今冬第二京阪を延伸する形で阪神高速8号京都線が開通した。元々阪神高速道路が建設していたが、ウェブ等では「京都高速」として表示されていたので、一体どのような路線名になるか気になっていたが、なんともシンプルなネーミングとなったものだ。

阪神高速8号京都線起点部。
従来阪神高速は大阪と神戸に路線が整備されてきたが、今回初めて京都に路線が新設された。しかしながら大阪地区の路線とは直結されず、大阪方面へは第二京阪や名神を経由する必要がある。

ようするに「京阪神高速」になった訳なんだろうな。大阪とは繋がっていませんが。

城南宮前出口付近。この時点では上鳥羽までの開通。
京都の市内の渋滞はひどく、それを改善するために建設された道路であるが、もちろん高架構造のまま旧市街を通らせることは難しい。京都市内には基幹の京都線以外に短路線が3本計画されているが、環境・景観対策の為、実際に建設されるかどうか未定である。この8号京都線も油小路を拡幅するが、中心部へは入らず新十条通から山科へ向かうルートとなっている。
今冬の最初の開通区間は巨椋池~上鳥羽間の油小路区間、先日開通した鴨川東~山科間は稲荷山をトンネルで抜ける構造となっていて、建設が容易だった区間のみが開通している状況である。上鳥羽~鴨川東間は3年後に直結する予定。なお名神とのジャンクションは更に10年ほど遅れての開通になるようだ。その頃には既に第二京阪が門真まで全通しているだろうし、名神とのジャンクションは不要だとも思うが、京都南インターやR1の混雑解消の為建設される。

第二京阪接続部~上鳥羽間は約6km。

城南宮北入口付近。ここで乗ると上鳥羽まで500mしかない。
上鳥羽出口の少し手前に城南宮北入口がある。都市高速は出口と入口がハーフに近接して設置されている所が多いが、このような部分開通時には終点近くの入口は全通時や延伸時まであえて閉鎖している所も多い。しかしここではわずか500m程度しかないが、城南宮北入口が供用されていた。均一料金なので短区間でも350円かかる。実際に利用車がいたので驚いたが、本線に合流後、すぐにもう一般道へという感じなのである。
この上鳥羽出口は久世橋通との交差部にあり、京都駅までは2km程度の場所になる。空いていれば10分もかからないだろう。京都南インターからだとR1が混んでいると京都駅まで30分以上かかることも多いので、それなりに効果はある。現状交通量も少なく渋滞することは皆無だろうし、市内が混雑するシーズンは大変重宝されるだろう。
しかし、欲を言えば必要なのはここより更に北の旧市街の部分であるが、京都という都市の特性がゆえ、JRより北への延伸は無理なのだろう。まあ混雑シーズンは電車で行く所だしね。

上鳥羽出口。現在鴨川東までの延伸工事中。
この京都線はここから進路を東へ変えて山科付近へ進む。先日鴨川東~山科間が開通したが、このルートに需要はどれほどあるのか疑問に思う。山科は名神の京都東インターが近く、大阪へ向かうのならば従来通り名神の方が便利だろう。ということは、第二京阪方面から山科へ向かう需要は少ないのではないだろうか。もちろん東山区~山科区の間の道路事情は悪いので、有料だとしても幹線道路が増えるのは便利ではある。ただ、それならばこのトンネル区間だけを整備すればよかったのではないかとも思う。この付近では外環の渋滞もひどく、できれば南北方向に(高速でなくてもいいので)1本でも幹線道路が整備されれば大きく道路事情は改善すると思われるのだが。また、山科から東へ延伸し、京都東インターや湖西道路と直結できれば、それはそれでまた便利ではあると思う。どちらにせよ、山科までの部分開通ではどれだけ効果はあるのか疑問に思う。

阪神高速8号京都線起点部。
従来阪神高速は大阪と神戸に路線が整備されてきたが、今回初めて京都に路線が新設された。しかしながら大阪地区の路線とは直結されず、大阪方面へは第二京阪や名神を経由する必要がある。

ようするに「京阪神高速」になった訳なんだろうな。大阪とは繋がっていませんが。

城南宮前出口付近。この時点では上鳥羽までの開通。
京都の市内の渋滞はひどく、それを改善するために建設された道路であるが、もちろん高架構造のまま旧市街を通らせることは難しい。京都市内には基幹の京都線以外に短路線が3本計画されているが、環境・景観対策の為、実際に建設されるかどうか未定である。この8号京都線も油小路を拡幅するが、中心部へは入らず新十条通から山科へ向かうルートとなっている。
今冬の最初の開通区間は巨椋池~上鳥羽間の油小路区間、先日開通した鴨川東~山科間は稲荷山をトンネルで抜ける構造となっていて、建設が容易だった区間のみが開通している状況である。上鳥羽~鴨川東間は3年後に直結する予定。なお名神とのジャンクションは更に10年ほど遅れての開通になるようだ。その頃には既に第二京阪が門真まで全通しているだろうし、名神とのジャンクションは不要だとも思うが、京都南インターやR1の混雑解消の為建設される。

第二京阪接続部~上鳥羽間は約6km。

城南宮北入口付近。ここで乗ると上鳥羽まで500mしかない。
上鳥羽出口の少し手前に城南宮北入口がある。都市高速は出口と入口がハーフに近接して設置されている所が多いが、このような部分開通時には終点近くの入口は全通時や延伸時まであえて閉鎖している所も多い。しかしここではわずか500m程度しかないが、城南宮北入口が供用されていた。均一料金なので短区間でも350円かかる。実際に利用車がいたので驚いたが、本線に合流後、すぐにもう一般道へという感じなのである。
この上鳥羽出口は久世橋通との交差部にあり、京都駅までは2km程度の場所になる。空いていれば10分もかからないだろう。京都南インターからだとR1が混んでいると京都駅まで30分以上かかることも多いので、それなりに効果はある。現状交通量も少なく渋滞することは皆無だろうし、市内が混雑するシーズンは大変重宝されるだろう。
しかし、欲を言えば必要なのはここより更に北の旧市街の部分であるが、京都という都市の特性がゆえ、JRより北への延伸は無理なのだろう。まあ混雑シーズンは電車で行く所だしね。

上鳥羽出口。現在鴨川東までの延伸工事中。
この京都線はここから進路を東へ変えて山科付近へ進む。先日鴨川東~山科間が開通したが、このルートに需要はどれほどあるのか疑問に思う。山科は名神の京都東インターが近く、大阪へ向かうのならば従来通り名神の方が便利だろう。ということは、第二京阪方面から山科へ向かう需要は少ないのではないだろうか。もちろん東山区~山科区の間の道路事情は悪いので、有料だとしても幹線道路が増えるのは便利ではある。ただ、それならばこのトンネル区間だけを整備すればよかったのではないかとも思う。この付近では外環の渋滞もひどく、できれば南北方向に(高速でなくてもいいので)1本でも幹線道路が整備されれば大きく道路事情は改善すると思われるのだが。また、山科から東へ延伸し、京都東インターや湖西道路と直結できれば、それはそれでまた便利ではあると思う。どちらにせよ、山科までの部分開通ではどれだけ効果はあるのか疑問に思う。
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