2017/11/9
高校演劇の稽古ってどんな感じなんだろうと思って、札幌山の手高校さんの公開稽古を見に行く。
とはいっても、途中入場だったので稽古は小返しをちょっと見ただけ。あとは通し。
ダメだしのテキパキぶりとか、スタッフチームの訓練されている感じなど見守る。
通しは照明、衣裳なし。効果は音響のみ。
作品自体は地区大会の本番を見ているので、二回目。知っている話でもさくさく進むし、話も面白いので退屈になることはない。
不要な間がないというのはすごい。
反面、もう少しじっくりやったほうが良いところも結構あるので、上演時間との戦いになる。
三重の入れ子構造はきれいなんだけど、一番外側の枠がぼんやりしていて主人公が具体的に何の問題を抱えているのかよくわからない。
脚本上の弱点と言えば弱点なんだけど、抽象度の高さを逆手にとって、この作品は特殊な個人の話ではなく、見ている人たちを含め、私たち全員の話なんだというところまで伝われば成功なんだと思う。
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