メ-ルマガジンの第2号が届きました。以下、転載。
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大阪府の不登校対策を考える市民連絡会 Mail Magagine
URL: http://www.geocities.jp/futoko_osaka/
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2005.04.15 Vol.002 ※不定期発行※
※このメールは賛同者の方など、これまで連絡会にご連絡をいただいた方に配信して
います。配信を拒否される場合は、このメールにご返信ください。
………………………………………………………………………………
2月半ばに立ち上げた大阪府の不登校対策を考える市民連絡会ですが、いつのまに
か2カ月も経ち、大阪では桜も散ってしまいました。新年度に入り、府の不登校政策
は具体的に動き出しています……。メールマガジン第2号をお届けします。
………………………………………………………………………………
【INDEX】
●府教委との話し合い第2回 4/14
●府知事の動き
●マスコミ報道など
●今後の活動予定
●カンパのお願い
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●府教委との話し合い第2回 4/14
4月14日、府教委と第2回の話し合いをしてきました。連絡会からは大人9名、子ど
も4名、府教委からは4名(小中学校課、児童生徒支援課)が参加、約2時間にわたっ
て話し合いました。府教委側は4月に機構改変、人事異動があり、今回の参加者のう
ち2名は、新任の方でした。
・半減目標について
半減目標が当事者に大きな不安を与えたことについては、府教委側は、再度、謝罪
の意を明確にし、「誤解」を解くために府教委の見解を明示するとの話がありまし
た。具体的には、府教委のHP上に見解を掲載する予定とのお話でした。連絡会側か
ら、当事者に見解を届けるためには、記者会見など見解が広く行き渡るような方策を
検討してほしいと要望し、府教委側は「検討する」との回答でした。
連絡会側からは、半減目標が与えている影響が非常に大きいこと、本当に撤回する
ことはできないのか考えてほしいと、くりかえし伝えました。
・支援協力員制度について
前回、連絡会は以下9項目にわたる具体的要望を出しました。
(1)協力員の派遣については子どもに決定権があるようにすること。
(2)協力員の言動について、苦情や異議申し立てのできる窓口を設置すること。
(3)制度の目的を学校復帰のみとしないこと。
(4)支援のひとつとして、民間機関の情報を提供すること。
(5)以上の点を盛り込んだ利用手引きを作成し、あらかじめ当該者に渡すこと。
(6)以上の点について市町村、学校、協力員に周知徹底させること
(7)協力員への研修内容や選考基準などを開示すること。
(8)研修プログラムのなかに「当事者の声を聞く」ことを入れること。
(9)当事者からみて信頼できるスーパーバイザーを置くこと。
このうち、(1)(3)については、前回の話し合いでも「当然のこと」と明言さ
れ、今回も「あくまで子ども・保護者の希望が最優先であることを市町村教委の担当
課には周知徹底している」との回答がありました。また、「人選については慎重を期
し、市町村が責任をもって人選するように指導した」との話がありました。しかし、
その他の点については「検討中」とのことで、現時点で明確な回答はありませんでし
た。連絡会側は、とくに当事者に決定権があることを明示するためには、利用の手引
きや異議申し立ての窓口が必要と、あらためて具体化を求めました。
・個人情報保護の問題について
府の不登校対策事業では、校内に設置されるケース会議で、不登校児童生徒につい
ての「個人カルテ」が作成されるため、連絡会では個人情報保護の問題を指摘してい
ました。この点について府教委は「保護者・子どもの同意なしに、支援協力員がケー
ス会議に参加することはなく、個人情報を閲覧することもない」との見解を示しまし
た。
連絡会側からは、そもそも「カルテ」という名称で不登校の子どもについての情報
が書かれること自体に懸念の声もあること、それだけに、その扱いについて不安があ
り、なんらかの明確な規定を設けることを求めました。
・当事者の声は
府教委からは、前回、子どもたちや親の生の声を聞いて、想像以上に当事者にとっ
て深刻な現実があることを痛感したこと、2週間で112本届いた当事者の声について
は、市町村担当課に話す際にも口頭で引用して伝えたことなど、話がありました。
府教委側の見解は、前回と大きく変わるものではなく、とくに具体的な要望につい
ては、ほとんど動きはありませんでした。連絡会とは、今後も話し合いを継続してい
きたいとの見解は示しました。
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●府知事の動き
連絡会では、「不登校半減」を公約に掲げた府知事への面会を要望しております
が、現時点では「教育問題については教育委員会と話し合うべきもの」とのことで、
まったく取り合ってもらえていません。今回の府教委との話し合いでも、なんとか知
事に当事者の生の声を聞いていただきたいと要望しましたが、現在のところ、見通し
は立っていません。今後も、要望は続けていきます。
また、知事のHPでは、不登校政策について当事者から、たくさんの切実な意見が
あったことを報告していますが、「一人一人異なる事情やご意見を十分に尊重しなが
ら」「さまざまな不登校の原因を取り除き、不登校者数を減らしたいと考えていま
す」との見解を示しています(下記)。
http://www.pref.osaka.jp/j_message/teigen/file/0502.html
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●マスコミ報道など
・4/1発行の『週刊金曜日』「こんなことやってます」のコーナーに掲載されまし
た。
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/konna_pt?d=2005-04-01
・『はらっぱ』(発行:子ども情報研究センター)5月号に掲載されます。
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●今後の活動予定
・知事への面会要求
・府教委との話し合いの継続
・ひきこもり政策について、4月27日に精神保健福祉課と話し合い。
------------------------------------------------------------
●カンパのお願い
・カンパをいただいた方、ほんとうにありがとうございます!
連絡会の活動は収入源がいっさいないなか、印刷費、通信費、交通費などがかかっ
ています。現在、カンパ総額は1万2500円。支出額は3万5000円ほどとなっています。
ぜひカンパをお願いします。
・郵便振替口座 00940-6-297003
・加入者名 不登校市民連絡会
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大阪府の不登校対策を考える市民連絡会
〒537-0025 大阪市東成区中道3-14-15
TEL06-6973-5892/FAX06-6978-6626
e-mail: osaka@futoko.org URL: http://www.geocities.jp/futoko_osaka/
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※配信の停止、アドレス変更などは下記アカウントまで。
mail_magazine@futoko.org
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大阪府の不登校対策を考える市民連絡会 Mail Magagine
URL: http://www.geocities.jp/futoko_osaka/
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2005.04.15 Vol.002 ※不定期発行※
※このメールは賛同者の方など、これまで連絡会にご連絡をいただいた方に配信して
います。配信を拒否される場合は、このメールにご返信ください。
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2月半ばに立ち上げた大阪府の不登校対策を考える市民連絡会ですが、いつのまに
か2カ月も経ち、大阪では桜も散ってしまいました。新年度に入り、府の不登校政策
は具体的に動き出しています……。メールマガジン第2号をお届けします。
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【INDEX】
●府教委との話し合い第2回 4/14
●府知事の動き
●マスコミ報道など
●今後の活動予定
●カンパのお願い
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●府教委との話し合い第2回 4/14
4月14日、府教委と第2回の話し合いをしてきました。連絡会からは大人9名、子ど
も4名、府教委からは4名(小中学校課、児童生徒支援課)が参加、約2時間にわたっ
て話し合いました。府教委側は4月に機構改変、人事異動があり、今回の参加者のう
ち2名は、新任の方でした。
・半減目標について
半減目標が当事者に大きな不安を与えたことについては、府教委側は、再度、謝罪
の意を明確にし、「誤解」を解くために府教委の見解を明示するとの話がありまし
た。具体的には、府教委のHP上に見解を掲載する予定とのお話でした。連絡会側か
ら、当事者に見解を届けるためには、記者会見など見解が広く行き渡るような方策を
検討してほしいと要望し、府教委側は「検討する」との回答でした。
連絡会側からは、半減目標が与えている影響が非常に大きいこと、本当に撤回する
ことはできないのか考えてほしいと、くりかえし伝えました。
・支援協力員制度について
前回、連絡会は以下9項目にわたる具体的要望を出しました。
(1)協力員の派遣については子どもに決定権があるようにすること。
(2)協力員の言動について、苦情や異議申し立てのできる窓口を設置すること。
(3)制度の目的を学校復帰のみとしないこと。
(4)支援のひとつとして、民間機関の情報を提供すること。
(5)以上の点を盛り込んだ利用手引きを作成し、あらかじめ当該者に渡すこと。
(6)以上の点について市町村、学校、協力員に周知徹底させること
(7)協力員への研修内容や選考基準などを開示すること。
(8)研修プログラムのなかに「当事者の声を聞く」ことを入れること。
(9)当事者からみて信頼できるスーパーバイザーを置くこと。
このうち、(1)(3)については、前回の話し合いでも「当然のこと」と明言さ
れ、今回も「あくまで子ども・保護者の希望が最優先であることを市町村教委の担当
課には周知徹底している」との回答がありました。また、「人選については慎重を期
し、市町村が責任をもって人選するように指導した」との話がありました。しかし、
その他の点については「検討中」とのことで、現時点で明確な回答はありませんでし
た。連絡会側は、とくに当事者に決定権があることを明示するためには、利用の手引
きや異議申し立ての窓口が必要と、あらためて具体化を求めました。
・個人情報保護の問題について
府の不登校対策事業では、校内に設置されるケース会議で、不登校児童生徒につい
ての「個人カルテ」が作成されるため、連絡会では個人情報保護の問題を指摘してい
ました。この点について府教委は「保護者・子どもの同意なしに、支援協力員がケー
ス会議に参加することはなく、個人情報を閲覧することもない」との見解を示しまし
た。
連絡会側からは、そもそも「カルテ」という名称で不登校の子どもについての情報
が書かれること自体に懸念の声もあること、それだけに、その扱いについて不安があ
り、なんらかの明確な規定を設けることを求めました。
・当事者の声は
府教委からは、前回、子どもたちや親の生の声を聞いて、想像以上に当事者にとっ
て深刻な現実があることを痛感したこと、2週間で112本届いた当事者の声について
は、市町村担当課に話す際にも口頭で引用して伝えたことなど、話がありました。
府教委側の見解は、前回と大きく変わるものではなく、とくに具体的な要望につい
ては、ほとんど動きはありませんでした。連絡会とは、今後も話し合いを継続してい
きたいとの見解は示しました。
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●府知事の動き
連絡会では、「不登校半減」を公約に掲げた府知事への面会を要望しております
が、現時点では「教育問題については教育委員会と話し合うべきもの」とのことで、
まったく取り合ってもらえていません。今回の府教委との話し合いでも、なんとか知
事に当事者の生の声を聞いていただきたいと要望しましたが、現在のところ、見通し
は立っていません。今後も、要望は続けていきます。
また、知事のHPでは、不登校政策について当事者から、たくさんの切実な意見が
あったことを報告していますが、「一人一人異なる事情やご意見を十分に尊重しなが
ら」「さまざまな不登校の原因を取り除き、不登校者数を減らしたいと考えていま
す」との見解を示しています(下記)。
http://www.pref.osaka.jp/j_message/teigen/file/0502.html
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●マスコミ報道など
・4/1発行の『週刊金曜日』「こんなことやってます」のコーナーに掲載されまし
た。
http://www.kinyobi.co.jp/KTools/konna_pt?d=2005-04-01
・『はらっぱ』(発行:子ども情報研究センター)5月号に掲載されます。
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●今後の活動予定
・知事への面会要求
・府教委との話し合いの継続
・ひきこもり政策について、4月27日に精神保健福祉課と話し合い。
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●カンパのお願い
・カンパをいただいた方、ほんとうにありがとうございます!
連絡会の活動は収入源がいっさいないなか、印刷費、通信費、交通費などがかかっ
ています。現在、カンパ総額は1万2500円。支出額は3万5000円ほどとなっています。
ぜひカンパをお願いします。
・郵便振替口座 00940-6-297003
・加入者名 不登校市民連絡会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
大阪府の不登校対策を考える市民連絡会
〒537-0025 大阪市東成区中道3-14-15
TEL06-6973-5892/FAX06-6978-6626
e-mail: osaka@futoko.org URL: http://www.geocities.jp/futoko_osaka/
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