あと1か月

2022年11月30日 | 短歌
コロナの感染者が増えつつあるというのに、人々はまるで自然免疫を得てなにもおそれるものはないかのように、いきいきと生きている

ー年を生きてきた。コロナに感染することもなく、命の危険も感じることなしに
ただそれだけであったら、つまらない一年であったかもしれない

ボウリングに関していえば、頭で学ぶのではなく身体に学ばせようと、努力した一年であったかもしれない
三人のチーム7つが12週かけて戦うリーグ戦で、優勝したチームの一員であれたことは、その努力の成果のようにも思えた

オカリナに関しては、ただ吹いて楽しむだけでなく、人前で吹くことを強いられ始めた一年であった
最初はおそるおそるであったが、次第に下手ながらも吹き終わったあとのホッとした感じが悪くないので、合奏者にまぎれ込むかたちではあるが、何回か人前に立ってしまった。これも自分なりの進化と考えてしまおう

今年もあとひと月。大みそかには、まあまあいい一年だったとふり返ることができるかもしれない

◇ あと1か月 ◇
一年をどうふり返るのか
大みそかまでのひと月
前みてすすまん


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中くらい

2022年11月25日 | 短歌
正月のめでたさも、おらにとっては中くらいかな
小林一茶は俳句を使って、そう述べている

サッカーワールドカップの日本初戦で、強豪のドイツを下したとあって、日本中大喜び、テレビでは大騒ぎてある

それは日本人の一人として、嬉しいとは思う
でもその嬉しさも、ふだんサッカーなどに関心のない自分にとっては・・・、
一茶が思ったように、中くらいかな!

◇ 中くらい ◇
サッカーでドイツに勝ちし
嬉しさも 中くらいかな
一茶のごとく



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ある閉店

2022年11月20日 | 短歌
いつも寄りそってくれた人が、突然いなくなってしまったら、それはさびしいことだろう

それが、店の明かりであったとしても、長年なれ親しんだものがなくなってしまったら、周辺の光景は寂しくなるのにちがいない

わが住まいの、駐車場一つ隔てたとなりに、二十四時間営業のコンビニがある
そのコンビニがあったことも、いまの住家を選ぶ条件の一つであったような気がする
住み始めてからは、カーテンを引くと窓ごしに、朝イチであれ真夜中であれ、いつもそのコンビニの明かりが目に飛びこんでくる
そのことが、一人暮らしの身には癒やしにもなっていたと思う

ニ、三日まえ、そのコンビニの前を通りかかると、入口わきの一枚のはり紙が目にとまった。今月いっぱいで閉店する、とあった

いつのまにか、小さな商店が一軒また一軒と、この通りから消えてゆく流れでもあろう
二十四時間の、そのコンビニのこうこうとした照明がなくなってしまえば、また寂しさの増す街になる

◇ ある閉店 ◇
おでん買うこともならずよ
寂しさの増す街となる
コンビニなきあと

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四十九日後

2022年11月15日 | 短歌
配偶者の四十九日を終えたと、友人からメールがあった

その日まで家族と共にあったお骨は、この日を限りに墓の下で眠ることになる
家族はなにかホッとすると同時に、いままでとは別の寂しさを味わうことにもなろう

故人はこの世での役目を完全に終えて、この日からは無数の霊魂たちが暮らすあの世での新生活に入るのであろう

その霊魂もたまにはこの世に戻って来て、この世の人たちとの交流を楽しみたい、またこの世に残された者も一年に一度くらいは霊魂になった故人をお迎えしたい、両者の思いを叶えるため古人のあみ出したのが、お盆という行事なのであろう

この世に残された者は、この世での生活を楽しく暮らすことこそが、日常における故人への供養にもなろう
メソメソされたりしたら、霊魂の方も気になって、あの世で平穏な生活が送れまい
残された者が楽しく暮らすことは、あの世に行ってしまった者への思いやりともいえよう

◇ 四十九日後 ◇
かまえずに 笑って暮らすが
故人への 思いやりにも
四十九日後

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コロナの動向

2022年11月10日 | 短歌
日本では、物価が急上昇を始めて、その反動のようにキシダ内閣の人気が発足いらい最低と報じられている

世界では、欲しがるのにこと欠いて一国を強奪しょうとする男のために、ほとんどあらゆる国が混乱の渦に巻き込まれている

テレビでも新聞でも、すっかり影の薄くなってしまったコロナくんだが、ここにきて頑張り魂を発揮しようとしている

感染者の数が増えつつあるのだ。第8波などという声も聞こえてくる

5回目のワクチンの通知が来ている。早めに打ちに行くことにしよう

◇ コロナの動向 ◇
内外のニュースに隠れた
コロナ記事
本流となるか 勢い増しつつ


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