ミサイルによるグアムの包囲攻撃は北朝鮮が公表しているものです。
北朝鮮がグアム沖に向けミサイルを発射する確率が90%の訳<--リンク
『米国が21日からの米韓合同軍事演習を中止すれば、あるいは戦略爆撃機B-1Bの朝鮮半島上空でのデモンストレーショを止めれば、北朝鮮は計画を中止するとしているが、トランプ政権が北朝鮮の脅しに屈して取り止める可能性は極めて低いだけに結局は見切り発射となるだろう。』
一方アメリカの弾道ミサイル迎撃システムの成功率は1発のミサイルに対してだいたい50%程度と思われます。
そうなりますと、4発の弾道ミサイルが発射された場合、そのすべてを迎撃システムで破壊できる確率は(50%)**4=6.25%、つまり16回そのような試みをやってようやく1回達成できる程度のものであります。
それで、アメリカとしては4発のミサイルを全て破壊するのが世界に対してはベストのメッセージになりますが、それができる確率は恐ろしく低いものになります。
そうであれば、そのようなギャンブルは当然さけたいのがトランプさんでありましょう。
そうなると、グアムのEEZ(排他的経済水域)、それも領海に近いところを狙ってくる4つのミサイルがその狙い通りにEEZ内に着水することが次善の状況、アメリカとしては望ましい状況となります。
それゆえにアメリカの高官は「領土、領海に到達しない場合は破壊せずにおくのも選択肢」と表明しているのであります。
北朝鮮の挑発に乗ってわざわざ自国のミサイル防衛システムの実力を、あるいは弱点をみせる必要はない、と言う事であります。
他方で北朝鮮にはそのような「躊躇すべきリスク」はアメリカに比べて比較的に小さいものと思われます。
「EEZにミサイル4発を撃ち込まれた報復は、こちらのEEZにミサイル4発が相当」と読んでいるのでありましょう。
それ以上の報復、たとえば核施設への攻撃などをアメリカが行った場合は朝鮮半島は悲惨な状況に突入する事になります。
そうして、そのような状況はさすがのトランプさんも希望してはいないと思われます。
そうであれば、「アメリカの常識的な判断を信じて、北朝鮮は4つのミサイルをグアムのEEZにぶち込む」というジャブ攻撃を行うのであります。
こうしてみますと「1発ではなく4発のミサイル」というのは本当に計算高い、自分の国の攻撃力を十分にアピールしながら相手には難しい選択をせまるという、非常に戦略的な手法である事が分かるのです。
さてロシアのラブロフさん、「懸念している」との表明であります。
北朝鮮巡る軍事衝突のリスク非常に高い、ロシアは回避に努力=ラブロフ外相<--リンク
『ロシアのラブロフ外相は11日、北朝鮮の核開発プログラムを巡り軍事衝突が勃発するリスクは非常に高いとの見解を示し、ロシア政府は米朝間で見られている脅しの応酬について懸念していると述べた。
・・・・・
ラブロフ外相によると、ロシアと中国の計画の下で北朝鮮がミサイル実験を凍結する一方、米国と韓国は大規模軍事訓練を一時停止する。
同外相は国営テレビで、北朝鮮と米国に対し同計画に賛同するよう呼び掛けた。』
しかしながら今までの北朝鮮のミサイル技術はいずれもロシアからもたらされたものである、という話もある様です。
その話が本当であるとするならば、ロシアのやっている事はなにやらマッチポンプの様でありますね、ラブロフさん。
PS
北朝鮮のICBM「火星14」大気圏再突入で失敗<--リンク
『2017年8月12日、韓国・聯合ニュースによると、日米韓3カ国の政府は、先月28日に北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の落下推定時刻に北海道で撮影された閃光映像を分析した結果、同ミサイルが大気圏再突入に失敗したと結論づけた。』
PS
どうしたって本音と言うものは透けて見えるものでありますなあ、トランプさん。
・トランプは白人至上主義を非難していない?<--リンク
追記
安倍さんは「あんな人たちには負けない」と言いました。
これはトランプさんと同じように「その人の持つ思想によって自分の対応を変える」という事であります。
そうしてお二人ともに「個人として」「社長として」「政党のリーダーとして」はそれで良いのかもしれませんが、一つの国のリーダーとしてはそれではだめでありましょう。
「あんな人たち」と「こんな人たち」とは両方とも同等の権利を持つ国民であります。
そのような認識をもてない安倍さんが憲法の論議をするのは時期尚早と申し上げておきましょう。
なぜばらば安倍さんが「好ましい」と思う「国の姿」は「こんな人たち」にとってはそうでありましょうが、「あんな人たち」には決して受け入れられることはないからであります。
PS
米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしまった<--リンク
『●北朝鮮に対する警告:
もし北朝鮮がアメリカ領を先制攻撃し、アメリカが報復として北朝鮮を武力攻撃した場合、中国は中立を保つ
(筆者注:即ち、中朝軍事同盟は無視する。これは北朝鮮にとっては脅威)。
●アメリカに対する警告:
もしアメリカが米韓同盟の下、北朝鮮を先制攻撃すれば、中国は絶対にそれを阻止する
(筆者注:これは中朝軍事同盟に従って北朝鮮側に付くことを意味する)。
中国は決してその結果描かれる「政治的版図」(朝鮮半島が米韓によって占領されること)を座視しない
(筆者注:米中が戦争となれば、アメリカ経済には大きな打撃。中国依存度が高いから。
アメリカは中国を相手に戦争をしたいとは思っていない。
また中朝露とアメリカが戦うことになれば、第三次世界大戦に発展する)。
●中国は朝鮮半島の核化には絶対に反対するが、しかし朝鮮半島で戦争が起きることにも同時に反対する。
(米韓、朝)どちら側の武力的挑戦にも反対する。
この立場において、中国はロシアとの協力を強化する。
・・・・・
くり返しになるが、そもそも朝鮮戦争を起こしたのは北朝鮮だが、朝鮮戦争の休戦協定を破ったのはアメリカと韓国だ。
韓国が「休戦なんかしたくない」と駄々をこねて、アメリカに休戦協定を破らせた。
・・・・・
ただ、8月21日からは又もや米韓合同軍事演習という、新しいフェイズに入る。情勢を見守りたい。』
PS
・グアム攻撃「戦争の始まり」=ミサイル迎撃も-米国防長官<--リンク
『マティス長官は、米国は「ミサイル発射後直ちに」飛行軌道を把握できると表明。
グアムに着弾するとの分析結果が出れば「破壊する」と語り、迎撃する方針を示した。
ミサイルがグアム直撃ではなく、周辺海域に落下する場合については、トランプ大統領が対処を検討するとだけ説明し、具体的対応を明かさなかった。』
グアムを取り囲んで正方形の4つの頂点のEEZ内にミサイルを正確に落下させる。
そうして、それぞれの落下地点は100kmほど領土からは離れている。
どうしてもミサイルを撃ち上げたいなら、どうかそのような比較的リスクの少ない方法を取られる事を期待したいと思います。
それでも十分に北朝鮮のミサイル技術の完成度はアピール可能でありますよ。
追記
・北朝鮮ミサイル発射阻止へ連携確認 日米首脳電話協議 <--リンク
『韓国とも協力して国際社会として北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との考えで一致したと明らかにした。
首相は「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟のもと、高度な警戒監視体制とミサイル防衛体制をとり、国民の安全を守るために最善を尽くしていく」とも強調した。』
なるほど、御説ごもっともであります。
ところで言葉だけではなくて、本当に実効性のある発射阻止策は何になるのでしょう。
そうして、その「阻止策」を確実に実行するのが政府の責任、安倍さんの責任のように思えます。
PS
・韓国の文大統領、北朝鮮と米国の対立緊迫化で外交に手詰まり感<--リンク
実際に軍事衝突がおきれば最初に被害が出るのは韓国、そうして次が日本でありましょう。
そうであるのにも関わらず、ほとんど「有効な実力行使の手がない」のもこの2つの国の現状の様であり、そうして残念ながらこれが現状の国際紛争の典型的な一つのパターンの様に見えるのであります。
追記
・北朝鮮「レッドライン近づく」=戦争回避に自信も-韓国大統領<--リンク
『一方で、「朝鮮半島で二度と戦争はないと自信をもって言える」とも述べ、衝突回避に自信を示した。
・・・・・
大統領はまた、「朝鮮半島での軍事行動は、韓国の同意なしに誰も決定することはできない」とした上で「トランプ米大統領が北朝鮮にどのような選択肢を取るにしても、事前に韓国と十分に協議し、同意を得ると約束した」と説明した。』
文さんはそのようにしか公言出来ないのかもしれませんが、それにしてもいささか楽観的すぎる様にみえます。
そうして「領土が攻撃された場合は即座に報復する」とはアメリカ高官の発表でありました。
PS
・中国公船体当たり、ベトナム漁船沈没…南シナ海<--リンク
強者には何が必要か?
慈悲心と礼節でありましょう。
まあ慈悲心は無理としても、礼節ぐらいはわきまえたいものでありますなあ、中国さん。
PS
・あすから米韓演習 北、グアム沖発射は当面見送りか<-ーリンク
アメリカは問答無用で強行するのでしょうか?
それでは「グアムにミサイル、ぶち込んでもいいよ」と言っている様なものでありますなあ。
・米韓合同演習 21日開始 北朝鮮反発「情勢さらに悪化」<-ーリンク
米韓合同演習というのは正確には「(対北朝鮮)米韓合同(軍事)演習」であります。
PS
・北、短距離ミサイル失敗 日本海に向け3発 <-ーリンク
一発は失敗、二発は成功の模様。
ロケットないしは弾道ミサイルか。
いずれにせよ北朝鮮は相当に抑制的に行動している。
このまま、アメリカがあまり北を刺激しなければ、今回はグアム攻撃はなさそうな印象です。
PS
・激怒の中国、最も厳格な対北朝鮮制裁案を発表<--リンク
さて中国は本当に本気で制裁を行うつもりなのでしょうか?
まだ油の供給(輸出)は止めていない様です。
PS
グアムの包囲攻撃はなくなりました。
代わりに日本が単発攻撃を受けました。
・北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、<--リンク
追記
今回の北海道沖へのミサイル攻撃。
そのコースを右回りに90度回すとグアム沖になりそうです。
つまり、グアムに攻撃をする「予行演習をした」様です。
さてそうして日本上空通過、といいますが、そのコースはほとんど海上を飛行したのです。
つまり、もしものことがあっても被害が最小限になるコース、なおかつ太平洋に抜けるコースが今回のコースになるのです。
そうして、このコースの先はほとんど公海であると思われその先にはアラスカがあったりします。
そういう訳で、北朝鮮は強力なアピールをしますが、考える事はきっちり考えている模様です。
PS
・北朝鮮、弾道ミサイル試射「成功」と発表 「火星12」<--リンク
今回のミサイルコースは今後とも多用されるものと思われますよ、安倍さん。
追記
PAC3はミサイルが日本に落ちてこないと、PAC3の射程内(20Km)でないと迎撃できません。
それに対してイージス艦搭載のSM-3ミサイルは最大高度500Km(水平射程400Km)で大気圏外での迎撃を目指すものです。
そうであれば実用高度は200Kmから300Kmというところでしょうか。
それで、北朝鮮の今回のミサイル、日本上空の高度は550Kmだそうです。
つまり、イージスミサイルでも上空をパスする北のミサイルは撃ち落とせないという事になります。
そうして北は日本上空で最高高度になる様にミサイルを発射した様であります。
つまり、やはり北はそのあたりの事をよおく考えて物事をやっている、のでありますよ、安倍さん。
PS
・米、ハワイ沖で弾道ミサイル迎撃実験に成功<--リンク
さあこれでグアム包囲攻撃に対応可能となるのでしょうか?
その為にはグアム沖に何隻のイージス艦が必要になるのでしょうね?
いずれにせよ、どこかの誰かさんが「発射直後に破壊できる」と言っていたのは、どうやらビックマウスの様でありますなあ。
迎撃ミサイルはターゲットミサイルを大気圏再突入直前、あるいはその後にしか破壊できない様であります。
PS
・北朝鮮、米韓演習後も挑発か=爆撃機に反発必至-ミサイル・核実験警戒<--リンク
トランプさんはチキンレースがお好きな様です。
これでは「グアム攻撃してください。核実験やってください。」と言っている様なものであります。
そうして、そのような態度に「完全一致」だそうですね、安倍さんは。
・米軍機、空自と共同訓練 韓国軍とは朝鮮半島上空で<--リンク
平和は軍事力で達成できるもの、とお考えのようですなあ、皆さん。
PS
・レーザーでミサイル迎撃、発射直後に照射し破壊<--リンク
日本にあるミサイルでは今回の様なコースの北のミサイルを破壊することは出来ません。
それで、「レーザーならどんなに高度が高くてもいいだろう」というSF的な発想に87億円の研究費です。
このレーザー兵器、航空機搭載型の化学反応を使うのがアメリカで出来たようですが、あまりにも使い勝手が悪い様で実戦配備されていない模様です。
そうしてレーザー兵器、これはミサイルの速度が比較的遅い「上昇過程」を狙い撃ちするものです。
ですから、北のミサイルに対しては韓国や日本に設置するのが合理的になります。
まあしかし、「そのような高出力レーザーが作れれば、、、」という、半分夢のような話ではありますが。
さて、話は変わって北朝鮮。
こちらも「未来兵器の開発」に熱心であります。
・北朝鮮、「水爆弾頭化」誇示=電磁パルス攻撃に初言及-金正恩氏が視察<--リンク
ミサイル搭載型の電磁パルス攻撃可能な水爆を開発中とか。
金さん、モックアップ模型を熱心にご覧のようです。
まあしかしこれも現段階では日本のレーザー兵器並みの「できたらいいな兵器」でありましょう。
追記
本日昼ごろ北朝鮮、50Ktの核実験を行った模様。
これが水爆だったら、北朝鮮は予想をはるかに上回る科学技術を持っている事になります。
しかし、金さん、このチキンレースでは一歩もトランプさんに負けていませんね。
日本で会場、用意しますから、お二人だけで心行くまでお好きなようにしたらどうですか?
お二人以外の人を巻き込む事は騒ぎを大きくし、周囲に迷惑がかかるばかりであります。
・北朝鮮が「水爆」実験と発表、過去最大規模 核保有へ着々<--リンク
PS
・北朝鮮の核実験、爆発規模は推定50キロトン 韓国国防省<--リンク
北朝鮮はどうやら最後の一線を踏み越えてしまった模様です。
これではアメリカのみならず「核クラブ」所属の全員からの反発を招くことになります。
しかしそれでも「行くところまで行く」のが金さんの方針の模様であります。
・北朝鮮、6回目の核実験 正恩氏、覚悟の秘密演説<--リンク
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。<--リンク
特集記事一覧にはこちらから入れます。<--リンク
北朝鮮がグアム沖に向けミサイルを発射する確率が90%の訳<--リンク
『米国が21日からの米韓合同軍事演習を中止すれば、あるいは戦略爆撃機B-1Bの朝鮮半島上空でのデモンストレーショを止めれば、北朝鮮は計画を中止するとしているが、トランプ政権が北朝鮮の脅しに屈して取り止める可能性は極めて低いだけに結局は見切り発射となるだろう。』
一方アメリカの弾道ミサイル迎撃システムの成功率は1発のミサイルに対してだいたい50%程度と思われます。
そうなりますと、4発の弾道ミサイルが発射された場合、そのすべてを迎撃システムで破壊できる確率は(50%)**4=6.25%、つまり16回そのような試みをやってようやく1回達成できる程度のものであります。
それで、アメリカとしては4発のミサイルを全て破壊するのが世界に対してはベストのメッセージになりますが、それができる確率は恐ろしく低いものになります。
そうであれば、そのようなギャンブルは当然さけたいのがトランプさんでありましょう。
そうなると、グアムのEEZ(排他的経済水域)、それも領海に近いところを狙ってくる4つのミサイルがその狙い通りにEEZ内に着水することが次善の状況、アメリカとしては望ましい状況となります。
それゆえにアメリカの高官は「領土、領海に到達しない場合は破壊せずにおくのも選択肢」と表明しているのであります。
北朝鮮の挑発に乗ってわざわざ自国のミサイル防衛システムの実力を、あるいは弱点をみせる必要はない、と言う事であります。
他方で北朝鮮にはそのような「躊躇すべきリスク」はアメリカに比べて比較的に小さいものと思われます。
「EEZにミサイル4発を撃ち込まれた報復は、こちらのEEZにミサイル4発が相当」と読んでいるのでありましょう。
それ以上の報復、たとえば核施設への攻撃などをアメリカが行った場合は朝鮮半島は悲惨な状況に突入する事になります。
そうして、そのような状況はさすがのトランプさんも希望してはいないと思われます。
そうであれば、「アメリカの常識的な判断を信じて、北朝鮮は4つのミサイルをグアムのEEZにぶち込む」というジャブ攻撃を行うのであります。
こうしてみますと「1発ではなく4発のミサイル」というのは本当に計算高い、自分の国の攻撃力を十分にアピールしながら相手には難しい選択をせまるという、非常に戦略的な手法である事が分かるのです。
さてロシアのラブロフさん、「懸念している」との表明であります。
北朝鮮巡る軍事衝突のリスク非常に高い、ロシアは回避に努力=ラブロフ外相<--リンク
『ロシアのラブロフ外相は11日、北朝鮮の核開発プログラムを巡り軍事衝突が勃発するリスクは非常に高いとの見解を示し、ロシア政府は米朝間で見られている脅しの応酬について懸念していると述べた。
・・・・・
ラブロフ外相によると、ロシアと中国の計画の下で北朝鮮がミサイル実験を凍結する一方、米国と韓国は大規模軍事訓練を一時停止する。
同外相は国営テレビで、北朝鮮と米国に対し同計画に賛同するよう呼び掛けた。』
しかしながら今までの北朝鮮のミサイル技術はいずれもロシアからもたらされたものである、という話もある様です。
その話が本当であるとするならば、ロシアのやっている事はなにやらマッチポンプの様でありますね、ラブロフさん。
PS
北朝鮮のICBM「火星14」大気圏再突入で失敗<--リンク
『2017年8月12日、韓国・聯合ニュースによると、日米韓3カ国の政府は、先月28日に北朝鮮が発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の落下推定時刻に北海道で撮影された閃光映像を分析した結果、同ミサイルが大気圏再突入に失敗したと結論づけた。』
PS
どうしたって本音と言うものは透けて見えるものでありますなあ、トランプさん。
・トランプは白人至上主義を非難していない?<--リンク
追記
安倍さんは「あんな人たちには負けない」と言いました。
これはトランプさんと同じように「その人の持つ思想によって自分の対応を変える」という事であります。
そうしてお二人ともに「個人として」「社長として」「政党のリーダーとして」はそれで良いのかもしれませんが、一つの国のリーダーとしてはそれではだめでありましょう。
「あんな人たち」と「こんな人たち」とは両方とも同等の権利を持つ国民であります。
そのような認識をもてない安倍さんが憲法の論議をするのは時期尚早と申し上げておきましょう。
なぜばらば安倍さんが「好ましい」と思う「国の姿」は「こんな人たち」にとってはそうでありましょうが、「あんな人たち」には決して受け入れられることはないからであります。
PS
米朝舌戦の結末に対して、中国がカードを握ってしまった<--リンク
『●北朝鮮に対する警告:
もし北朝鮮がアメリカ領を先制攻撃し、アメリカが報復として北朝鮮を武力攻撃した場合、中国は中立を保つ
(筆者注:即ち、中朝軍事同盟は無視する。これは北朝鮮にとっては脅威)。
●アメリカに対する警告:
もしアメリカが米韓同盟の下、北朝鮮を先制攻撃すれば、中国は絶対にそれを阻止する
(筆者注:これは中朝軍事同盟に従って北朝鮮側に付くことを意味する)。
中国は決してその結果描かれる「政治的版図」(朝鮮半島が米韓によって占領されること)を座視しない
(筆者注:米中が戦争となれば、アメリカ経済には大きな打撃。中国依存度が高いから。
アメリカは中国を相手に戦争をしたいとは思っていない。
また中朝露とアメリカが戦うことになれば、第三次世界大戦に発展する)。
●中国は朝鮮半島の核化には絶対に反対するが、しかし朝鮮半島で戦争が起きることにも同時に反対する。
(米韓、朝)どちら側の武力的挑戦にも反対する。
この立場において、中国はロシアとの協力を強化する。
・・・・・
くり返しになるが、そもそも朝鮮戦争を起こしたのは北朝鮮だが、朝鮮戦争の休戦協定を破ったのはアメリカと韓国だ。
韓国が「休戦なんかしたくない」と駄々をこねて、アメリカに休戦協定を破らせた。
・・・・・
ただ、8月21日からは又もや米韓合同軍事演習という、新しいフェイズに入る。情勢を見守りたい。』
PS
・グアム攻撃「戦争の始まり」=ミサイル迎撃も-米国防長官<--リンク
『マティス長官は、米国は「ミサイル発射後直ちに」飛行軌道を把握できると表明。
グアムに着弾するとの分析結果が出れば「破壊する」と語り、迎撃する方針を示した。
ミサイルがグアム直撃ではなく、周辺海域に落下する場合については、トランプ大統領が対処を検討するとだけ説明し、具体的対応を明かさなかった。』
グアムを取り囲んで正方形の4つの頂点のEEZ内にミサイルを正確に落下させる。
そうして、それぞれの落下地点は100kmほど領土からは離れている。
どうしてもミサイルを撃ち上げたいなら、どうかそのような比較的リスクの少ない方法を取られる事を期待したいと思います。
それでも十分に北朝鮮のミサイル技術の完成度はアピール可能でありますよ。
追記
・北朝鮮ミサイル発射阻止へ連携確認 日米首脳電話協議 <--リンク
『韓国とも協力して国際社会として北朝鮮にミサイル発射を強行させないことが重要との考えで一致したと明らかにした。
首相は「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟のもと、高度な警戒監視体制とミサイル防衛体制をとり、国民の安全を守るために最善を尽くしていく」とも強調した。』
なるほど、御説ごもっともであります。
ところで言葉だけではなくて、本当に実効性のある発射阻止策は何になるのでしょう。
そうして、その「阻止策」を確実に実行するのが政府の責任、安倍さんの責任のように思えます。
PS
・韓国の文大統領、北朝鮮と米国の対立緊迫化で外交に手詰まり感<--リンク
実際に軍事衝突がおきれば最初に被害が出るのは韓国、そうして次が日本でありましょう。
そうであるのにも関わらず、ほとんど「有効な実力行使の手がない」のもこの2つの国の現状の様であり、そうして残念ながらこれが現状の国際紛争の典型的な一つのパターンの様に見えるのであります。
追記
・北朝鮮「レッドライン近づく」=戦争回避に自信も-韓国大統領<--リンク
『一方で、「朝鮮半島で二度と戦争はないと自信をもって言える」とも述べ、衝突回避に自信を示した。
・・・・・
大統領はまた、「朝鮮半島での軍事行動は、韓国の同意なしに誰も決定することはできない」とした上で「トランプ米大統領が北朝鮮にどのような選択肢を取るにしても、事前に韓国と十分に協議し、同意を得ると約束した」と説明した。』
文さんはそのようにしか公言出来ないのかもしれませんが、それにしてもいささか楽観的すぎる様にみえます。
そうして「領土が攻撃された場合は即座に報復する」とはアメリカ高官の発表でありました。
PS
・中国公船体当たり、ベトナム漁船沈没…南シナ海<--リンク
強者には何が必要か?
慈悲心と礼節でありましょう。
まあ慈悲心は無理としても、礼節ぐらいはわきまえたいものでありますなあ、中国さん。
PS
・あすから米韓演習 北、グアム沖発射は当面見送りか<-ーリンク
アメリカは問答無用で強行するのでしょうか?
それでは「グアムにミサイル、ぶち込んでもいいよ」と言っている様なものでありますなあ。
・米韓合同演習 21日開始 北朝鮮反発「情勢さらに悪化」<-ーリンク
米韓合同演習というのは正確には「(対北朝鮮)米韓合同(軍事)演習」であります。
PS
・北、短距離ミサイル失敗 日本海に向け3発 <-ーリンク
一発は失敗、二発は成功の模様。
ロケットないしは弾道ミサイルか。
いずれにせよ北朝鮮は相当に抑制的に行動している。
このまま、アメリカがあまり北を刺激しなければ、今回はグアム攻撃はなさそうな印象です。
PS
・激怒の中国、最も厳格な対北朝鮮制裁案を発表<--リンク
さて中国は本当に本気で制裁を行うつもりなのでしょうか?
まだ油の供給(輸出)は止めていない様です。
PS
グアムの包囲攻撃はなくなりました。
代わりに日本が単発攻撃を受けました。
・北朝鮮のミサイルが日本上空を通過、<--リンク
追記
今回の北海道沖へのミサイル攻撃。
そのコースを右回りに90度回すとグアム沖になりそうです。
つまり、グアムに攻撃をする「予行演習をした」様です。
さてそうして日本上空通過、といいますが、そのコースはほとんど海上を飛行したのです。
つまり、もしものことがあっても被害が最小限になるコース、なおかつ太平洋に抜けるコースが今回のコースになるのです。
そうして、このコースの先はほとんど公海であると思われその先にはアラスカがあったりします。
そういう訳で、北朝鮮は強力なアピールをしますが、考える事はきっちり考えている模様です。
PS
・北朝鮮、弾道ミサイル試射「成功」と発表 「火星12」<--リンク
今回のミサイルコースは今後とも多用されるものと思われますよ、安倍さん。
追記
PAC3はミサイルが日本に落ちてこないと、PAC3の射程内(20Km)でないと迎撃できません。
それに対してイージス艦搭載のSM-3ミサイルは最大高度500Km(水平射程400Km)で大気圏外での迎撃を目指すものです。
そうであれば実用高度は200Kmから300Kmというところでしょうか。
それで、北朝鮮の今回のミサイル、日本上空の高度は550Kmだそうです。
つまり、イージスミサイルでも上空をパスする北のミサイルは撃ち落とせないという事になります。
そうして北は日本上空で最高高度になる様にミサイルを発射した様であります。
つまり、やはり北はそのあたりの事をよおく考えて物事をやっている、のでありますよ、安倍さん。
PS
・米、ハワイ沖で弾道ミサイル迎撃実験に成功<--リンク
さあこれでグアム包囲攻撃に対応可能となるのでしょうか?
その為にはグアム沖に何隻のイージス艦が必要になるのでしょうね?
いずれにせよ、どこかの誰かさんが「発射直後に破壊できる」と言っていたのは、どうやらビックマウスの様でありますなあ。
迎撃ミサイルはターゲットミサイルを大気圏再突入直前、あるいはその後にしか破壊できない様であります。
PS
・北朝鮮、米韓演習後も挑発か=爆撃機に反発必至-ミサイル・核実験警戒<--リンク
トランプさんはチキンレースがお好きな様です。
これでは「グアム攻撃してください。核実験やってください。」と言っている様なものであります。
そうして、そのような態度に「完全一致」だそうですね、安倍さんは。
・米軍機、空自と共同訓練 韓国軍とは朝鮮半島上空で<--リンク
平和は軍事力で達成できるもの、とお考えのようですなあ、皆さん。
PS
・レーザーでミサイル迎撃、発射直後に照射し破壊<--リンク
日本にあるミサイルでは今回の様なコースの北のミサイルを破壊することは出来ません。
それで、「レーザーならどんなに高度が高くてもいいだろう」というSF的な発想に87億円の研究費です。
このレーザー兵器、航空機搭載型の化学反応を使うのがアメリカで出来たようですが、あまりにも使い勝手が悪い様で実戦配備されていない模様です。
そうしてレーザー兵器、これはミサイルの速度が比較的遅い「上昇過程」を狙い撃ちするものです。
ですから、北のミサイルに対しては韓国や日本に設置するのが合理的になります。
まあしかし、「そのような高出力レーザーが作れれば、、、」という、半分夢のような話ではありますが。
さて、話は変わって北朝鮮。
こちらも「未来兵器の開発」に熱心であります。
・北朝鮮、「水爆弾頭化」誇示=電磁パルス攻撃に初言及-金正恩氏が視察<--リンク
ミサイル搭載型の電磁パルス攻撃可能な水爆を開発中とか。
金さん、モックアップ模型を熱心にご覧のようです。
まあしかしこれも現段階では日本のレーザー兵器並みの「できたらいいな兵器」でありましょう。
追記
本日昼ごろ北朝鮮、50Ktの核実験を行った模様。
これが水爆だったら、北朝鮮は予想をはるかに上回る科学技術を持っている事になります。
しかし、金さん、このチキンレースでは一歩もトランプさんに負けていませんね。
日本で会場、用意しますから、お二人だけで心行くまでお好きなようにしたらどうですか?
お二人以外の人を巻き込む事は騒ぎを大きくし、周囲に迷惑がかかるばかりであります。
・北朝鮮が「水爆」実験と発表、過去最大規模 核保有へ着々<--リンク
PS
・北朝鮮の核実験、爆発規模は推定50キロトン 韓国国防省<--リンク
北朝鮮はどうやら最後の一線を踏み越えてしまった模様です。
これではアメリカのみならず「核クラブ」所属の全員からの反発を招くことになります。
しかしそれでも「行くところまで行く」のが金さんの方針の模様であります。
・北朝鮮、6回目の核実験 正恩氏、覚悟の秘密演説<--リンク
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。<--リンク
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