ツイノスミカ

猫ト戯レ 晴耕雨読
ソンナ暮ラシガ 理想デス

趙氏孤児

2022-09-01 | 映画・TV(中国)
『趙氏孤児』(原題:趙氏孤児案)、全45話、見終わりました。
我看完了中国电视剧”赵氏孤儿“。
とても心に染みる良いドラマでした。我很感动,非常厉害。

ドラマの元は司馬遷の「史記」にある、趙氏再興の話です。
中国では有名な古典雑劇で、他にも京劇や、映画『運命の子』になっているようです。

やっぱりウー・ショウポー素敵♡
© 1996-2010 SINA Corporation, All Rights Reserved

【あらすじ】
晋、楚、秦が覇権を争う春秋時代。晋の大尉、屠岸賈(とがんこ)は、趙氏一族を滅ぼそうと画策していた。
その企みを知った医師、程嬰(ていえい)は命を狙われるが、趙朔(ちょうさく)に救われる。
ついに屠岸賈は趙朔を殺害。同日、程嬰の妻と趙朔の妻がそれぞれ男児を出産するが、屠岸賈は趙朔の子の命を狙う。
程嬰は趙朔の恩に報いるため、我が子と趙朔の子を入れ替える。それは程嬰の子が身代わりとなって死ぬことを意味する。
19年後、程嬰は趙朔の息子、趙武(ちょうぶ)に一族が滅ぼされた惨劇を伝え、屠岸賈への復讐に動き出す。


主演の程嬰の中の人、呉秀波(ウー・ショウポー)は、「三国志・軍師同盟」の司馬懿の演技も見事でした。私生活のトラブルで、俳優への復帰はないと言われており残念です。

趙氏孤児・趙武の中の人、王雨(ワン・ユー)は、「コウラン伝 始皇帝の母」でコウランの相手役・嬴異人の異母兄、嬴子傒を演じていました。
目元キリッ!
© 1996-2010 SINA Corporation, All Rights Reserved

屠岸賈は、奸臣なんだけど魅力のある人物で、中の人、孙淳(スン・チュン)の演技がそう見せているのかどうなのか。
「琅邪榜<弐>~風雲来る長林軍~」「大いなる愛~相思樹の奇跡~」にも出てますが、どっちも途中で離脱したので(汗)、残念。



中国の歴史ドラマの多くは、疑心暗鬼になった皇帝によって、
忠臣だろうが親兄弟だろうがどんどん殺されてしまうという、やりきれない場面が多く、
見ていて辛くなることもあるんですが、
このドラマはそれ以上に、涙なくしては見られない悲劇が畳みかけるように起こるので
(ネタバレになるので、あえて書きませんが)
ときどき、なんでこんな辛いのに見てるんだ?って思うこともありました。
そのままだと、どよーんとした気分が続いて精神衛生上良くないわけで、
そのためのコメディ「贅婿(ぜいせい)~ムコ殿は天才策士~」だったりするわけですw
郭麒麟(グオ・リーチン)、ありがとう


中国の古装劇は大きく分けて、地味目な歴史ドラマと、イケメンファンタジー(ラブロマンス)だと思うんですが、『趙氏孤児』は思いっきり地味なドラマです。
イケメンは、三国志よりマシですが、陳情令なんかと比べたら、“出てくる”とは到底言えませんw
春秋時代の話なので、衣装もセットも本当に地味ですね。
半島ドラマのように捏造(過剰な演出?)しないところは、中国は歴史に自信や誇りがあるのかなと思ったりします。

さて次は、ちょっと軽めなものにしようかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿