凧師のひとり言

江戸角凧に魅せられて40数年。東京生まれ!江戸っ子? 実は三代続いていないので「東京っ子」かな? 千葉県九十九里に在住。

フランス人が工房訪問 ★折り染め角凧作り★

2016年02月06日 | 凧の制作

凧を作ってみたいと、

フランス人二人が工房を訪問。

一人はパリ在住

もう一人は日本に長く住んでいて、現在江戸川区平井に在住。

ワークショップで折り染め角凧を作ってもらう。

折り染めとは、折りたたんだ布や和紙に染料を染み込ませて、

絞って模様を作る、しぼり染めの一種、日本の伝統的な染め方だ。

まずは、小さい和紙を折って、染めて見る・・・。

洋服を汚さないように、使い捨てビニールエプロンとゴム手袋をつけていただき・・・

色は三色 青 黄色 ピンク

 

初めての「折り染め」・・・

うまくできました。

丸いパターンを染めてみたい・・・

と言うので、二人とも 楽しく出来た。

 

さて、いよいよ 本番の和紙を染める・・・。

和紙を細かく 折って・・・

染料を染み込ませて・・・・

新聞紙に挟んで ギュー と手で押して 無駄な染料をしぼる

そしたら 別の色を染み込ませて、またしぼる。

本番は 黒(墨汁)も 使ってみる。

色は 明るい色から入れて行き・・・最後に 黒・・・。

しっかり色が入ったら そっと開いてみる。

染料が乾いて、出来上がった折り初め和紙で、角凧を作る・・・・・

ボンドで竹骨を貼る。

折り方の違いで、二人とも模様が違う・・・。

同じ色を使ったのに・・・全く別のデザイン。

・・・ここが 折り染めの面白いところ・・・・

 

 

骨が貼り終わったら・・・補強紙を貼って・・・

反り糸 と 糸目・・・を付けて・・・

最後は しっぽ。

日本伝統の『染め』と

伝統の凧作りを 楽しんでいただいた。

残念ながら、外は強風が吹き荒れていて、凧揚げはできませんでした・・・。

この凧には かなり強すぎる 『風』 でした・・・。

 

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