カード三枚

2023年07月30日 | 短歌
◇ カード三枚 ◇
得すると言われ
スマホの会社変え
増えてしまった カード三枚

スマホの会社を変えた。月々の支払い額が少し安くなる

そのかわり、カードを三枚作らされた
銀行カード、クレジットカード、ポイントカードの三枚。このうちニ枚のカードを使って月々のスマホ料金を支払うようにすると少しづつポイントが付き、もう一枚のカードにはもうすでに今回の手続きのお礼だというかなりのポイントが入っていた。こんごも使い方でポイントが少しづつたまっていくようだ

カードが三枚増えたことをもって管理が大変になったと考えるか、頭の体操になるしポイント増の楽しみにもなると考えるか、その人次第であろう
まずは月々の支払いは、安くすることができた







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もうムリ、玉子

2023年07月25日 | 短歌
◇ もうムリ、玉子 ◇
永遠にもう
優等生には戻れない
物価以上に 値あがる玉子

諸物価高騰の折だが、物価の優等生と言われた玉子の値上がりが半端でない

コロナが人類を襲ったように、いま世界中で鳥インフルエンザがニワトリを襲っていて、そのウィルスが変容しながら毎年ニワトリを襲い続けることになりそうだという。そのたびに養鶏業者は飼っているニワトリを殺処分しなければならない

世界的に穀物不足でニワトリの飼料が高騰しているのも、玉子が高くなる原因だ

品質が良くて美味しい日本の玉子が海外で人気なのだという。高く売れるから業者は輸出に力を入れるという。となれば国内の販売量はますます少なくなる道理である

ああ、玉子が安くなる要素はどこにもないではないか
物価の優等生への返り咲きは、もうムリとしか思えない

うなぎがめったに食べられないご馳走になったように、玉子もおめでたい日にしか食べられない食材になったりするのであろうか


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夏ばて

2023年07月20日 | 短歌
◇ 夏ばて ◇
気がつけばついに
暑さにやられけり
つけっぱなしの 冷房ゆえに

避けようのない熱気と冷房のきいた空間を出入りしていて体調を崩してしまうということがある
現代人の夏ばての一態様といってよかろう

その日は35℃越えの猛暑。早朝から勤務先、電車、観劇施設、電車、遅めのランチ会場、また勤務先と、熱気・冷気の間を行き来した
夜は翌朝までクーラーかけっぱなしのモードに

その結果は・・・、ダウン寸前である
朝、セキがでて目が覚めた。ノドが痛い。声も変だ。やられた!と思った

さいわい熱はない。いちおう早朝の勤務をこなし、医院に飛び込んだ

その日は一日おとなしく過ごしてことなきを得たが、まだ暑さのつづくおり、油断は禁物である

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肉まん難民

2023年07月15日 | 短歌
◇ 肉まん 朝食 ◇
早朝の 朝食として
ちょうどいい 大きさだった
スーパーの 肉まん

◇ 肉まん難民 ◇
材料の高騰ゆえか
気に入りの 肉まん消えて
こころは難民

肉まん難民になってしまった
ニ、三ヵ月前の値上げラッシュのおり、お気に入りの大きさだった4こ入りの肉まんが近所のスーパーから姿を消してしまった
しばらくすると、別のスーパーで別のパンメーカーが6こ入りで売っているとの情報が入ってきた
だがそれもつい先日から見かけないようになった。店員は季節商品だからなどと言っているが・・・

早朝の仕事に出かけるまえ、肉まんは朝食メニューの一端を担ってくれていた
大きすぎても小さすぎてもダメ。適度な大きさのものでないと、朝いちの胃は違和感を感じてしまうのである
原材料の高騰ゆえに同じ値段での提供が難しくなったのであろう、お気に入りの肉まんはどのスーパーにもない
あるメーカーのホームページには8月に入ったら別形態の商品を予定しているとある
なんらかの形で値上げされて姿を現わすのだろう

肉まん難民の悲哀も、もう少しのしんぼうなのか


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プラ製オカリナ

2023年07月10日 | 短歌
◇ プラ製オカリナ ◇
オカリナに 名器はあるのか
ときおりは 取りだして吹く
プラ製オカリナ

オカリナの吹き手として、地域のオカリナファンに名の知られている人がいる。温和でスマートな老人である

その人の用いているオカリナはプラスチック製だという話を聞いた。信じられぬ思いであった
プラ製オカリナは入門用として、初心者が最初に手にする安価なものである

手づくりの陶製であってこそ、オカリナはあのやわらかくて深い音色が出るのであろうし、それゆえに数万円という値でも吹き手は納得して求めるのではないか

コンクリートの床の野外音楽堂でのできごとであった
老名手が手をすべらしてオカリナを床に落としてしまうという事件が発生した
カランコロンという乾いた音を立てて、オカリナはころがり、あわてた老人が腰をかがめてそれを追った。瞬時のことであった

いい音色は材料によるものではないと思い知らされたときの感動が、あのシーンとともによみがえる

日常づかいのものとして陶製のオカリナを持つようになったが、ときおり最初に買ったプラスチック製のオカリナを取り出して吹いてみることがある

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