猟奇的事件

2017年10月31日 | 短歌
◇ 猟奇的事件 ◇
猟奇的事件 また起き
九人の遺体の一部と
暮らしていたとぞ

◇ この世 ◇
人格の 壊れた人が
何気なく 紛れ住む世に
我らは 暮らせり

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木枯らし一号

2017年10月30日 | 短歌
◇ 木枯らし一号 ◇
着実に 季節深まり
木枯らしの一号吹きて
マスク 目立つも

◇ 山中の宿 ◇
山中の 予定の宿に
雪降るが 心配なれど
酒は うまからん

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お椀

2017年10月29日 | 短歌
◇ お椀 1◇
みそ汁は
瀬戸物茶碗を 用いたるを
塗り物椀で いただくことに

◇ お椀 2◇
みそ汁は やはりお椀と
改めて思えり
中身を 味わいしのち

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また台風

2017年10月28日 | 短歌
◇ また台風 ◇
大型の台風去って 旅にゆき
また台風来て
旅に出る 秋

◇ ツイてる ◇
くじ運の悪き自分の
奇跡ともいうべき
降られぬ いくつかの旅

◇ 戦慄 ◇
無理をして 取った休暇の
インド旅
台風来ずに 職場に席あり



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次の旅

2017年10月27日 | 短歌
◇ 次の旅 ◇
蕉翁の如く
思いは 次の旅
今年は最後の 群馬のいで湯

◇ わが旅 ◇
わが旅は
少しも 哀愁ともなわず
いつもツアーか なじみの友と

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