アンソニー・C・フェランテ監督『シャークネード』（2013年）

シャークネード

2015/5/25

「巨大竜巻とジョーズをまとめて映画にしたら最強じゃね？」という、今どき小学生でもしないような発想で作られたような話。

サメは超自然的な生物ではなく、海にいた普通のサメがトルネードで巻き上げられているという設定。

つまり、サメは災害の被害者でもある。

その時点でかなり飲み込みにくいけど、サメがトルネードに乗って飛んできたらかっこいいので、荒唐無稽な迫力に期待。

しかし、本編見ると思ったほどサメが飛んでない。

クライマックスに飛んでる（飛ばされている）くらい。

機械のように人を襲う様子がサメ好きの反感を買いそう。

三角の背びれさえ出しておけばサメという雑な感じや、洪水なのか小雨なのかわからない謎の天候にくらくらする。

最後も童話『赤ずきん』のような無理やりな結末。

がんばってるんだとは思う。

C級ホラーとして、生暖かく見るべし。

 

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