとした歯応えで美味しい。キャベツを食べてしまうと、続いてとり天をご飯の上に載せて食べる。揚げたてのとり天は、サクサクとスナックのように軽い食感の衣の下にジューシーな鶏肉が詰まっていて、タレが絡まって美味しい。ご飯がみるみるうちに減っていった。最後の1個を残すと、続いてねばとろごはんを食べることにする。
メインの器には中央にとろろがあって、その周囲にまぐろの赤身の刺身が3切れと納豆、刻みたくあん、オクラ、茎ワカメが盛られている。
これにまずは卵黄を投入する。
続いておろしワサビを全て投入した。
最後に特製だし醤油を入れ、全ての具をよくかきまわした。
これを残ったご飯の上に適量注いで、ご飯をかき込む。納豆やとろろ、オクラのねばねば具材に昆布の風味豊かな特製だし醤油の組み合わせはご飯が進む。もっちりとした食感のまぐろは濃厚でだし醤油が絡まって美味しい。卵黄の甘みとだし醤油の旨みが絡まって、ご飯を包み込む。あっという間にご飯茶碗が空になった。
ここでご飯をおかわり。当然、2杯目のご飯も大盛である。
2杯目のご飯は、玉子焼きで食べることにした。玉子焼きを箸で切り、マヨネーズを載せて口に運ぶ。ダシの旨みが閉じ込められた玉子焼きはふんわりとした食感で、中心部は半熟状態になっている。玉子の甘みとダシの旨みが合わさって、ご飯が進む。マヨネーズが玉子焼きをサッパリと食べさせてくれる。
玉子焼きを食べてしまうと、小皿に盛られた漬物でご飯を食べる。やよい軒の漬物は刻みごま白菜漬けという漬物で、刻んだ白菜、ダイコン、きゅうりの醤油漬けである。これでご飯をかき込んだ。パリパリとした食感でご飯が進む。残り少なくなったご飯は再びねばとろご飯にして食べる。2杯目のご飯もあっけなく空になってしまった。
店員を呼んで3杯目のご飯をおかわりする。さすがにお腹も膨れてきたので、3杯目のご飯は少なめにした。
漬物もおかわりする。
3杯目のご飯を、まずは1個残していたとり天で食べると、残ったご飯をねばとろごはんにして食べる。しかし、少々おかずが少ないので、更にこれに漬物も投入して、ご飯をかき込んだ。さまざまな具の食感がご飯と渾然一体となって胃袋におさまっていく。我を忘れてご飯をかき込むと、茶碗はあっという間に空になってしまった。最後に味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。
ちょっとお茶が飲みたくなったので、おかわり処に向かった。炊飯器は無くなっているが、温かいほうじ茶の入ったポットが置かれていて、その下に湯呑みが並べられている。湯呑みを1つ手に取り、温かいほうじ茶を注いでテーブルに戻ると、食後のほうじ茶を楽しむ。ほうじ茶が無くなったところで、お冷やも飲み干して席を立ち、店を出た。
外は雨が降っていなかった。それでも雨がいつ降り出すか分からないので、早々に帰宅の途につく。家に着くと、エアコンを除湿モードで運転して、午後の業務の準備をする。午後1時前に端末の電源を再投入すると、午後の業務を開始した。
結局、日が沈むまで雨が降らなかった。夕方、定時を廻ったところで、業務終了の連絡を入れて、端末の電源を落とした。明日は出勤日なので、荷物の片付けなどをした後、風呂を沸かして熱い湯に浸かり、1日の疲れを癒やした。
夜になって、雨が再び降り出してきた。