今日は晴れのち曇り。今朝は東の空に雲がいくつか浮かんでいるものの、上空には濃藍色の澄んだ空が広がっていて、西の空に月が浮かんでいる。日の出前の東の地平線付近は赤く染まっていて、雲のシルエットが影絵のように見えた。今朝の気温は2℃で弱い西よりの風が吹いている。風が冷たく、冷え冷えと感じられた。
今日は1日仕事のため、朝から出勤する。日野駅から乗った快速電車は新宿駅まで比較的空いていた。職場に着いて、窓から西の方角を見ると、空には薄い雲が折り重なるようにして浮かんでいる。山々の稜線はベールのような雲に遮られて、霞んで見えた。雲の合間からは白く輝く月が浮かんでいた。
一旦、職場に出勤はしたものの、現場調査のため、午前中は外出した。日中は晴れて上空には青空が広がった。薄い雲が所々にかかっているものの、日射しが燦々と降り注いで、汗ばむほどである。昼間の最高気温は15℃で湿度が低く、弱い北よりの風が吹いている。風が冷たく感じられるものの、日射しの温もりが心地よく、過ごしやすい暖かい陽気となった。
昼過ぎに職場に帰ってくる。午後になって南寄りの風が吹いてくると、次第に上空に薄い雲が広がってきた。太陽が雲に隠れて、柔らかい日射しが降り注いでいる。日が沈むと、上空は急速に暗くなってきた。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。飲食店の閉店時間を考えると、あまり悠長に職場に残っているのは避けたかった。夜になって、仕事に区切りがつくと、机上を整理して職場を出る。都庁第一庁舎の北側に出ると、中央通りを歩いて駅に向かう。京王プラザホテルの脇の階段を上がり、中央通り東交差点に出ると、東通りを北に向かった。青梅街道と交差する新宿警察署前交差点を渡り、北に直進してそのまま区道に入る。角から2軒目のビルの1階に定食屋「やよい軒 西新宿店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店に入るとすぐ右手にタッチパネル式の券売機があり、その左脇のローテーブル上に消毒液が置かれている。消毒液で手指の消毒をすると、券売機で食券を購入する。食券を買うと、店の奥に進んだ。店員に案内されて壁に面したカウンター席に座る。
店内は入口から見て正面奥に厨房があり、その手前にテーブル席とカウンター席が配されている。カウンター席は右側の壁に面して8席設けられている他、中央に仕切りを設けてカウンター席にした10人掛けのテーブル席が配されていて、その周囲に6人掛けのテーブル席が2卓と4人掛けのテーブル席が4卓、2人掛けのテーブル席が10卓配されている。
さっそく、お冷やと漬物の入った容器が運ばれてきたので、購入した食券を店員に渡して料理を注文する。注文したのは「肉増・牛野菜炒めと旨辛チゲスープの定食」である。料理の注文を終えると、お冷やを飲んで料理が出来るのを待つ。テーブルの上には醤油と七味唐辛子、箸、楊枝、冷水のポット、紙ナプキン、メニュー、重ねられた小皿、手指消毒液が置かれている。
しばらくして料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には鉄板に盛られた牛野菜炒めと辛味噌、旨辛チゲスープ、ご飯、レンゲが置かれている。
さっそく箸と漬物用の小皿を1枚を取る。
小皿に漬物を適量載せた。これなら、いちいち容器を開けなくても済むし、この方が衛生的だ。
いよいよ旨辛チゲスープを飲む。赤いチゲスープの中には絹ごし豆腐と豚肉、白菜キムチが入っていて、刻みネギが浮かべられている。スープは味噌と醤油をベースに、唐辛子とコチュジャン、隠し味に魚醤を入れたスープである。
程良い辛味に具だくさんのスープは、辛さと酸味、濃厚な旨みが豆腐に絡み、身体の芯から温まるような味わいで美味しい。スープを飲むと、じんわりと額に汗が浮かんだ。
今度は牛野菜炒めを食べる。
鉄板には牛肉の薄切りバラ肉、キャベツ、タマネギ、ニンジン、ニラのたっぷりの野菜を一気に炒め、にんにくや玉ねぎ、りんご果汁をブレンドした醤油タレで仕上げている。肉増にしたので、通常の牛肉の2倍の肉が入っているとのこと。
牛野菜炒めをおかずにご飯を食べることにした。ご飯はお碗に盛られている。
牛バラ肉はタレをたっぷりと吸って、甘辛くジューシーで美味しい。柔らかい歯応えに肉の旨味とタレの旨味が複雑に絡み合っていて、ご飯が進む。炒められた野菜はそれぞれの野菜の旨味に甘みが加わり、タレが絡んでご飯が美味い。あっという間にご飯が無くなった。
ここでご飯をお替わりする。この店にも「おかわりロボ」とダシの入ったポットが設置されている。
「おかわりロボ」の注ぎ口の下に空になったお碗を置き、中盛のご飯をお碗に盛った。
席に帰ると再び、鉄板の上に残っている牛野菜炒めでご飯を食べることにする。今度は牛野菜炒めに添えられた辛味噌を投入することにした。辛味噌は小器に盛られている。
辛味噌を牛野菜炒めに投入し、軽くかき混ぜると、再び牛野菜炒めを食べながらご飯を食べる。ほどよい辛味が加わって、更にご飯が進む。額に浮かぶ汗をタオルで拭いながら、ご飯をかき込んだ。あっという間に牛野菜炒めとライスが無くなった。
再びご飯をお替わり。3杯目のご飯は並盛とした。
牛野菜炒めの乗っていた鉄板の上にはタレと肉汁、野菜から染み出した水分が溜まっている。これにご飯を載せて、軽くかき混ぜると再びお碗に戻した。牛野菜炒めの割下が絡んだご飯が美味しくないわけは無い。お碗を持ち上げると、かき込むようにしてご飯を食べる。ただスープに比べて、少しご飯の量が多かったようだ。そこは漬物でご飯を食べる。3杯目のご飯もあっという間に無くなった。
再びご飯をお替わり。4杯目のご飯は小盛とした。
今度はチゲを食べながらご飯を食べることにしたのだが、ここで、チゲのスープをご飯にかけて食べると美味いに違いないという思いつきが頭に浮かんだ。そこで、レンゲでチゲのスープを適量ご飯にかける。赤いスープに浮かぶライスの島は、ほのかに赤く染まっているように見える。
レンゲでライスを掬って食べる。これが美味くないハズが無い。旨辛のスープをたっぷりと纏ったライスは、病み付きになるくらいに美味しい。ほどよい辛味にネギや白菜が食感のアクセントになっている。サラサラと喉の奥に流れ込むようにして、あっという間にお碗が空になった。
続いて、チゲスープの入ったお碗を傾けてスープを飲み干す。
最後にもう一口、ご飯を食べることにした。空になったお碗を持って、「おかわりロボ」に向かう。「おかわりロボ」の注ぎ口の下に空になったお碗を置き、一口サイズの量のご飯をお碗に盛った。これに隣に設置されたダシの入ったポットからダシを注ぐ。
席に戻ると、小器に残っているやよい軒の漬物を載せた。
箸を取って、ダシ茶漬けを食べる。熱々のダシに浸かったライスを食べていると、額から汗が滴り落ちるくらいに体が熱くなってきた。シャキシャキとした食感の漬物を楽しみながらライスをサラサラとかき込む。空になったお碗をトレーの上に載せると、コップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。
帰り支度をして席を立ち、店の外に出た。既に店はラストオーダーの時間を過ぎていて、看板は店内にしまわれている。店の看板も照明が消されて暗くなっていた。
夜風に吹かれながら新宿駅まで歩いて行くと、新宿駅から中央線快速電車に乗って帰宅の途につく。混雑を避けて中央線快速電車に乗ったのだが、車内は混んでいて、結局立川まで立つ羽目になった。
日野駅に到着すると、改札を抜けて外に出る。夜になって雲の一部が切れて、暗い空が広がってきた。深夜になって、北よりの風が吹いてきた。
桃の節句の今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ空が広がっていて、日の出前の赤く染まった東の地平線付近からまだ暗い西の空へのグラデーションが目も覚めるほどに美しい。今朝の気温は3℃で、冷たい北よりの風が吹いている。湿度が低くて、風が身を切るように冷たく感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから出勤することになっている。朝5時に起床すると、髭を剃って顔を洗い、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。玄関のドアポストに投函された朝刊を読みながら、簡単に朝食を済ませる。次第に窓の外が明るくなってきて、朝日を浴びた風景が黄金色に染まった。
定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れて仕事を開始する。上空の空は次第に青みが増してきて、明るくなってきた。時計の針が10時を廻ったところでテレワークの業務を終了すると、端末をビジネスリュックサックに入れて出勤した。
日野駅から中央線特別快速電車に乗る。駅のホームで電車を待つ乗客は先週に比べて明らかに増えていた。電車の車内は混んでいて、危うく座れないかと思ったほどである。新宿駅に到着すると、JR中央西改札を出て、駅西口に出た。
日中は快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がった。昼間の最高気温は12℃で湿度が低く、強い北よりの風が吹いている。風が冷たく感じられるものの、燦々と降り注ぐ日射しが心地よく感じられて、ヒンヤリとした空気が清々しく感じられた。冬の寒さではなく、春の足音が近づいているのがはっきりと感じられるような陽気である。
時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。駅西口から新宿副都心4号街路地下道を抜け、中央通りから新宿住友ビルに入り、1階の三角広場西に出た。先日「ビアチキンから揚げと自家製ジャーマンタルタルソース」を食べたビアレストラン「シュマッツ・ビア・ダイニング 新宿住友ビル店」と「本日のランチセット」を食べた甘味処「京都 茶寮翠泉 新宿店」の間にオイスターバー&ピザ専門店「オストレア 新宿住友ビル店」がある。今日はこの店に入ることにした。
店の入口手前の左脇に消毒液が置かれているので、手指の消毒をすると店内に入った。店内は入口から見て左手に厨房があり、右手手前にL字形にカウンターが8席設けられている他、右手奥に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が4卓配されている。店の外のテラスには4人掛けのテーブル席が3卓と2人掛けのテーブル席が1卓配されていた。
出てきた店員に2人掛けのテーブル席かカウンター席を勧められたので、入口に近いカウンター席に腰を下ろす。テーブルの上には箸とナイフ、フォーク、スプーンが立てられた背の高い容器とオリーブ油、紙ナプキン、消毒用アルコール、重ねられた小皿が置かれている他、2個のコップが重ねて置かれている。更に、各席毎にテーブルの上に紙おしぼりが置かれている。
目の前に冷水の入った瓶が置かれ、更にタブレットが置かれた。タブレットにはメニューが掲載されていて、そのまま料理も注文する方式になっている。メニューは「ランチメニュー」「ドリンクメニュー」「ボトルワイン」「Tapas」の大項目がある。表示されている「ランチメニュー」は「すべて」のタブに5ページある。「オイスター(ランチ)」「PIZZAセットランチ」「PASTAセットランチ」「ランチドリンク」「ランチデザート」でそれぞれに分類されたページを開くことが出来る。あらためて「オイスター(ランチ)」のタブを開く。
1ページ目は全て国内産の牡蠣だったが、2ページ目に表示されている牡蠣はアメリカ産の牡蠣も表示されていた。
「PIZZAセットランチ」は8種類のピザと単品のカキフライが掲載されている。
「PASTAセットランチ」は3種類のパスタと単品のカキフライが掲載されている。
「ランチドリンク」は2ページある。
アルコールも表示されていた。
「ランチデザート」は「本日のジェラート」があるのみである。
タブレットを操作して料理を注文する。注文したのは「牡蠣とスモークモッツァレラ」のピザセットランチである。更に食後に「コーヒー(Hot)」をもらうことにした。ちなみにランチセットには全てサラダが付く。
料理を注文して卓上に置かれたコップを1つ取り、冷水の入った瓶から冷水を注ぐ。お冷やを飲んで料理が出来るのを待っていると、最初にサラダが運ばれてきた。ピザが出来るまでにはまだ時間がかかりそうなので、先にサラダを食べることにした。卓上の食器立てから箸を取り、紙ナプキンを1枚取ると、サラダを食べる。
丸い平皿に盛られたサラダはちぎったリーフレタスを盛り、薄くスライスしたニンジンと刻んだレッドキャベツ、小さくダイスカットしたトマトをトッピングして、彩りを添えている。サラダにはフレンチドレッシングがかけられている。
紙おしぼりで手を拭くと、箸を取ってサラダを食べる。箸があるのは便利である。
リーフレタスはふんわりとした食感で柔らかく、しかもボリュームがある。ドレッシングはほんのりとした酸味があって、野菜が美味しい。レッドキャベツとニンジンのシャキシャキとした食感にトマトがジューシーさを添えている。リーフレタスで皿に溜まったドレッシングを拭うようにして口に運んだ。
サラダを食べ終える頃、ピザが運ばれてきた。同時にサラダの皿と一緒に口を拭いた紙ナプキンと箸も下げられた。
さっそく、フォークと紙ナプキンを取ってピザを食べる。8等分にカットされたピザは直径30cmほどもある大きなピザで、トマトソースを載せた上にモッツァレラチーズを載せ、更にカットした牡蠣とミニトマト、ちぎったルッコラを散らしてある。
フォークと手を使ってピザを口に運ぶ。ピザの中心部が自重で垂れるので、耳の方に折りたたむようにして口に運んだ。ピザの生地の厚みは1cm弱はあるだろうか。もっちりとした歯応えの生地はボリューム感があって美味しい。
ピザに載せられた牡蠣はレア感があって、芳醇な磯の香りにミルキーな味わいが美味しい。小さいながらもふんわりとした食感で存在感があり、ピザにアクセントを与えている。チーズのコクとミニトマトのジューシーな味わい、トマトソースの旨味が全て一体となって口の中に入ってくる。美味い。しかも、かなりのボリュームである。満足出来た。
ピザを食べ終えると、「コーヒー(Hot)」が出された。
まずはブラックのまま飲んでみる。強い苦みのコーヒーはトマトまみれになった口の中をサッパリと洗い流してくれるように美味しい。
口の中がサッパリとしたところで、ミルクとスティックシュガーを入れてスプーンでかき回し、甘いコーヒーを飲む。コーヒーを飲み干し、コップに残ったお冷やを飲んで完食。美味かった。満腹、満足である。
席を立ち、入口脇のレジで代金を払って店を出た。食事を終えて、熱くなった体にヒンヤリとした空気が気持ちよい。三角広場を覆うガラス屋根からは日射しが燦々と降り注いでいて、とても心地よかった。
ビルを出ると、中央通りを渡って職場に向かう。 職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。職場に着いて、西側の窓から外を眺めると、白く雪化粧をした富士山がくっきりと見ることができた。
今日はいろいろと忙しくて、デスクにかじりつくようにして仕事をしていると、いつの間にか日が沈んで、空は暗くなっていた。夜になって薄い雲が広がってきたようである。
夜、仕事を終えると机上を整理して帰宅の途につく。新宿駅から混雑を避けて中央線通勤快速電車の1本前の快速電車に乗った。運良く新宿駅で座ることができたので、爆睡モードで日野駅に向かう。
電車が駅に到着すると、電車を降りて甲州街道沿いを歩き出した。暗い空を見渡すと、東の空にはベールのような雲を通して月が朧な光を降り注いでいるのが見えた。
今日は雨のち曇り。今朝は上空を厚い雲が覆っていて、暗い朝となった。今朝の気温は9℃で、弱い北よりの風が吹いている。深夜になって降りだした雨は止んでいたが、路面はしっとりと濡れていて、空気が湿っぽく感じられた。ベランダに出てみると、風がヒンヤリと感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから出勤することになっている。朝5時に起床すると、髭を剃って顔を洗い、湯を沸かしてインスタントコーヒーを淹れた。今日は朝刊が休みなので、ノートパソコンを起動してインターネットサーフィンをしながら、簡単に朝食を摂る。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れ、仕事を開始した。
業務を開始してまもなく、本降りの雨が降ってきた。上空は少し明るくなってきたが、団地の前の景色は灰色に染まっていて、寒々しく見える。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出た。
雨の中を傘を差して駅に向かう。日野駅から乗った中央線特別快速電車は、天気も影響したか、かなり空いていた。新宿駅まで空席があったほどである。新宿も本降りの雨が降っていて、空気が湿っぽく感じられる。駅の南改札を抜けると、エスカレーターで地下に降りた。地下街「KEIOMALL ANNEX」を突っ切って、地下道「ワンデーストリート」を歩いて職場に向かう。
日中は本降りの雨が降る生憎の空模様となった。昼間の最高気温は13℃で、日野に比べると高いが、都心ではあまり気温が上がらず、涼しい陽気となった。弱い北よりの風が吹いていて湿度が高く、地下道を歩いていると少し蒸すように感じられる。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。ワンデーストリートから新宿NSビルに入ると、展望エレベーターで29階のレストランフロアに上がった。
今日は展望エレベーターのロビー直近にあるビアホール「だん家 新宿NSビル店」に入る。
店の入口手前左手に置かれた消毒液で手指を消毒すると、店内に入る。店内は右手奥に厨房があり、その前にカウンター席が「く」の字に9席配されている他、左手には6人掛けのテーブル席が1卓と4人掛けのテーブル席が18卓配されている。出てきた店員に「お好きな席にどうぞ」と声をかけられて、窓際のテーブル席に座った。
卓上には箸とナイフ、フォーク、スプーンが立てられた陶製の容器と1枚のラミネートされたランチメニュー、コールボタンが置かれている。店員が冷たいおしぼりと1枚のラミネートされたメニューを持ってきた。
メニューを見る。ランチメニューの内、一番上にある「日替わりパスタ」は「ソーセージとキャベツのペペロンチーノ」、「日替わりセット」は「期間限定カキフライ定食」となっている。
店員が持ってきたメニューはこの「カキフライ定食」が大きく書かれている。ランチメニューに記載された「日替わりセット」の値段と違うので、別にメニューを作っているようだ。また、「カツカレー」は、今日は「からあげカレー」になっている他、週替わりサラダセットは売り切れとなっているとのことである。
注文したのは「カキフライ定食」である。牡蠣が好きな自分としては、外せないメニューである。しかも牡蠣のシーズンも、そろそろ終盤になっている。
食べられるときにたらふく食べておきたいところである。定食のライスはお替り無料となっている他、ライスの量も加減できるとのことで、ライス大盛で注文する。
料理を注文すると、店員に「ドリンクはフリードリンクになっています」と言われて、店内に設けられたドリンクバーに案内された。
窓際の柱の脇にはローテーブルと棚が設置されていて、棚の上にアイスコーヒーとピーチティー、ホットコーヒー、冷水のポットが置かれ、うず高く重ねられた紙コップが置かれている他、ローテーブルの上にはガムシロップとミルク、スティックシュガー、マドラー、楊枝、氷、紙ナプキン、アルコール消毒液が置かれている。
紙コップを1つ手に取り、冷水を注いでテーブル席に戻る。お冷を飲んでいると、料理が一式トレーに載せられて運ばれてきた。
トレーの上にはカキフライの載った皿とライス、スープが載せられている。
おしぼりで手を拭くと、さっそくスープを少し飲む。カップに入った透明な琥珀色のスープはオニオンスープでニンジンのダイスカットと、少量のタマネギが入っている。
オニオンスープの旨味が空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。トロトロになるまで煮込まれたニンジンにタマネギが舌の上でとろけるようである。
大きな皿の上にはちぎったサニーレタスの山の脇にカキフライが4個載せられている。フレンチドレッシングのかけられたサニーレタスの下にはドーム状のポテトサラダが載せられていて、その脇にマヨネーズがトッピングされている。更にサニーレタスの下にはカットレモンが1切れと福神漬けが添えられていた。カキフライにはココットに入ったソースが添えられている。
カキフライの上からカットレモンを絞り、最初にサニーレタスから食べてしまうことにした。ふわふわとした食感のサニーレタスは、フレンチドレッシングの酸味が絡まって、シャキシャキとした食感で美味しい。レタスの葉の苦みが胃袋を刺激する。サニーレタスの下に隠れていたポテトサラダにはダイスカットのニンジンが彩りを添えていた。ポテトサラダにはジャガイモのかけらが入っていて、食感のアクセントになっている。
サラダを食べてしまったところで、カキフライを食べることにした。カキフライを1個箸で持ち上げると、ココットの中のソースにたっぷりと浸けて口に運ぶ。カリッと揚げられたカキフライの衣はサクサクとしていて、その中に詰まったカキフライの身はほどよくジューシーで美味しい。
ほんのりと温かく、ふんわりとした食感のカキは海のミルクとも称されるほどにミルキーで甘い。カキフライの衣にたっぷりと絡まったソースの旨味がカキの素材の旨味と溶け合って、えも言われぬ旨さである。
カキフライを食べながらライスを食べる。米は特別栽培米(減農薬米)の宮城県産ひとめぼれを使用しているとのこと。
艶々としたライスは、それだけでも美味しいが、カキフライの旨味をしっかりと受け止めて、ライスもまた進む。
しばらくは無言になって、カキフライとライスを交互に食べた。大盛のライスは、一見すると少ないかもしれないと思ったが、それなりに量はあった。
カキフライが無くなると、皿に残っている福神漬けで残りのライスを平らげた。もう少し、ライスを食べたいところだったが、おかずが無くなってしまったので、あきらめざるを得ない。ライスを食べてしまうと、スープを飲み干した。
食後にコーヒーをもらうことにした。先ほどのドリンクバーに行くと、新しい紙コップにホットコーヒーを注ぎ、ミルクとスティックシュガー、マドラーを持って席に戻る。
まずはコーヒーをブラックのまま飲んでみる。
強い苦みのコーヒーは、食後の口の中をさっぱりとさせてくれるようだ。熱々のコーヒーは、もちろんブラックのままでも美味しかったが、やはり、甘いコーヒーで食後を楽しみたいところである。
コーヒーにミルクとスティックシュガーを入れ、マドラーでかき混ぜると、あらためて、コーヒーを飲む。甘くなったコーヒーは食後の胃袋をいたわるように美味しい。
コーヒーを飲み干すと、もう1つの紙コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満足である。
席を立ってコートを羽織ると、ビジネスリュックサックと伝票を持って店の入口脇のレジに進む。代金を払って店を出ると、職場に向かった。職場に行く途中で、売店でアイスコーヒーを買って行く。
午後は職場でデスクワークである。雨は4時過ぎには止んだ。西の空から晴れ間が見えてくると、次第に青空が広がってきて、日が射してきた。
日が沈むと、西の空に細い三日月が浮かんでいるのが見えた。
夜、仕事を終えると、机上を整理して帰宅の途につく。明日は全日出勤をすることになっているので、端末を机上に置いて職場を出た。端末が無いと、荷物が軽くて調子がいい。
新宿駅から電車に乗って帰宅の途につく。通勤快速電車の1本前の電車に乗ったこともあって、車内は空いていた。それでも三鷹駅まで座ることができず、吊革に掴まっていたが、席に座ると爆睡してしまった。
電車が日野駅に到着すると、甲州街道を歩いて、家路を急ぐ。空を見上げると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いているのが見えた。
節分の日の今日は雨のち晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、弱い雨が降る生憎の空模様となった。今朝の気温は6℃で、少し寒さが緩んだような陽気である。湿度があるせいか、それほど寒くは感じなかったが、弱い北よりの風が吹いていて、湿った空気がヒンヤリと感じられた。
今日は朝から職場に出勤する。久しぶりに傘を差して、駅に向かった。電車に乗って新宿に到着すると、駅の外は強い雨脚の雨が降っていた。いつもなら地上を歩いて朝食を買いにコンビニに寄るところだが、今日は地下道から直接アクセスできるコンビニで朝食を買って、職場に向かう。
雨は朝の内に止んだ。日中は晴れて、上空には青空が広がった。大小の雲が所々に浮かんでいるが、日射しが燦々と降り注いで、穏やかな空模様となった。昼過ぎから南よりの風が吹いてきて、昼間の最高気温は16℃まで上昇した。朝降った雨で濡れた路面は乾き始めていて、潤った空気が心地よく感じられる。風が涼しく、日射しの温もりがも感じられて、早春を迎えたような陽気となった。
午後になって再び雲が広がってきたものの、青空も見えていて、日が傾いてくると、次第に夕日で西の空が赤く染まってきた。日が沈むと、暗い空に雲が白い帯となって浮かんでいる。
明日は午前中テレワークをしてから、出勤する予定としている。定時を廻って仕事を終えると、端末をビジネスリュックサックの中にしまって、職場を出た。今日は帰りに夕食を食べていくことにしているので、午後6時過ぎには職場を出た。
緊急事態宣言中なので、飲食店は午後8時には閉店してしまう。近場で済ますことにして、新宿駅西口中央通りを渡って新宿住友ビルに入った。先日「柚子塩らーめん」を食べたラーメン屋「AFURI 新宿住友ビル店」と「14種類の骨付きチキンのスープカレー」を食べたカレー専門店「カレー食堂 心 西新宿店」の間にスパゲッティ専門店「あるでん亭 新宿住友ビル店」に入店することにした。
店に入るとすぐ右手にタッチパネル式の券売機があって、ここで食券を購入する。
券売機の左脇には消毒液があって、まずは手指の消毒をした。メニューは30種類以上のスパゲティーとパン、前菜、サラダ、ドリンク等で構成されている。
一番左のタブは「おすすめメニュー」である。ここには「季節のおすすめ」と「あるでん亭のおすすめメニュー」が掲載されている。
その右は「トマトソース」である。やはりトマトソースのスパゲティが一番メニューが多い。
その右には「クリームソース」となっている。
「クリームソース」のタブの隣は「塩味&和風」である。
「塩味&和風」の隣に「前菜&サラダ」がある。
一番右のタブは「ドリンク」となっている。
この店は完全キャッシュレス決済を導入した店舗で、支払いはスマホ決済か、電子マネー、クレジットカードのみとなっている。注文することにしたのは看板メニューの1つ「アリオオリオベーコン添え」「2倍盛」と「グリーンピースサラダ」である。
食券を購入すると、店員に食券を渡して店内に進んだ。店内は入口から見て正面に厨房があり、厨房を囲むようにしてカウンター席が18席コの字形に配されている他、右側には4人掛けのテーブル席が2卓と2人掛けのテーブル席が2卓配されている。
店内は意外と混んでいる。店員に「お好きな席にどうぞ」と言われたので、入口に近いカウンター席に腰を下ろした。卓上にはスプーンとフォーク、紙おしぼりの入ったプラスチックケースと紙ナプキン立て、メニューのチラシが置かれている。席に座るとお冷やが運ばれてきた。
最初に「グリーンピースサラダ」が運ばれてきた。それからしばらく経って、「アリオオリオベーコン添え」「2倍盛」が運ばれてきた。店員に「粉チーズ、辛味(七味唐辛子)は要りますか?」と聞かれて、とりあえず「いいです」と答えた。無料ということなので、欲しくなったら、その時にもらえばいいだろう。
さっそく紙ナプキンと紙おしぼり、スプーン、フォークを取り出すと、紙おしぼりで手を拭いて、「グリーンピースサラダ」から食べることにする。「グリーンピースサラダ」は器にたっぷりのグリーンピースにカットされたインゲンも入っている。「あるでん亭」オリジナルのドレッシングがかけられたグリーンピースは艶々としていて、美味しそうである。
「グリーンピースサラダ」をスプーンで食べる。オリーブオイルを絡めたグリーンピースは甘みがあって美味しい。インゲンの食感がアクセントになっていて、いくらでも食べられそうだ。しかもなかなかのボリュームで、満足感もある。あっという間に器は空になった。
続いて「アリオオリオベーコン添え」「2倍盛」を食べる。大きな平皿に盛られた2倍盛のスパゲティの麺の量は250gあるとのことだが、見た目はそれ以上のボリュームに感じられる。ジューシーな厚切りベーコンを4枚載せたペペロンチーノはスライスニンニクと鷹の爪、唐辛子がスパゲティに絡められて黒コショウが振りかけられている他、ベーコンには粉バジルがトッピングされている。
まずはフォークでスパゲティを絡めて口に運んだ。特注の「回転式茹で窯」で茹でられたスパゲティは強いコシがあって美味しい。「アルデンテ」が特長のスパゲッティは、弾力性があるグルテンを豊富に含んだ「デュラム小麦」を使用しているとのこと。スパゲティに絡められたにんにくの香りと、ほどよいオイル感のスパゲッティが食欲をそそる。
スパゲティに載せられたベーコンは長さ12cm、最大幅5cmほどで、厚みも5mmほどある。こんがりと焼かれたベーコンは香ばしく、しかも固いくらいに歯応えがある。やや塩味が強いベーコンはカリカリとした食感で、味も濃い。スパゲティに絡められたニンニクの風味と唐辛子の辛味がアクセントになっている。
カリカリに焼かれた唐辛子は、思ったほど辛くない。スパゲティに香ばしさと味のアクセントを与えていて、ひたすらスパゲティを食べてしまった。熱の入ったニンニクは甘みすら感じられる旨さで、やみつきになりそうだ。黒コショウの風味が鼻腔に広がって、夢中になって食べてしまった。オリーブオイルがたっぷりとスパゲティに絡まっていて、いくらでも食べられそうである。
スパゲティを食べ終えると、さすがにお腹もいっぱいになった。だが、少々、口の中がオイリーでしつこい気がする。冷水で口の中をすすぐようにしてお冷やを飲んだのだが、ちょっとスッキリしない。そこで、追加でアイスコーヒーを注文することにした。
アイスコーヒーにはミルクとガムシロップ、マドラーを添えてもらった。アイスコーヒーには氷が浮かべられている。
まずはブラックのまま飲んでみる。苦みの強いアイスコーヒーはオリーブオイルまみれになった口の中をサッパリとさせてくれるようで美味しい。しばらくブラックのアイスコーヒーを楽しんでいたが、口の中のオリーブオイルが洗い流されたところで、ミルクとガムシロップをアイスコーヒーに入れ、マドラーでかき回して飲んだ。食後のコーヒーがこれほど美味しく感じられたのは久しぶりである。コーヒーを飲みながら、スパゲティの余韻を味わった。
閉店時間も迫ってきた。アイスコーヒーを飲み干した後、コップに残った冷水も飲み干して完食。美味かった。満足、満腹である。
席を立ち、店を出る。新宿副都心4号街路地下道を歩いて新宿駅に歩いて行き、中央線快速電車に乗った。電車の車内は空いていたが、席には座れなかった。吊革に掴まってビジネスリュックサックの中から読み物を取り出し、記事に目を走らせていると、電車が急停車した。流れてきた車内アナウンスによると、武蔵境駅で人身事故が発生したとのことである。
電車は三鷹駅まで進んだものの、その後折り返し運転となり、電車を降りる。三鷹駅に停車していた電車に乗り、吊革を確保して運転の再開を待っていると、40分ほどして、運転が再開された。国立駅で座ることができたものの、久しぶりの立ちんぼだったので、足がかなり辛かった。電車が日野駅に到着すると、疲れた足を引きずるようにして帰宅の途につく。
空を見上げると、上空の雲は一掃されて、澄んだ暗い空が広がっていた。冷たく冴え渡った空には星が瞬いているのが見える。家に着くと、風呂を沸かして、熱い湯に浸かった。ようやく、ホッとできた気分である。
今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ暗い空が広がっていて、星が瞬いていた。今朝の気温は-4℃で、4日連続の冬日となった。弱い北よりの風が吹いていて、ベランダに出てみると、吐く息が白く見える。辺りはまるで凍り付いたかのようにしんと静まりかえっていて、氷のような冷気が足下をスースーと流れているように感じられた。
今日は朝、2時間のテレワークをしてから、職場に出勤する予定としている。朝5時に起床すると、髭を剃って顔を洗い、コーヒーを飲みながら簡単に朝食を摂る。日の出の時刻を迎える頃には次第に空が明るくなってきた。周囲の建物が朝日に照らされて、オレンジ色に染まっている。定時よりも少し前の時間になったところで、業務端末に電源を入れ、仕事を開始した。
日が昇ってくると、次第に空の青みが増してきた。上空には澄んだ青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。10時を過ぎたところで、職場にテレワーク終了の連絡を入れて、業務端末の電源を落とす。端末をビジネスリュックサックに入れると、出勤の支度をして家を出た。
日野駅から乗った中央線特別快速電車は立川駅で全席が埋まった。座席でウトウトとしていたが、隣の客が体を揺するのが気になって、なかなか寝付けない。結局、眠気覚ましにビジネスリュックサックから読み物を取り出して、記事に目を通す。新宿駅に到着すると、電車を降りて新宿駅西口の中央西改札を抜けた。
昼前は快晴だった空も、午後になって薄い雲が西の方から広がってきた。昼間の最高気温は11℃で湿度が低く、北よりの風が冷たく感じられる。ただ、日射しの温もりが感じられて、空気が爽やかに感じられる陽気である。
新宿に着くと、時計の針はちょうどお昼にかかるところだったので、今日も職場に行く前にお昼を食べていくことにする。新宿副都心4号街路地下道を抜けて中央通りに出た。今日は新宿三井ビルディングの西隣にある新宿住友ビルに入った。エスカレーターで地下に降りると、フロアの一角にある韓国料理店「東京純豆腐 新宿住友ビル店」に入店した。
不用意に店に入ろうとして、店員に入口のレジ脇に置かれたアルコール消毒液で消毒を促された。慌てて、手指の消毒を行うと、気を取り直して店に入った。店内は入口から見て左手奥に厨房があり、その手前と右手に4人掛けのテーブル席が4卓と2人掛けのテーブル席が9卓配されている。また、奥の壁と通路の窓に面してカウンター席が7席設けられていた。
店員に案内されて奥のカウンター席に座る。卓上には紙ナプキンが置かれていて、メニューが広げられていた。席に座ると、店員がお冷やと籠を運んできた。籠の中には大小2種類のスプーンと鉄箸、紙おしぼり、紙エプロンが入っている。
お冷やを飲みながらメニューを開く。
見開きには各種スンドゥブが掲載されている。
裏表紙にはランチ限定のサイドメニューやアルコールドリンクが掲載されている。メニューとは別にラミネートされたメニューが3枚ある。そのうちの1枚には各種ビビンバのメニューが掲載されている。
その他に「冬のあつあつフェア」と書かれた各種季節限定メニューやクラフトビールが掲載されたメニューがある。
このメニューは両面刷りで、裏面には同じく各種季節限定メニューと各種ドリンクメニューが掲載されている。
店員を呼んで料理を注文する。注文したのは「海の幸スンドゥブ」である。このメニューは最初にお好みのスープを選ぶスープは「塩スープ」「味噌スープ」「白いスープ」の3種類あって、スタンダードは「塩スープ」となっている。また辛さが1辛~6辛まである。ふつうは2辛とのこと。ご飯はお替わり自由だが、ご飯の量が少なめ(120g)、普通(160g)、大盛(260g)となっている。
そこでスンドゥブのスープは「塩スープ」の2辛とし、ご飯は大盛でもらうことにした。料理を注文すると、紙エプロンを着けて、お冷やを飲みながら料理が出来るのを待つ。しばらくして、料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。
さっそく、籠の中から大小2種類のスプーンと鉄箸、紙おしぼりを取り出して、料理を食べることにする。まずは紙おしぼりで手を拭き、大きいスプーンを持って、「海の幸スンドゥブ」のスープを飲んでみた。
スンドゥブは豆腐ににがりをうって固まる寸前の豆腐と一緒に野菜、肉、海老、アサリといった魚介類とさまざまな具材を唐辛子ベースの調味料(タテギ)で味付けをしたものとのこと。鍋に入れられた「海の幸スンドゥブ」は赤いスープの中に豆腐と玉子、ネギは基本素材として入っており、更にスープ素材としてアサリと油揚げが入っている。更に海の幸として、海老が2尾と牡蠣が2個、イカ、ホタテ、カニのぶつ切りが1個ずつ入っていて、刻みネギがトッピングされている。
「海の幸スンドゥブ」はぐらぐらと煮立っていて、盛んに湯気を上げている。その表面のスープを掬って口に運んだ。思ったよりも辛くない。むしろ、素材の旨味が引き立てられていて、後から唐辛子のマイルドな辛さがじんわりと口の中に広がってくるような味わいである。
今度は鉄箸を持ち、ライスの入ったお碗を持ち上げた。
スプーンで玉子を掬い、ライスの上にのせ、更にスープを注いでライスをかき込む。玉子の甘みにスープの旨味が絡み合って、サラサラと美味しい。ライスを食べながら、スンドゥブの中に入っている素材を持ち上げてかぶりつく。
カニのぶつ切りは殻から身をほじくるのが面倒なので、そのままかぶりついた。すると思いの外、殻も香ばしくて美味しい。さすがに爪の部分は残したが、熱が加えられた殻は適度に柔らかく、身はジューシーで美味しい。海老も殻ごと食べてしまった。煮込まれて柔らかくなった殻の中にはプリプリとした食感の海老の身が詰まっている。甘い海老の身は、スープを吸ってジューシーで美味しい。
ホタテもよく煮てあって、ジューシーで美味しい。ホタテの貝の旨味にスープが良くマッチしている。牡蠣はスープの旨味と素材の旨味がバランス良く絡み合っていて、食べ応えがある。牡蠣のプリプリとした食感を味わいながら、ライスをかき込んだ。イカは淡泊な旨味にスープの旨味が絡んで、なかなかの食べ応えである。弾力のある歯応えながら、サクッと噛み切れる。
スープ素材の油揚げはスープを吸ってジューシーで美味しい。アサリのプリプリとした食感に豆腐の優しい味わいが美味しい。刻みネギがシャキシャキとした歯応えで、食感にアクセントを与えている。
あっという間にライスが無くなった。店員を呼んでライスをお替わりする。2杯目のライスも大盛である。
今度はナムルでライスを食べることにした。ナムルは3種類ある。一番左のナムルはスライスしたダイコンにホウレンソウを合わせ、白ゴマを振りかけている。中央のナムルはニンジンのナムルで、右はモヤシのナムルである。
ナムルは辛いスンドゥブの箸休め的な役割を持っているように思われた。ナムルの旨味を味わいながらライスをかき込む。ナムルが無くなったところで、残りのご飯をスンドゥブの鍋の中に全て投入した。
スプーンでライスをスープによくかき混ぜると、雑炊風になったライスをスプーンで食べる。辛旨い雑炊はやみつきになりそうだ。食べていると、じんわりと体が熱くなってきて、額に汗が浮かんだ。ビジネスリュックサックからタオルを取り出すと、汗を拭いながら雑炊を食べる。全身の毛穴が開いて、汗が噴き出してくるような熱さだが、それがなんとも気持ちいい。ときどきお冷やを飲んで息をつくと、一気に雑炊を食べてしまった。
最後にデザートの杏仁豆腐を食べる。杏仁豆腐にはクコの実が1粒添えられている。
杏仁豆腐は籠の中に入っていた小さいスプーンで掬って食べた。杏仁豆腐はスプーンを入れると弾力感が感じられるくらいの固さで、ミルキーな甘さが美味しい。熱くなった体に優しい味わいが胃袋を労るかのようである。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。上着とコートを着てビジネスリュックサックを持つと、卓上に置かれた伝票を手に入口脇のレジに進む。代金をクレジットカードで支払うと店を出た。
店の外に出ると、冷たい外気が心地よい。住友ビルの地下から都営大江戸線のコンコースに降りると、そのまま職場に向かう。職場に行く前に、売店でアイスコーヒーを買って行った。
午後は上空の所々に薄い雲がかかっているものの、日射しが燦々と降り注いで、穏やかな冬晴れの空模様となった。日が傾いてくると、西の彼方の山脈の稜線のシルエットがクッキリと見える。赤い夕日が沈むと、急速に空が暗くなってきた。
明日は、特に予定は無かったが、ちょっと精神的にいろいろと参っているところがあり、1日年休を取ることにした。急ぎの仕事は無く、少し自分の魂の洗濯の必要性を感じた。ただ、来週の月曜日は午前中テレワークをする予定でもあり、端末をビジネスリュックサックに入れて持って帰る必要がある。定時を廻って仕事を終えると、机上の整理をして帰宅する。
今日は夕食を食べて帰ることになっていたが、職場を出た時間が遅かったこともあって、ほとんど選択の余地は無かった。西新宿一丁目商店街の中の立ち食い蕎麦屋で蕎麦を食べると、早々に帰宅の途につく。新宿から乗った中央線快速電車は、混んではいなかったが、立川まで座ることができなかった。電車は青梅行きだったので、立川で乗り換えて日野に向かう。結局、今日は久しぶりに、帰りの電車は立ちっぱなしだった。
日野駅に到着して、駅西側のロータリーから空を見上げると、上空には薄い雲がところどころにかかっていて、上弦の月が天頂付近に浮かんでいる。雲の合間からは星が瞬いているのも見えた。
家に帰ると、ノートパソコンを立ち上げて、ZOOMを使用した写真部のミーティングに参加する。ミーティングが終わったのは夜の10時過ぎだった。それから風呂に入って、1日の疲れを癒やす。浴室の窓から入ってくる夜の冷気が心地よかった。