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Eko's スクール日記

米国ロースクールJD課程に在籍中です。こちらは旧ブログなので更新はありません。

Common Flaw

2006-08-16 19:19:01 |  英語
Essay (personal statement)は、アプリケーションの中でも自分のプレゼンテーションツールとしてとっても大事ですよね。
私の場合去年一度書いているので、今年はそれをリバイズするつもりですが、やっぱり一応書き方などをウェブサイトなどでチェックしています。
そんなとき、実際にロースクールの選考担当者が目にしたessayの中のありがちな間違い集を見つけました。中でも、特に笑いが止まらなくなり困ったのがこちら。

"I'd like to attend a college where I can expose myself to many diverse people."

→そんなことしたらつかまるって。
でもこれ、ネイティブの人の間違いみたいですが、そうだとしたらちょっとほっとする感じ。

ロースクールの人を笑わせてもしようがないので、慎重を期して臨みたいと思います。

英語の勉強

2006-05-07 22:22:49 |  英語
今日は英語の勉強について。

1年しか海外に住んだことない割りに、会話も標準化テスト(TOEICとかTOEFL)のスコアもそこそこなため、よく英語の勉強について質問を受けます。
(多分、帰国子女とか長年住んでる人とかはゼロでないにしてもここまで質問されないと思う。あまりに違いすぎるから。私くらいだと「これぐらいなら」って感じでカルく尋ねたくなるんでしょうかね。)

その中で、一番困る質問がこれ。
「英語うまくなるにはどうしたらいいですか。」又は「どうやって英語勉強したらいいですか。」
この茫漠とした質問、答える側からするととても答えにくいんです。少なくとも私は答えに窮する。

ちなみに、似て非なる質問が、「どうやって勉強したんですか。」というもの。これは当然ながら答えやすい。別にアドバイスを求められているわけでもないし、淡々と自分の経験を話せば足りるからです。

また、質問は質問でも、具体的なものだと答えやすいし、質問する人の意欲が伝わってくるので、こちらとしても一生懸命答えたくなります。
e.g.「単語を覚えるいい方法ってない?」「辞書は何を使ったらいい?」「TIMEかNewsweekをとろうと思うけどどんな風に違う?」「リスニング力を上げるには?」
何でもそうですが、具体的な質問ってある程度自分でやってみないとできないものです。

最初の質問が答えにくいのには、いくつか理由があります。
まず、質問する人の英語のレベルが分からないこと。多分初心者という推測はできますが(ある程度やっていたらもっと具体的な質問になる。)、レベル的に、私の勉強法をそのまま伝えても役に立つのか分からない(多分役に立たない。)。
次に、他のすべてのことと同様、語学も最後にものをいうのはセンスであり、それ以前はひたすら地道な努力の積み重ねなので、特に目新しいアドバイスっていうのは実際ないからです。
そして、その地道な努力っていうのも、いっぱい英文を読むのが向いている人もいるだろうし、映画を英語の字幕つきで見るのが性に合ってる人もいるだろうし、勉強に割ける時間も人によって違うだろうし、何がいいのかは個人差がありすぎて一概に言えないからです。私にとって効果のあった方法がその人にも向いているとは限らない。

しかし、答えに窮する一番の理由は、実は質問者のモチベーションにあります。
私の経験上、常にとはいわないまでも、この手の質問って真剣なものではないことが多い気がします。とりあえずツカミで聞いておこうというか、そんな感じ。むしろこちらへのリップサービス的な位置づけ。別に英語できなくても困るわけでもないし。
したがって、初心者の頃の勉強方法を一生懸命思い出したりして何かしらアドバイスしたとしても、まず役立てられることはない。十中八九、右から左です。そもそも最後まで聞いてすらもらえないことが多い。

要は、これは質問ではなく、「英語できていいですね~。」っていうcomplimentってことらしいんですね。それが分からなかったころは、「だったらきくなよ!!」と腹が立ったりしたものですが、まあそもそもこちらとしてもそんなに真剣に答える必要はないということだなと、近年ようやく気がつきました。
もし、多少なりとも真剣にこの質問をする人に、あえて実のある答えをするとしたら、「とにかく何でもいいからやってみること。」てことになるでしょうか。怒られますね。

あと、何でか知らないけど、日本人って文法力を軽視したがる傾向が強い気がします。受験英語(って言い方もどうかと思うけど)で苦労した反動なのか、「文法なんかできなくても通じればいいよね。」みたいな。
そりゃ確かに旅の英会話レベルだったら「ハウマッチ」とか「アイムジャパニーズ。アイラブミュージック。」とかで十分だろうし、身振り手振りでsurviveするってのもネタとして面白いだろうけど、抽象度の高い話をしたり、何より「お客様」ではなく「仲間」として受け入れられるためには、solidな文法力が不可欠じゃないかなと思っています。
そのほうが、ずっと世界が広がると思うんですけどね。まあ結局は、これもやっぱり、その人のニードがどのくらいなのかってことでしょうか。。