忘れてしまわないうちに、試験を踏まえて、各科目どう勉強したか、何が役に立ったか、などまとめておこうと思います。
1 Contrasts (case book: Farnsworth 6th)
SupplementはEmanualを使用。すごく役に立ちました。
Emanuelを参考にしながらも、授業でカバーしたケースはすべて自力でまとめ、アウトラインを作成。さらに試験前にアウトラインのアウトラインを作りました。Open bookだったので、これらアウトラインは本番でも役に立ちました。何より、作る過程で理解の整理や必要なルールの暗記が出来たと思います。
過去問は、1ヶ月くらい前に1つ見て、答案のアウトラインだけ作り、study groupでdiscussionしました。あとは、アウトラインが完成して全体の理解が出来てから、3回分くらいの過去問を解きました。
2 Torts (case book: Little 2nd)
一応supplementsとして、FinzのcdとGilbertを買いましたが、ケースブックと教授法が独特のため直接は役に立ちませんでした。ただFinz cdは全体の理解をするには役立ったと思います。
自力でアウトラインを作っていましたが、途中で上級生のすごくいいアウトラインが手に入ったので、それをアレンジして自分のを作りました。州法(statutes + cases)に結構重点が置かれているので、その理解も鍵だったと思います。アウトライン完成後、さらにアウトラインのアウトラインも作りました。
全体の理解が出来たと思ってから、3回分くらい過去問を解きました。
3 Criminal law (case book: Kadish 8th)
Supplementsとしては、gilbertと、horn bookとして教授の推薦があった Dresslerの "Understanding Criminal Law"を使いました。Dresslerは、教授の授業は実質的にこの本にのっとっていたのでほとんど必須でした。Organizationがあまりよくない本なのでちょっと読みにくいですが役に立ちました。Dresslerのcdは大変役に立ちました。私が広めて、クラスメイトの多くがこのcdを聴いていました。
やはり自力でアウトライン作成。試験が近づいてから、writingのTAだった上級生(law review member. CrimもA)がアウトラインをくれましたが、organizationが悪くて役に立ちませんでした。
試験がmultipleだったので、直前にemanualに載っていた練習問題を解いたりしましたが、本番で81問もあるとは予想していなかったので、multipleの練習が不足していたかもしれません。個人的には、multiple特にマークシート式は好きじゃありません。
4 Professinal responsibility (Hayden 2nd)
Supplementは使用せず。ただ、Examples & Explanationsが教授から推薦されていて、使った友達もいいと言っていたので、使えばよかったかもしれません。読む時間がないと思ったのと、何よりprのsupplementに40ドルも払うのは嫌なので使いませんでした。
上級生のをちょっと参考にしながら、自力でアウトライン作成。ルールを簡単にまとめることで、理解が進んだと思います。持ち込み可だったルールブックには、出題範囲のルールすべてに色分けをしたタブをつけ、2回くらい読みました。
過去問は、1年分(しかも部分)しかなかったのでそれをやって、あと授業中に使ったhypoを復習しました。あとemanuelの問題もやってみました。
結局、すべての科目で自分のアウトラインを作りましたが、このやり方が自分には合っていると思います。ただ、アウトラインの形式や、ケースをどの程度詳しくまとめるか等の内容は、科目によってばらつきがありました。あくまでも、教授とその試験の方式に合わせるのが重要だし、そうやっていたら自然とある程度の違いが出てくると思います。
Supplementsは、買ったものを書きましたが、うちの大学の図書館にはsupplementsも置いてあって2時間借り出し可なので、試験前には自分の持っていないsupplementsも使って問題を解いたりしました。
過去問も、早くから解いたほうがいい派と、全体の理解が出来てから解く派と、本当に人によって色々ですが、私の場合、最初のsemesterは、1ヶ月くらい前からちょっと見てどんな感じかつかんでおき、全体の理解が出来てから集中して過去問(または練習問題)を解いてしっかり復習、というやり方が合っていたと思います。
ただ、試験がどのようなものか分かっている今学期は、もう少し早くから過去問に手をつけようと思っています。
5 辞書
全科目に共通して、辞書ですが、リーダーズプラスが入っている電子辞書はマストだと思います。「これはまさか載ってないだろう・・」と思うような法律用語(ラテン語含む)もほぼ網羅してあり、驚きです。
あと、田中英夫先生の「英米法辞典」もマストですね。私は前回の渡米前に買ったCD-ROM版を使っていますが、リーダーズよりもう少し情報が欲しいとき、理解を正確にしたいときに非常に役に立ちます。
Black's Law Dictionaryの小さいのも買いましたが、結局最初の頃を除いてほとんど使いませんでした。
6 試験対策本
何度か触れていますが、Getting to Maybeは本当によい本です。ただ、前も書いたように、実際にロースクールを経験したあとでないと、本の中で言っていることが感覚として理解できないかもしれません。
今読み返していてものすごく納得できるし、ロースクールの試験は単なる試験ではなくてロイヤーになる訓練の一環だということがよく分かります。この本から学んだことを踏まえて、今学期は授業の受け方もちょっと違ってきてます。
類似の、"The Eight Secrets of Top Exam Performance in Law School"もいいです。すごく薄いのでさっと読めますが、大変practicalなアドバイス満載で、efficientな本です。
7 番外編:ベッド
かなり(自分の基準では)大枚をはたいて買ったベッドでしたが、これは本当にいい買い物でした。Best buy of the yearと言えます。ロースクールでは、セメスター中時間的に十分な睡眠をとることはできないので、その分質的に良い睡眠を確保できるかが、体調管理や理解力という点で重要になってきます。Law School Confidentialのアドバイスでしたが、全面的に賛成です。
いい机より何より、いいベッドを買うべし。他は安くて(又は拾ってきて)いいから、ベッドだけは新品のしっかりしたブランドのいいものを買った方がいいと思います。
以上、私の経験からでした。
今学期も、これを踏まえて、adjustすべきところはadjustして、しっかり頑張ります!
1 Contrasts (case book: Farnsworth 6th)
SupplementはEmanualを使用。すごく役に立ちました。
Emanuelを参考にしながらも、授業でカバーしたケースはすべて自力でまとめ、アウトラインを作成。さらに試験前にアウトラインのアウトラインを作りました。Open bookだったので、これらアウトラインは本番でも役に立ちました。何より、作る過程で理解の整理や必要なルールの暗記が出来たと思います。
過去問は、1ヶ月くらい前に1つ見て、答案のアウトラインだけ作り、study groupでdiscussionしました。あとは、アウトラインが完成して全体の理解が出来てから、3回分くらいの過去問を解きました。
2 Torts (case book: Little 2nd)
一応supplementsとして、FinzのcdとGilbertを買いましたが、ケースブックと教授法が独特のため直接は役に立ちませんでした。ただFinz cdは全体の理解をするには役立ったと思います。
自力でアウトラインを作っていましたが、途中で上級生のすごくいいアウトラインが手に入ったので、それをアレンジして自分のを作りました。州法(statutes + cases)に結構重点が置かれているので、その理解も鍵だったと思います。アウトライン完成後、さらにアウトラインのアウトラインも作りました。
全体の理解が出来たと思ってから、3回分くらい過去問を解きました。
3 Criminal law (case book: Kadish 8th)
Supplementsとしては、gilbertと、horn bookとして教授の推薦があった Dresslerの "Understanding Criminal Law"を使いました。Dresslerは、教授の授業は実質的にこの本にのっとっていたのでほとんど必須でした。Organizationがあまりよくない本なのでちょっと読みにくいですが役に立ちました。Dresslerのcdは大変役に立ちました。私が広めて、クラスメイトの多くがこのcdを聴いていました。
やはり自力でアウトライン作成。試験が近づいてから、writingのTAだった上級生(law review member. CrimもA)がアウトラインをくれましたが、organizationが悪くて役に立ちませんでした。
試験がmultipleだったので、直前にemanualに載っていた練習問題を解いたりしましたが、本番で81問もあるとは予想していなかったので、multipleの練習が不足していたかもしれません。個人的には、multiple特にマークシート式は好きじゃありません。
4 Professinal responsibility (Hayden 2nd)
Supplementは使用せず。ただ、Examples & Explanationsが教授から推薦されていて、使った友達もいいと言っていたので、使えばよかったかもしれません。読む時間がないと思ったのと、何よりprのsupplementに40ドルも払うのは嫌なので使いませんでした。
上級生のをちょっと参考にしながら、自力でアウトライン作成。ルールを簡単にまとめることで、理解が進んだと思います。持ち込み可だったルールブックには、出題範囲のルールすべてに色分けをしたタブをつけ、2回くらい読みました。
過去問は、1年分(しかも部分)しかなかったのでそれをやって、あと授業中に使ったhypoを復習しました。あとemanuelの問題もやってみました。
結局、すべての科目で自分のアウトラインを作りましたが、このやり方が自分には合っていると思います。ただ、アウトラインの形式や、ケースをどの程度詳しくまとめるか等の内容は、科目によってばらつきがありました。あくまでも、教授とその試験の方式に合わせるのが重要だし、そうやっていたら自然とある程度の違いが出てくると思います。
Supplementsは、買ったものを書きましたが、うちの大学の図書館にはsupplementsも置いてあって2時間借り出し可なので、試験前には自分の持っていないsupplementsも使って問題を解いたりしました。
過去問も、早くから解いたほうがいい派と、全体の理解が出来てから解く派と、本当に人によって色々ですが、私の場合、最初のsemesterは、1ヶ月くらい前からちょっと見てどんな感じかつかんでおき、全体の理解が出来てから集中して過去問(または練習問題)を解いてしっかり復習、というやり方が合っていたと思います。
ただ、試験がどのようなものか分かっている今学期は、もう少し早くから過去問に手をつけようと思っています。
5 辞書
全科目に共通して、辞書ですが、リーダーズプラスが入っている電子辞書はマストだと思います。「これはまさか載ってないだろう・・」と思うような法律用語(ラテン語含む)もほぼ網羅してあり、驚きです。
あと、田中英夫先生の「英米法辞典」もマストですね。私は前回の渡米前に買ったCD-ROM版を使っていますが、リーダーズよりもう少し情報が欲しいとき、理解を正確にしたいときに非常に役に立ちます。
Black's Law Dictionaryの小さいのも買いましたが、結局最初の頃を除いてほとんど使いませんでした。
6 試験対策本
何度か触れていますが、Getting to Maybeは本当によい本です。ただ、前も書いたように、実際にロースクールを経験したあとでないと、本の中で言っていることが感覚として理解できないかもしれません。
今読み返していてものすごく納得できるし、ロースクールの試験は単なる試験ではなくてロイヤーになる訓練の一環だということがよく分かります。この本から学んだことを踏まえて、今学期は授業の受け方もちょっと違ってきてます。
類似の、"The Eight Secrets of Top Exam Performance in Law School"もいいです。すごく薄いのでさっと読めますが、大変practicalなアドバイス満載で、efficientな本です。
7 番外編:ベッド
かなり(自分の基準では)大枚をはたいて買ったベッドでしたが、これは本当にいい買い物でした。Best buy of the yearと言えます。ロースクールでは、セメスター中時間的に十分な睡眠をとることはできないので、その分質的に良い睡眠を確保できるかが、体調管理や理解力という点で重要になってきます。Law School Confidentialのアドバイスでしたが、全面的に賛成です。
いい机より何より、いいベッドを買うべし。他は安くて(又は拾ってきて)いいから、ベッドだけは新品のしっかりしたブランドのいいものを買った方がいいと思います。
以上、私の経験からでした。
今学期も、これを踏まえて、adjustすべきところはadjustして、しっかり頑張ります!