7/1 わかぎゑふ『フルートの行方』「健次郎さんの唇が触れたフルートを吹いてみたいんや。」
7/2 カレル・チャペック『ロボット』「魂は歯軋りから始まるとでも?」
7/3 佃典彦『ランディおじさん』「ま、涼んでけよ……クソ暑いよ。外は」
7/4 菊池寛『入れ札』「九郎助は一枚入っているから連れて行きてえが、最初いった言を改変することはできねえから、勘弁しな。」
7/5 菊池寛『藤十郎の恋』「しばらく何事もない。母屋の大広間で打っている鼓のおとや、太鼓の音などが、微かに聞こえてくる。」
7/6 菊池寛『父帰る』「(驚駭して)なに見えん!見えんことがあるものか。」
7/7 菊池寛『世評』「でもこんなにひどくやられると、また何だか可愛いそうだわねえ。」
7/8 菊池寛『義民義兵衛』「あはははは、わしゃ、胸がすっとしただ。わしをな二十何年も苛めぬいたおっ母も、甚吉も、もうあなになってしもうた。ああ、おっ母、甚吉、甚三、甚作、どなな気持ちじゃ、あはははは」
7/9 菊池寛『屋上の狂人』「末、見いや、向こうの雲の中に金色の御殿が見えるやろ」
7/10 生田萬『パンデミック』「物語はないの。演劇は物語じゃなくて、事件?」
7/11 棚瀬美幸『そして、一人は自殺することをやめた。』「困った顔っていうのは、笑顔で代用がきくんだよ。」
7/12 松枝佳紀『奇蹟』「みんなが自分たちの嘘に気付いている。気付きながらも気付かないようにハシャいでいる。」
7/13 アヤ・オガワ『泥を食らえ』「これから、どうなるのら。」
7/13 鄭義信『空き地にて』「「夫婦はベッドを共にの会」、会長の佐々木です」
7/14 佐々木豪『僕の好きな先生』「蛾の……粉」「あぁ……鱗粉」
7/15 鹿目由紀『信号の無視』「お前の絶対気付かない所に立っている人。あそこの人が、いつも俺の信号を忠実に渡ってくれるもんだから。」
7/16 工藤舞『あしたのこと』「その時、男2の置いて行った袋がお土産の袋がガサガサと動いた。」
7/17 長谷川彩『怪獣日和』「私、今思春期なんです。」
7/18 南慎介『私のイスラム(2018)』「変わらないものが欲しいの」
7/19 はせひろいち『空の匂い』「でも楽しかったよ。なんたって秘密を共有する共犯者だし。」
7/20 内藤裕敬『千切れ雲』「六時を過ぎた時には、どうなることかと思ったけれど、何とかここまで漕ぎ着けた。さァ、これからだ、これからが私達の時間だ、季節だ。無かったいろいろをつくろう、できなかった様々をやろう。」
7/21 坂手洋二『雪を知らない』「ウェスト・コーストぽいって言う人いたね。行ったことないからわからないけど。」
7/22 平田オリザ『働く私』「開場して3分後、ロボットB、上手(E-1)から、下手(E-9)に通り抜ける。」
7/23 斎藤憐『ヒーロー』「イーラーンの貧しき民をその武勇で救ったバリータは、だがしかし敵の武将ソロホープに心を移してしまった。」
7/24 美崎理恵『屋上の男』「落とせないんだ……どうしても……。」
7/25 成島秀和/セリザワケイコ『飴をあげる』「ねえあなた、わたくしの目の前の殿方。カラス風情が何を言うのかとおっしゃるかもしれんのですけど、わたくしは今すごく、すごくカーしたい。すきという意味で、カー、カーしあいたい。」7/26 川村祥太『ゆるやかに死んでいく』「私の誕生日は、9月11日です…そう、アメリカで同時多発テロが起こった日です。」
7/27 長谷川浩輝『対話劇』「なんで敵役みんな茶色なの?」
7/28 ニール・サイモン『23階の笑い』「おれを愛してくれるんだ、おれもおまえを愛しているよ、マックス。おれは乗った。」
7/29 町田誠也『ニュートンの触媒』「君だって分かるだろう。研究が暗礁に乗り上げてしまいそうになって、暗闇の中で必死で答えになる何かを探してもがいていると、ふと一筋の光が差し込むことがある。光の先に求めていた答えがある。僕はそこを目指さなければならない。でもその光が見える時間はとても短いんだ。それを逃すと、また闇の中に戻ってしまう。」
7/30 北海道帯広柏葉高等学校演劇部『to get her』「大好きだー! ほら、真田くんも。」
7/31 『冥加さらへ』「さあな。昔は堀川にも、色んな物の怪が出入りしてて、それはそれは賑やかだった。天狗囃子じゃろ? 布団かぶせじゃろ? 天王蛙に、尻切れ田螺に、紙舞に、七つ提灯、鎌イタチに、片目鮒に、小女郎狐・・・、
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