薫山とユッキーのブログ

本・映画と徒然なる日記です。
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報復ふたたび 著者:ジリアン・ホフマン

2006-04-15 21:07:36 | 

「報復」に続いての二作目にあたります。
原題は「Last Witness」なので、直訳すれば「最後の証人」となります。
海外のシリーズ物は、1巻、2巻と表示されないので、訳者が便宜を図って報復の続きですよーと分かるようにつけたタイトルと思われます。
前作の「報復」を読まれた方については、少し気になる部分が未解決のまま、完了している気がする部分があると思います。
それが、この「報復ふたたび」で決着します。。。。。(なぜか意味深な。。。ですw)
今作も連続殺人事件(警察官がターゲット)が発生するのですが、今度もかなり残虐なシーンがあるので、女性は残念ながら読めないと思います。。。。
前作は法廷闘争部分が知的スリルに満ちていましたが、今作は、不気味な謎の連続殺人犯人の存在が主人公C.J.タウンゼンド(女性検事補)を精神的に追い詰める恐怖がひしひしと伝わる心理サスペンス物になっています。
ストーリーは、詳しく書くと興味がそがれてしまうので、書きませんが、前作「報復」を読んで良かったと感じた人は、本書もおすすめできます。
薫山は、前作が売れたので、金欲しさに作った作品ではないかと思ってましたが、
しっかりと連続性はあって、良かったと思います。
特に、本作の最後の一行を読んだら、C.J.タウンゼンドのファンの方は、嬉しい悲鳴!?あるいは、強い衝撃を受けること間違いなしです!

薫山 (1174)