映画 Cadillac Records 見てきました。(オフィシャルサイトは、左上のレコードにカーセルをあわせるとメニューが出ます)
50年代から60年代にかけて実在したシカゴのレコード・レーベル「チェス・レコーズ」とそこに属した大物歌手達の物語です。
主人公は Muddy Waters。Jeffefy Wrightが演じています。
他にも、Etta James役でビヨンセ、Chuck Berry役で Mos Def など、豪華キャスト。
ストーリーは、ミシシッピの農園で小作農をやっていたMuddyが、自分の音楽の才能に目覚めてシカゴに出て行き、ストリートミュージシャンをやっていたところをユダヤ人のレナード・チェスに見出され、歌手兼ビジネスパートナーとしてチェス・レコーズを作り上げていくというもので、そこに様々な歌手の野望、成功、トラブル、悲哀、等々がからんでくるというものです。大体実話に基づいているようです。
やはり音楽が素晴らしいですね。ビヨンセはじめ、キャストの人たちの迫力の歌声が堪能できます。
個人的には、ビヨンセが、別れのラブソングなんだけど実は父への思いをこめて歌う歌"All I Could Do Was Cry" がかなりじんときました。
役者は、みんな素晴らしいです。Jeffery Wright、私は知らなかったけどジョージを題材にした「W」にコリン・パウエル役で、007シリーズ最新作「Quantum of Solace」にも何かの役で出ているようです。渋い魅力が発揮されています。
モス・デフも、元は歌手だけどすっかり役者として定着してますね。今回もいい味を出しています。ルックスもいい。
ビヨンセは、今回いい意味で驚きでした。「オースティン・パワーズ」は演技力不要だったし、「ドリームガールズ」も歌って踊れればいい役だったけど、今回、白人の父と黒人で売春婦だった母の間に生まれ、父の愛を求めて得られず、チェスに父親像を重ねるエタ・ジェームスの切なさを体当たりで演じています。
それに、姿かたちがいつもながらパーフェクト。顔のパーツの一つ一つ、全体のバランス、ボディライン、描線のどれをとっても完璧で、ウェストとヒップのギャップなんかはスペシャルエフェクトで誇張してあるんじゃないかと疑ってしまうくらい。見とれちゃいました。
あと、Muddyの弟分でハーモニカの天才ながらアルコール依存と気の短さで身を滅ぼすLittle Walter役を演じるColumbus Shortが、Muddyの内縁の妻に亡き母を重ねて慕う哀しさを演じきっていて、これもいいなと思いました。
その内妻役のGabrielle Unionも、控えめながら様々な悲しみをしっかり演じていました。この人も結構私のお気に入りです。
全編、イボニクス(黒人英語)な上(チェスは白人だけど黒人みたいなしゃべり方をする)、みんな口にタバコをくわえたまま口をあまり動かさずにしゃべるので、聞き取りは容易でなく、なのでストーリーも私が「こんな感じかな」と解釈した程度のもの。
ただ、それでも私にとっては"No Country For Old Man"のテキサス英語よりは30倍くらい分かりやすかったです。
まあ日本で上映されるとしたら字幕付きだからこの点はどうでもいいでしょうが。
学生がいなくなった学生街のホリディシーズンで、かつまともな映画なので、映画館には私一人。独占状態でした。でも逆に誰か入ってきたら嫌だなと、始まるまで結構ハラハラでした。
もし日本で上映されるなら、オススメの映画です。
おまけ(毒あり):
隣では、"Australia"っていう重厚長大歴史映画っぽいのやってたんだけど、これどうしても見る気が起きないんだよね。
理由は、主演の2人が好きじゃないから。
特に男優のヒュー・ジャックマン。いや、正直言ってこの人の出てる映画は見たことないんで役者としてどういう人か知らないんだけど、ルックスがあまりにもタイプ外。
この人が、雑誌Peopleが選ぶ今年の「生きてる中で一番セクシーな男性」に選ばれたと知って心底驚いた。
確かにボディはやたらムキムキ ムンムンしてるんだけど、私に言わせればむしろきもちわるい。
やたら小顔でボディとアンバランスなのも気に食わないし、
顎が細くて貧相なのも気に食わない。
でもって、顔の造りがほんっと どーーーー ってことないんだよね。全然、印象に残らないタイプ。現に、今でも顔が覚えられなくて、「やたら体がムキムキしてるくせに頭が小さくて無印象な顔の人」っていう記述的な覚え方をしている。
何かの雑誌だかニュースサイトだかで誰か(もちろんアメリカ人)が「彼が部屋に入ってくると女性全員の顎が床に落ちる」って言ってたけど、私だったら多分入ってきたの気づかないと思う。
歴代のsexiest man aliveの中でジョージ・クルーニーとかジョニー・デップとかは私でも「なるほどね」って思えるけど、今回は本っ当にがっかりした。アメリカ人の趣味は理解できん。
ただ、「最もセクシーな金髪男性」に、私のお気に入りのSimon Baker(「プラダを着た悪魔」に出ていた中村雅俊似のオーストラリア人)が選ばれていたのはちょっと鼻が高かったね。最近、ドラマ"The Mentalist"に主演して、人気急上昇中みたいです。
あと、Australiaのもう一人の主役、ニコール・キッドマン。いや、品があると思うし、それなりにいい女優さんなんだと思うし、トム・クルーズはひどいヤツだと思うけど、
昔からどうも、あの人の目の辺りが怖くて引っかかってしまうんだよね。余裕のなさを感じるというか。
なのでどうしても、屈託なく「好き」って言うに至らない。まあ別にいいんだけど。
あとは、役者として大好きなショーン・ペンの出ている "Milk" と、ブラッド・ピットやケイト・ブランシェットが出てる "The Curious Case of Benjamin Button" は冬休み中に見るつもり。ブラピは、アニストンに対してひどいと思ってるしルックスで騒がれるのが個人的にイマイチ理解できない(要はタイプじゃない)けど、役者としては結構いいものあると思ってる。「12モンキーズ」とか「ファイト・クラブ」とかの演技はお気に入りです。
50年代から60年代にかけて実在したシカゴのレコード・レーベル「チェス・レコーズ」とそこに属した大物歌手達の物語です。
主人公は Muddy Waters。Jeffefy Wrightが演じています。
他にも、Etta James役でビヨンセ、Chuck Berry役で Mos Def など、豪華キャスト。
ストーリーは、ミシシッピの農園で小作農をやっていたMuddyが、自分の音楽の才能に目覚めてシカゴに出て行き、ストリートミュージシャンをやっていたところをユダヤ人のレナード・チェスに見出され、歌手兼ビジネスパートナーとしてチェス・レコーズを作り上げていくというもので、そこに様々な歌手の野望、成功、トラブル、悲哀、等々がからんでくるというものです。大体実話に基づいているようです。
やはり音楽が素晴らしいですね。ビヨンセはじめ、キャストの人たちの迫力の歌声が堪能できます。
個人的には、ビヨンセが、別れのラブソングなんだけど実は父への思いをこめて歌う歌"All I Could Do Was Cry" がかなりじんときました。
役者は、みんな素晴らしいです。Jeffery Wright、私は知らなかったけどジョージを題材にした「W」にコリン・パウエル役で、007シリーズ最新作「Quantum of Solace」にも何かの役で出ているようです。渋い魅力が発揮されています。
モス・デフも、元は歌手だけどすっかり役者として定着してますね。今回もいい味を出しています。ルックスもいい。
ビヨンセは、今回いい意味で驚きでした。「オースティン・パワーズ」は演技力不要だったし、「ドリームガールズ」も歌って踊れればいい役だったけど、今回、白人の父と黒人で売春婦だった母の間に生まれ、父の愛を求めて得られず、チェスに父親像を重ねるエタ・ジェームスの切なさを体当たりで演じています。
それに、姿かたちがいつもながらパーフェクト。顔のパーツの一つ一つ、全体のバランス、ボディライン、描線のどれをとっても完璧で、ウェストとヒップのギャップなんかはスペシャルエフェクトで誇張してあるんじゃないかと疑ってしまうくらい。見とれちゃいました。
あと、Muddyの弟分でハーモニカの天才ながらアルコール依存と気の短さで身を滅ぼすLittle Walter役を演じるColumbus Shortが、Muddyの内縁の妻に亡き母を重ねて慕う哀しさを演じきっていて、これもいいなと思いました。
その内妻役のGabrielle Unionも、控えめながら様々な悲しみをしっかり演じていました。この人も結構私のお気に入りです。
全編、イボニクス(黒人英語)な上(チェスは白人だけど黒人みたいなしゃべり方をする)、みんな口にタバコをくわえたまま口をあまり動かさずにしゃべるので、聞き取りは容易でなく、なのでストーリーも私が「こんな感じかな」と解釈した程度のもの。
ただ、それでも私にとっては"No Country For Old Man"のテキサス英語よりは30倍くらい分かりやすかったです。
まあ日本で上映されるとしたら字幕付きだからこの点はどうでもいいでしょうが。
学生がいなくなった学生街のホリディシーズンで、かつまともな映画なので、映画館には私一人。独占状態でした。でも逆に誰か入ってきたら嫌だなと、始まるまで結構ハラハラでした。
もし日本で上映されるなら、オススメの映画です。
おまけ(毒あり):
隣では、"Australia"っていう重厚長大歴史映画っぽいのやってたんだけど、これどうしても見る気が起きないんだよね。
理由は、主演の2人が好きじゃないから。
特に男優のヒュー・ジャックマン。いや、正直言ってこの人の出てる映画は見たことないんで役者としてどういう人か知らないんだけど、ルックスがあまりにもタイプ外。
この人が、雑誌Peopleが選ぶ今年の「生きてる中で一番セクシーな男性」に選ばれたと知って心底驚いた。
確かにボディはやたらムキムキ ムンムンしてるんだけど、私に言わせればむしろきもちわるい。
やたら小顔でボディとアンバランスなのも気に食わないし、
顎が細くて貧相なのも気に食わない。
でもって、顔の造りがほんっと どーーーー ってことないんだよね。全然、印象に残らないタイプ。現に、今でも顔が覚えられなくて、「やたら体がムキムキしてるくせに頭が小さくて無印象な顔の人」っていう記述的な覚え方をしている。
何かの雑誌だかニュースサイトだかで誰か(もちろんアメリカ人)が「彼が部屋に入ってくると女性全員の顎が床に落ちる」って言ってたけど、私だったら多分入ってきたの気づかないと思う。
歴代のsexiest man aliveの中でジョージ・クルーニーとかジョニー・デップとかは私でも「なるほどね」って思えるけど、今回は本っ当にがっかりした。アメリカ人の趣味は理解できん。
ただ、「最もセクシーな金髪男性」に、私のお気に入りのSimon Baker(「プラダを着た悪魔」に出ていた中村雅俊似のオーストラリア人)が選ばれていたのはちょっと鼻が高かったね。最近、ドラマ"The Mentalist"に主演して、人気急上昇中みたいです。
あと、Australiaのもう一人の主役、ニコール・キッドマン。いや、品があると思うし、それなりにいい女優さんなんだと思うし、トム・クルーズはひどいヤツだと思うけど、
昔からどうも、あの人の目の辺りが怖くて引っかかってしまうんだよね。余裕のなさを感じるというか。
なのでどうしても、屈託なく「好き」って言うに至らない。まあ別にいいんだけど。
あとは、役者として大好きなショーン・ペンの出ている "Milk" と、ブラッド・ピットやケイト・ブランシェットが出てる "The Curious Case of Benjamin Button" は冬休み中に見るつもり。ブラピは、アニストンに対してひどいと思ってるしルックスで騒がれるのが個人的にイマイチ理解できない(要はタイプじゃない)けど、役者としては結構いいものあると思ってる。「12モンキーズ」とか「ファイト・クラブ」とかの演技はお気に入りです。