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Eko's スクール日記

米国ロースクールJD課程に在籍中です。こちらは旧ブログなので更新はありません。

Considerationって何だ!

2007-02-01 22:27:54 |  ロースクール準備編・その他
今日のビジネス法の授業の内容の一つはcontract契約の成立でした。

予習でテキストを読んでいて、まあ大体日本法の概念をベースにそれが英語で記述されてると考えてそう遠くないと感じたし、そもそもが私法の分野では判例の結論なんかも基本的に普通の人の常識の範囲内ですよね。だからそんなに違和感なかったのですが、そんな中でCommon Lawにおける契約の成立要件の一つconsideration(約因)は、私にとって初めて具体的に出会った新しい概念でした。
日本法にはこれにストレートに当てはまる概念はないと思います。

それで、衝撃だったのが、これで何が契約にあたるかというのが違ってくるということ。
具体的にいうと、何とアメリカ法では「贈与」は契約ではないんです!!

びーっくり。日本の民法では、双務契約と片務契約があって贈与(549条以下)は片務契約の一類型ですが、アメリカ法ではconsiderationが一方当事者にしかないからそれは契約じゃないんだそうです。
That's not a contract. That's a GIFT.って、えーっ?マジで??Giftはcontractじゃないの~???・・ないんだ。。
やっぱり、アメリカはgive and takeの文化なんだと実感しました。

そんなことも知らなかったの?ハイすみません、知りませんでした。
大学のとき一応英米法とったけど、はっきり言ってそんなの全然まじめにやらなかったし、教科書も即売っ払ったしね。
(そーいえば、大学のとき先輩が、英米法の試験の後「俺シドニー・シェルダン。」と言っていて、その心を尋ねると、「超訳。」と言ってたな。まさに「ゲームの達人」でした。)

講師はとある大企業の企業内弁護士ですが、国際的な問題を日々扱うだけに、知らない外国法が問題になることも多いそうです。
そういう時、具体的な法律を知らなくてもguessはできる。Cultureとgeneral legal knowledgeとpublic policyを理解していればね、というのがすごく印象的でした。

そういうの好きー!そういうのやりたい!早くロイヤーになってそういうことやりたーい!!
どんなにrejection letterがきても負けない。絶対どこかのロースクールにもぐりこんでやるぞ。

つのる不安・・

2007-01-26 20:17:31 |  ロースクール準備編・その他
出願した学校の一つからメールが来て、「最終的な結論はしばらくおいておくことにした。4月下旬ごろまでには、合格、wait list、不合格の連絡をします。」とありました。

不安・・。自分的には、どっちかっていうとすべり止め的な位置づけの学校だったから、余計不安。
ロースクールのadmissionでは、ほしい人とまずいらない人にそれぞれ合格通知と不合格通知をすぐに出して、残りの大部分は様子を見ながらじわじわと決定されていくので、今回のメールは、「すぐに切るほどではないがどうしてもほしいわけではない。」というのとほぼ同義。
「この調子で、もしも全部の学校が・・」などとふとよぎってしまいます。

でもこのところ見ていて思うけど、どの学校も年々LSATやGPAの数字上がっているよなあ。。はぁ。

さっそくの・・・

2006-02-08 20:13:40 |  ロースクール準備編・その他
今日,アメリカの友だちからメールが来ていて,ちょっと感動しました。
ロースクール出願のための推薦状も書いてくれた友だちなのですが,アパートについて,自分の両親の家の2階が空いているから格安の家賃でどうぞ,とのことでした。
確かに,今受かっているところのうち二つは結構都会にあって,寮がないからアパートを探さないといけないんですが,その街家賃がとっても高いんですよね。
今回話のあったところは,その街からだいたい車で1時間くらいで,正直ちょっと遠いですし,そもそもまだどこに行くと決めていないので(願わくはまだ結果の来ない5校のどれかに行きたい。),時期尚早ではあるのですが,何といってもその気持ちがとても嬉しかったです。

あー,早く結果が全部来て行くところが決まらないかなあ。