1L科目をざっと予習するのにいい本です。
1 Jay M. Feinman "Law 101, Second Edition" (2006)
有名な本ですね。邦訳も出ているようですが、JDの人には必要ないでしょう。
1L科目が一通り網羅してあります。一応一般向けですが、1Lの人やロースクール入学前の人に人気があるらしいです。
実はまだ読み終わっていないのですが、今まで読んだところのどの科目も、要点を押さえて大変分かりやすく書かれているのにちょっと感動しました。
しかも結構おもしろいです。ちょっと長くなりますが例えば、tortsのnegligenceのreasonable careのところで出てくる判断基準 "reasonable person" について。これは特定の人でも平均的な人という意味でもないlegal termなのですが、
The reasonable person always looks before he leaps, never pets a strange dog, waits for the airplane to come to a complete stop at the gate before unbuckling his seatbelt, and otherwise engages in the kind of cautious conduct that annoys the rest of us.
(Reasonable personは、必ず跳ぶ前に見るし、決して変な犬を飼わないし、飛行機が搭乗ゲートで完全に停止するまでシートベルトを外さないし、その他我々をイラつかせる注意深い行動をとる。)
笑っちゃいました。
2 Lawrence M. Friedman "American Law: An Introduction, Second Edition" (1998)
参考図書1に挙げたMontaukマニュアルで、外国人が入学前に読むとよい本として推薦してあったので、去年受かった時点でアメリカアマゾンで買いました。
1よりさらに入門書度が高いです。個々の1L科目の説明というより、アメリカの司法制度を歴史的なものも踏まえて概説してあるという感じです。
分かりやすく書いてあるのでボリュームの割りにさらっと読めますが、正直なところ、日本の大学の法学部を卒業した人やアメリカの司法制度についてある程度の知識がある人にはちょっと簡単すぎると思います。他学部出身の方にはいいかもしれません。
この本が物足りなかったので、1を読んだという感じでした。
3 Jonathan Harr "A Civil Action"
水質汚染の訴訟を題材にした有名なノンフィクションです。ジョン・トラボルタ主演で映画化もされていますが、映画は当然ながら手続など不正確らしいです。
Civil procedureを一通り理解するのに適した本だと何かで見たので、やはり去年受かった時点で買ったのですが、まだ読んでいません。渡米までに時間があれば読むけど、1で十分な気もします。
1 Jay M. Feinman "Law 101, Second Edition" (2006)
有名な本ですね。邦訳も出ているようですが、JDの人には必要ないでしょう。
1L科目が一通り網羅してあります。一応一般向けですが、1Lの人やロースクール入学前の人に人気があるらしいです。
実はまだ読み終わっていないのですが、今まで読んだところのどの科目も、要点を押さえて大変分かりやすく書かれているのにちょっと感動しました。
しかも結構おもしろいです。ちょっと長くなりますが例えば、tortsのnegligenceのreasonable careのところで出てくる判断基準 "reasonable person" について。これは特定の人でも平均的な人という意味でもないlegal termなのですが、
The reasonable person always looks before he leaps, never pets a strange dog, waits for the airplane to come to a complete stop at the gate before unbuckling his seatbelt, and otherwise engages in the kind of cautious conduct that annoys the rest of us.
(Reasonable personは、必ず跳ぶ前に見るし、決して変な犬を飼わないし、飛行機が搭乗ゲートで完全に停止するまでシートベルトを外さないし、その他我々をイラつかせる注意深い行動をとる。)
笑っちゃいました。
2 Lawrence M. Friedman "American Law: An Introduction, Second Edition" (1998)
参考図書1に挙げたMontaukマニュアルで、外国人が入学前に読むとよい本として推薦してあったので、去年受かった時点でアメリカアマゾンで買いました。
1よりさらに入門書度が高いです。個々の1L科目の説明というより、アメリカの司法制度を歴史的なものも踏まえて概説してあるという感じです。
分かりやすく書いてあるのでボリュームの割りにさらっと読めますが、正直なところ、日本の大学の法学部を卒業した人やアメリカの司法制度についてある程度の知識がある人にはちょっと簡単すぎると思います。他学部出身の方にはいいかもしれません。
この本が物足りなかったので、1を読んだという感じでした。
3 Jonathan Harr "A Civil Action"
水質汚染の訴訟を題材にした有名なノンフィクションです。ジョン・トラボルタ主演で映画化もされていますが、映画は当然ながら手続など不正確らしいです。
Civil procedureを一通り理解するのに適した本だと何かで見たので、やはり去年受かった時点で買ったのですが、まだ読んでいません。渡米までに時間があれば読むけど、1で十分な気もします。