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少しの改良でかなりよくなると思うのだが

2006-02-11 03:36:47 | 道路関連情報
 
 大高線上り星崎TB。ここには秩序というものがないのだろうか。

3号大高線は、前項でも記したが、都心環状線を先頭とした渋滞が激しい路線となっている。写真の星崎本線料金所は、起点の名古屋南JCTから3kmほど進んだ上り本線用の料金所である。また、ここは一般街路からの星崎入口用のブースも併設されていて、ブース数は本線側が6つ(うち1ブースはダブルブース)、星崎入口用が2ブースとなっている。専用レーンは本線側が2ブース、星崎入口側が1ブースで、本線側の残り4ブースのうちの2ブースは併用レーンとなっている。

 大高線は全線片側2車線であり、料金所付近はブース分が膨らんでいる。入口用とあわせて合計8ブースあるので、単純に2車線が8車線に拡幅されている訳である。閑散時であれば、ETC車は一般車の動きを注意するだけでいいのだが、料金所を超えた先にも車が詰まっている時間帯になると、もう訳がわからない状態になる。
 写真のように8車線分の車列が2車線に向かって集中するので、特に4車線目辺りの車は(本線追い越し車線側の専用レーンがこれにあたるので、必然的にこのレーンに入るケースは多くなる)、右からも左からも車が割り込んでくる為、非常に緊張感を伴う。

 星崎TBは渋滞対策で、昨年2ブース拡幅をしたが、その際合流区間の拡幅は一切なされなかった。このブース拡幅は、激しい渋滞を引き起こしていた星崎TBを起因としたものにはかなりの効果があったが(実際拡幅以後星崎TBを先頭とした渋滞に遭遇したことがない。ただ、これはETCの普及に影響しているとも考えられる)、逆にその先の本線自体の渋滞時には、星崎TBの通過時間が増えてしまっている。

 これの一番金のかからない対策は「ライン引き」だと思われる。料金所を越えた後も車線毎に「車線変更区間」を与え、矢印を効果的に利用して、どの車線にどのポイントで合流するかを示すのだ。料金所直後なのだから、どの車もそこまで速度は出ておらず、少しの距離でも一定の「車線変更猶予時間」は与えられるはずである。もちろん、抜本的な対策として、合流部200mくらいの拡幅は必要であるが、清洲線&東海線の建設で余裕がないのであれば、まずは一番「費用対効果」が考えられるライン引きで改良をしてほしい。ライン引きという観点から言うと、鶴舞南JCTの最右車線のラインも改良する必要があるだろう。ここはあらかじめ都心環状線からの2車線を1車線潰すことで済むはずだ。


 
 東名阪道勝川インター付近。小牧北「出口」という表現の方が自然ではないだろうか。

 こちらは少し違った観点になるが、道路の案内表示も少しの工夫で大分伝わり方も変わってくる。この写真は東名阪道(名古屋環状2号専用部)の勝川インター付近の看板で、東名阪道楠JCTで接続する名古屋高速11号小牧線の小牧北出口での出口渋滞を案内するものである。少し小さくなっているが、ルート番号の表示はわかりやすいだろう。これが無ければ、慣れない人だと「中央道の小牧東」と勘違いするかもしれないので。余談であるが、小牧とつくインター名は、本家「小牧」の他に、「小牧東」「小牧北」「小牧南」と紛らわしい。特に中央道の小牧東インターは「犬山」や「高蔵寺」と言った方がピンとくる人も多いだろう。「小牧北」も実際ある場所は東名・名神の小牧インターとほぼ同じなのだから、「名高小牧」など路線名を頭に付けた方がわかりやすい。

 話がそれたが、この看板の問題は「小牧北」で終わっていることで、渋滞は頭がどこにあって、それがどこまで伸びているかを伝えることが求められているのだから、この場合は「堀の内→小牧北」とするか、もしくは、小牧北の出口渋滞を強調したいのであれば、「小牧北出口 渋滞1km」とするべきではないか。

 但し、この案内には感心すべきこともある。例えば旧JH管轄の高速での案内の際、名古屋高速は上記のようにルート番号で示している。しかし、例えば東名の横浜町田インターでは「(首)用賀→(首)谷町 渋滞13km」という表示になる。もちろん東名から接続する首都高は、3号渋谷線だけなので、(首)だけでもいいかもしれないが、首都高のように路線が多く複雑な場合は、ルート番号表示の方がわかりやすいだろう。友人がディズニーに行く際、僕は路線名ではわかりにくいので、3→C1内→11→Bというルート番号を教えた。もちろんC1の内回り、外回りはわかりずらいので、「銀座、羽田」方面と案内したが。

 これが都市高速の中に入ると状況が逆転する。名古屋高速の場合は、まだ路線数が少ないこともあって、渋滞案内にはルート番号が入らない。「堀田→山王JCT 渋滞3km」となっていて、ルート番号が付くと「③堀田→R山王JCT 渋滞3km」になるだろう。
 逆に首都高や阪神高速は路線数が多いのでルート番号も表示される。また、首都高は屈指の渋滞案内技術を誇るだけあって、「その渋滞の通過時間」や「連続渋滞なのか、断続渋滞なのか」を一括表示しているのは助かる。また複数ルートが存在する箇所では、分岐前に経由別の所要時間も教えてくれる(これは別ルートが一般道のケースもあるのには驚かされる)。更には、渋滞頻出箇所の手前数百メートルの所に「渋滞末尾情報版」なるものまで設置されていて、「550m先渋滞 追突注意」などとかなり詳細な末尾までわかり便利である。

 このような道路会社側の情報提供も、工夫次第でその利用価値は大幅に向上するのであり、せっかくに高価な機械なのだから有効に使ってほしいとも思う。もちろん利用する側も、渋滞末尾のハザードなど、事故防止に協力することが重要である。

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