2018/11/21
・北海道の片田舎に赴任してきた若手の新聞記者が、新エネルギー開発施設の秘密を探る話。
・地震があって、冬も目前という今時期の北海道なので、新エネルギーを題材にするのは結構勇気がいる。
・ぼんやりしてたら前売が完売してしまったので、当日券でどうにか入れてもらう。満席も満席。
・PATOSの広さを活かした複数の演技スペースに、高さのある装置。ぱっと見で迫力がある。
・奥には楽器演奏チームも控えていて豪華。
・BGMはもちろん、SEも楽器で出していたりする。工場内の環境音も(たぶん)。それであそこまで工場っぽくできるのはすごい。
・むかし、自分も24時間稼動している工場で働いていたので、特別な機会(GWとお盆と正月)に工場の運転を止めるドキドキは共感できる。意味もなく従業員のテンションが高めになるのもわかる。
・ただ、やることなくて遊んでるんだったら資格のひとつでも勉強してろよと本筋とは全く関係のないところで憤ってしまう。
・街のモデルはどこかあるのかな。泊(エネルギー)とか釧路(霧)とか室蘭(工場夜景)とか。
・音楽の雰囲気にあわせてなのか、登場人物たちのセリフ回しも全体的にダウナーな感じ。大事なところは大体声が小さい印象。演出の方針なのかな。
・おしゃれなバーで聞き耳を立てるように見守る。
・単に壁に色を塗るだけでもなんだか色っぽい。
・そんななかでも、商店街の人たちのやりとりは朗らかでホッとする。
・有田哲くんが何か話すたびに、会場の温度がちょっとあがる感じ。
・鈍感な彼女と、一途で不器用な彼の組合せが好きなんだろうか。
・プロポーズの言葉がわかりにくくて、自分が女だったらキレそう。自分だけなのかな。どうなんだろ。
・合同公演だからというわけでもなさそうだけど、出演者が20人以上いて、シーンがめまぐるしく変わる。稽古日程を想像すると目が回りそう。
・人員、装置、音響で大量の手間をかけているにもかかわらず、ひっそりと仕上げた隠れ家のような作品だった。
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