修業者

2021年11月30日 | 短歌
禅には、悟りの境地というものがある
禅坊主たちは悟りを目指して日夜励むのである

悟りについては万巻の書が存在するだろう
だがその全てを読み切ったとしても、悟りは得られるものではない
座禅という行為をとおして、幸運なごく少数の修行者がその境地に達するのである

健康のためにボウリングを始めてから、五、六年になる
十冊ちかい入門書を読んでいろいろ実践してみたが、一向に成績はのびないのであった

◇ 投げる ◇
なにゆえか 成績伸びないボウリング
飽きず投げおり
体づくりと

(次回に続く)



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前進の弁

2021年11月25日 | 短歌
ただ言葉を連ねただけの
三十一文字(みそひともじ)ではつまらない

自分なりの発見、感動を伝えられたらと思う
事実ではなく真実を、とも思う

言うは易く行うは難し、である。そうなり得ていないことが、多いであろう

読者諸賢に反省と感謝をこめて、なぜこの日になったのかは分からぬが
とりあえず、ここでブレーキではなくアクセルを踏み込んでの前進の弁である

◇ 前進の弁 ◇
時として反省もする
前進のためのアクセル
踏み込みながら




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立憲民主党さんへ

2021年11月20日 | 短歌
立憲民主党は選挙に負けてしまった。自民党に勝とうとして、共産党と組んで戦ったからである

わが党は日本をこういう国にしたい。そのためにはこういう政策を実施したいので、票を下さいというのが政党の原点であり、命であろう
命である国のありかた、そのための政策をひんまげて、共産党と手を組んだので、元々の支持者があきれてしまった
投票用紙に信頼できそうな個人名は書いてくれたが、政党名は書いてくれなかったのである

立憲民主党は、世の中をどうしたいのか。どんな社会をめざすのか
したたかな世界各国とどう付き合っていくのか
そもそも立憲民主党とは何者なのか
その辺がしっかりしてないと、国民は安心してその政党を支持できない

票がほしいからと、根本の理念を曲げてしまう。そんな思考形態から脱却しないかぎり自民党を超える野党にはなりえない

◇ 票のゆくえ ◇
票ゆえに
根本を曲げ 共産と手をくみ
結果は散々 立憲

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寂聴さん逝く

2021年11月15日 | 短歌
瀬戸内寂聴さんが逝かれた。九十九歳

もの心ついていらい、本と生きてきた
女性の書き手からも多くの示唆と影響を受けてきたと思う。寂聴さんもその一人であったろう

寂聴さんの作品から、女性の生と性を知り
その源氏物語現代語訳によって、やっと膨大な作品の全貌を知りえた自分である

文化勲章をもらうまでに登り詰めた感のある寂聴さんだったが
出家まえ、文名の上がり始めたころ、自身の作品が文学全集にまだ入らないと言って嘆かれていた記事を思い出す

毀誉褒貶(きよほうへん)の波を乗り越えてきた人でもあった

◇ 寂聴さん ◇
雷にうたるるごとく
男女のことは
避けようなしと 寂聴言えり

(自歌自解)男と女の間には、理性や常識で説明できないようなことが起きる。いきなり落ちてくる雷にうたれるようなもので、避けようがない。寂聴さんはそう言われた。

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変わりゆく

2021年11月10日 | 短歌
ずいぶんでっかいクルマに乗っていたこともあったが
いまは軽の中でも小柄な軽自動車である
これでじゅうぶんだと思って満足している

クルマは新車で買わなきゃ、と思ってそうしてきたが
今のは中古で買って、その1回目の車検が終わったところだ
ふつうに走ってくれているので、何らの不満もない

こんなふうにクルマへの対応ひとつとってみても
ひとは変わってゆく

◇ 変わりゆく ◇
歳を重ね 変わりゆくのは
身めぐりのあれこれ それに
おのがこころぞ

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