昨日、午後1時半より仏教壮年会結成30周年記念講演会「いのちを見つめ 現代(いま)を生きる」が開催されました。
風雨の強い中での開催となりましたが、皆さん熱心にお聴聞される姿が印象的でした。
午後1時半より正信念仏偈の勤行。仏壮会員さんによる調声・巡讃。
堂内を揺らすほどの仏壮会員さんの声、胸打ち震える思い出ございました。
講師は、山口県周南市、長久寺御住職の有国智光師。
かわいそう、では本当にその人の痛みには寄り添えない。
小児がんで亡くなった息子「遊雲さん」との会話など通して、死を、苦悩を「わがごと」としてとらえるということはいかなるこのなのか。
何の準備もないままに生まれてきて、苦悩の中に現代に生きる私たち。そして現代とはどのような世界なのか。
それは何となく正しいものがあって、それに寄りかかっていれば安心できた時代からアインシュタインの相対性理論以降、各人がそれぞれに責任を負わなければならなくなった時代へ。
そしてこの現代にこそ、揺るぎなくはたらき続ける他力のみ教えに出あうことが大切なのである・・・・・。
まだ講演の内容をすべて整理できていないので詳しく言いあらわすことが出来ませんが、本当に本当によかった。
そして、
「この話を家に帰って家族に聞かせます!」
「先生の本を読みたくなったので、どうしたら買えますか?」
「今までモヤッとしていたことが晴れた気がする」
「死についてこれからは真剣に向き合いたい」
etc・・・。
ご来場された方々のお言葉が、また有り難い。
仏壮30周年の歴史は、よろこびを伝えていく歴史でありました。
そしてこれからも、ずっと。
後日、この行事の内容をまとめ、ホームページにアップします。