とうとう8009レの最後を迎えた。
この日朝から雨が落ちていて最初は涙雨演出でコンテを頭に描くも
その後曇りで先ずは1度変更。そしてさらに回復して陽が差してくるとまたもや変更。
さらに現地へ行ってテストシュート中にあった陽射しは通過直前に雲の中に消え・・・
8009レが胸に焼き付けてるであろう沿線風景を大きく取り入れ、走行感を出す流し撮りを20㎜にて。
ビビリな電関人はラストショットの失敗を恐れて1/50sec.を採用したが思ったほど流れずに歩留まりも悪く
想定一コマ前を採用、ややトリミングあり。
歩道専用跨線橋に集まった可愛いギャラリーに助手席の乗務員が手を振って、この先辺りが暗くなる頃
8009レは宙へ帰り一つの星に戻っていった。
2016年3月19日 東北本線 赤羽~浦和 EF510510号機 8009レ最終列車
かつて工事のために貨物線を経由したカシオペア。
これもまた懐かしい一コマとなった。
2011年3月6日 う8010レ
2011年3月6日 う8009レ
奇しくも、未だ急客機として君臨する514号機と510号機のコンビであった。
東北貨物線 川口(信)~浦和
少し前、地元の複々々線で行き交う列車を超望遠で狙ってよく遊んだ。
いろんな形式の列車がひきも切らずに通過するのを圧縮空間で捉えるのは面白い。
そう遠くない将来、
此処を通過するのはステンレスで覆われた味気の無い列車ばかりになるのだろう。
2009年10月撮影
電関人は、この銀色のカシオペアをブルトレとは異質のものとしてとらえる。
乗車経験が無いので確実な差を定義できないけれど、
日本の自然に溶け込むというよりは、どちらかというと現代的な、アーバン(都会的な)イメージ。
本当は都会のネオンの夜景バックとかを狙ってみたいけど、
明るいうちに下って、明るくなって上ってくるのが難点である。
残り少ない対峙の中でその辺を表現してみたい。
2015年9月22日 8010レ
彼の列車が通わなくなって1週間。
最後の数往復は地元での想い出づくり。
人道跨線橋からの流し撮りで見送る8008レ。
この日、隣で爺孫が一組列車に手を振り見送ると・・・
機関士も手を振り返す。
美しく想い出へと昇華されるひと時。
2015年8月19日 8008レ北斗星 東北本線 浦和~赤羽