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J@Dの備忘録

おっさんの備忘録
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今日の夕食(広島産牡蠣と帆立のペペロンチーノ@五右衛門 グランデュオ立川店)

2021年01月20日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は6時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて星が瞬いているものの、日の出前の東の空が赤く染まっていて、東の空から西の空へのグラデーションが美しい。今朝の気温は-5℃で、冷たい北よりの風が吹いている。
今日は二十四節気の大寒で、1年中で最も寒い頃である。今朝は大寒らしい厳しい冷え込みとなった。玄関の扉を開けると、冷凍庫を開けたような、冷たく硬い冷気が室内に流れ込んできて、思わず身をすくめた。

今日は終日テレワークをする予定となっている。髭を剃って顔を洗うと、コーヒーを淹れて、簡単に朝食を食べた。朝刊を読んだりして朝の時間を過ごす。定時よりも少し前の時間になったところで、昨日、職場から持ってきた端末に電源を入れ、業務を開始した。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。窓越しに室内に降り注ぐたっぷりの日射しがポカポカと暖かく感じられる。昼過ぎから南よりの風が吹いてきて、昼間の最高気温は8℃まで上昇したものの、湿度が低く、空気がカラカラに乾燥していて、風が身を切るように冷たかった。

今日は久しぶりにお昼を外に食べに行かずに夜まで自宅に籠もって仕事をした。気が付くと、既に時計の針は定時を過ぎて5時を廻っている。窓の外は日が沈んで、空は薄暗くなっていた。カーテンを閉めて、職場に業務終了の連絡メールを送信する。その後、保険会社と電話でやりとりをした後、夕食を食べに外出することにした。
身支度を調えて、家を出た。既に空は暗くなっていて、天頂付近に明るく輝く半月が浮かんでいる。月の近傍には星が瞬いているのが見えた。上空には暗く澄んだ空が広がっていて、夕方から吹き始めた北よりの風が、体温を容赦なく奪っていくかのように感じられる。

日野駅から電車に乗って隣の立川駅で下車すると、コンコースからグランデュオ改札を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着すると、先日、「点心付麻婆豆腐セット」を食べた四川料理店「陳建一麻婆豆腐店 グランデュオ立川店」の隣にあるパスタ屋「洋麺屋 五右衛門 グランデュオ立川店」に入店した。


店員に入口にあるアルコール消毒液で消毒するように言われて、慌てて手指の消毒をして店内に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が12席L字形に配されている他、右手には4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が3卓設けられている。店員に案内されて、カウンター席に座った。
卓上にはトレーが置かれている。トレーの上には、一膳分の箸と畳まれた大きな紙ナプキン、メニューが置かれている。トレーの脇にはタバスコが置かれていた。席に座ると、店員がお冷やを運んできたので、メニューを眺めた。メニューはグランドメニューが記載された大きな見開きのものと、1枚の紙をラミネートしたものが2枚ある。グランドメニューを開くと、各種スパゲティのメニューが掲載されている。


その裏面はハーフ&ハーフのセットメニューが掲載されている。


ラミネートされたメニューの1枚には「冬のおすすめ」と書かれた季節限定メニューが掲載されていた。


もう1枚のメニューは「お子さまセット」のメニューが掲載されている。このメニューは小学生以下の客専用のメニューとなっており、大人の自分は注文することは出来ない。


注文したのは「広島産牡蠣と帆立のペペロンチーノ」「大盛」の「スペシャルスイーツセット」である。このセットは「お好みのスパゲティー」に「選べるスイーツ」「サラダ」「お好みのお飲み物」を付けることができる。「選べるスイーツ」は3種類のスイーツから選ぶことが出来、今回は「苺のレアチーズケーキ」を注文することにした。「お好みのお飲み物」は「珈琲」とし、「珈琲」と「苺のレアチーズケーキ」は食後にもらうことにする。
料理を注文すると、お冷やを飲みながら料理ができるのを待った。しばらくしてスープとサラダが運ばれてきた。続いて、「広島産牡蠣と帆立のペペロンチーノ」「大盛」が運ばれてきた。


さっそく料理を食べることにして、紙ナプキンを膝の上に広げると、箸を取った。最初にスープを飲む。小さめのお碗に入った和風スープには、小さくダイスカットされた豆腐が入っていて、刻んだミツバの葉が浮かんでいる。


お碗を持ち上げて、スープを飲む。お吸い物のような和風スープは、ダシがほどよく濃くて美味しい。豆腐の優しい食感にミツバのかすかなシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
スープを半分くらいまで飲むと、今度はサラダを食べる。サラダはダイコンの千切りが盛られた上に刻んだ水菜をトッピングし、白ゴマを振りかけて、和風ドレッシングがかけられている。


ドレッシングは青じそのドレッシングだろうか、ほどよい酸味のあるドレッシングが野菜に絡んで、サッパリとした味わいである。ダイコンの千切りがサラダにボリューム感を与えていて、水菜がサラダに彩りを添えている。ダイコンと水菜が、シャキシャキとした食感で美味しい。
サラダを食べてしまうと、いよいよ「広島産牡蠣と帆立のペペロンチーノ」「大盛」を食べる。ちなみにパスタの「大盛」は並盛りの1.5倍の180gあるとのことだが、それほどの量に見えないのは皿が大きいからだろうか。細めのスパゲティをにんにくとオリーブオイル、ベーコンで調味したパスタにバター醤油でソテーした牡蠣と帆立を3個ずつ載せ、刻み海苔をトッピングして白ゴマと刻みネギが散らされている。


さっそく箸を取って、スパゲティを食べる。アルデンテのパスタはやや固めで、弾力のある歯ごたえである。ニンニクのコクにオリーブオイルの旨味が絡んで美味しい。刻み海苔の風味に、ベーコンの食感と唐辛子の辛味がアクセントになっている。
パスタに載せられた牡蠣と帆立は香ばしく、バターの甘い香りが鼻腔に広がる。帆立は柔らかく、弾力のある歯応えで、噛みしめると貝の優しいミルキーな旨味が口の中に広がった。牡蠣はほどよくジューシーで、プリプリとした食感が美味しい。熱を入れたことで更に旨味が増して、1粒の牡蠣でなかなか楽しめる。

スパゲティを食べてしまうと、お碗に残った和風スープを飲み干した。紙ナプキンで口を拭き、トレーの脇に畳んで置く。やがて、店員が来て、空の皿をトレーごと、下げに来た。
続いて、スイーツとドリンクが運ばれてきた。


ケーキの銀紙を開くと、さっそくコーヒーを飲むことにする。


コーヒーにはミルクとスティックシュガーが添えられている。


まずはコーヒーをブラックのまま飲んでみる。コーヒーはバランスの取れた苦みと酸味が美味しい。オリーブオイルまみれになった口の中がサッパリとするかのようである。このままブラックコーヒーを楽しんでも良かったが、やはり甘いコーヒーが欲しくなって、ミルクとシュガーをコーヒーに注ぎ入れた。スプーンでかき混ぜて、コーヒーを飲む。ちょっと落ち着いた気分である。
コーヒーカップをソーサの上に置くと、ケーキを食べる。小さな「苺のレアチーズケーキ」は薄いシュクレ生地の上にレアチーズを重ねて、表面にイチゴを並べ、ジュリーでコーティングしたケーキである。ケーキにはスプーンが添えられている。


スプーンを使ってケーキを切り、口に運んだ。舌触り滑らかなレアチーズの爽やかな酸味にツブツブとした食感のイチゴの甘酸っぱいフルーティーな甘みが合わさって美味しい。ジュリーがチーズとイチゴをうまくまとめ上げている。シュクレ生地はレアチーズの水分を吸って、ジューシーで美味しかった。
ケーキを食べた後はコーヒーを飲んでひと息つく。ケーキの余韻をコーヒーで洗い流してしまうと、ようやく落ち着いた気分になる。コーヒーを飲み干して完食。コップに残った冷水を飲んで、気分を整えた。

席を立つと、デイパックを担ぎ、伝票を持って入口脇のレジに進む。代金の支払いの一部には財布に残っていた「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券をあて、残りの金額をクレジットカードで支払う。これで「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券は全て使い切った。なんだかようやく肩の荷が下りた気分である。こんなことなら、「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券を買うのでは無かった。
代金を払うと店を出た。グランデュオ口から立川駅構内に入ると、中央線下りホームに降りる。ホームには甲府行きの6両編成の普通電車が停まっていた。これに乗って、隣の日野駅に向かった。

日野駅に着くと、改札を抜けて駅の外に出る。月は少し西の空に傾いていた。北よりの風が氷のように冷たく感じられる。塵ひとつ無い冴え渡った冷気が体を包み込み、夕食を食べて火照った体をクールダウンさせているように感じられる。
家に着くと、早速風呂を沸かして、熱い湯に浸かる。ついつい寒い日は長湯をしてしまう。窓から入ってくる冷たい夜気が心地よく感じられた。


今日の夕食(点心付麻婆豆腐セット@陳建一麻婆豆腐店 グランデュオ立川店)

2021年01月17日 | 食べ歩き


今日は曇り。今日は一旦9時前に起床したものの、うっかり二度寝をしてしまい、目が覚めたのは10時過ぎだった。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲が広がっていて、薄日が射している。ベランダの外に出てみると、空気が冷たくて肌寒感じられた。
日中は東の空に襞の付いた厚いカーテンを広げたような雲が広がっているものの、西の空には雲の合間から青空が見えている。昼間の最高気温は8℃で、昨日の春の陽気から大幅に気温が下がって、一気に冬の寒さに逆戻りした。湿度が低く、冷たい北よりの風が吹いている。午後になって次第に日が射して、空が明るくなって来た。

今日は夕食を外に食べに行くことにした。夜、ZOOMで写真部のミーティングがあるので、少し早めに夕食を食べることにして家を出た。日野駅から中央線の電車に乗って立川駅に出て、駅のコンコースに上がるとグランデュオ改札を抜けてグランデュオ立川に入る。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着すると、フロアの一角にある四川料理店「陳建一麻婆豆腐店 グランデュオ立川店」に入店する。


店に入る際に手指をアルコール消毒した後、入口で検温を行った。店内は入口から見て正面に手の一角に厨房があり、その周囲を囲むようにしてL字形にカウンター席が6席配されている他、カウンターの左手奥に4人掛けのテーブルが3卓と2人掛けのテーブル席が1卓配されている。出てきた店員に案内されて、奥のカウンター席に腰を下ろした。
カウンター席は卓上に各席を隔てるように間仕切りの板が置かれている。各席毎にトレーが置かれていて、トレーの上には箸置に置かれた箸とスプーン、紙おしぼりが載せられている。トレーの正面には四川唐辛子と赤山椒(しびれ)、青山椒(香り)といった調味料の他、紙ナプキンと楊枝、メニューが置かれている他、冷水の入ったポットが置かれていた。席に座るとお冷やの入ったコップとザーサイが出された。

お冷やを飲みながらメニューを眺める。メニューはA3の1枚の両面を印刷した物をラミネートして半分に折られている。片面は表紙と裏表紙になっていて、裏表紙にはテイクアウトメニューが記載されている。


メニューの中の見開きには17時からのメニューが書かれている。


注文したのは「点心付麻婆豆腐セット」である。このセットは定番の麻婆豆腐セットにあったか点心3種を付けたお得なセットとなっている。点心は作るのに10分ほど時間がかかるとのことだったが、点心と料理を一緒にもらうことにした。また麻婆豆腐の辛さは「大辣」「四川大辣」「普通」「控えめ」「お子様用(甘口)」があり、辛さを聞かれて「普通」とした。
料理を注文した後、お冷やを飲みながら料理ができるをの待っていると、やがてライスと麻婆豆腐、スープがカウンターの中から出された。続いて、点心が厨房から運ばれてきた。店員が点心の入った蒸籠の蓋を取ると、蒸気が立ち上った。

蒸籠の中には「上海焼売」と「蒸し餃子」、「エビ水晶包み」が1個ずつ入っている。


まずは紙おしぼりで手を拭くと、中華スープを飲む。ちなみに中華スープとライスはお替わり自由となっている。ネギの浮いた中華スープは空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。熱々で、スープを飲んでいると体が温かくなってきた。


続いて点心でライスを食べることにした。ライスも大盛りにすれば良かったのだが、ウッカリ注文するときに忘れていた
ようだ。国産米を使用したライスはやや固めに炊きあげられている。


蒸籠から「上海焼売」を取出し、かぶりつく。薄い皮の中には豚挽き肉に刻みネギと生姜を混ぜた餡が詰まっていて、ジューシーで美味しい。生姜の食感と熱の入った刻みネギのジューシーな食感がアクセントになっている。焼売を食べながらライスをかき込んだ。
続いて蒸籠から取り出したのは「蒸し餃子」である。黄色い皮の中には豚挽き肉に刻んだニラとキャベツ、タケノコが入っている。蒸し餃子もジューシーな味わいで、豚肉の旨さにキャベツの甘さが感じられる。タケノコの食感がアクセントになっていて、なかなか食べ応えがある。

最後に「エビ水晶包み」を取り出した。薄い皮の中にはエビとタラのすり身、枝豆、タケノコが入っている。白い包みの中に枝豆の緑色が鮮やかに見えた。海老のプリプリとした食感にタラの旨味と枝豆、タケノコの食感がアクセントになっていて美味しい。
点心でライスを1杯食べてしまった。ここでライスをお替わりする。2杯目のライスは大盛りでもらうことにした。


いよいよメインの麻婆豆腐を食べる。ふんだんに豆腐と豚挽き肉が入った赤い麻婆豆腐には刻みネギが散らされている。


まずはスプーンで麻婆豆腐を掬って口に運んだ。四川省直輸入の調味料を使用し、素材にこだわったという麻婆豆腐は、最初に口に入れたところで、旨味が絡んだ素材の食感と味わいが感じられたのも束の間、後から強烈な唐辛子の辛さと赤山椒の痺れが最初にがつんと襲ってきた。その後、山椒の香りが鼻腔に広がって、ほどよい清涼感に包まれた。これは美味い。
今度は麻婆豆腐をライスにかけて食べる。麻婆豆腐の赤い餡を纏ったライスは多少、麻婆豆腐の刺激的な辛さを緩和してはくれるものの、麻婆豆腐の強烈な存在感を却って引き立てるかのような味わいである。麻婆豆腐の辛さの中で、豆腐の甘さがまるでオアシスのようにアクセントを与えている。辛いが美味い。ライスが喉の奥を通り過ぎる頃に、舌が痺れて、山椒の清涼感が鼻腔を抜けていく。この繰り返しがたまらない。

あっという間にライスが無くなった。ここでライスをお替わりする。3杯目のライスも大盛りである。この麻婆豆腐で大盛りのライスが2杯食べられる。


ライスが来ると、まずはザーサイでご飯を食べる。厚切りのザーサイはシャキシャキとした食感で、いい箸休めになる。ラー油がかけられたザーサイは香ばしくて美味しい。


ザーサイを片付けてしまうと残ったライスを麻婆豆腐の入ったお碗に全て投入し、スプーンで良くかき混ぜて口に運ぶ。既に体は熱くなって、汗だくである。デイパックの中からタオルを取りだし、汗を拭いながら麻婆豆腐とライスを食べる。麻婆豆腐の入ったお碗が空になると、なんともいえない達成感に包まれる。お腹もいっぱいになって、満足感が感じられた。
最後にスープをお替わりした。


食後にスープを飲んで、満腹の胃袋を癒やす。熱々のスープは口の中のカプサイシンを洗い流すように喉の奥に消えていった。スープを飲み干すと、コップに残ったお冷やを飲み干し、完食。美味かった。満足である。
卓上に置かれた伝票を持って席を立つ。入口脇のレジに進んで代金を払った。支払いには「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券が使えた。支払いを済ませると、店を出た。

エレベーターで1階に下り、グランデュオ口から立川駅構内に入ると、中央線下りホームに降りる。ちょうど高尾行きの電車が止まっていたので、これに乗って帰宅の途についた。
夜になって、大きな雲の塊の間から暗い夜空が見えた。気温もぐっと下がってきた。


今日のランチ(二色丼@新宿 かなえ)

2021年01月14日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。今朝の気温は-1℃で北よりの風が吹いている。ベランダの外に出てみると、足下からヒンヤリとした空気が迫り上がってくるように感じられた。昨日ほどの冷え込みではないものの、風が冷たく、吐く息が白く見える。辺りはしんと静まりかえっていて、街灯の光が寒々しく見えた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。朝5時に起床すると、窓が結露でびしょびしょに濡れていたので、雑巾で水滴を拭き取った。髭を剃って顔を洗い、コーヒーを飲みながら簡単に朝食を摂る。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れ、仕事を開始した。

日が昇ってくると、次第に空が明るくなってきた。上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。午前中に南よりの風が吹いてくると、気温も上昇してきた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出た。
日野駅から乗った特別快速電車の車内は比較的空いていた。空いている席に座ると、車窓から降り注ぐ日射しの温もりに、つい、瞼が重くなってくる。電車が三鷹駅に到着するまでは車内に空席が散見されたが、三鷹で全ての席が埋まった。新宿で電車を降りると、改札を抜けて新宿駅西口に出た。

日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い青空が広がった。昼間の最高気温は15℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。空気が冷たく、風がヒンヤリと感じられるものの、冬とは思えないような強い日射しが降り注いでいて、日射しがポカポカと感じられる。まるで一足飛びに春になったかのような陽気である。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。先日に引き続き、新宿副都心4号街路地下道を抜けて中央通り北側の新宿三井ビルディング地下1階のレストラン街「55DINING」に入った。


今日はフロアの一角にある和食居酒屋「新宿 かなえ」に入る。


入口で手指の消毒をして、店員に検温をしてもらうと店の奥に進んだ。


店内は入口から見て左手の空間に2つの半個室があり、手前の半個室と奥の半個室にそれぞれ4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が1卓設けられている。店員に案内されたのは右手の空間である。この空間には厨房に面してカウンター席が3席設けられている他、2人掛けのテーブル席が4卓配されている。一番奥のカウンター席に座り、コートと荷物を荷物カゴに入れた。
カウンター席は席と席の間の卓上に衝立が置かれている。各席毎に箸が置かれている他、卓上には醤油差しとメニュー、楊枝、紙ナプキンが置かれている。席に座ると冷麦茶の入った湯呑みが運ばれてきた。

冷麦茶を飲みながらメニューを眺める。両面に印刷されたメニューの表面には「お昼の献立」が記載されている。


裏面には週替わり魚料理の今週の献立が書かれている。


注文したのは「二色丼」である。今週は「しらすと本日の魚の二色丼」となっている。本日の魚はマグロとのことである。ライスを大盛りで注文した。
冷麦茶を飲んで待っていると、料理が全てトレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には「二色丼」とミニサラダ、味噌汁、漬物が載っている。ちなみに御飯、味噌汁、漬物はお替わり自由となっているが、丼はどうなのだろうか。御飯を追加でもらえるのかちょっと疑問を思ったが、その時になったら考えることにした。


醤油小皿に醤油を垂らすと、お椀の蓋を取った。紙おしぼりがあることに今更ながらに気付いて紙おしぼりで手を拭くと、まずは味噌汁を飲む。
味噌汁はワカメと油揚げの味噌汁である。


空腹の胃袋に味噌汁のダシの旨味が染み渡るように美味しい。ワカメのボリューム感にダシをたっぷりと吸った刻んだ油揚げがジューシーで旨い。味噌汁を飲んでしまうと、続いてミニサラダを食べることにした。
ミニサラダはちぎったサニーレタスに水菜のカットを和えて、豆腐を載せ、ドレッシングがかけられている。


豆腐は濃い味で、小さいカットながらも存在感がある。シャキシャキとした食感の生野菜にドレッシングの酸味が美味しい。
ミニサラダを食べてしまうと、いよいよ「二色丼」を食べることにした。「二色丼」は丼に盛った酢飯の上に刻み海苔を散らし、しらすをたっぷりと載せてマグロの赤身を3切れ並べ、丼の一隅におろしワサビを載せた大葉とガリを添えて、丼の中央に刻みネギをトッピングしている。丼の高台が高いので、見た目はとても迫力があるが、それほど量があるように見えなかった


気を取り直して、おろしワサビを醤油小皿に移してワサビ醤油を作る。それからこのワサビ醤油にマグロの赤身を浸けてご飯の上に戻すと、丼をかき込んだ。マグロの赤身は厚めにカットされていて、もっちりとした食感に赤身の濃厚な味わいが口に広がった。筋が少なく、噛みしめる毎にマグロの旨味が醤油の旨味と一体となって、米粒に絡みつく。ツンとしたワサビの辛味がアクセントになって美味しい。
マグロを食べてしまうと、ワサビ醤油をシラスの上から回し入れた。シラスとご飯をかき込むように食べる。シラスの淡泊な旨味と甘みが口の中に広がった。醤油の旨味がシラスの存在感を引き立てるかのように感じられる。それぞれのシラスはふっくらとした味わいで、しかもシラスの存在感も感じられる。

箸休めに漬物を食べる。漬物はカットしたタクアンである。


パリパリとした食感を楽しみながら再び丼をかき込んだ。ガリと大葉も食べる。ガリの甘酸っぱさに大葉の風味が丼のアクセントになって美味しい。残念ながら、ご飯を追加しても、おかずが残りそうに無いので、結局お替わりをするのをあきらめた。その代わり十二分に丼を楽しんだ。
丼が空になったところで、味噌汁を飲み干す。ここで、せめて、味噌汁だけでもお替わりしようと、店員を呼んだ。

ニ杯目の味噌汁も蓋付きのお椀で運ばれてきた。蓋を開けると、湯気が立ち上った。


ニ杯目の味噌汁は熱々で美味しい。食後の胃袋を労るように、じんわりと味噌汁の旨味が胃袋に染み渡る。味噌汁飲んでしまうと、最後に湯呑みに残った冷麦茶を飲んで、完食。美味かった。満足である。
伝票とコート、ビジネスリュックサックを持って店の入口脇のレジに進んだ。支払いには「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券が使う。支払いを済ませると、店を出た。

地下のフロアから外に出ると、太陽の日射しが眩しく感じられた。乾いた空気が心地よく感じられる。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後も良く晴れた。燦々と降り注ぐ陽光に空が白っぽく輝いていて、気温が上昇しているせいか、西に見える山々の稜線が霞がかって見える。上空には小さな雲が時折、浮かんでいるのが見えたが、やがてその姿も日が傾く頃には消えてしまっていた。

日が沈むと、夕日で赤く染まった西の空に富士山のシルエットがくっきりと見えた。やがて、東の空から暗い空が広がってきて、上空を澄んだ暗い空が覆ってしまった。
定時を廻って仕事を終えると、机上の整理をして帰宅する。明日は急遽テレワークの予定をキャンセルして、朝から出勤する予定となったので、端末を職場に置いて帰ることにした。おかげで荷物が軽い。

新宿駅から電車に乗って帰宅の途につく。日野駅に到着すると、改札を抜けて駅西口のロータリー前に進んだ。上空を見上げると、雲ひとつ無い澄んだ夜空に星が瞬いていた。


今日のランチ(プレミアム江戸前海鮮丼@すし三崎丸 新宿京王モール店)

2021年01月05日 | 食べ歩き


今日は曇り。今朝は上空一面を雲が覆っていて、暗い朝となった。団地の前の街灯が寒々しく見える。今朝の気温は0℃を下回り、6日連続の冬日となった。風はほとんど無く、少し湿っぽい空気がヒンヤリと感じられる。日が昇ってくると、次第に空が明るくなってきた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。今朝はいつもより1時間ほど遅く起床した。簡単に朝食を済ませて、ドアポストに投函された朝刊に目を通す。定時よりも少し前の時間になったところで、昨日、職場から持ってきた端末に電源を入れ、業務を開始した。

仕事をしながら窓の外を眺めると、西の空に浮かぶ雲の合間から青空が見えている。青空の領域は次第に広がってきて、薄日も射してきた。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出た。
東の空には雲がかかっているものの、上空には青空が広がっていて、日も射している。日野駅から乗った中央特快は少し空いていた。シートに腰を下ろすと、少しまどろみながら新宿に向かう。新宿に到着すると、上空はほとんど雲に覆われていた。

今日は二十四節気の小寒である。「寒の入り」とも言われ、これから更に寒さが厳しくなるころとされている。日中は時折、薄日が射すものの、雲の多いスッキリしない空模様となった。青空が垣間見えているものの、どことなく寒々とした天気である。昼間の最高気温は10℃で、弱い北よりの風が吹いている。風が冷たく、空気がヒンヤリと感じられた。
新宿に着くと、時計の針は昼前を示していたので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。先日、「桜びんちょうと漬け、中落ちまぐろの3色ごはん」を食べたお茶漬け専門店「こめらく ニッポンのお茶漬け日和。 新宿京王モール店」の隣にある立ち食い寿司屋「すし三崎丸 新宿京王モール店」に入店することにした。


店に入る。店内は入口から見て右手に寿司カウンターがあって、その周囲にL字形にカウンターが配されている。立ち席は9席分あって、それぞれの席毎にラミネートされたメニューとテーブル用昆布ぽん酢、すし醤油が置かれている。席と席の間にはビニルシートで間仕切りが作られていた。店員に「奥の席にどうぞ」と言われて、店の最も奥のカウンターの立ち席に着いた。席に着くと、湯呑みに入った緑茶と箸、紙おしぼり、醤油小皿が運ばれてきた。
卓上に置かれたメニューを見る。メニューは得々なお鮨と書かれたセットが2種類記載されている。


また、にぎり巻鮨と書かれたメニューには各種にぎり鮨や細巻手巻き、お吸物が記載されている。


ちなみに、本日のおすすめは黒板に書かれている。


右手の壁には「プレミアム江戸前海鮮丼」と書かれた貼り紙があった。


注文したのはこの「プレミアム江戸前海鮮丼」である。ご飯大盛りで注文することにした。
料理を注文すると、しばらくして、目の前のカウンターの中から「プレミアム江戸前海鮮丼」が出された。続いて、お椀が出された。


醤油小皿に醤油を垂らし、紙おしぼりで手を拭くと、箸袋を破って割り箸を取り出す。湯呑みに入った緑茶を少し飲んで喉を潤すと、まずはお吸い物を少し飲むことにした。
お吸い物にはたっぷりのワカメが入っていて、お麩とミツバが浮かべられている。


温かいお吸い物はダシの旨味が空腹の胃袋に染み渡るようである。ワカメのボリューム感に、ダシをたっぷりと吸ったお麩がジューシーな味わいで美味しかった。お吸い物を少し楽しんだ後、さっそく海鮮丼を食べることにする。
「プレミアム江戸前海鮮丼」は丼に盛られた酢飯の上にサーモンとカンパチ、コハダ、ホタテ、タコ、イカとタレが塗られたアナゴが1切れずつと2切れの玉子が載せられ、ネギトロとトビコがトッピングされた上に半分にカットした大葉を敷き、マグロの赤身を3切れ載せてボイル海老を1本載せている。更に、丼の隅にはガリとおろしワサビが添えられている。


醤油小皿におろしワサビを移し、ワサビ醤油を作った。それから海鮮丼の上に載せられたネタの内、半分くらいのネタを醤油小皿に移す。丼の上に載せられたネタが多くて、そのままでは食べられない。せめてご飯が見えないと、うまく食べられそうに無かった。
最初にアナゴを食べる。身の柔らかいアナゴはトロリとして美味しい。濃厚で甘いタレにアナゴの淡泊な旨味の白身がマッチしてご飯が進む。続いてサーモンである。身厚なサーモンは大きくて、脂がのっている。トロリとした舌触りにおろしワサビの辛味がほどよくあわさって、なかなかの食べ応えである。カンパチも大きくて、しかも身厚である。柔らかい歯応えの部分ともっちりとした歯応えの部分が組み合わさっている。濃厚な旨みが美味しい。

ここで、ガリを食べて口の中をリセットする。ガリはジューシーで美味しい。ガリを食べてしまうと、コハダに箸を伸ばした。
コハダは身が程よく締まっていて、存在感がある。ホタテは柔らかく、貝の旨味と甘みが渾然一体となって喉の奥に消えていった。イカは歯応えがあり、淡泊な旨味が美味しい。タコは柔らかく、しかも噛み応えがある。噛めば噛むほど味が出るような味わいで美味しかった。玉子は程良くジューシーで、甘くて美味しい。赤身は筋が少なく濃厚で、もっちりとした食感が美味しい。ボイル海老は甘く、尾まで食べてしまった。

この段階で丼に残った酢飯は少なく、その上にまだネギトロとトビコが残っている。この上から醤油小皿のワサビ醤油を適量垂らし、残った酢飯をネギトロとトビコでかき込むようにして食べる。ねっとりとしたネギトロの旨味にトビコのプチプチとした食感がアクセントになっていて美味しい。あっという間にご飯が無くなってしまった。
空になった丼を置き、お吸い物を飲む。海鮮丼を食べた後の胃袋をじんわりと労るようにお吸い物が美味しかった。最後に湯呑みに残った緑茶を飲み干して完食。旨かった。満足である。

コートを着て、入口脇のレジに進んだ。支払いには「Go To Eat キャンペーン Tokyo」プレミアム付食事券が使えた。端数をSuicaで支払うと店を出た。
店からは地下道を歩いて職場に向かう。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。

午後も雲の多い空模様となった。日中は霞んでよく見えなかった富士山の姿は、日が沈むと、くっきりと黒いシルエットになって、赤く染まった西の空にその姿を現した。太陽が沈むと、空は急速に暗くなってきた。
今日も仕事を終えると、早々に帰宅する。明日は終日自宅でテレワークをする予定としているので、職場の端末をビジネスリュックサックに入れると、机上の整理をして職場を出た。

今週にも緊急事態宣言が発令されるとの報道に、帰宅ラッシュの時間帯も少し前倒しになっているかのように感じられた。新宿駅から乗った快速電車は比較的混んでいたが、途中、荻窪駅で座ることができた。
席に座ると、まどろみながら日野駅まで乗っていく。電車から降りると、それほど寒くは無かった。空気はヒンヤリとしているものの、冷たい空気が却って心地よく感じられる。上空には雲が広がっていて、空が白っぽく見えた。


今日の夕食(うな重特上@宇奈とと 立川店)

2020年12月25日 | 食べ歩き


クリスマスの今日は晴れ。今朝は上空に薄い雲が広がっていて、星も見えない暗い朝となった。今朝の気温は2℃で、西よりの風が吹いている。玄関の扉を開けると、冷蔵庫を開けたかのような冷たい冷気が室内に流れ込んできた。外に出てみると風が冷たく、吐く息が白く見える。眠気覚ましに深呼吸をすると、再び家の中に入った。
今日は有休消化で1日休みを取った。当初の予定では、湘南の海を見に出かけるつもりでいたのだが、昨日は東京の新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が、過去最多の888人となったことが報道されており、この状況で出かけるのも気が引ける。そこで、今日は家でゆるゆると過ごすことにした。

とりあえず、湯を沸かしてコーヒーを淹れ、朝刊を見ながら簡単に朝食をとった。それから、パソコンを起動するとメールのチェックを行う。先日からデスクトップパソコンの調子が悪くなった。このパソコンは写真の整理や編集をメインに行っているものだが、先日アプリケーションをインストールしてから、調子が悪くなっている。午前中はパソコンのメンテナンスをすることにして、作業に取りかかった。
日中は上空に大きな雲が所々に浮かんでいるものの、青空が広がった。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、冷たい南よりの風が吹いている。風がヒンヤリと感じられるものの、日が当たるところは日射しが暖かく、心地よい陽気である。しかし太陽が雲に隠れると、日が陰って風が冷たく感じられた。

休みの日は時間があっという間に過ぎてしまう。パソコンのメンテナンスにつきっきりになっていたら、気が付くと既に時計の針は昼を過ぎていた。パソコンのメンテナンス作業を終了すると、午後は年賀状を作成した。更に、これまでに撮り貯めた写真データを整理し、合間に部屋の片付けをしたりしていると、日が傾いてきて空が暗くなってきた。
気が付くと、既に時計の針は8時を廻っていた。今日は夕食を外で食べることにしていたが、東京都から特別区及び多摩地域の各市町村の酒類の提供を行う飲食店及びカラオケ店に対し営業時間短縮を要請していることもあって、多くの飲食店は夜10時には閉店してしまう。急いで夕食を食べに出かけることにした。

出かける準備をして、家を出る。上空には暗い空が広がっていて太った半月が明るい光を放っていた。東の空には白っぽい雲が広がっている。
日野駅から中央線に乗って立川駅に向かう。駅の改札を抜けると、駅南口に出た。ペデストリアンデッキからすずらん通りに降り、国立方面に歩いていく。しばらく行くと、やがて左手に鰻屋「名代 宇奈とと 立川店」が見えてくる。この店のあった場所は、以前ステーキ屋「いきなりステーキ 立川南口店」があった所で、先月28日に鰻屋「名代 宇奈とと 立川店」がオープンした。今日はこの店に入ることにする。


店に入る。入り口に置かれた消毒液で手指を消毒すると、店の奥に進んだ。店内は入口から見て右手に厨房があり、厨房を囲むようにして12席のカウンター席がL字形に配されている他、左手には4人掛けのテーブル席が3卓配されている。店員の勧めに従って、4人掛けのテーブル席に腰を下ろした。
席に座ると、店員が温かい麦茶の入った湯呑みと紙おしぼりを運んできた。卓上には箸と楊枝の入った箸箱が置かれて、その上に七味と山椒、特製鰻たれ、醤油が置かれている他、箸箱の周囲にしば漬けの入った容器と手指消毒用のアルコール、メニュー、串入れが置かれており、卓上には麦茶の入ったポットが置かれている。麦茶を飲みながらメニューを眺めた。

まずはグランドメニューである。


裏にはひつまぶしや各種丼のメニューとなっている。


特別メニューとして「鰻と肝の合盛り丼」がある。また1番人気はうな丼ダブルセットとなっている。これは以前、新橋本店で食べた。


これまでに見たことの無いメニューとして豚汁や各種おでんがある。


その他にドリンクメニューもあった。


ふと視線を転じると、壁には鰻おつまみ、鰻の創作料理、揚げ物、逸品のメニューがある。


スピード料理やサラダもあった。


正直言って、アルコールとおつまみのメニューがあることは、想定していなかった。いや、見ていたはずなのだが、鰻料理に目を奪われて、完全にスルーしていたのである。となると、せっかくの金曜日でもあり、うな重を食べる前に一杯飲みたい気分だが、既に閉店まで時間が限られている。今日の所はあきらめるしかなさそうである。
結局、注文したのは「うな重特上」「ご飯大盛り」である。これに以前、鰻屋「名代 宇奈とと 新宿センタービル店」でもらった「赤だし無料券」を渡して、「赤だし」の味噌汁をサービスしてもらうことにした。

料理を注文すると、麦茶を飲んで料理が出来るのを待つ。しばらくして料理が運ばれてきた。
まずは「赤だし」の味噌汁を飲む。「赤だし」の味噌汁にはわかめが入っていて、刻んだ九条ネギが浮かべられている。


濃い味わいの赤だしの味噌汁の中に入っているワカメを食べてしまうと、少し味噌汁を飲んだ。刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。
続いて「うな重特上」を食べる。「うな重特上」は重箱にご飯が盛られ、こんがりと焼かれた鰻の蒲焼きが3切れ載せられていて、特製うなぎのタレがかけられている。


まずは1切れの鰻にかぶりついた。身厚な鰻はふっくらと焼かれていて香ばしい。甘辛い特製鰻たれがたっぷりと絡まっていて、淡泊な鰻の白身の旨さを引き立てているかのようである。ご飯にも鰻たれがかかっていて、鰻を食べながら、ご飯を頬張った。
2切れ目の鰻には山椒をたっぷりとかけて口に運んだ。山椒のピリリとした辛味が、鰻の旨さを引き立て、更にアクセントにもなっている。とろけるような味わいの鰻の身は、なかなかボリュームがある。それでもあっという間に2切れ目が無くなってしまった。

3切れ目の鰻には卓上の特製鰻たれを少し多めにかけ、更に山椒も振ってかぶりついた。夢中で鰻を食べながら、ご飯をかき込む。あっという間に鰻とご飯は無くなり、重箱は空になった。
最後に「赤だし」の味噌汁を飲み干して完食。美味かった。満足である。

湯呑みに残った麦茶を飲みながら、鰻の余韻に浸る。至福の時間だった。
湯呑みが空になると、伝票を持って店の入口脇のレジに進んだ。ちなみに支払いは現金のみとなっている。ここで飲んでいたら、確実に樋口一葉のお札は無くなっていたに違いない。もっとも、今日も都内の新型コロナウイルス感染症の新規感染者が過去最多とはなっていないにしても、2日連続の800人台となっている。アルコールを飲まないに越したことは無い。

支払いを済ませると、店を出た。夜の立川駅南口すずらん通りは、客引きの男があちこちに立っていて、正直うざい。コロナウイルス感染症が拡大しているのだから、すこし自粛して欲しいところである。早足で駅に向かうと、改札を抜けて中央線下りホームに向かった。
電車に乗って日野駅に帰ってくる。上空には、薄い雲が広がっている。夜になって再び北よりの風が吹いてくると、ぐっと冷え込んできた。