物欲大王

忘れないために。

長嶺超輝「裁判官の爆笑お言葉集」

2007年06月10日 23時30分08秒 | 読書、書評
裁判官の爆笑お言葉集

幻冬舎

このアイテムの詳細を見る


 裁判官も人間である。
被告に判決文を伝えるのが仕事だが「ひとこと言っておきたい」時もあるようだ。
そんな裁判官が発しためずらしい「一言」を集めた本書。
宣伝文句は「笑える本」とあったが、私は裁判官の声を借りた自己啓発本の様な気がする。
たしかにウィットにとんだ発言はあったが、ほとんどが「良い話」なのである。
裁きを受ける被告同様に姿勢を正して読んでいたい本だった気がする。
だが、けっして「まじめな本」ではないのであしからず。
3~4時間で読めるし、将来始まる裁判員制度の予備知識としてビールを飲みながらでも良いだろう。
評価5★★★★★(5段階)
※因みに著者は俺と同じ昭和50年生まれ。少し凹んだ。なにやってんだろう?俺。