別の怖さ

2022年07月05日 | 短歌
のど元過ぎれば熱さ忘れる
まさにのど元を過ぎたコロナは もはや主役の座を譲ってトップニュースになることはない
だがオミクロン株の感染者はどんどん増えているのである

たしかに死者や重症者はそんなには増えてはいない。ベット数にも余裕がある。医療のひっ迫の話も聞こえてこない
だからオミクロン株を甘くみて、世の中は少し浮かれている

ひとり暮らしをしていると、体が動かなくなったりボケたりすることが、いちばん困ると思うしいちばん怖い
NHKでみたオミクロン株の後遺症というのは、そんな症例のオンパレードでなのであった

箸を持ったり、鉛筆を持ったりすることができない。立ち上がることができない。お尻を拭くこともできない・・・
後遺症としてこんな運動機能の障害を背負ってしまったら、一日たりともひとりで生活していくことなど、できないではないか

文字であることは認識できるが、何が書かれているかが分からない。こんな認知機能の障害だと、本を読むことなど夢のまた夢であるが、それ以上に生活に支障がでる
例えばポスターや回覧、商品説明の内容がわからなければ生活に不便であろう。道路標識の文字が読めないということになれば、クルマの運転はあきらめた方がいい。そもそも文字が読めないで、今までの仕事が続けられるのか・・・

感染者が圧倒的にに多いオミクロン株には、こんごこうした後遺症に悩まされる人が増えるだろうという

ひとり暮らしの自分はその仲間になることをぜったいに避けなければならぬ

とはいうものの、仙人のように山の奥、雲の上で暮らしているわけではないしなぁ・・・

◇ 別の怖さ ◇
そうなれば なるしかなしと
凡人は
中途半端に 生きてゆくなり

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