今日はちょっと遠出をして、サラソタにあるリングリング美術館に行ってきました。
何でも、リングリングというサーカスを始めた富豪が作った美術館だそうです。
美術館だけだと思っていたら、サーカスの劇場、富豪夫妻の豪邸、サーカス博物館、バラ園、庭園、等が広大な敷地の中に点在する、一日過ごせるテーマパーク規模でした。
すぐ隣にミュージカルなどやる劇場もあるし、知っていたらもっと朝早く来て色々回ったんですけど、時間切れで美術館しか見られませんでした。(といっても2時間以上いたんだけど)
リングリング夫妻は、かなりヨーロッパ趣味が強いみたいで、かつトラディショナルなテイストの持ち主とお見受けしました。
なので、20世紀絵画(印象派など)はオリジナルのコレクションにはほとんどなかったそうです。
主体はルネサンス以降のヨーロッパ絵画ですね。バロックとかも。
こんな感じで展示してあります。建物も豪華、21室くらいある常設展示室は、どの部屋も異なる趣向が凝らしてありました。(ちなみに写真撮影可です。フラッシュは不可)

しかし、最大の目玉は何といってもルーベンスのコレクションでしょう。
私は順路を逆に回ったのですが、それがかえってよかった。
まずは、お気に入りのルーベンス画。実はOsias Beert the Elderという静物画家との合作なんです。珍しいでしょ。人物がルーベンス筆、周りの花などの静物がBeert筆です。

そして、最後に待っていたのが勝手に名づけて ルーベンスの間。しかも2部屋ありました。巨大なルーベンス画が2部屋に渡り5枚展示されていて、圧巻です。あまりに素晴らしいので涙出てきました。

どれくらい大きい絵かっていうと、左下に小さく写っているのが私。

(余談ですが、アメリカ人に写真撮影を頼んでちゃんと撮られた試しがない。必ずブレます。まず傾きます。間違いなく人物は小さすぎるか大きすぎるかです。特にブレは、多分日本製みたいな精巧な精密機械の扱いに慣れてなくてギュッって力強く押しちゃうんだな。手ブレ補正も太刀打ちできません。)
特別展では、現代美術もやっててそれはそれで面白かったけど、日本版画展がサプライズで嬉しかったですね。伊東深水とか棟方志功とかあって、「あー日本帰りたいな」って、思いました。
真ん中が深水。

右側が志功。左は臼杵の石仏ですね。懐かしい・・

美術館の中庭。トロピッカルムードが漂いますね。一応ダビデ像もあります。

サラソタへは、St. PeteからSkybridgeというのを通って行きます。長ーい橋で、途中船が通れるように高くなってるんですが、これが近づいてみると思った以上に高度があって、高所恐怖症の私はかなりヒヤヒヤでした・・。きれいな眺めを楽しむ余裕もなし。ジェットコースターみたいだった。
スカイブリッジ。船が通ってます。

輝く青い海と空を貫く橋を車で走っていると、沖縄を思い出します。海は沖縄の方がずっときれいだけど。
日暮れも近づく頃、潮干狩り(多分)の人々。

ところで、美術館でじっくり絵を見ていたら、見張り?をしているおじさんが話しかけてきて、
"You look enjoying looking at beautiful pictures."
"Yes, I do."
"Well, most people don't. They don't know what they are looking at. They just see--pictures."
笑えた。確かに、短パン・ビーサンの人たち、心ここにあらずみたいにさっさか通っていくもんね。
リングリング美術館、正直言って大多数はあまり聞いたことのない人の絵ですが、あのルーベンスコレクションを見るだけでも価値はあります。
何でも、リングリングというサーカスを始めた富豪が作った美術館だそうです。
美術館だけだと思っていたら、サーカスの劇場、富豪夫妻の豪邸、サーカス博物館、バラ園、庭園、等が広大な敷地の中に点在する、一日過ごせるテーマパーク規模でした。
すぐ隣にミュージカルなどやる劇場もあるし、知っていたらもっと朝早く来て色々回ったんですけど、時間切れで美術館しか見られませんでした。(といっても2時間以上いたんだけど)
リングリング夫妻は、かなりヨーロッパ趣味が強いみたいで、かつトラディショナルなテイストの持ち主とお見受けしました。
なので、20世紀絵画(印象派など)はオリジナルのコレクションにはほとんどなかったそうです。
主体はルネサンス以降のヨーロッパ絵画ですね。バロックとかも。
こんな感じで展示してあります。建物も豪華、21室くらいある常設展示室は、どの部屋も異なる趣向が凝らしてありました。(ちなみに写真撮影可です。フラッシュは不可)

しかし、最大の目玉は何といってもルーベンスのコレクションでしょう。
私は順路を逆に回ったのですが、それがかえってよかった。
まずは、お気に入りのルーベンス画。実はOsias Beert the Elderという静物画家との合作なんです。珍しいでしょ。人物がルーベンス筆、周りの花などの静物がBeert筆です。

そして、最後に待っていたのが勝手に名づけて ルーベンスの間。しかも2部屋ありました。巨大なルーベンス画が2部屋に渡り5枚展示されていて、圧巻です。あまりに素晴らしいので涙出てきました。

どれくらい大きい絵かっていうと、左下に小さく写っているのが私。

(余談ですが、アメリカ人に写真撮影を頼んでちゃんと撮られた試しがない。必ずブレます。まず傾きます。間違いなく人物は小さすぎるか大きすぎるかです。特にブレは、多分日本製みたいな精巧な精密機械の扱いに慣れてなくてギュッって力強く押しちゃうんだな。手ブレ補正も太刀打ちできません。)
特別展では、現代美術もやっててそれはそれで面白かったけど、日本版画展がサプライズで嬉しかったですね。伊東深水とか棟方志功とかあって、「あー日本帰りたいな」って、思いました。
真ん中が深水。

右側が志功。左は臼杵の石仏ですね。懐かしい・・

美術館の中庭。トロピッカルムードが漂いますね。一応ダビデ像もあります。

サラソタへは、St. PeteからSkybridgeというのを通って行きます。長ーい橋で、途中船が通れるように高くなってるんですが、これが近づいてみると思った以上に高度があって、高所恐怖症の私はかなりヒヤヒヤでした・・。きれいな眺めを楽しむ余裕もなし。ジェットコースターみたいだった。
スカイブリッジ。船が通ってます。

輝く青い海と空を貫く橋を車で走っていると、沖縄を思い出します。海は沖縄の方がずっときれいだけど。
日暮れも近づく頃、潮干狩り(多分)の人々。

ところで、美術館でじっくり絵を見ていたら、見張り?をしているおじさんが話しかけてきて、
"You look enjoying looking at beautiful pictures."
"Yes, I do."
"Well, most people don't. They don't know what they are looking at. They just see--pictures."
笑えた。確かに、短パン・ビーサンの人たち、心ここにあらずみたいにさっさか通っていくもんね。
リングリング美術館、正直言って大多数はあまり聞いたことのない人の絵ですが、あのルーベンスコレクションを見るだけでも価値はあります。